弥陀ヶ原 紅葉狩り


- GPS
- 07:56
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,848m
- 下り
- 1,097m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:30
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
称名道路はこの時期7:00〜18:00通行可能。 6:30ごろでゲート前に10台ほど待ち。少し早めにゲートが開いた時点では後ろにも10台ほど車列が付いていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八郎坂〜弘法:樹林帯の急坂。前夜の雨もあり登り始めから弘法まで始終ぬれて滑りやすい。下りの際は雲の中となりさらに濡れてスリッピーに。神経使った。 弘法〜弥陀ヶ原バス停:木道。8月頭に歩いた際は笹薮がだいぶ茂っていたが、この時期は綺麗に刈り払いされていて歩きよかった。 弥陀ヶ原バス停〜天狗平山荘:美松坂。高原バス堂の脇から灌木、薮の中の道。角の取れた岩道で小さい沢があったりと湿っぽくこちらもスリップに気を使う。一箇所展望が開けるところあり。森林限界を超えると天狗平山荘はすぐそこ。 天狗平山荘〜室堂:緩やかな石畳道。室堂ターミナル直前に急坂あり。 室堂〜室堂山展望台:石畳道。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
食料
地図
コンパス
保険証
飲料水(2L)
スポーツドリンク(1L)
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
医薬品
タオル
携帯電話
雨具
時計
非常食
熊鈴
ヘッドランプ
ロールペーパー
ザック
タイツ
Tシャツ替え
長袖ジャケット
フリース
車
ズボン
グローブ
ハット
靴
カメラ
コンロ
コッヘル
ナイフ
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感想
弥陀ヶ原に紅葉狩り。お金をかけずに称名滝から弥陀ヶ原に登って、そのまま室堂までを目標に歩き始める。帰りは時間と成り行きでバス使用して帰ってこよう。
ちょうど称名滝の落ち口あたりが見ごろだったようだが、その辺りを歩いているときは雲の中。八郎坂は前日の雨もあったのか濡れていて滑りそうで気を使う。弘法からしばらくはガスの中となり、結局紅葉が見ごろなところではカメラを出すことがなかった。弥陀ヶ原ホテルの手前から急に明るくなり、気がつくと雲を突き抜けたらしく、大日連山が青空の下で陽光を受けてた!当初から曇りの予報だったので、雲上世界に出られてポカポカ温まると俄然やる気になる。
弥陀ヶ原の木道は8月に歩いた時は笹薮が茂っていたのが、刈り払われて歩きよくなっていた。日が照って乾いた木道上の歩きは快適だった。ここで一度休憩しておにぎりをぱくつきながら大日連山を撮っていたら、あっという間に雲が上がってきて再びガスの中に。このまま雲が上がっても仕方ないかと思っていたが、弥陀ヶ原ホテルに着く頃には再び雲上の世界に。
弥陀ヶ原ホテル前からは旧道の美松坂ルートで天狗平山荘まで。高原バスの右側からの登り始めは木段の急登だったが、程なく傾斜は緩くなり角の取れた岩が敷かれたようになっている灌木帯をトラバース気味に歩く形。放っておいたら草に埋もれそうな道だが、綺麗に刈り払いがされていて管理されている方には感謝。ただ、あまり日が当たらない場所なのか、苔むして濡れている岩は滑りやすそうでそれなりに気を使う。それでも緩やかな斜度の道が斜面を横切って繋がっているのを見ると、旧道ということもあって、昔立山登拝する人もここを通ったのかもしれないなとなどとやや感慨にふけりながら歩いた。
一箇所、見晴らしの良いところがあり、ここからは大日連山がよく見えた。
周囲の灌木の背が低くなり、森林限界を超えて視界が開けると天狗平山荘と立山が目の前に見えるようになる。室堂までの歩きは石畳道となり、真正面に立山、左を向くと大日連山、大日連山に続くコルの上に鋭いグレーの岩塊の剱岳と素晴らしい景観の中を歩けた。
室堂ターミナルの手前の急な階段を登り詰めると室堂にはたくさんの観光客が。ちょうど12時ごろでターミナル内は昼食をとろうとする人が多い。紅葉目当ての軽装の方が多い中、この時間は登山の格好してる方が浮いてたような気がする。
目標としてた称名滝から室堂には到達できたのが、せっかくの晴天なのでもう少し室堂近辺で快晴の山気分を満喫したい。帰りは弘法までバス利用することにして、弘法から称名滝駐車場までの歩きとゲートを考慮して・・・14時台のバスまで2時間程度で行けるところ・・・できれば展望が良いところで・・・流石にピークは踏むには時間が足りないし・・・と考えた結果、北アルプス南部の展望も期待できる室堂山展望台を目指すことに。歩き始めて振り返ると富山平野は全て雲の下に隠れる素晴らしい雲海となっていた。
室堂山展望台からは遠く槍ヶ岳や雲海の向こうに白山塊も見えた、こんなに見事な雲海は初めてかも。室堂山展望台は最近になって整備されたのか、小綺麗なベンチもあり、雲海を撮りながらゆっくりとお昼ご飯を味わうことができた。ほんと気持ちよかった。
満足したところで室堂ターミナルにとって返すとちょうど14:00のバスに乗ることができ、弘法には14:30頃に到着。3時間かけて歩いた道のりをバスに揺られて30分で戻ってくるのって、一体何のための歩きだったんだろ?とやや複雑な気分となる。
標高が下がった弘法は雲の中。軽く雨も降っていた様子で朝以上に周囲はウェットに。こんな中、バス道を走って降りてくる二人組みがおられ、弘法のバイオトイレ利用の順番待ちで声かけしたところ、称名滝から大日連山をぐるっと回って弥陀ヶ原まで戻ってきたところとのこと。世の中には猛者がいるもんだ。
ほんの1時間前の晴天の天国から雨で滑りやすい急坂の下り地獄との落差の大きさに思わず苦笑してしまったが、こんなところで怪我をすると笑い事にもならないので滑らないように慎重に八朗坂を下って紅葉狩りは終了。
紅葉狩りというより雲海祭りだった。
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