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Yamareco

記録ID: 254439
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

奥秩父主脈縦走敗退@冬山テント泊デビュー

2012年12月22日(土) 〜 2012年12月23日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
19.1km
登り
1,294m
下り
1,763m

コースタイム

1日目
1:44瑞垣山荘-3:15富士見小屋3:20-4:54大日小屋7:13-13:00金峰山-16:00ビバーグ地点

2日目
10:05ビバーグ地点-10:20金峰山11:16-大日小屋-14:09富士見小屋-14:47瑞垣山荘14:59-16:34増富温泉
天候 22日 曇→雪→吹雪(ほぼホワイトアウト)
23日 曇&ガス → 晴れ 
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
韮崎 → 瑞垣山荘 タクシーで12300円(深夜料金)昼間だと10,000円くらい?
増富温泉 → 韮崎 バス1200円

※瑞垣山荘までのバスは11月で終了しています。マイカーでない場合、韮崎駅からタクシーかまたは増富温泉までバスでいき2時間歩くしかありません。
なお、瑞垣山荘は携帯(au)は通じませんでしたので、タクシーが呼べません(泣)
コース状況/
危険箇所等
瑞垣山荘-金峰山:危険箇所はほとんどないです。ピッケルを使っている人は少数派。ほとんどがストックか両手フリー。そんなコースです。降雪直後でなければ、トレースが期待できます。とはいえ、降雪直後は胸以上のラッセルを強いられ敗退することもありえます。今回は降雪後一番のりで、一番深いところでも股下でした。危険箇所はほとんどありませんが、10本爪以上のアイゼンが安心でしょう。

金峰山-大弛峠方面:トレースはまず期待できません。スノーシュー、ワカンがないと進行は難しいと思います。今回はワカンを履いても膝上まで潜る箇所もありましたが、だいたいは膝下ですみました。23日に奥多摩まで縦走するという若者が登っていきましたので、今ならもれなくトレースがついているかも。。。

瑞垣山荘-増富温泉:舗装路です。安全かと思いきや、凍結していてスケートリンク状態、今回のルートで一番の危険箇所でした(笑)。ここは歩く場所ではなく、車で通る場所ですね。。。
真夜中の瑞垣山荘を出発します。
タクシーの運転手さんにものすごく心配されました。
2012年12月22日 01:44撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
12/22 1:44
真夜中の瑞垣山荘を出発します。
タクシーの運転手さんにものすごく心配されました。
富士見小屋まで遠回りに参道を通ったためだいぶ時間がかかりました。温度計は−3.5℃。とても冬とは思えない暖かさです。
2012年12月22日 03:15撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 3:15
富士見小屋まで遠回りに参道を通ったためだいぶ時間がかかりました。温度計は−3.5℃。とても冬とは思えない暖かさです。
雪と風がだいぶ強くなってきました。
2012年12月22日 04:34撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 4:34
雪と風がだいぶ強くなってきました。
大日小屋で2時間ほど休憩させてもらいました。
テント泊1,000円、素泊まり3,500円とあり、休憩は価格が設定されていませんでしたが、1,000円払っておきました。
2012年12月22日 04:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 4:55
大日小屋で2時間ほど休憩させてもらいました。
テント泊1,000円、素泊まり3,500円とあり、休憩は価格が設定されていませんでしたが、1,000円払っておきました。
大日岩です。雪は弱まりましたが、ガスです。
2012年12月22日 08:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 8:14
大日岩です。雪は弱まりましたが、ガスです。
雪が深くて、重荷とあいまってなかなか進めません(泣)
2012年12月22日 10:47撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 10:47
雪が深くて、重荷とあいまってなかなか進めません(泣)
冬山
2012年12月22日 10:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 10:59
冬山
らしくて
2012年12月22日 11:15撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 11:15
らしくて
いいですね♪
2012年12月22日 12:22撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 12:22
いいですね♪
心がきれいな人には見えるはず、富士山が。
2012年12月22日 12:22撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 12:22
心がきれいな人には見えるはず、富士山が。
五丈岩あ見えてきました。
2012年12月22日 12:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 12:38
五丈岩あ見えてきました。
ついたです。
2012年12月22日 12:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 12:50
ついたです。
金峰山への最後の登り。
2012年12月22日 12:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/22 12:50
金峰山への最後の登り。
冬は初めて、金峰山山頂。
2012年12月22日 13:00撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 13:00
冬は初めて、金峰山山頂。
大弛峠方面へ進みます。雪が深くつぼ足では進めないので、ワカンを装着。この後、猛吹雪で写真どころではありませんでした。結局ルートが分からなり、戻ってきてテントを張ることになりました。
2012年12月22日 13:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 13:12
大弛峠方面へ進みます。雪が深くつぼ足では進めないので、ワカンを装着。この後、猛吹雪で写真どころではありませんでした。結局ルートが分からなり、戻ってきてテントを張ることになりました。
3時間後。吹雪をさけ風下の岩陰に、ゴアライトを設営。しばらくすると嘘のように風が止み、視界が晴れました。そして先ほど見つけれらなかった稜線がクリアに!鉄山、朝日岳、国師ケ岳へとS字上にうねる稜線がかっこいいですね。
2012年12月22日 16:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 16:12
3時間後。吹雪をさけ風下の岩陰に、ゴアライトを設営。しばらくすると嘘のように風が止み、視界が晴れました。そして先ほど見つけれらなかった稜線がクリアに!鉄山、朝日岳、国師ケ岳へとS字上にうねる稜線がかっこいいですね。
幕営地からは富士山が。
2012年12月22日 16:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 16:13
幕営地からは富士山が。
そして瑞垣山もクリアに。
2012年12月22日 16:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 16:13
そして瑞垣山もクリアに。
夕飯は炒飯&焼肉です。前日に自宅で調理して持参。お湯で温めるだけ。生姜を入れたので温まりました〜。
2012年12月22日 17:27撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/22 17:27
夕飯は炒飯&焼肉です。前日に自宅で調理して持参。お湯で温めるだけ。生姜を入れたので温まりました〜。
朝、起きたら玄関から富士山。都心の一等地より遥かにいいロケーションですよ。
2012年12月23日 06:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 6:43
朝、起きたら玄関から富士山。都心の一等地より遥かにいいロケーションですよ。
どどーん。
2012年12月23日 06:44撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 6:44
どどーん。
オヨヨヨッ
2012年12月23日 06:58撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 6:58
オヨヨヨッ
バーン。
2012年12月23日 07:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 7:01
バーン。
ワォッ。
2012年12月23日 07:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 7:01
ワォッ。
木々が寒々しい。
2012年12月23日 10:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/23 10:05
木々が寒々しい。
ビバーグ地は岩かげで風が避けられました。
2012年12月23日 10:11撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/23 10:11
ビバーグ地は岩かげで風が避けられました。
テントで3時間待ちましたが、ガスガスなので帰ります。残念。
2012年12月23日 10:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 10:12
テントで3時間待ちましたが、ガスガスなので帰ります。残念。
最初に目をつけていたビバーグ適地。頑強な岩に囲まれた自然美はまるで高級ホテルそのもの。金峰山から徒歩30秒と交通アクセスも抜群のお宿です。今回はお世話にならず。
2012年12月23日 10:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 10:35
最初に目をつけていたビバーグ適地。頑強な岩に囲まれた自然美はまるで高級ホテルそのもの。金峰山から徒歩30秒と交通アクセスも抜群のお宿です。今回はお世話にならず。
ガスの稜線を帰りますよ。20人くらいの登山者とすれ違いました。その中の一人はこれから奥多摩まで行くんだと言っていました。かっこよすぎです。
2012年12月23日 11:28撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 11:28
ガスの稜線を帰りますよ。20人くらいの登山者とすれ違いました。その中の一人はこれから奥多摩まで行くんだと言っていました。かっこよすぎです。
稜線から降りると嘘のように晴れた。天気予報どおりではありますが。
2012年12月23日 12:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 12:32
稜線から降りると嘘のように晴れた。天気予報どおりではありますが。
八ヶ岳がドカーンと。主要なピークを地図を見なくても全て分かってしまう、それくらい八ヶ岳LOVEな私。
2012年12月23日 12:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 12:48
八ヶ岳がドカーンと。主要なピークを地図を見なくても全て分かってしまう、それくらい八ヶ岳LOVEな私。
南アルプス方面はイマイチ
2012年12月23日 12:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 12:55
南アルプス方面はイマイチ
富士見小屋の水は出ていました。
2012年12月23日 14:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 14:12
富士見小屋の水は出ていました。
水場までの道はけっこう危険。
2012年12月23日 14:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/23 14:13
水場までの道はけっこう危険。
富士見小屋のボッカさん。布団を荷揚げ。長靴を履いていると親近感が沸きます。さすがに、今回の私は冬靴でしたが。
2012年12月23日 14:17撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 14:17
富士見小屋のボッカさん。布団を荷揚げ。長靴を履いていると親近感が沸きます。さすがに、今回の私は冬靴でしたが。
11月までで終了ですが、この書き方から、冬期も運行しているのかと誤解して15分ほど待つ。瑞垣山荘の方に11月で終わっているよと教えていただき、増富温泉まで歩くことに。
2012年12月23日 14:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 14:48
11月までで終了ですが、この書き方から、冬期も運行しているのかと誤解して15分ほど待つ。瑞垣山荘の方に11月で終わっているよと教えていただき、増富温泉まで歩くことに。
瑞垣&金峰
2012年12月23日 15:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/23 15:14
瑞垣&金峰
瑞垣&金峰。
あと2時間早く晴れていれば、大弛峠まで行けたのに。。。
2012年12月23日 15:29撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/23 15:29
瑞垣&金峰。
あと2時間早く晴れていれば、大弛峠まで行けたのに。。。
増富温泉に到着。お疲れ様でした。
2012年12月23日 16:33撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/23 16:33
増富温泉に到着。お疲れ様でした。

感想

奥秩父主脈縦走に挑戦し、予想通りに敗退してきました(笑)
今回の3連休のプランは次のとおりです。

 プランA:瑞垣山荘〜奥多摩まで 
 プランB:瑞垣山荘〜甲武信岳まで
 プランC:瑞垣山荘〜大弛峠まで
 プランD:瑞垣山荘〜金峰山ピストン

プランAは2泊3日ではほぼ不可能です。どっかの山岳会がラッセルをしてくれて、かつ私の体力が普段の3倍くらい(kankotoさんくらい)あれば可能ですが。
プランBは3日間とも天気に恵まれれば可能性はあります。初日に大弛峠まで行く必要があります。2日目の大弛峠〜甲武信岳間が厳しそうですが。
プランCが現実的です。初日は天気が悪いので適当にビバーグ。2日目に好天を利用して大弛峠へ。そして林道を下山します。今回の狙いはこれでした。あわよくば、国師ケ岳まで。
プランDは高い交通費を考えれば避けたいところ。これならマイカーで来るべき。
でもけっこう可能性あり。

深夜の韮崎駅からタクシーで瑞垣山荘までいきます。真夜中の冬山に入ろうというのですから一般人から見たら相当無謀なことでしょう。タクシーの運転手さんにものすごく心配されました。

瑞垣山荘からはヘッドライトでナイトハイクです。うっかり参道に迷い込み遠回りをして富士見平小屋に到着です。気温は−3.5℃。この季節としてはかなり暖かいでしょう。富士見平小屋は長らく管理者が不在でしたが現在は営業小屋のようです。この日はかぎがかかっていましたが。

大日小屋までナイトハイクをしますが、雪と風が強くなってきたのでしばらく休憩をさせてもらいます。毛布も常備されているので、冬でも暖かく泊まれそうです。
さて、明るくなり雪と風が弱まってきたので金峰山へ。
深々と降った雪のおかげトレースがほぼ消えて軽いラッセル(膝下)を強いられます。場所によっては股下まで埋まるところもあり、重荷とあいまってなかなか進めません。最近、軽量化しすぎていたので体が荷物の重量に悲鳴をあげているようです。

まったく展望がないまま、金峰山山頂にたどりつきました。ここまで多少岩場もありますが、ピッケルは使わずにストックだけでこれました。さて、ここから大弛峠方面へと向かいます。最初は岩の洞窟をくぐるのですが、ここはビバーグ地点として良さそうです。ルートが分からなくなったらこの岩の洞窟にビバーグをしようと思い進みます。つぼ足だと腰まで埋まる雪となり、ワカンを装着して進みます。

ここから急激に天気が荒れます。北側から強風が吹きつけ吹雪いてほぼホワイトアウトです。悪天候は予想していましたがここまでとは!既にビバーグ予定地は確保してあるので、もうちょっと進んでみます。
かなりの強風でしたがバラクラバいらず(ミドルレイヤーのフードとアウターのフード&ゴーグル)でしたので、気温はかなり高かくてせいぜい−5℃くらいでしょう。ちょっと進みますが全く視界がきかず道が分からず。そして、ケルンに見えた岩にだまされ、2時間ほど探しましたが、ルートを見つけられませんでした。
ハイ松帯などは下が空洞のため思いっきり踏み抜き、脱出に多少てこずりますが、来た道を引き返しビバーグすることにしました。

ビバーグ予定地の岩の洞窟に戻る途中に風がうまく避けられる地点を発見したので、ここで幕営します。
ゴアライトを設営してテントの中でほっと一息をついていると、急に風の音が止み、外に出てみると晴れて、進むべき大弛峠への稜線がくっきりと見えます。
先ほど自分が迷い込んだ場所もくっきりと。
テント場からは富士山も見え、いいロケーションです。
家で料理してきた炒飯&焼肉を湯せんで暖め、夕食とします。
ここまでプランCのほぼ予定どおりです。明日は晴れれば、大弛峠に行けるでしょう。

初の冬山テント泊でしたがぬくぬくと10時間以上も熟睡。快適でした〜。
はっきりいって10月の涸沢に寝袋なしのビビーで泊まったときのほうが遥かに寒かった。今回はダウンの寝袋なので、寒さを感じることはありませんでした。
やはり装備は重要ですね。
朝起きると全てのものが凍り付いております。初体験。これが冬のテントなんですね。でも寝袋の中は暖かい。幸せ。
テントをあけると富士山がバーンと。大弛峠への稜線もしっかり見えますが南のほうからガスが迫ってきてあっという間に視界を覆ってしまいました。

朝食を済ませたあと、撤収の準備をしてテントの中で体育座りをして、天気の回復を待ちます。予報どおりなら晴れるハズ。しかし10時になっても晴れず(泣)。大弛峠は夏なら2時間ですが、今は安全マージンをとって6時間は見ておきたい。そうとすれば、時間切れです。残念ですが引き返して瑞垣山荘に下山することに。テントの結露はすべて凍っているので、払えばほぼすべて落ちます。夏山よりある意味快適ですね、これは。

金峰山からの下山は天気が悪い中20人くらいの登山者とすれちがいました。
皆さん、天気予報を信じてやってくるのですね。昨日登ったのは、恐らく私1人だったと思いますが。。。
さて、その中にひときわ大きな荷物の若者が。思わず話しかけると「奥多摩まで行きます」とのこと。かっこいい、かっこよすぎるよ。ちょっと興奮してしまいました。が、よく見るとスノーシューやワカンが見えません。もしかしたらザックの中に入れているのかもしれませんが、つぼ足ではかなり厳しいと思いますよ。。。
このお兄さん、下山は27日くらいでしょうか。もし、レコを見ていたらコメントをください。結果が知りたいです。
そして私もこれから休みが欲しいと真剣に思いました。ラッセル泥棒をして奥秩父主脈を縦走できる機会なんてそうそうありませんよ〜。

さて、稜線からおりると嘘のようにガスが晴れ、快晴です。時刻は12時すぎ。あと2時間早ければ、大弛峠までいけたのにな〜。残念ですが、安全第一です。ガスの中進んでもテント、食料があるので命に関わる自体にはなりづらい。でも社会人として25日に出勤できない危険は絶対に避けなければなりません。これはしょうがなかったといいきかせ瑞垣山荘まで下山。
バスは残念ながらないので増富温泉まで徒歩で。
カーブミラーに写る自分がいつもより精悍に見えました。冬山で一晩を明かしてきたから当然か。。。でも駅のトイレの鏡でみたらいつもどおりの自分。そ、そうかカーブミラーは歪んで写るからいつもよりかっこよく見えたのか(笑)
これからは家の鏡はカーブミラーと同じ凸面鏡にしようかなと思ったのでした(笑)

奥秩父主脈縦走はなりませんでしたが、冬山テント泊デビューを果たした良い山行でした★☆★



以下参考

★冬の奥秩父主脈縦走に挑んだ方たち

http://www5e.biglobe.ne.jp/~kamio/trek-981.htm
大雪に閉じ込められた奥秩父からの壮絶な脱出記録。

http://mobydick67.exblog.jp/blog.asp?tag=%E5%A5%A5%E7%A7%A9%E7%88%B6&p=2&srl=12933808&dte=2010-02-24+07%3A31%3A00.000
ここの『2010年2月1日〜11日までのブログ』に記録がある。お見事奥秩父主脈縦走達成

http://zumezume.naturum.ne.jp/e854715.html
上述の方とパーティで奥秩父主脈縦走達成。甲武信小屋の小屋番さん。

http://hoop29.exblog.jp/9511372
初の冬山で奥秩父主脈縦走達成。甲武信小屋の正月営業という運もあったがお見事。

http://blog.goo.ne.jp/ashi-ptarmigan/e/408c931f0977a7a90340b80b375b353b
年末年始の縦走だが、雪が驚くほど少ない。昨シーズンの記録。こんな年もある。
実は昨シーズンはじめは雪が少ないのを知っていたので、私も狙っていましたが、予定が合わず行けなかった。

http://outerspace.jp/reportSystem/activityReport/report0000000000000025.html
雲取山〜甲武信まで。つぼ足で!

http://d.hatena.ne.jp/Argon/20091230/1262327942
瑞垣山荘から甲武信岳まで2泊3日で。積雪が少なかったとはいえ健脚です。

http://blog.livedoor.jp/monkeyryo/archives/969595.html
金峰から甲武信まで。さすがかぶき者です。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-94308.html
ヤマレコのkanemaruさんの記録。奥秩父主脈の雪深さが分かる。

http://blog.livedoor.jp/ikedasc/archives/1020741.html
瑞垣山荘から大弛峠まで。凍傷で断念。ご無事でよかった。

★冬のテント泊について
今回はこんな感じでした。
テントの中は氷の世界でしたが、ぬくぬくでした。
とは言っても私はマイナスの気温でもビビーで寝袋無しで寝れる人なので、参考にならないかも。

テント:ゴアライト(外張りなし)
マット:モンベル コンフォートシステムパッド
シュラフ:イスカ エア810X (−25℃)
シュラフカバー:モンベルのゴアテックスのやつ
足元:乾いた靴下に象足(ダウンシューズ)
下半身:キャプリーン4+R1パンツ+夏用カッパ(レインダンサー)
上半身:キャプリーン4+R1フーディ+ダウン+夏用カッパ(レインダンサー)

※私は過去に−5℃でビビー+寝袋で泊まった経験があり、今回の装備で大丈夫との自信がありました。そうでない方は営業小屋のそばの幕営地などでデビューしたほうが安全です。

★ウェアリングについて
上述のとおり、冬用のアウターでなく夏用のアウターで行ってみました。
アウターは防風と防水がしっかりしていればいいはず。中身のウェアリングで保温すればいいはずと思ったからです。
結果、暴風雪の中、十分に耐えられました。(気温が−5℃程度と高かったせいもありますが)
ヤマケイJOY2008のWinter号P34『夏山のレインウェアが雪山で使えるってホント?』の実験結果も参考にしました。
これで、昨年、冬山用に購入したストレッチエレメントジャケットとシンプルガイドパンツは出番が無くなるかも。。。

★手袋について
モンベルのOut Dry アルパイングローブ
正直、『安かろうほどほどだろう』のモンベルですので、暴風雪のときはやばいかなと思いましたが大丈夫でした。外はバリバリに凍りつきましたが、手は冷えず。
保険のためにもってきたブラックダイヤモンドの手袋(こちらは値段が高いが信頼をおける)を使わずでした。ホントに気温が低いときはさすがにやばそうですが、ちょっとした冬山なら十分使えそうです。値段もリーズナブルですし。

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コメント

うわあ〜〜
nagagutuさん、スゴイ
女性からの好感度NO1の好青年なのに、
やる事までカッコいいとなると、もう非の打ち所がありません〜〜shine
お天気はきっとnagagutuさんに嫉妬したんですよ
しかし、あの長い道を歩いたとは・・・
ホント、お疲れ様でした。
たしかに、私も auで・・・つながりませんでした
2012/12/24 21:44
凄いです!
nagagutuさん、はじめまして。

23日に瑞牆山荘よりピストンしたKazu405といいます。
途中、間違いなくすれ違っておりますね

吹雪の中のテン泊、凄いですね〜
この季節の主脈縦走路がどれほど大変なのか勉強させていただきました。
私のレコにも書きましたが、奥多摩駅まで行くと言っていた方、とても心配です。

またどこかの雪山でお会いしましょう!
2012/12/24 23:23
おかえりなさ〜い
こんばんわ

金曜日夜から出発とお聞きしていたので、土曜日は天気予報は良くないし・・
どうされているかな??って

確かに雪山を夜中から歩く!って、 タクシーの運転手さんは心配しますよね

玄関からの眺め、最高ですね
充実された雪山テン泊デビュー、お疲れさまでした

私の雪山テン泊デビューはtekuさん宅にお邪魔させていただく、小梨平予定で〜す

我が家もカーブミラーに変えようかな?
そしたら少し若返って、可愛くなるかな〜happy01

では〜、今年、nagagutuさんと出会い、楽しい山、 でした。
来年もよろしくお願いしますね
2012/12/25 19:35
tekuさん
メリークリスマスです

好感度NO1じゃないですよ〜
クリスマスも予定がなく、残業→帰宅、1人で家にいます(笑)

今回は、お天気に恵まれませんでした。
2日目は行こうと思えば行けたんですよね。
でも1日目のホワイトアウトがトラウマで「快晴じゃなきゃ絶対行かない」と思っていました。
赤岳をサクッと登るtekuさんが、カッコイイですよ

増富温泉までの道、意外と見所があり、思ったほど退屈じゃなかったです。車で走ると気づかないこともありますね。
2012/12/25 21:16
kazu405さん
はじめまして。 ありがとうございます。

初の冬山テント、なかなか楽しい体験でした
下山時に間違いなくすれ違っていますね。
kazu405さんが稜線にいられる間に、スカッと晴れてよかったですね
ガスガスからの晴れ、なかなか感動的だったのではないでしょうか、うらやましいです

奥多摩に行くという青年、天気も良かったので大弛峠までたどりつけたかもしれません。
無事だといいですね。
2012/12/25 21:22
pikaさん
メリークリスマスです。

金曜日、仕事を終えて、職場から山に直行でした。
車と違って多少でも睡眠が取れるので、楽でした。

冬山テント泊なかなか快適でしたよ。
コッフェルの湯気があっという間に結露したかと思うと凍り付いてきれいでした。夜中にヘッドライトで照らすと氷がピカピカshine光って幻想的

pikaさんはそのままでも十分若くて可愛らしいと思いますよ
(マツさんからクレームがあるかもしれませんが)
2012/12/25 21:28
nagagutuさん、こんにちは。
「奥秩父縦走のため山籠もりをします」とのメッセージを見て、正月まで含めたロング山行を想像していました。
天気図を眺めながら、おそらく3日程度は停滞を余儀なくされるだろうと心配していました。
無事に下山できて良かったです。お疲れ様でした。

>十分若くて可愛らしい
そこでクレームつけたら私が完全に悪者に
まあ、ご存知の通りいつもBB言ってますけどね
でも50超えたら誰が見てもjjとbbですから。
やっぱりnagagutuさんは女性に優しいですね。
2012/12/27 1:06
別荘購入???
長靴さん こんちは。
見事な敗退っぷりw 潔いいっす 漢っす

17枚目の富士山見えた瞬間、歓喜乱舞だわね
ま、アタシにはもちろん10枚目のほーがクッキリですが

>金峰山から徒歩30秒と交通アクセスも抜群
なんと!掘り出し物件ぢゃないですかっ
そこなら体育座りで半日ぐらいは お尻痛くならずに済みそーですよ 迷ってる間に取られちゃいますよ 今が買い時ですよ 回し者じゃないですよ
2012/12/27 16:13
冬の金峰山
nagagutuさん

金峰山お疲れ様でした。

稜線でこの天候では・・・キツイですね。
下山して晴れのパターン、私も良くあります

確か以前もここでラッセルされてましたよね。
冬の金峰山も侮れませんね

>タクシーで12300円
お一人だと良い値段ですね!
2012/12/27 22:19
MATSUさん,
こんばんは〜。

1日目は天気が悪いのは分かっていました。寒気も入っているし冷え込むんだろうなと思いましたがたいしたことがなかったです。
(テント内は凍りつきましたが。。。)
山頂からすぐのところに小屋もあり,いざとなった逃げ込めるので精神的には楽でした。

2日目は晴れ予報だったので期待していたんですけど,午後のみ でした。
午前中もガスっているだけで,暖かったですし。。。

「優しい」のではなく「事実」です。
あれ,ゴマをする音が聞こえてますか
2012/12/28 0:37
nyaroさん
こんばんはっ。

今回は撤退の判断がちょっと遅かったかなと反省しています。
「進むべき道」は見失ったのですが「戻るべき道」は見失っていなかったんですね。
その安心感があり,暴風雪の中,結構長い時間行動をしてしまいました。
後,10度気温が低かったらかなり消耗していたかも

掘り出し物件,冬季限定で無料開放中ですので,nyaroさんもいつでも宿泊可ですよ〜
2012/12/28 0:43
kankotoさん,
稜線で荒れるとちょっと嫌ですね。
凍傷などが頭にチラつきます
金峰の場合はすぐ森林限界以下に降りられるので,
あまり心配の必要はないですが。

kankotoさんは晴天率が高いですよね。
私はあちらの山域のほうが天気が良いと思っても,天気が悪くても行きたい山のほうを選んじゃんですよね

前回のラッセルはひどい目にあいましたので,今回は頂上が踏めて,ポイントポイントで展望も得られたので,満足しました〜
2012/12/28 0:47
おつかれでした!
あの天気でよく突っ込みましたね
でもなんだか、とっても楽しそう♪
冬テンを満喫されたようでなによりです

冬のフル縦走、めちゃくちゃ手強いですよね。
成功のタクティクスも含めた完全武装でのリベンジ、期待してますYO!
2012/12/29 22:39
garumaaさん、
こんにちは。

あの天気で突っ込んではダメなのは分かっていましたが、何事も体験かなと思い突っ込んでみました。
とはいいつつも、近くに金峰山小屋もありますし、乾いた着替えもあったので、大丈夫との判断があった上ですよ〜
なんか、ホントに冬山にいる実感があり、楽しかったです。

冬テン、夏の寝袋無しより遥かに快適 、癖になりそうです。

冬のフル縦走は私にはムリですね。
ちょこまかとつなげて振る縦走したいと思います
2012/12/30 12:25
とっても楽しそう^^
nagagutuさん、こんばんわ

奥秩父縦走を考えていらっしゃったのですね。
とっても楽しそう
でも、とってもハードそうです。
反対側の雲取山とは大違いですね。。。

真冬の金峰山ってこんなに厳しい山なんですね。
そういえば、昔(2年ぐらい前?)厳冬期の金峰山に単独で挑んで猛烈ラッセルに苦しまれたのはnagagutuさんでしたっけ?
今回と前回の時とはまたまた違っていたのでしょうか?

GWに唯一、雪山金峰山に登ったことがありますが、残雪期だとラッセルすることも無く快適登山でした

金峰山からの日の出よいですね。
私はあの雲海の下でした…。
金峰山にて大菩薩に雲が沸いて見えるのは南関東悪天の印だと思いますよ!!
撤退して正解だと思います。
奥多摩まで予定の若者がちょっと心配ですね。

今年もお疲れ様でした。
また来年もよろしくお願いします
2012/12/30 16:09
aottyさん、
こんばんはっ。

冬期の奥秩父縦走は、私の実力ではまず無理ですね。
でも、大弛峠までであれば行けそうです。

雲取山と少ししか離れていないのにどうしてあそこまで積雪量が違うのでしょうか
そうなんですよ、2年前は快晴でしたけど、猛ラッセルで稜線に出るのがやっとでした。今回は雪の量も少なく、ピークハントができて、良かったです。

奥多摩までの青年、どうでしょうね。
つかの間の晴れ間の間に甲武信まで行けてしまえば、
あとはなんとかなりそうな気がします。
もう、下山しているころと思いますが、遭難のニュースがでてないのでご無事だったのではないでしょうか。

それでは、よいお年を
2012/12/30 22:20
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