記録ID: 22990
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰
焼石岳
2007年06月04日(月) [日帰り]



- GPS
- --:--
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 672m
- 下り
- 72m
コースタイム
朝5時鶴岡ー8:25登山口ー8:55分岐ー9:00釈迦ザンゲ5合目ー9:43与治兵衛6合目ー10:20柳瀞7合目ー11:10焼石沼8合目ー11:47焼石神社9合目ー12:20焼石岳山頂・昼食後13:10出発ー14:327合目ー16:05登山口駐車場ー20:30自宅着
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
6月4日(月),アートフォーラム駐車場朝5時集合出発。稲泉氏の真っ赤なアウデイに乗って秋田県東成瀬登山口に向かう。湯沢市を過ぎて国道342号線に右折して397号線焼石連峰ビーチライン(Beech=ブナ)に入いる。登山口の標柱(標高670m)から林道に入り約3Km地点の3合目(標高930m)が駐車場になっている。晴天の登山日和。周囲は根曲竹が多く生えている。8時25分歩き始める。大森山(1149m)の麓をトラバースしていくと8時43分大森沢4合目(1040m)を通過。鬱蒼としたブナ林の中,エゾハルゼミの饗が初夏の気分を醸し出す。セミや鳥の競鳴を聞きながらブナ林を通って森林限界に達し,花を愛でながら稜線漫歩して山頂に立つのが山行の醍醐味である。月山なんか4合目で車道を止めればよかったのに,とそんな口吻をもらしながら歩いた。8時55分まわり道との分岐(1045m)から釈迦ざんげの坂道に入り,9時釈迦ザンゲ5合目(1080m)に着く。見晴らしがよく三界山(1381m),南本内岳(別称;権四郎森1492m),焼石岳が一望できる。この地を地元では山シャガジあげ(峠)という。シャガジとは,さいかちの木である。登山路の整備に来ている地元の方から聞いた。ここから少し下るとまわり道に出会う。そこから途中にまた分岐があって右に登ると南側の山並みが広く横たわり柴沢山(1241m)が目に飛び込んできた。9時43分渡渉して与治兵衛6合目(1010m)に着く。どうも地形図の登路のとり方おかしい。胆沢川を渡渉してしばらく右岸沿いに登路があり再び渡渉して左岸に渡らなめればならないのに,地形図では渡渉してすぐ左岸沿いだけに登路が引かれている。地形図にはときおり誤記をみつけることがある。10時20分柳瀞7合目(1130m)にて休憩。目の前に三界山が40度方向に見える。地形図上の現在地確認にはいい勉強の登路だ。途中残雪があるが赤旗で誘導される。所々にハクサンイチゲ,ミヤマキンバイ,キヌガサソウ,キクザキイチリンソウ,ヒメイチゲ,ミツバオーレン,シラネアオイなど春と初夏の花が咲いてまもなく開花シーズン到来の雰囲気である。11時05分長命清水(1230m)に着き冷たい湧水に一息つく。すぐ11時10分焼石沼8合目(1245m)の平坦地に出る。開花最盛期は見事なお花畑なのだろう。残雪が大きく広がっておりガスられると夏道の方向を見失いやすい。念のため標柱からコンパスで120度方向の夏道を確認しておく。11時25分1315m付近にて握り飯をほうばる。周囲は満開のミネザクラが群生している。バンケの黄緑色の蕾が大きい。テンプラにしたら美味しそう。11時47分焼石神社9合目(1440m)に着く。はるか山頂の標柱が手招きしているようだ。ここは稜線上で四路の分岐点でもある。しばらく登った所に焼石神社が祀られていた。このあたりからいくつかの大きい石が行く手をはばみ,アップダウンの悪路が続く。目前の頂上直下の急坂は見た目ほどきつくはない。 12時20分焼石岳山頂に到着。登山者が3,4人いる。ミヤマキンポウゲが風とたわむれている。昼食はいつものラーメンをつくり,秋野さん自慢の手弁当が披露されみなさん美味を連発。南に栗駒山(1627m)が雲の上に浮かんでいる。快晴であれば鳥海山,月山,岩手山,早池峰山が見えるはずなのに残念だ。焼石岳はコニーデ火山(成層火山)であるが噴火記録がなく死火山とされ,頂上付近は岩がごろごろしている。(中沼コースが顕著)。眼下の南本内岳は帰らぬ妻を呼び続けた権四郎という人をちなんで権四郎森と言われ,妻は姥石平の姥石になったという伝説がある。伝説にはならないが私も,厳しい状況の場面で家族を思い浮かべ,妻子の名を叫んだ経験が恥ずかしいけれど過去にあった。 13時10分山頂出発。長命清水14時05分通過。萌黄色のバンケを採りながら下山し7合目14時32分通過。胆沢川渡渉では雪解水で増水しており登山靴を脱いで渡った。15時42分斜面のまわり道を通る。16時05分駐車場に着く。このコースは標高差600m余なのに歩行時間7時間余の長丁場である。雨天または夏場は十分気をつけなければならない。帰りにジュネス温泉(300円)に入浴し,自宅に夜8時30分到着する。 参加者:稲泉眞彦 安野 孝 秋野芳子 加藤健次郎 (記・加藤健次郎) |
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1898人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する