藤野・金剛山3座
神奈川県
山梨県
山キチどん
体力度について
- GPS
- 05:53
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,161m
- 下り
- 1,170m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 5:53
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
高倉山東の見晴台から秋山川橋、芝田集落まで通行止め |
写真
拍手
感想
高尾から2駅目の藤野駅は相模湖駅と共に神奈川県に属する。駅の南を流れる相模川は、相模ダムに堰止められて相模湖の一部となっている。弁天橋を渡る頃、日の出の光線が赤く山を照らし美しい光景が見られた。大刀（おおだち）集落のスポーツ広場縁の尾根を時計回りに回り込んで登った。途中崩落箇所がありブルーシートが掛けられ通行止めの箇所があった。迂回してスポーツ広場への下山路に達した。すぐ先に京塚山(359m)があり、( )書きで石山と併記されていた。山頂には昭和63年「烏帽子岩記念碑」と刻まれた石碑があるがカタカナが多く読みづらい碑文だった。祠もあり“京塚”は“経塚”の意味ではないかと思われた。少し進むと北に尾根が張出し先端部に古峯山(309m)があるので立ち寄った。大刀への下山路は谷に下りて行き尾根の先端部に達すると祠があり僅かな切れ目から展望が得られた。
縦走路に戻ると次のピークは坊主山(320m)で縦走路は南側を巻いていた。山頂標識はなく、木に巻かれたテープにマジックで書かれたものだけが山頂を示していた。縦走路に戻り一本松山を目指した。此の山も南東側を巻いており、北へ回り込んで名倉集落からの登山道に合流し一本松山(337m)に到った。“蚕影山（こかげやま）”とも呼ばれているようで山頂標識に付記されていた。3等三角点「名倉村」があるが樹林帯で展望はなく南尾根を下り車道へと下り立った。
シュナイダー学園前の石碑マークの処に「包丁岩」と標識があり戸隠山の蟻の戸渡のようなナイフリッジが谷の向こうに聳えていた。近づきたかったが民家に阻められて断念した。南に500mほど進むと葛原（とづらはら）神社が森の中の厳かな神社に手を合わせた。神奈川・山梨県境を越え鶴島金剛山の山麓の車道を山襞に沿って西に進み鶴島集落に到ると登山道が始まり鶴島古峯神社に参拝し、本格的登山道に取り付いた。尾根に乗り上がった処に「下山→古峯神社」の指導標から尾根の先端に行くとピーク性のある所があり行ってみたが何の標示もなかった。あの指導標は「げざん」ではなく「しもやま」と云う山なのではと思った考え過ぎのようだった。
今冬一番の寒気が入り冷え込みは厳しかったが標高差200mを登ると汗ばんできた。鶴島金剛山(491m)に到ると祠があり信仰の山であることが窺えた。展望はよく明日登る権現山の稜線や笹尾根、雁ヶ腹摺山、南には 大室山が望めた。山頂からの指導票に西尾根に下る方向に「天神峠」への表示があったが今から行く東稜線の筈なのだが? 指導標に惑わされずコンパスの示す東へと縦走した。
再び県境を越え神奈川県に戻ると二つ目の金剛山、名倉金剛山(456m)に達した。やはり祠があり此処も信仰の山であるようだ。丹沢の檜洞丸や黍殻山が望めた。東へと稜線を進むと男性が一人登ってきた。見晴し台と表示があり、テーブルも設えられていたが南側の一部が見えるだけだった。天神峠への下りはコンクリートの階段が整備され過ぎていて若干興ざめの感がある。天神峠は車道が越えており東側の取付きは峠の少し北側にあった。
取付きは急登でピークに達すると高倉見晴しなのだが最早展望は利かない。次のピークは高倉山(378m)で3等三角点「葛原村」が設置されていたが点標は石ではなくコンクリート製のようだった。更に東に進むとまた展望台がありこの先通行止めとある。此処まで来ると迂回路がないので行けるところまで行くことにした。急斜面で滑り易く固定ロープに掴まりながら下った。谷のトラバースで危険な処もあったが問題なく秋山川橋に達した。その先芝田集落に続く河原の道は崩壊して歩ける状態ではなかった。グレイチングの敷かれた秋山川橋も問題なく渡れ、右岸の急斜面を這い上がって日連大橋に続く車道に乗り上がった。入り口には、「この先危険通行止め」の看板が仰々しかったが一体どこが危険だったのだろう。
赤沢BSまで車道を歩き日連金剛山の尾根に取り付いた。一部崩れた部分があったが問題なく登れ、今日3つ目の金剛山、日連金剛山(420m)に達した。誰もいない山頂のテーブルで木の間越の展望を楽しみながら早い昼食を取っていると単独行の男性が北登山道から登ってきた。少しベンチに座っただけで東へと縦走を続けて行った。
日連金剛山のすぐ東には、峯(423m・別名“峰山”)があり西側の展望が素晴らしい。北に派生する尾根の先端部に八坂山(420m)があり、足を延ばしてみると此処も西側の展望が素晴らしい。朝に登った京塚山の山域も単独峰のように存在感を持っていた。分岐に戻り東に下ると杉峠で鉢岡山(460m)への縦走路と日連への下山路が越えていた。P368を過ぎると南側でチェンソーの音が鳴り響き山の作業が行われているようだっだ。
日連山(383m)は展望なく通過、宝山に到ると山頂のテーブルで男性が一人昼食中だった。3等三角点「日連村」がある筈で探すと何とテーブルの下にあった。木の間越しに僅かに展望が得られた。東への下山中、日連金剛山出会った男性に追いつきスッと追い越して行った。
東尾根を下り標高260mまで下ると登山道は北西に折り返すように進路を変えた。青田方面と藤野駅方面への分岐があり、青田峠へと下った。反対側に微かな踏み跡を見いだし入って行くと作業道の跡らしい道があったが途中で無くなり斜面を這い上がって行った。青田山西のピークに乗り上がり稜線を辿って青田山(310m)に達した。山頂標識を探したが目の高さにはなく、2m50�冂�の木の幹に掲げられていた。
青田集落は相模湖に突き出た半島のような地形で山を取り巻いて“おおだ小径”呼ばれる道がある。東に下り切ると林道の終点で相模湖側の道は点線道で描かれている。比較的明瞭な道で開けた所に昭和18年に相模ダム建設で水没した勝瀬村の人びとの移転記念碑が建っていた。相模川に架かる勝瀬橋にその名を辛うじて留めている。勝瀬橋を渡り左岸を走る国道20号線を歩いて藤野駅に戻り山行を終えた。
時刻は12:50予定時間を大幅に短縮したので、高尾で途中下車をして念願だった昭和天皇の御陵のある武蔵陵墓地を訪れた。此の陵墓地には大正天皇多摩陵、貞明皇后多摩東陵、昭和天皇武蔵野陵、香淳皇后武蔵野東陵が並んであり広大な陵墓地の中静かに参拝した。京都の明治天皇伏見桃山陵と似た雰囲気で宮内庁の衛士が警備していた。高尾駅に戻るのも何なので御陵の参道から浅川の河原を散策し、後は車道歩きで八王子駅まで歩いた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
金剛山の最新記録
京塚山の最新記録
名倉金剛山の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する