雲竜渓谷


- GPS
- 05:09
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 945m
- 下り
- 944m
コースタイム
天候 | 快晴 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車場は5-6台で一杯になり、それ以外は路駐になる。到着時は先客1台のみだったが、その後続々到着していた。 ・到着時(5:27)の気温マイナス8℃、出発時(11:18)の気温マイナス1℃。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は途中から圧雪と凍結が見られる。行きの登りは滑り止めがなくても歩けたが、阿けりの下りは滑り止めがあったほうがいい。雲竜渓谷内は今のところ沢のブリッジが発達しておらず、渡渉を繰り返さないと奥まで行けない。渡渉時は沢に落ちないよう注意。また、渓谷内は氷の上を歩くところが多く、チェーンスパイクでは心許ない部分が多かった。林道歩きはチェーンスパイクで十分だが、渓谷に入ったらアイゼンに履き替えたほうが無難。 |
写真
感想
ゲート前駐車場には5:27に到着。外気温はマイナス8℃。外で準備しているとかなり寒い。ただ早い時間に到着できたので、駐車スペースには余裕があり、ゲート前に無事場所を確保できた。到着が遅れると軒並み路駐になるので、それを回避できたのは何より。5:50に出発。当然まだ真っ暗なので2人ともヘッドライト点灯して歩く。最初は林道歩き。ヘアピンカーブをこなして標高を上げていく。歩き始めは寒くてたまらなかったが、10分も歩くと体が温まってきた。そして林道のアスファルト上に圧雪と氷が見られるようになってきた。暗くて路面状況が分からないが、下手に氷に乗って滑らないよう注意して進む。6時を回ると東の空が明るくなり始め、更に時間が経つと赤く焼け始めた。進む方向には山並みが見え、そちらも徐々に赤く染まり始めていた。天気はかなり良さそう。展望台を過ぎると、樹林越しにモルゲンロートの時間となった。樹木の間からしか眺望はないが、久々にしびれる美しさだった。
雲竜渓谷は5年ぶりの訪問のため、ルートはほぼ記憶になかったが、明るくなってあたりが見え始めると、見覚えのある地形も出てきた。林道の途中で河原に下り渡渉を繰り返して進む。以前も来た記憶はあるが、こんなに渡渉を繰り返した記憶はないし、何より渡渉箇所を探した記憶もなかった。よって安全のため、早々にチェーンスパイクを装着した。これがないと川岸が凍っていたので、渡渉はかなり難しかったと思う。氷柱は既にできあがっていて、なかなか楽しい景観が広がっていた。砂防堰堤で行き止まりになっていたので途中で斜面を上がると、見覚えのある階段が見えた。ここで今日初めての小休止。階段は例によって雪に埋まっていて、ほぼスロープになっているため、慎重に下らないと滑落しそうだった。落ちてもすぐ止まるので大事には至らないだろうが。休憩中、ここで2人とも持参したヘルメットをかぶる。
ここから先はお待ちかねの区間。出発から約2時間かかり日は既に高く、気温も上昇しているように感じられた。ここから先氷瀑が各所に見られたが、近付くにはやはり何度も渡渉が必要だった。最初はカーテンのような幅広い氷瀑。凍結の具合は良さそうだったが、既に日射のため水がポタポタ落ちていた。更に進むと氷の神殿のような景観が広がる。これを見に来た。これが見たかった。氷柱が小さかったらいまいちなのだが、思った以上によく太っていたように思う。ただ渡渉が難しく、滝の裏に回れる箇所を探すのに少し難儀した。難儀するついでに最奥まで進む。ここも以前と比べると、氷瀑の発達がいまいちのように感じられた。ただ訪問時期が以前と比べて早いため、この時期ではこの程度なのかもしれない。
Zさんはここが初めてなので、感動しているようだった。5年ぶりの自分も久々の景観にやはり感動した。ここのところ冬はスキーばかりだったが、たまには氷瀑を見に来るのも悪くない。渡渉箇所を無事見つけて滝の裏まで回る。ここは大小の氷柱が地面を埋め尽くしていて、歩く時うっかりするとつるっと滑るので注意が必要だった。滝の裏に回り空を見上げる。今日は風もなく青空。無風快晴の天気。誇張でなく雲一つない。写真を2人ともあちこちで撮る。氷柱の出来はもう少し遅い時期のほうが良いかもしれないが、今日の快晴の天気はなかなか得難いだろうと思う。あちこち移動して見物するのに疲れたら、滝がよく見えるあたりに座って大休止。天気が良く風がないので、座って休憩していても寒さはほとんど感じなかった。今日は行動開始からグローブの換装以外はウェアはずっと着たきりだった。天気が良過ぎるのか、日当たりの良いところからはつららがガシャガシャ音を立てて落下していて、歩いてる時に後ろから大音量がすると、かなり驚くことがあった。念のためヘルメットをかぶっていたが、大きなつらら落下でもした場合は、あまり役に立たないだろう。
休憩もほどほどにして帰ることに。カーテンのような滝は、来た時よりもさらに水が落ちるようになっていたと思うが、太陽の当たり方が素晴らしく、写真を何枚も撮りながら進むことに。当然なかなか先には進めなかった。今日は朝早い時間にここを訪問した人は少なく、我々含めて5名と数えられるほどだった。ここの訪問はやはり平日の早朝に限ると思った。渓谷から抜け行きのスロープになった階段を上がる。ここでヘルメットを脱いでザックにしまう。チェーンスパイクは当面そのまま。あとは駐車場まで消化試合的に歩いて帰るのみ。渓谷内ではハイカーは少なかったが、帰りに林道を歩き始めると続々と渓谷に向かう人達とすれ違うように。トータルで20名ほどは見たか。平日でも遅い時間になれは上がってくる人が多いようだった。早めの行動で良かった、と思わずにはいられなかった。帰りもヘアピンカーブをいくつもこなし、駐車場の少し前でチェーンスパイクを外し、10:54に駐車場に到着。出発時5台程度だったクルマは、路駐含めてだいぶ増えていたし、これから歩いて行く人も見られた。やはりこの時期人気の場所なのだと思った。
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