鳥沢駅〜高畑山〜倉岳山〜高柄山〜上野原駅


- GPS
- 10:57
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,843m
- 下り
- 1,974m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
大月駅からJR中央線上り始発電車で鳥沢駅に向かい登山開始 下山後、上野原駅から中央線下り電車で大月駅に戻り車を回収 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高柄山から御前山にかけては急坂が多いが危険個所にはロープが設置されている。 山と高原地図では舟山と寺下峠の間に迷マークがついているが、尾根から離れる場所に道標が設置されておりこれに従えば迷うことはない。 |
写真
感想
ここしばらくは中央線沿いの山を中心に歩いているが、24日土曜日も鳥沢駅から高畑山に登り倉岳山を経て高柄山への縦走を計画。
今回は登山口の鳥沢や下山予定の上野原に適当な駐車場がないので、大月駅そばの有料駐車場を利用し中央線を使って移動するプランとした。
当日2時に起きて3時に自宅を出立。
中央道の大月ICで下車して大月駅へ。
駅周辺にはいくつか時間貸し駐車場がありだいたい1日500円が相場。
今回は山梨中央銀行大月支店の駐車場を借りることに。
ここは1日900円と他よりも400円高いが屋根がついているのでここに止めることにした。
大月5時2分発の始発上り電車で鳥沢へ。
駅のトイレで用を足し5時15分にスタート。
国道を東に向かい、JRのガード下をくぐり虹吹橋で桂川を渡って小篠の集落へ。
正面にピラミダルな倉岳山が聳えている。
通行止めのゲートを抜けた先の貯水池から本格的な登山道へ。
沢沿いに20分ほど進み穴路峠への道を分けると照葉樹林のジグザグの急登でどんどん高度を稼ぐ。
仙人小屋跡を過ぎると頂上まで再び急登。
今回は長丁場ということでいつもよりも水を3リットル余計に積み込んだのだが、おかげでもうヘロヘロ。
余分に持った水のせいで余分に汗をかくという矛盾。笑
高畑山頂は秀麗富嶽12景に選ばれているものの、富士山側に切り開きがあるのみで、しかも植林が伸びてきて邪魔になっている。
富嶽12景なんて洒落た名称を標榜するならもうちょっと何とかすべきだろう??
急坂を100メートルほど下り軽く登り返すと天神山の標識。
ここは北側が開け、百蔵と扇山が正面に対座し、左には黒岳と雁ヶ腹摺山、奥には雲取から飛竜、笠取に至る稜線まで見える。
穴路峠から100メートル強登り返すと倉岳山。
こちらも富嶽12景だが、富士山は見えるもののやはり藪が伸びてお世辞にも秀麗とはいいがたい。
その代わり大月の市街地を挟んで滝子山から黒岳に至る大菩薩南嶺はきれいに見ることができる。
倉岳山から一気に下った立野峠の先に植林の伐採地があり、旧秋山村を挟んで今倉山から赤鞍ヶ岳の山稜が正面に続く。
あの山並みも早く歩いてみたいものだ。
一方富士山は雲に隠れて見えなくなった。
細野山、トヤ山、舟山と登降を繰り返す。
舟山ですれ違ったソロの男性は上野原から出て九鬼山を超えて禾生まで歩くそうだ。しょえー!!
山と高原地図では、舟山から寺下峠の間に迷マークがついているが、尾根から外れるところには道標がつけられておりこれに従えば迷うことはない。
寺下峠を過ぎると矢平山が正面にそびえたつ。
丸ツヅク山へ登った後、矢平山へは手足総動員の岩場の急登。
ここにはスミレの花が多く咲いていたが写真を撮る余裕などないきつい登りだ。
ここで立野峠から上がってきたトレラン3人組に抜かれるが、このルートでトレランはないだろう??笑
矢平山頂は苦労して登った割には山名標識も展望もない報われないピークだが、逆にこれがこのあたりの山の味なんだろう。
矢平山の先の十字路が旧大地峠。
すぐ下に林道が見え、工事中なのか重機の音が騒がしい。
北東に進路を変えるとすぐに新大地峠で四方津への道を分ける。
峠の先が大丸でここでこれから向かう高柄山が初めて姿を見せる。
本当は高柄山で大休止にするはずだったけど、いつもよりも重い荷物の影響もあり、登りで左足がつり始めたのでここで昼休み。
1時間弱休んだ後、高柄山へ。
トラロープの付いた急坂を千足峠まで下り登り返すと高柄山。
上野原方面が大きく開け、正面には笹尾根から生藤山、陣馬山に至る山稜が対峙。
左奥には大岳山も見える。
高柄山からはあとは上野原まで下るだけと行かないところがこのコースの厳しいところ。
ロープが設置されている急斜面のトラバースの下りを下り切ると新矢ノ根峠。
ここには東屋がある。
この先はメイプルポイントゴルフクラブ造成のために登山道が付け替えられたようだ。そのせいか東屋そばのコース案内図にはゴルフ場の悪口がいろいろ書かれている。
気持ちはわかる。
ゴルフ場のフェンスに沿って下り、荒れた沢筋を過ぎるといよいよ御前山への最後の150メートルの登り。
長躯歩いてきた身には岩や木の根にしがみつきながらの急登は本当にきつい。
下ではゴルファーの『OBやっちまった〜』の声。
思わず『へたくそ』と叫んでやった。笑
桂川周辺には御前山と名のつく山がいくつかあり、区別するために鶴島御前山と呼ばれているようだ。
北側の展望がよく正面に生藤山から和田峠にかけての山が一望できる。
一休みした後、今度こそ本当の最後の下り。
下りも急で頂上から登山口までほぼ一貫してロープがつけられている。
登山口からは車道歩きで集落を抜け桂川を渡るとようやく上野原駅。
桂川沿いの桜は5分から7分咲き。
このあたりも例年よりも2週間ほど早いそうだ。
と駅に着く直前に電車が出発。30分待たされる。
上野原から松本行きの電車に乗り込み大月に戻って無事車を回収。
高速に乗り、釈迦堂PAで軽く食事をして予約してあった御坂のビジネスホテルにチェックイン。
ハードなコースなのはわかっていたが、やはりきつかった。
特に矢平山への登り返しと、最後の御前山の登りはきつい。
それゆえに歩き終えた後の充実感もひとしお。
でも上野原から禾生や大月までを一日で歩き通す人もいるのには驚き。
我が家には到底無理な話だ。
本当は日曜日も登るつもりだったけど、天気予報が微妙なうえに足の痛みが消えなかったのでパス。
日曜は予報が外れ午前中は陽射しが差すお天気。
なんだかもやもやしながら帰宅。
次の週末も当然登山。
今度も中央線沿い、権現山や扇山辺りを歩きたいと考えている。
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