記録ID: 272515
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雪山ハイキング
奥秩父
黒平峠 乙女高原(黒平峠までVルート)林道の積雪MAX
2013年02月23日(土) [日帰り]


- GPS
- 09:35
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 842m
- 下り
- 843m
コースタイム
塩平バス停下駐車地点8:15―水道施設8:30―林道終点分岐9:15/9:30―沢渡渉位置10:15/10:30―位置不明地点10:40/11:30―堰堤1 11:40/11:50−堰堤2 11:55−林道12:10/12:20―黒平峠12:40/12:50―乙女高原15:50―乙女高原自然観察路入口16:05―焼山峠16:30―乙女高原自然観察路出口17:10―塩平バス停下駐車地点17:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
塩平バス停下側約500m地点に10台位可能。 バスの場合: 塩平まで行くバス便は1日3本しかありません。しかし塩平の2km手前の洞雲寺まで行くバスは8本に増えますから利用できます。 http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/fs/6/2/3/8/_/makiokasen_jikoku_2016.pdf バスは窪平発ですのでご注意。窪平までは山梨交通のバスもありますが時間が合いません。窪平はJR塩山駅より5km程離れております。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所: 特にありません。黒平峠まではブナヨコテノ沢沿いの道ですが悪場がない沢です。 不明瞭箇所: 塩平から黒平峠までブナヨコテノ沢を登る場合は枝沢や古い仕事道がありかなり間違えやすく難易度が高いと思いました。しかし逆に下る場合は自然と塩平へ着いてしまう様に思えます。したがって下る場合の難易度は低いと思います。 道の様子: 塩平から黒平峠 国土地理院の1/2500の地図で書かれている道ですが、現状廃道状態です。 最初に塩平からは林道を進みますが、林道終点まで明瞭な道です。林道の終点は写真の所を右へ進みます。 この先の踏み跡はほぼ明瞭なのですが部分的に消えるところや異なる方向の踏み跡もあります。 また枝沢等へ間違えて進みそうな所も2ヶ所ほどありますので、このコースを登る場合は要注意です。 黒平峠の手前で一度林道に出ますが、また山の斜面を20分程進むと黒平峠へ着きます。 このコースの積雪は10cmから25cmでしたがほぼ普通に歩けました。雪質はほぼサラサラです。凍結箇所はありません。 黒平峠から乙女高原 ここは水ヶ森林道(全線舗装)ですので通常は楽に歩けます。林道は稜線上の道なので景色がよく大きなブナの木もあり楽しめます。しかし、今回は最大の難所でした。 黒平峠から林道の積雪は25cm位でしたが林道を進むにつれて雪は増えてきました。大回りする林道をショートカットしながら進むこともできます。 更に進むと積雪は写真42の様にガードレールの上付近にまで増えます。部分的には80cm位で歩けません。切り通しなどでは雪洞が掘れそうなくらいです。雪質は表面の2cm位が硬く中はサラサラです。凍結箇所はありません。 つぼ足では雪が40cmほどになるととても歩ける状態ではないので林道を外れて稜線沿いを進みました。しかし稜線上はアップダウンが多くかなり疲れます。林道よりは雪が少ないといっても25cmから50cmはあります。雪が殆どないところもありますが。 乙女高原の西側の付近に着くまで予想の2倍ほどの時間がかかりました。 乙女高原の草原を横切る付近で雪は約45cmでした。 乙女高原から焼山峠 この時期林道は通行止めで車のワダチもありませんでした。焼山峠へ進むにつれて雪はやや減ってきますが平均30cmはありました。 焼山峠から塩平 焼山峠から塩平はこの時期でも工事用車両のワダチがあるものですが今回はありませんでした。 林道を下るにつれて雪は更に減ってきて塩平に着くころは数cmでした。凍結箇所はありませんでした。 |
写真
林道終点から5分ほどで堰堤があります。
この堰堤は国土地理院の1/2500の地図で書かれていませんが連続して3つありました。
この堰堤は左側が容易に越えられます。越えたら直ぐに左岸へ移動します。
この堰堤は国土地理院の1/2500の地図で書かれていませんが連続して3つありました。
この堰堤は左側が容易に越えられます。越えたら直ぐに左岸へ移動します。
斜面を登るとすぐにこのような枯れたササ藪になり左右に獣道が付いてました。少し獣道を下ったら、何と薮の向こうに沢が有るじゃないですか。その沢が本来進むべき沢であることに気付きました。
2つ前の写真のところへ戻り今度は登ると、突然このような道がありました。この道は1つ前の写真のところで気付いた本来歩くべき沢の左岸に沿って付けられています。
この付近で約15分のロスです。
この付近で約15分のロスです。
沢筋は寒く休憩には適さないので数十メートル斜面を上がり周囲を見渡しましたが写真の様な高みは地図上で確認できません。
自分の位置が分からずなので、今日はここで止めて戻ることにして、昼飯の大休止にしました。
自分の位置が分からずなので、今日はここで止めて戻ることにして、昼飯の大休止にしました。
50分程休み斜面の上を見ると平らな部分があることに気付きました。斜面を15m程登るとこの写真の様に何と道があるじゃないですか。
再び廃道再発見です。
なので気が変わり、再び峠を目指しました。
再び廃道再発見です。
なので気が変わり、再び峠を目指しました。
黒平峠。
12:40到着ですが正確に峠の位置は分かりません。しかし古い地図や山の案内書からここが峠であることは間違えありません。
峠付近の水ヶ森林道は30cmほどの雪に埋もれています。
黒平峠で林道は大きくカーブしていますが、写真は黒平峠から林道の西側方向。
12:40到着ですが正確に峠の位置は分かりません。しかし古い地図や山の案内書からここが峠であることは間違えありません。
峠付近の水ヶ森林道は30cmほどの雪に埋もれています。
黒平峠で林道は大きくカーブしていますが、写真は黒平峠から林道の西側方向。
ここから戻るか乙女高原経由で帰るか思案しましたが、乙女高原へ行くことにしました。そこまで1時間ちょっと位と予想し14時くらいには付くと見込みました。
ロングスパッツ(最近はゲイターっていうらしい?)一丁のつぼ足でGoとなった。
ロングスパッツ(最近はゲイターっていうらしい?)一丁のつぼ足でGoとなった。
林道を歩き北側へ回り込むと遠くに金峰山が見えた〜・・・。などとノンビリしていられない状況になりました。
ガッ〜〜ン!!林道の積雪Maxです。
雪は波打って林道上の積雪はいきなり50cmから80cmにUp。
スパッツだけのつぼ足では前進不可能。
ガッ〜〜ン!!林道の積雪Maxです。
雪は波打って林道上の積雪はいきなり50cmから80cmにUp。
スパッツだけのつぼ足では前進不可能。
前方はソッタ頭1724mの100m程南の小さなピーク。
積雪は林道を外れれば2/3程減るので稜線を進むことにしました。
稜線の雪は少なくてもアップダウンのオマケ付き。
この山の木は最近伐採されたようです。
積雪は林道を外れれば2/3程減るので稜線を進むことにしました。
稜線の雪は少なくてもアップダウンのオマケ付き。
この山の木は最近伐採されたようです。
ここは1695mバラ頭と思います。
稜線だけを進めるかというとそうでもなく、かなり急斜面があるのでまた林道へ下りたり・・・。
林道へ下りるときの北側斜面の雪は腰位ですがサラサラなので進めます。
稜線だけを進めるかというとそうでもなく、かなり急斜面があるのでまた林道へ下りたり・・・。
林道へ下りるときの北側斜面の雪は腰位ですがサラサラなので進めます。
さらに15分程歩いて乙女高原のど真ん中付近。
普段は遊歩道以外は立ち入り禁止エリアですが、この雪ならどこ歩いてもいいでしょう。
乙女高原から塩平へは自然観察路を歩いた方が近いのですが、既に16時を過ぎたこの時間に雪の量が分からないところへ行くのは危険と判断。安全を優先して遠回りでも焼山峠経由の林道を行くことにしました。
普段は遊歩道以外は立ち入り禁止エリアですが、この雪ならどこ歩いてもいいでしょう。
乙女高原から塩平へは自然観察路を歩いた方が近いのですが、既に16時を過ぎたこの時間に雪の量が分からないところへ行くのは危険と判断。安全を優先して遠回りでも焼山峠経由の林道を行くことにしました。
林道をショートカットしながら下りやっと乙女高原自然観察路の出口に到着。
自然観察路を歩いた時の記録:
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-180567.html
自然観察路を歩いた時の記録:
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-180567.html
感想
以前から気になっていた塩平と黒平峠間の廃道を歩いて来ました。
この道は山梨市塩平から山の向こう側の甲府市黒平の集落を結ぶ古道ですが、昇仙峡から黒平までの林道の開通により歩かれなくなったと思われます。
現在の黒平峠は水ヶ森林道が通っておりますが、峠付近にその痕跡はありません。
写真のところで書いたように地元の方でも黒平峠がどこのことだか直ぐに思い出せないほど忘れられた峠です。
今回は山梨市側だけを歩いたのですが、峠までの道は傾斜が
緩やかで残っている踏み跡は幅が広く馬などが引く荷車も通っていたと思われます。
塩平から自然観察路で乙女高原へ登り水ヶ森林道を歩いて黒平峠へ行き、そこから塩平下りる周遊コースが楽しめそうです。
先にも書きましたが塩平から黒平峠へ登るのは迷いやすいので、この区間は下ることをお薦めします。
黒平峠の甲府市黒平側の記録のヤマレコ(2013/05/04):
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-296084.html
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