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記録ID: 268725
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

小仙丈ヶ岳 カールの大迫力に完敗

2013年02月09日(土) 〜 2013年02月10日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
27.4km
登り
1,896m
下り
1,903m

コースタイム

1月9日(土)
08:30 戸台駐車場
11:30 丹渓山荘跡
14:00 長衛荘(BC)

1月10日(日)
07:10 長衛荘(BC)
09:15 仙丈ヶ岳五合目
10:30 小仙丈ヶ岳
12:20 長衛荘(BC)※昼食休憩
14:15 長衛荘
15:20 丹渓山荘跡
17:10 戸台駐車場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸台の駐車場は山と高原地図にあるように「数十台」収容とかなり広い
20台ほど停まってました
コース状況/
危険箇所等
・長衛荘までのアプローチとなる長い河原道は所々道が不明瞭。 上流のダムで放流があるそうだが、この時期は関係が無さそう(詳細は不明)。
・北沢峠から森林限界までは先行者のトレースがあり。登山道にピンク色のテープもついていますが、読図ができないと迷う可能性有り。
・森林限界から小仙丈ヶ岳までは風が強く、所々クラスト。確実な歩行技術が必要。
・北沢峠から甲斐駒ケ岳に向かう道にトレースはなかった。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
スタートしてからしばらくは広い河原です。
氷河をBCまでアプローチしているような気分でした。
2013年02月09日 09:36撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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スタートしてからしばらくは広い河原です。
氷河をBCまでアプローチしているような気分でした。
樹林帯。
巨樹が多く、赴き深い。
2013年02月09日 12:49撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/9 12:49
樹林帯。
巨樹が多く、赴き深い。
長衛荘前に幕営させて頂きました
2013年02月09日 14:04撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/9 14:04
長衛荘前に幕営させて頂きました
スルメイカの正しい使い方
2013年02月09日 16:41撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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スルメイカの正しい使い方
朝、遅れて出発します
2013年02月10日 07:06撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/10 7:06
朝、遅れて出発します
右端に写っているトイレは閉鎖されてます
2013年02月10日 07:08撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/10 7:08
右端に写っているトイレは閉鎖されてます
新しくて太い木がなぜ?
2013年02月10日 21:49撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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新しくて太い木がなぜ?
木の強さ、温もりを感じます
2013年02月10日 07:55撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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木の強さ、温もりを感じます
ふと、顔を上げると!
マッターホルン!?
2013年02月10日 08:30撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 8:30
ふと、顔を上げると!
マッターホルン!?
甲斐駒ケ岳が見えました!
2013年02月10日 08:53撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 8:53
甲斐駒ケ岳が見えました!
小仙丈ヶ岳が見えて来ました
2013年02月10日 09:11撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/10 9:11
小仙丈ヶ岳が見えて来ました
風が作る芸術
2013年02月10日 09:14撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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風が作る芸術
あれが、北岳か、、、
すごい山です
2013年02月10日 09:21撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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あれが、北岳か、、、
すごい山です
うっとりします
2013年02月10日 09:22撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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うっとりします
森林限界突破
荷物は二人分をひとつのザックにまとめ、あとはデポしました
2013年02月10日 09:51撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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森林限界突破
荷物は二人分をひとつのザックにまとめ、あとはデポしました
青がキレイです
2013年02月10日 09:54撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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青がキレイです
はぁはぁ
2013年02月10日 09:55撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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はぁはぁ
左にちょこっと富士山が見えます
日本最高峰とに番目のコラボ
2013年02月10日 09:58撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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左にちょこっと富士山が見えます
日本最高峰とに番目のコラボ
八ヶ岳が見えました!
2013年02月10日 10:00撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/10 10:00
八ヶ岳が見えました!
カイコマ
堂々としています
2013年02月10日 10:06撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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カイコマ
堂々としています
吸い込まれそうな青
2013年02月10日 10:07撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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吸い込まれそうな青
写真左側の谷が急で恐かったです
クラストしているので、一度滑落したら多分止まらないでしょう
2013年02月10日 10:12撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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写真左側の谷が急で恐かったです
クラストしているので、一度滑落したら多分止まらないでしょう
小仙丈ヶ岳につきました!
が、カールに圧倒されそれ以上進めず、、、
2013年02月10日 10:40撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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小仙丈ヶ岳につきました!
が、カールに圧倒されそれ以上進めず、、、
という訳で、仙丈ヶ岳さん、すみません、ちょっとなめてました
2013年02月10日 10:41撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:41
という訳で、仙丈ヶ岳さん、すみません、ちょっとなめてました
カールが圧倒的な存在感を持っています
2013年02月10日 10:43撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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カールが圧倒的な存在感を持っています
中央アルプスが見えます
2013年02月10日 10:44撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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中央アルプスが見えます
白い斜面に吸い込まれそうで、進めない
2013年02月10日 10:44撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:44
白い斜面に吸い込まれそうで、進めない
右上に人が、、、
人に比べ雪原のなんと大きなことか
2013年02月10日 10:44撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:44
右上に人が、、、
人に比べ雪原のなんと大きなことか
純白です
厳冬期にしか見れない表情でしょう
2013年02月10日 10:45撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:45
純白です
厳冬期にしか見れない表情でしょう
南アルプスの山々
2013年02月10日 10:45撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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南アルプスの山々
再び富士山と北岳
2013年02月10日 10:45撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:45
再び富士山と北岳
アルピニストたち
2013年02月10日 10:46撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:46
アルピニストたち
せめて写真だけでもと、沢山撮りました
2013年02月10日 10:47撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/10 10:47
せめて写真だけでもと、沢山撮りました
美しすぎて、泣けてきます
2013年02月10日 10:47撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:47
美しすぎて、泣けてきます
もう一度
2013年02月10日 10:50撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:50
もう一度
八ヶ岳と甲斐駒ケ岳
2013年02月10日 10:51撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:51
八ヶ岳と甲斐駒ケ岳
鳳凰三山
夏に登ったオベリスクが見えます!!!
2013年02月10日 10:52撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:52
鳳凰三山
夏に登ったオベリスクが見えます!!!
おぉ、行くのですか、、、
2013年02月10日 10:56撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:56
おぉ、行くのですか、、、
勇者を見送ります
2013年02月10日 10:56撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:56
勇者を見送ります
しかし、その後引き返したようでした
2013年02月10日 10:57撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:57
しかし、その後引き返したようでした
登頂した方々が降りて来ます!
2013年02月10日 10:57撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:57
登頂した方々が降りて来ます!
富士山もテカテカですね
2013年02月10日 10:58撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 10:58
富士山もテカテカですね
帰ります
2013年02月10日 11:01撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/10 11:01
帰ります
美しいシュカブラと富士
2013年02月10日 11:10撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 11:10
美しいシュカブラと富士
自然の造形美は深い
2013年02月10日 11:23撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 11:23
自然の造形美は深い
長老
2013年02月10日 11:34撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 11:34
長老
BCに戻りました
時間が早かったので、二泊三日の予定を切り上げて帰ることにしました
2013年02月10日 12:21撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/10 12:21
BCに戻りました
時間が早かったので、二泊三日の予定を切り上げて帰ることにしました
遠くに見えるのが、、、
2013年02月10日 15:49撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/10 15:49
遠くに見えるのが、、、
ん?
2013年02月10日 15:49撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2/10 15:49
ん?
これが甲斐駒ケ岳だったのか!
そうでしたか、また来ますよ!
2013年02月10日 17:10撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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2/10 17:10
これが甲斐駒ケ岳だったのか!
そうでしたか、また来ますよ!
撮影機器:

感想

二泊三日で仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳を落とす!壮大な計画でしたが、結果は小仙丈ヶ岳のみという大惨敗ぶり。そもそも夏にも訪れたことも無いルートをいきなり厳冬期で、というのも無理がありました。二泊三日ならどちらか一つ、体力が有れば三泊四日で両方行けるかも知れませんね。

しかし、景色がすごかったです。それだけで満足してしまい、それ以上(ピークハント)が霞んでしまいました。壮大な小仙丈沢カールを前に、足がすくんでしまった(ビビった)というのもあります。カールは急峻でだだっ広く、こんな景色が日本にあるとは信じられませんでした。白い雪原に吸い込まれそうで、恐ろしかったです。体力ではなく、精神の敗北でした。まだ登っている最中なのにコタツでみかんを食べている光景が浮かびました(家にコタツは無い)。自然の雄大さにただただ圧倒され、あの場に立っているだけで、涙が出ました。

しかし、今回実際にあの景色を見て、脳裏に焼き付けたので、次こそは物怖じしないはず。帰って写真をよくよく見ましたが、小仙丈ヶ岳からのリッジ歩きも、恐怖さえ乗り越えれば...。単純にミスをせずに歩けば95%くらいは頂上に着けそうでした。万が一ミスをしたら、というのが僕の安全弁を動かしました。

装備は無駄が多かったです。甲斐駒ケ岳でロープを使う可能性を考えていたため、ロープ、登攀用具があったのですが、完全に無駄になりました。冬山三種の神器のうちビーコン、ゾンデ棒も不要と感じました(ここは必要と考える方も多いと思いますが)。結果論ですが、トレースがバッチリでしたので、ワカンも使いませんでした。ただ、いつもトレースを当てにするのはどう考えても間違いなので、これは省けないでしょう。

トレースは同日に先行者が作って下さったものです。感謝。当日寝坊したことにより、貢献出来なかったのは残念。次回こそは、ヘタレを封印したいところ。

目的も不明確でした。帰り道に考えたのです。「今回は本当にピークハントが目的だったのかなぁ」と。PENTAXのK-5というデジタル一眼レフの重いカメラを持ち込んでますし、カールを見て、既に満足してしまっています。本気でピークハントするつもりなら、重さ1キロ超のカメラは置いていくでしょう。

このあたりはもっと山に行って、経験を積めば、自ずと自分が何を求めているのかわかるでしょう。計画と実際のギャップももう少し縮まるはず、、、

仙丈ヶ岳を踏めなかった時点で、翌日の甲斐駒ケ岳は諦めました。また、体調に不安を感じたため、BCに戻った時点で下山を決め、その日の内に下山しました。一度決めたら帰りはすぐでした。あれだけ早く下山出来る体力が有れば、山頂との往復くらいはできたはずですが...。まぁ、生きていれば次が有るということで...。

下山途中の尾根で献花されている登山者にお会いました。初日の道中に言葉を交わした方です。昨年12月に亡くなったご兄弟と山でお会いしていたとのこと。そこは確かに、一度滑落すると数十メートルは落ちてしまいそうな尾根でした。我々が登った時は風が弱かった(体感10〜15メートル)ですが、それ以上だとかなり厳しい場所です。遭難したお二人のうち、弟さんが滑落により、お兄さんが稜線で低体温症で亡くなったとのこと。特にお兄さんの方は、何を思われながら逝ってしまわれたのか、考えるだけで胸が締め付けられます。ご冥福をお祈りし、合掌させて頂きました。

今度は、いつですかね。
また必ず訪れたいと思います。

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積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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