前鬼（安全で楽しい沢登りのために）＆裏行場
奈良県
Mameta7jp
comethug
体力度について
- GPS
- 05:42
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,335m
- 下り
- 1,344m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
写真�◆´，両緡�。落口の手前には小さな淵があります。上流のナメ上部で転倒すると樋状の流れで勢いよく流れそのまま滝に落ちそうです。
右岸を巻いて滝に近づき、窪みにクライムダウン、その後溝を登り返すルート（先行PT採用）。初心者はロープかお助けひもを出したほうがいいでしょう。
木の根を掴んだら腕力を頼りにモンキートラバース。足がかりがないところが一部あります。ここも初心者にはロープを出してください。
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感想
毎年恒例の前鬼に西宮山岳会のB東さん、KMSCのA松さんと行ってきました。前鬼では今年も2段10m滝上の渡渉時の転倒による死亡事故がありました。
盛夏は多くの遡行者で賑わうところですが易しいから安全という訳ではありません。今回は水量が多かったら、という視点で安全な方法を検証しながら歩いてみました。
1．2段10m滝
・滝そのものは左岸大岩のフィックスロープ沿いに容易に登れます。
・落ち口は下流から順に小さな釜、ツルツルの樋状、釜でなっており、一般には釜が樋状に流出するところで右岸に渡渉する。
・渡渉部は樋状の最上部でヌメリもあり滑りやすい。水量があると危険。
・樋を落ちても小さな釜があり運があれば助かる。左岸側からロープで確保しても左岸側は滝に向かう水流があり支点を取っていないと確保者ごとひきづり込まれる可能性あり。
・渡渉部に確保用のハーケン2枚あり。効きは未確認。
・先行PTは大釜の水流が弱いところを泳いで突破していた。常時水量なら早くて確実かもしれないが水が多い、泳ぎが苦手なら避けたほうが良い。
・左岸大岩を巻道あり。下降時は最後細かいが滑り落ちても問題なし。水量が多い場合は要懸垂下降と思われる。
2．トラバースドボンポイント
・細かい水際トラバースで落ち込みの飛び石に乗り、ドボンして上流左岸に登るところです。
・増水時を想定し、左岸より巻きました。不動滝の滝下に出ます。
・不動滝から前鬼川に下る斜瀑は増水時はロープを出したほうがよい。
3．ドーナツ状6m滝
・一般には右岸より近づき木の根を頼りにトラバース。
・最初に木の根を木の根を掴むところがやや遠い。トラロープがあるが信用できない。初心者にはロープを出したほうが良い。
・右岸より近づき窪みを一旦クライムダウン、登り返すルートもあり。こちらも初心者はロープを出したほうが良い。増水時は使用不可。
・確認していないが左岸でも巻けるようです。
以上です。その他せっかくなので裏行場も見学してきました。事前情報よりは易しい印象ですが屏風の横駆や天の二十八宿など高さがあるので慎重さが求められます。千手滝、馬頭滝などの大滝に加え、修験者の窟や江戸時代後期に懸けられた鎖など見どころ満載でした。行ったことがなければオススメします。馬頭滝からの戻りは右岸斜面をよじ登りコルを超えて下ると往路に合流できます。
先行の奈良の3人PTの方をモデル代わりに写真をたくさん撮らせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
神戸山スキークラブでは一緒に楽しめる仲間を募集しています。雪が無い期間には登山や沢登り、サイクリングなどオールラウンドな活動を行っています。「まず安全、仲間と楽しく」興味のある方は →
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