イルムケップ山東尾根


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 677m
- 下り
- 676m
コースタイム
天候 | 曇り、無風 出発時−7℃、頂上−10℃、帰着時−8℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
イルムケップは砂川〜深川の東に広く裾野を広げる火山。
時代が幾分古いようで、上部は風化や浸食がすすみ、すっかり削りとられてしまったようである。
アイヌ語では、エン-ルム-ケップ、「尖った頭を削った神の台座」の意味らしい。
なるほど納得の由来である。
夏は林道や伐採道でズタズタになっている可愛そうな山のようだ。
僕らが登るのには今の時期がふさわしい。
地図とにらめっこし、スキーの面白そうな東尾根を経由することにした。
望むべくば沖里河山まで抜ける計画だったが、今回はラッセル地獄のため早々と諦めた。
豊岡町の奥の市民牧場の手前に車を置くと、アプローチとする長い尾根にスキーで取付いた。
風も無く、しんしんと降り積もった雪のせいで、ヒザ上のラッセルが続く。
ちょっとした傾斜になると、太腿から腰までもぐり、嘆きが入る。
アプローチの尾根は、トドマツの人工林の中。伐採道が伸びている。
が、そのまま行くとラッセルが酷いので、わざわざ樹林の密なところを選んでいく。
このほうがずっとはかどる。
途中600m付近から左の沢型へ向けて斜面をトラバース。
いったん沢型へ降りて、直接三角点へ伸びる東尾根へ取付く。
この尾根は全体に疎林。帰りの滑降が楽しみな斜面が続く。
腿〜腰のラッセルの苦行を続け、足がつりそうになったころ頂上。
頂上周辺のみ白く、クラストしていた。三角点も露出。
下りの滑降は距離は短いものの、深雪パウダー。
腰まで埋まるが重力に体を預け、顔射を浴びつつ一気に滑り降りた。
再びシールをつけて登り返し、行きに苦労したトレースを直滑降。
さいごは牧場内にシュプール刻み下山。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
はじめまして。rasawです。
自分は音江、沖里河は滑ってもイルムケップだけは手が付けられずにいました。
なるほど、市民牧場からの尾根とはナイスです。
ラッセルの大変さが伝わってきますが、帰りの滑降で報われたようですね。
resawさん、こんばんは。
事前にいろいろと想像をふくらませた分だけ、報われた気持ちになりますね。
滑降もそうですが、山のルート取りも。
それが当たっていたとしても、ハズレだったとしても。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する