ダイヤモンドダストが舞う佐幌岳(狩勝峠から桜山経由)


- GPS
- 05:16
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 715m
- 下り
- 703m
コースタイム
天候 | 晴れ☀のち雪⛇ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは国道38号を利用して落合経由の富良野入り。そこから道道135号→国道452号→道道116号を経由して三笠へ移動。あとは三笠ICから道央道を利用して帰札しています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線は雪庇が発達しています。規模の大きなところは少ないですが、皆様お気をつけください。 |
その他周辺情報 | 落合の町に、道の駅、セコマがあります。他にお客さんがいなかったので入りました。温泉は回避しています。 |
写真
装備
個人装備 |
アウター(厚)
フリース
長袖インナー
ドライナミックメッシュ
ズボン
タイツ
厚手靴下
グローブ(冬)
アウター手袋
予備手袋
雨具(下のみ)
バラクラバ
毛帽子
薄手ダウンジャケット
登山靴(冬)
ゲイター(厚)
サングラスorゴーグル
タオル
高度計付き腕時計
ザック
軽アイゼン
スノシュー
サーモス(0.9リットル)
昼ご飯(おにぎり・パン・カップ麺)
行動食(チョコ・塩キャラメル・柿ピー・エネチャージ系等)
飲料(1リットルペット)
カメラ(SDカード)
地形図
筆記用具
コンパス
温度計
笛
スマホ(GPS)
ヘッドランプ
予備電池
ホッカイロ
ビニール袋数枚
ココヘリ
替Tシャツ
携帯トイレ
ティッシュ3つ
ウェットティッシュ1つ
ツェルト
キネシオロジーテープ
痛み止め
コムレケア
日焼け止め
保険証
JRO登録証
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感想
【お山紹介】
今回は佐幌岳。日高山脈最北の山塊を形成しています。標高はそんなに高くなくて1,059.6m。北海道百名山の一つですね。東側にはサホロリゾートがあって、とっても雪質のいいスキー場です。
そこそこ登られてはいますが、登山口の狩勝峠自体が遠いのであまり人気のあるお山ではないと思います。私の他には3名の1パーティー(と思う)と、北海道警察パトロールの3名でした。
稜線をずっと歩くため、個人的には好きな山ですね。天気が良ければ十勝連邦、裏大雪などが見えるそうで、なかなか気持ちのいいルートです。
【地質】
地質図Naviによれば新第三紀中新世の花崗岩とあります。日高山脈の東側によく見られますね。花崗岩は御影石としてお墓の石によく使われているものなので、近くに採石場とかあるのかな?
↓地質図Navi
https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php#13,43.17124,142.77350
【山行】
今回はストレス発散でお山へ行きたくて、前日天気予報とにらめっこ。道東で午前中なら天気がもちそう、とのことで佐幌岳をチョイス。3時半に起きて行ってきました。いやぁ、午前中は気持ちよかった!
現地には6時40分に到着。-13℃の中、指がかじかんで準備ができないため、車中で概ね準備。やりにくいけど仕方ない。準備を整え、ビシッと凍った空気に、気合が入る。
今日は一番のりでしたね。今季お初のスノシューで、いきなりラッセルが地味にウレシイ。
少し高度を上げるとお日様登場。今季お初のご来光にこれまたウレシイ。さらに高度を上げて十勝平野方面を見ると、今度はダイヤモンドダストが出現!気温が低かったので、”もしかしたら”と思っていました。しばし足を止めてレリーズモードに。
昨日の雪がかなり風を伴っていたんですかね。雪庇が大きく発達し、吹き溜まりも大きかったです。トレースも9割方消えてて、とても歩きにくかった。でも自分でルート決められるのは楽しいよね。
途中、雪の結晶やシュカブラが見られて、ダイヤモンドダストもしばらく見えている状況にまたまたレリーズモード。
何度か踏み抜きながらも順調に高度を上げ、842m峰登頂。ここを抜けると949m峰(桜山)、佐幌岳がおはよう。朝日に照らされ、ここでもレリーズ。今日は何枚撮った?
一旦コルへ高度を落とし、949m峰(桜山)への登りに入る。ここが一番きつかったですね。傾斜はそれほどでもないですが、ファーストトレースだったせいかなぁ。ヒーコラモードでした。
なんとか登り切って、祝、949m峰(桜山)登頂〜。気が付くと天候が下り坂で高層雲が登場。天気が午後から一層悪くなる予報なので、また若干遅れ気味でもあり、すぐに佐幌岳へ向かう。
一気に高度を落とし、標高930m位の尾根に登り切ると山頂へのビクトリーロードが目に入ってきた。
先行者(うさぎ)の足跡につられて歩いていると、いつのまにかハイマツ帯に突入し、踏み抜き連発。いやぁ、体重違いすぎ(笑)。
その後順調に高度を上げていき、避難小屋到着。雪で埋もれてますね。休憩は山頂ですることにして、先を進みます。んで、ここからはあっという間に、祝、佐幌岳登頂〜!。到着時はガッスガスでしたが、エネチャージしながら天気回復待ち。つぶあんと苺クリームのどら焼き、まいう〜。でも口の中の水分が奪われ、喉詰まり💦。
そうしていると歩いてきた稜線が見えてきました。自分のトレースも見えて満足満足。レリーズもお腹いっぱいになり下山開始。次は夏に来るね。
下山はもふもふパウダーを飛び跳ねるように下りていく。気持ち良すぎ〜。今季初のシリボーもやりましたが、雪が柔らかすぎて20mがやっと。今時期ロングはまだ無理だよね。
949m峰(桜山)へヒーコラモードで登り返し、あとは淡々と下ってきました。途中、北海道警察のパトロール3名と出会い、道警BC遭難防止ティッシュペーパーもらいました。しばらくお守りで持ち歩きたいと思います。あっ!長女からもらったお守り忘れた!
残り順調に下っていき、無事の下山となりました。ダイヤモンドダストも見れたし、膝の調子も良かったし、満足山行でした。
今年の北海道はそこそこ雪が多いので、色々なお山でラッセルが楽しめそうです。膝も調子がいいし、次はどこへ行こうかな〜。
コメント
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ビシッと凍った空気が伝わります。霧氷にダイアモンドダストにと綺麗な写真ばかりに癒されました〜( *´艸`)
軽くなりたいのくだり吹き出しましたよ〜。笑
私は、なかなかお山に行けそうにもないので、yo-shaさんの投稿を見て楽しませてもらっています♪いつもありがとうございます〜(^^)/
sayacaさん、こんばんは〜。お返事が遅くなってすみません。先ほど帰宅しました。
-13℃は流石に”ピシッ”ときますね。この空気感が冬山を楽しくさせてくれているのも事実です
ダイヤモンドダストの写真、トリミングもしちゃいました。露出もイマイチであれが私の腕の限界です。どうすればもっとキレイに撮れるか研究せねば...
”軽くなりたい”気が付いてくれましたか!(嬉)。前の写真からの切実な訴えです。10kgは落としたいですが、宅飲み🍺がぁ〜。
今の東京近郊は外出も厳しそうですね。あそこまで数字が跳ね上がるとは...落ち着くまで何とかお身体にご自愛ください 。早くお山へ行けること、願ってます
ダイヤモンドダスト、とてもきれいですね。
11枚目、12枚目のお写真など、雲の合間からの
垂直な光の差込が幻想的です。動画もこれまた
迫力あります。
日高の山は、ガイドブック見ながら
原始的な雰囲気に憧れが募ります。
主峰幌尻岳は敷居が高そうなので
佐幌岳で、山脈の雰囲気だけでも
感じてみたく思いました。
komakiさん、こんばんは〜。お返事が遅くなりましてすみません。ブラックではありませんが、残業してました
写真、とても恐縮です。もっと腕を上げたいと思ってはいるのですが...でも幻想的な瞬間に出会えてうれしかったです。冬山(雪山)はやめられません!
日高の山は人の手が入っていない山域が多く、「これが登山道?」ってところが多いです。主稜線は”ハイマツを泳いでいる”といった表現が正しいでしょうか。
北側では今回の佐幌岳、南側ではアポイ岳(固有種のお花が素晴らしいです)が気軽に日高を味わうことができる山域です。でも幌尻岳もチャレンジしてください。ロングではありますが、あの稜線からの景色は別格で、私のプロフィール写真(七つ沼カール)が正にそれです。komakiさんには是非見ていただきたいです!
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