谷川岳〜茂倉岳縦走


- GPS
- 56:00
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,514m
- 下り
- 1,668m
コースタイム
2日目:暑さでバテバテ、ヘロヘロになりながら山頂へ。。。
西黒尾根登山口05:00→8:48ラクダの背→11:22肩の小屋12:17
→トマの耳→オキの耳13:12→茂倉岳15:04→15:22茂倉岳避難小屋
3日目:木の根の多い登山道は辛かった。。。
茂倉岳避難小屋7:30→矢場の頭9:14→11:35茂倉新道登山口→12:11土樽駅
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
写真
感想
昼寝をたっぷりしたお陰で3時半に目が覚めた。まだ外は暗い。レトルト
カレーを食べ、今度は西黒尾根を進むことにする。西黒尾根の登山口は登山
指導センターのすぐ上にあり、駐車スペースもあるので便利だ。5時、明る
くなり始めたところで出発する。既に沢山の人が登り始めている。登り始め
てすぐに鉄塔の立っている広場にでる。ここで靴紐を結びなおしてまた登り
始める。
最初の2時間はひたすら樹林帯を進む事になるが、何とも無いただの登山
道であった。しばらくして岩場が始まると、真夏の太陽が容赦なく照り付け
てくる。樹林帯を抜けると谷川岳から天神平、そして湯檜曽川を挟んで反対
側には白毛門や笠ヶ岳が見え、景色は最高だ。しかし、天気は最高の晴れで、
茹だるような暑さだ。
落ちたらただでは済まなそうなクサリ場を抜けてしばらくすると厳剛新道
と合流する。山頂まではあと少しなのに、暑さでなかなか前に進まない。こ
れが熱中症なのだろうか。とにかく日陰で休み、水分を補給する。水を3リ
ッター持ってきてあるのが救いであった。
山頂が近づいてきてあと少しというところで、有名な谷川岳3000回お
じさんが降りてきた。あっという間に視界から消えてしまったが、なんだか
自分が谷川岳にいるという事に妙に感激してしまった。
肩につくと、まだ残雪が残っていた。ほとんどの部分が茶色くなっており、
ヘドロのような匂いも立ち込めている。綺麗なところを少し折って、冷たさ
を味わう。しばらくして溶けてくると、匂いも無くなってただの氷になった。
肩の小屋で休憩しようと思ったが、沢山の人で混雑していたので利用をあき
らめ、山頂へと向かう。
山頂(トマの耳)に移動すると、写真撮ってくださいと何回も頼まれるこ
とになった。オキの耳に移動した頃、ガスが出てきた。一瞬で真っ白になっ
たかと思えばすぐに景色が広がったりする。茂倉岳の方から来た人に写真を
頼まれ、その後話をしたが、茂倉岳の水は冷たくて水量も十分なようだ。
しばらくすると山頂は完全に雲に隠れてしまい、何も見えなくなった。空
気が稜線を越えた瞬間、雲が発生して反対側が雲に覆われる。なんとも神秘
的である。午後の天気は不安定だ。雷になると厄介であるので、少し急ぎな
がら茂倉岳へと向かう。すぐに奥の院を通過し、しばらくすると鎖場が現れ
た。鎖場は大したことは無かったが、稜線から下を覗くと、恐怖である。
オキの耳から1時間弱で一ノ倉岳に到着する。単独行の老人にレモンをご
馳走になる。なかなか酸っぱくておいしい。数分間であるが休憩していると、
朝日岳の方から雷の音が聞こえてきた。雷が怖いので茂倉岳避難小屋に向か
って歩き始める。茂倉岳山頂を通過し、10分弱で茂倉岳避難小屋に到着。
茂倉岳避難小屋はとても綺麗であった。自分が到着すると、いかにも仕切
り屋といった感じのオジサンが場所を指定してきた。あとで聞いた話では場
所を巡ってトラブルがあったらしい。そんな事で揉めなくてもと思いつつ、
水を汲んだり夕食を食べたりと山でのひと時を楽しむ。
真夏の日は長い。辺りは雲がかかっているが、時折太陽がその姿を現し、
暖かい日差しが体を温めてくれた。しかし、太陽が隠れると寒さを感じるの
で防寒着を1枚羽織った。
避難小屋の中には20人弱、ひとりひとりにそれぞれスペースがあり、詰
め込む程の混雑ではなかった。外にはテントが2針張られている。外では、
”うっちゃんなんちゃん”の”うっちゃん”に似た方が登山靴を修理してい
た。ソールが剥がれてしまったらしい。幸いテーピングで無理やりくっ付け
て歩けるようにはなっていたが、歩いている最中に事故が起こったらと思う
とさすがに怖いものがある。
茂倉岳避難小屋からは土樽まで下りるだけなのでのんびりと支度をし、7
時半頃出発。矢場の頭までは雲の上を歩くような気持ちの良い道だ。高山植
物、特にニッコウキスゲがとても綺麗だ。少しずつ降りて行くと、休憩する
のに丁度良いピークがあった。遥か下には、関越トンネル用の煙突が見える。
しばらくすると関越道が見え、車の音が聞こえ出すと矢場ノ頭だ。ここから
少し下ると樹林帯に突入するが、地図に書いてある通り木の根が張り出して
いて歩きにくい道だ。
うんざりする程滑りやすい道を下っていくと、やっとの事で平地にたどり
着く。登山口には大きな駐車場があり、何台かの車が停められていた。土樽
駅までは約30分だ。土樽駅でジュースを飲む。登山後のジュースはいつも
よりもおいしく感じられた。12時15分の列車に乗って土合駅で降りる。
何時間もかけて歩いた道のりをたったの10分で土合に到着。車で湯テルメ
谷川まで移動する。湯テルメ谷川は日帰り専門の温泉施設だ。料金も安く、
のんびりと午後のひと時を過ごす事が出来た。
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