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Yamareco

記録ID: 251999
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越

パウダーにまみれて木曽御嶽山

2012年12月10日(月) [日帰り]
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マリベ その他1人
GPS
--:--
距離
3.6km
登り
263m
下り
279m

コースタイム

スキー場P9:30→ゴンドラ山頂駅10:25→(休憩2本)→金剛童子付近13:20→田の原14:20→(山頂駅で装備チェック等)→ゴンドラ山頂駅15:10→スキー場P15:20
天候 粉雪 ときどき強い風が吹くきつける。
全国的に真冬の冷え込みで、日本海側は大雪だった。
御嶽山は天気図から想像するよりは穏やかだった。
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
おんたけ2240スキー場 無料駐車場
コース状況/
危険箇所等
国道19号も積雪ありで、のろのろ運転。
運転時間が長くなり大変だった。
月曜ということで、温泉がどこも休業!
寒かった〜。
ゴンドラで上がってすぐ、深い雪。薄い霧のような雲から太陽がうっすら差し込んだり、想像より天気は悪くない。
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ゴンドラで上がってすぐ、深い雪。薄い霧のような雲から太陽がうっすら差し込んだり、想像より天気は悪くない。
斜面になると、膝ラッセル! 体力のあるパートナーがガツガツ道を作っていく!
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斜面になると、膝ラッセル! 体力のあるパートナーがガツガツ道を作っていく!
ゴンドラの時間もあるので、本日はここまで。もう少し上がれたらアイゼントレできたかなあ。
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ゴンドラの時間もあるので、本日はここまで。もう少し上がれたらアイゼントレできたかなあ。
金剛童子の文字が見える。
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金剛童子の文字が見える。
マイナス10度はなかったか。森林限界からは風が吹き付けていた。このピンクジャケット、我ながらいい感じの色だな。
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マイナス10度はなかったか。森林限界からは風が吹き付けていた。このピンクジャケット、我ながらいい感じの色だな。
下山は早かった〜! ほんと、雪道の下りは早いのねぇ。
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下山は早かった〜! ほんと、雪道の下りは早いのねぇ。
今日のおとも。わかん。スノーシューのほうが良かったことは言うべくもない。
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今日のおとも。わかん。スノーシューのほうが良かったことは言うべくもない。

感想

雪上訓練と称して木曽御嶽山へ。
8日はゴンドラが止まったよう。
なんとか動いてほしいと思いながら現地へ行く。
天気図からは本日も止まってもおかしくなかったけれど、
意外に穏やかさすら感じられる天気でほっとした。

下で気温はマイナス3℃だった。
上はせいぜいマイナス5℃ちょっとくらいかと思ったけれど、
午後になると寒く感じたし、風も午後のほうが強くなった。

先行者が1人いて、坪足ラッセルであかっぱげ付近まで行っていた。
そのトレースに助けられたけれど、森林限界になるあかっぱげ以降は、
今日のパートナーががっつり膝ラッセルを頑張ってくれた。

その方とは年末に八ヶ岳の初級ルートを計画していて、
そのためにアイゼントレと、適当な場所があればロープワークも確認したく、そのための御嶽山山行だった。
実際はゴンドラ駅から八合目手前で3時間もかかってしまい、
終始ラッセルトレーニングに終わってしまった。
でも雪山を歩く体力もつけなきゃいけないし、
本番前の装備チェックは大事だから、これはこれで楽しい1日となったのでした。

何しろ私、今まで厳冬期に行ったのは富士山の七合目くらいまでと赤岳くらい。
雪が少なかったりトレースがあったりで、
これだけの深雪を行くことはほとんどなかった。
だから雪の多さと歩きにくさに圧倒されてしまった。
(3月以降の残雪期と、こんなにも歩きやすさが違うとは!)

ただこれだけの軽い雪。今後急斜面のトラバースや雪庇にはかなり注意しないといけないな。想像すると怖い。

また、田の原からは多少登るとはいえ、ほとんど平坦なくらいだと思い、
雪にとらわれて行き3時間かかったのだから、
帰りも2時間くらいは覚悟と思ったけれど、
ぜ〜んぜん!
こんなあっさり帰って来られるものなのか!
緩斜面とはいえ、登りは登り、下りは下り、
しかも自分のトレースを引き返すのだから余裕だった。
まだまだ経験が足りませんな。

<今日の反省点>(備忘録として)
○駐車場から出発する時点で、ビーコンを装着し、スイッチを入れること!
  …それ以降ジャケットをぬぐタイミングはないので、体につけ損ねる。
○わかんか、スノーシューか?
  …今までの山は必要なかっただけで、厳冬期は持っていくべき。使うかは現地判断。今日のように数日のうちに数十センチの降雪が分かっているときはスノーシューのほうが当然ラクだ。
○ストック
  …必要。今まで荷重を軽減される役割として考えていたけど、厳冬期のラッセルにはこんなに役立つのか! 何しろ雪が軽すぎてピッケルは意味がない。さらにストックにはスノーバスケットをつけること。買わなきゃ。
○ジッパーの持ち手
  …ピンクジャケットはフロントジッパーの持ち手が小さい! 改良すること。ロングスパッツも一部要改良。
○ハーネス
  …訓練としてハーネスを付けてみて、衣類のもたつきが気になった。アタック時のみつけているならこのままでもいいけれど、着脱しやすさも考えてできれば雪用簡易ハーネスを検討するか。
○待機、ビレー時の保温をどうするか。
  …ハーネスをしたままジャケットの脱ぎ着が難しい。レイヤリングを検討したい。
○オーバー手袋
  …通常行動用に、三本指・そでが長いタイプを検討したい。

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コメント

雪は楽しいでしょう。
 50年前に私も登った事があります。11月の中頃でした。その頃八海山荘と言ふ小屋があって、そこまでバスが行っていました。前の昼過ぎに着き、その晩泊まって次の日登りました。あまり天気は良くなく7合目位からガスの中で、未だ雪は少なく8合目辺りからアイゼンを着けたように思います。王滝頂上に上がると立っていられないくらいの風と地吹雪で這うようにして吹き飛ばされないようにピッケルで支えながら剣が峰まで行きました。今も八海山荘てありますか?そして7合目辺りに田の原小屋があったように思いますが、この小屋も今あるでしょうか。今はゴンドラがあるのですね。
 雪と岩、それに氷が一番面白いですよね。
2012/12/14 23:57
今はスキー場のゴンドラが使えます〜
私の記憶では、夏季は田の原までバスが出ているように思います。夏季は田の原が登り口になるのです。私は夏に登ったことがありますが、売店があったり、いかにも入山者が多いことを想像させるしっかりとした登山口でした。

八海山荘という小屋(施設)はあるようですよ。しかしmesnerさんが想像されているものとは、もう違うかもしれません。当時はスキー場がなかったかもしれませんね。

50年も前の記憶とおっしゃいますが、詳しく記憶されていてすごいです!
登った時期が冬というのがmesnerさんらしいです
2012/12/17 22:08
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