朝日と月山を結ぶ分水嶺 姥ヶ岳〜湯殿山〜大岫峠(道のない有名な山)


- GPS
- 11:05
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,130m
- 下り
- 1,123m
コースタイム
- 山行
- 10:01
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 11:04
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
姥沢からゲレンデになっている沢コースでリフトの山頂駅近くまで登る.それほど急ではないのでストックのみでアイゼンを使用しないで登ったがつけたほうが楽で安全.姥ヶ岳までの登山道は雪で隠れている.ここは少し急なのでアイゼンを使用した.姥ヶ岳から装束場までの後半は登山道が雪で隠れている場所が多いので捜しながら歩いた. 装束場から少し残雪を歩き根曲がり竹主体の密やぶに入る.1421mまで登るとやや楽になる.1490m付近では少しだけ東側の残雪を利用して歩く.湯殿山山頂はやぶで下りもやぶ漕ぎが辛い.下るにつれて根曲がり竹に灌木が混じり通過が困難になる.最後の傾斜の緩い場所は背丈を越える猛烈な根曲がり竹のやぶで嫌になり東南の登山道(六十里越街道 )を目掛けて下った. 六十里越街道はあまり歩かれていないようで倒木が目立つ.残雪もあり道を捜しながら歩く.焼山尾根からまたやぶに入り残雪を利用しながらカワクルミ沼の登山道まで移動する.ここの登山道は六十里越街道よりも整備されており歩きやすい.ここから石跳沢までは登山道が雪で隠れている場所も多いが歩いた跡もあり役に立つ.足跡を利用していたら石跳沢から間違って装束場に向かう登山道に入ってしまったので引き返した.姥沢までの登山道にも残雪があるが足跡もあり問題ない.姥沢の車道直前で近道をしようとやぶに入ったが登山道沿いに行ったほうが良かった. |
写真
感想
中央分水嶺の吾妻連峰から飯豊,朝日連峰に続く分水嶺が繋がったので,今回は続きの朝日連峰から月山に向かう分水嶺の一部としての山行.湯殿山は4月中旬に湯殿山有料道路の方から真っ白な山を往復したことがあるが,今回は分水嶺が目的なので姥ヶ岳から湯殿山,大越まで歩く計画を立てた.結果的には装束場から大岫峠までのやぶがひどく歩いた痕跡はあるが利用できる踏み跡はなく残雪もほとんど利用できなかったので大越までの縦走は断念し大岫峠までになった.湯殿山は観光地でもある湯殿山神社本宮が有名だが山自体はあまり知られていない.立派な山容で魅力的な山だが,登山道はないので残雪期に登られている.
今回は時期が遅いのでやぶ漕ぎ覚悟で来た.やはり湯殿山の稜線には残雪がなく根曲がり竹と灌木のやぶで苦労した.特に湯殿山の南側はやぶが酷く後半の灌木と最後の傾斜の緩い場所の根曲がり竹は嫌になり大岫峠近くで六十里越街道に逃げた.でも残雪期にはわからな山頂の様子が確認できたのは良かった.山頂は灌木のやぶで石標があるのみで切り開きやマーキングはなかった.湯殿山に登る比較的薄いやぶの中にシラネアオイの花がたくさん咲いていた.数百の花を見たが,この時期にここを通る登山者はまずいないのでこのまま保たれると思う.猛烈な根曲がり竹のやぶでは立派な竹の子が採れると思うが,時期的にまだ早く少ししか採れなかった.
六十里越街道は荒れていた.六十里越街道を国道112号の旧道まで下ると姥沢まで戻るのが辛いので焼山尾根から姥沢に向かう登山道(カワクルミ沼)に向かってまたやぶ漕ぎをした.やぶだが残雪も半分くらい利用できそれほど大変ではなかった.石跳川から足跡を利用して歩いていたら装束場に向かう登山道に入ってしまい戻った.道のない場所は地図とGPSを見ながら歩くのでルートを外すことは少ないが,登山道の方はあまり地図を見ないので分岐の場所で間違いやすい.
姥沢の駐車場には県外ナンバーを含めかなりの登山者,スキーヤーがいた.今回歩いたコースでは装束場と後半の登山道で数人の登山者とあったが,静かな山を満喫できた.
ここから南西に続く分水嶺山行:
朝日と月山を結ぶ分水嶺 ブス沼〜大岫峠〜1150.9m峰〜大越
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2413258.html
ここから北東に続く分水嶺山行:
月山と葉山を結ぶ分水嶺 姥ヶ岳〜月山〜826m標高点(岩根沢コース)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2401523.html
ここと重複する分水嶺山行:
朝日と月山を結ぶ分水嶺 湯殿山〜大岫峠付近
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2370496.html
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