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Yamareco

記録ID: 240
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

南八ヶ岳・赤岳

2005年01月09日(日) 〜 2005年01月10日(月)
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コースタイム

1月9日(日)10:40駐車場出発〜美濃戸山荘 11:30〜 15:00赤岳鉱泉着
1月10日(月)7:45出発〜11:00〜山頂(小休憩)〜12:45テント場(テント撤収)〜16:00
駐車場 
天候 1/9 曇り時々雪
1/10 曇り 
過去天気図(気象庁) 2005年01月の天気図
コース状況/
危険箇所等
◆地蔵尾根の岩稜帯、文三郎尾根の鉄の階段はアイゼン歩行時ひっかけて転倒しないよう注意。
◆赤岳鉱泉冬季営業。行者小屋、赤岳頂上小屋は営業してませんでした。
◆もみの湯(0266-74-2911 10:00〜21:30)¥500 露天もあり快適です。 

感想

1月9日(日)
朝8時八王子集合。
立川で逆方向の電車にのってしまって遅れてしまう。ごめんなさい!!
地元のzenyoくんは八王子ICまでの裏道を教えてくれたが本当に近道だったのかなあ??
なにはともあれ雷鳥号とzenyo号は一路八ヶ岳へ向かう。
途中で南アルプスの鳳凰三山のオベリスクが見えた。
八ヶ岳は雲の中だ。
今日は赤岳鉱泉までなので明日晴れればと願う。
美濃戸口から赤岳山荘までの道が今回の密かな核心部で
zenyo号もチェーンをつけて頑張ったが、結局登れず、途中から歩くことになった。
準備をして10:40出発。
1時間弱でやっと赤岳山荘につき1本とる。休むと寒い〜。
山荘からしばらく行くと登山道になり、しばらく沢沿いの道を歩いた。
沢はもちろん凍っていないが、沢の中の岩の周りにうっすらと氷がはっているのがとても美しか
った。中には結晶のようになっている氷もあった。
雪は見慣れているが、冬の沢を見るのは初めてだ。
新たな発見にちょっと嬉しくなる。
雪がちらちら降っていた。
15:00頃赤岳鉱泉到着。
すでに色とりどりのテントがたくさん張られている。小屋は超満員のようだ。
整地してテントを2つ張り、男女ごとに中に入る。
あまりの寒さに持ってきた防寒着をすべて着てはるちゃんに笑われる。
北海道人は寒がりだ(^^;
男性テントで晩ごはん。メニューはMOUNTAIN HOUSEのジフィーズでチキンライスとハーブチキ
ン、マッシュポテト、スープ。
メールで雷鳥さんが「洋もののまずいメシくわせてやっから」と豪語していたので
どんなにまずいんだろうと思ったら、意外と美味しかった。
とくにハーブチキンはからからにひからびた物体がお湯のなかにいれて数分で立派なお肉に変
身!さらにもどしたお湯の中にマッシュポテトの素を入れてかき混ぜたら数分でマッシュポテト
になった。無駄なく使えてなんて合理的な食べ物なんだろう!!
これも雷鳥さんの長年の試食の賜物。ありがとうございます♪
同じ赤岳鉱泉でテントをはっていたkeroさんご夫妻が遊びにきてくれて、楽しいひとときを過ご
しました。
トイレにいくためにゾウ足を脱ごうとしようとしたところゾウ足をはいたままいけることを教え
てもらう。ゾウ足って便利♪
眠りにつく直前、星が出てきた。明日晴れますように。

1月10日(月)
朝5:00起き。初めてのテント泊にしてはよく眠れた。
空はうっすらとくもっている。残念(^^;
朝ごはんはひとみわさん特製のチキン&キムチ雑炊。体があったまって美味しかった♪
テントはそのままにしておき、サブザックで赤岳へアタックする。
日焼けどめをつけようとしたらなんと凍っていた。
シュラフの中に入れておくべきだったと反省・・・。
7:30出発。しばらく樹林帯の中を歩く。昨日雪が降ったばかりでふかふかしている。
細い枝にうっすらつもった雪はまるで花のようで心がなごむ。
1時間弱で行者小屋へ。ここでアイゼンをつけ、地蔵尾根のほうへ。
樹林帯を抜けると岩場・鎖場が現れた。どうやらここが核心部らしい。
アイゼンの爪をうまく雪に引っ掛けるように歩こうとするが岩が邪魔で歩きにくい。
稜線上に出ると風も強くなってきた。
慣れない岩場歩きと風の冷たさでかなりへこむ。
このままいけるかなあ、引き返したいなあ・・・なんて弱気になったところで
「風は自然現象だから、強く吹くときもあれば、弱くなるときもある。悪意をもって吹いている
んではないんだよ」
という雷鳥さんの声に励まされ、(もっとも悪意をもっているとしか思えない風もあるようだが
(^^;)なんとか赤岳山頂まで行くことができた。
頂上を踏むと、いままでの苦労が報われたような気がした。
途中で引き返さなくてよかった。
下りは文三郎尾根を下る。
途中の金網の階段でアイゼンがひっかかり、足をとられて危険だ。前の爪を階段よりも前に出し
て歩くようにし、何度も転びそうになりながら注意して下った。
やっと樹林帯になると、安全地帯に入ったような気がしてほっとした。
ほっとしたのもつかの間、雷鳥さんのいたずらのせいで後ろをあるいていた私とみやなおちゃん
は雪まみれ(^^;
13:40頃赤岳鉱泉に到着。
テント撤収して美濃戸口へ向かう。
もう気分は温泉&菊仙の馬ヒレステーキ!!
15:45車に到着。着替えていると買い換えたばかりの雨具のひざの部分に穴があいているこ
とに気づいて大ショック!
場所的にアイゼンをひっかけたようではないので、車に到着する5分くらい前に転んだときのと
思われる。
ああ悲し・・・。うがりさんに「これで心おきなく使えますね」といわれて、と悲しくもちょっ
と納得。確かにそうかも。

温泉はもみの湯へ。露天もあり、快適でした。
なによりも冷え切っていた体が解凍されたよう。
温泉のあとは、みんなが楽しみにしていた菊仙へ。
ところがお店が閉まっている。
看板も出ておらず、定休日の休みも移転も、廃業の張り紙もない。
まさか夜逃げ??
一同がっかりして、仙丈のときに寄ったというとんかつやさんへ。
とんかつも美味しかったけど、残念だったなあ。

稜線上では寒さと強風でもう二度と冬山は行かないかも、なんて心ひそかに思っていたが
あったかい温泉にはいり、美味しいものを食べると不思議とあの寒さを忘れて今度こそ白と青の
コントラストを見てみたいなあ思う。
人間って忘却の生き物なんですね(^^;
今まで春・夏・秋スリーシーズンの山しか知らなかったが、これから冬の山という新たな世界が
広がっていると思うとわくわくする。夏に登った山の冬の表情もみてみたい。
リーダーの雷鳥さんをはじめ、皆様どうもありがとうございました。まためげずに行きますので
よろしくお願いします。

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