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Yamareco

記録ID: 2280039
全員に公開
山滑走
朝日・出羽三山

姥ヶ岳 四ツ谷川右岸滑走

2020年03月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:47
距離
14.6km
登り
1,141m
下り
1,135m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:32
休憩
0:55
合計
5:27
距離 14.6km 登り 1,142m 下り 1,146m
9:19
10
9:29
9:32
39
10:11
10:42
23
11:05
11:20
40
12:00
91
姥沢小屋付近
13:31
13:37
69
14:46
天候 曇りのち晴れ 風やや強い
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
月山志津線は一般開放されており、姥沢駐車場まで乗り入れできる。
但し、夜間(午後7時〜午前7時)は通行止め。
駐車場は除雪されており、多数駐車可能。
姥沢のトイレも利用できる状況だが、月山スキー場はまだ営業しておらず。
今年の営業開始は4月3日(金)プレオープンからの予定。
コース状況/
危険箇所等
強風のせいか、姥沢より上は大部分がガリガリの硬い雪。
凍り具合は上に行くほど酷くなり、姥ヶ岳山頂周辺はブルーアイス多数。
凍結により斜面状態は悪化しており、南斜面や沢コース等のリフトより西側に
位置する斜面はアイスバーンだらけで、滑走を楽しめそうな状態では無かった。

一方、リフトより東側にある斜面は風があまり吹き込まない領域であるせいか、
雪は比較的柔く、西側に比べれば状態は良かった。
今回は姥ヶ岳〜牛首下付近〜四ツ谷川右岸〜姥沢のルートで滑走を行っており、
縦溝がもう出ていたものの、アイスバーンは少なく、それなりに滑走は楽しめた。

尚、この滑走ルート上には雪崩の危険がある斜面や、大型雪庇直下の通過等の
危険個所が存在する。
2回滑走しており、1本目は危険域を出来るだけ避けたルートを通っているが、
2本目は効率優先で際どい箇所を通過しているので、2本目の滑走ルートは
あまりオススメ出来ない。
姥沢までの道路が例年より前倒しで一般開放された。
なので、今回からは姥沢駐車場スタート。
これまでの志津スタートも悪くないけど、やっぱ、ここからが良いね。
2020年03月28日 09:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 9:19
姥沢までの道路が例年より前倒しで一般開放された。
なので、今回からは姥沢駐車場スタート。
これまでの志津スタートも悪くないけど、やっぱ、ここからが良いね。
姥沢のペンション街も除雪されている。
が、アスファルトは歩きたくないので雪壁上を行く。
2020年03月28日 09:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 9:21
姥沢のペンション街も除雪されている。
が、アスファルトは歩きたくないので雪壁上を行く。
月山スキー場リフト駅。
スキー場は来週から営業開始だそうです。
2020年03月28日 09:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 9:31
月山スキー場リフト駅。
スキー場は来週から営業開始だそうです。
さて、どこから登ろうか。
少し悩んだが、リフト下を登る事にした。
来週からはリフト稼働するので歩けなくなるから、最後の記念、という事で。
2020年03月28日 09:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 9:33
さて、どこから登ろうか。
少し悩んだが、リフト下を登る事にした。
来週からはリフト稼働するので歩けなくなるから、最後の記念、という事で。
リフト下は除雪されているので雪が薄い。
上部は所々で地面が出ていた。
2020年03月28日 10:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 10:07
リフト下は除雪されているので雪が薄い。
上部は所々で地面が出ていた。
山頂駅に到着。
2020年03月28日 10:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 10:13
山頂駅に到着。
山頂駅から眺める月山。
この前眺めた時は真っ白だったが…
もう、黒々としており岩が出ている。
ここ最近で一気に融雪が進んだようだ。
2020年03月28日 10:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 10:14
山頂駅から眺める月山。
この前眺めた時は真っ白だったが…
もう、黒々としており岩が出ている。
ここ最近で一気に融雪が進んだようだ。
でも、姥ヶ岳は変らず真っ白。
来週、スキー場営業開始しても安心の白さ。
2020年03月28日 10:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 10:25
でも、姥ヶ岳は変らず真っ白。
来週、スキー場営業開始しても安心の白さ。
姥ヶ岳山頂に到着。
斜面はガリガリだったので、スキーを外してアイゼンで登った。
2020年03月28日 11:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:06
姥ヶ岳山頂に到着。
斜面はガリガリだったので、スキーを外してアイゼンで登った。
姥ヶ岳から眺める月山。
この視界であれば、登れそうだが・・・
今日は風が強いので止めておこう。
2020年03月28日 11:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:08
姥ヶ岳から眺める月山。
この視界であれば、登れそうだが・・・
今日は風が強いので止めておこう。
金姥。
その向こうには雲海が広がる。
そして、そのまた向こうには鳥海山が見えた。
2020年03月28日 11:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 11:13
金姥。
その向こうには雲海が広がる。
そして、そのまた向こうには鳥海山が見えた。
鳥海山。
山頂部は霞んでいて見えない。
2020年03月28日 11:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 11:13
鳥海山。
山頂部は霞んでいて見えない。
姥ヶ岳から滑走開始。
2020年03月28日 11:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:27
姥ヶ岳から滑走開始。
四ツ谷川方面へと滑走する。
2020年03月28日 11:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:33
四ツ谷川方面へと滑走する。
強風の為、リフト西側はガリガリ斜面が多かったが、こちらは比較的良好。
だが、若干モナカ気味で、スキーの回転はあまり良くなかった。
2020年03月28日 11:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:35
強風の為、リフト西側はガリガリ斜面が多かったが、こちらは比較的良好。
だが、若干モナカ気味で、スキーの回転はあまり良くなかった。
凍り付いた灌木。
2020年03月28日 11:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 11:35
凍り付いた灌木。
枝が見事に凍っている。
まるで芸術作品の様だ。
2020年03月28日 11:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 11:35
枝が見事に凍っている。
まるで芸術作品の様だ。
折角なので、もう一枚くらい撮っておこう。
2020年03月28日 11:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 11:36
折角なので、もう一枚くらい撮っておこう。
ここまでは平穏な滑走ルート。
だが、この辺から危なくなってくる。
右側には雪庇連なる尾根が続く。
この尾根の東面は気温が上がればたぶん崩れる。
迅速に通過しよう。
2020年03月28日 11:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:37
ここまでは平穏な滑走ルート。
だが、この辺から危なくなってくる。
右側には雪庇連なる尾根が続く。
この尾根の東面は気温が上がればたぶん崩れる。
迅速に通過しよう。
右側にはデブリ跡が見られる。
出来るだけデブリを避け、東側へとルートをとった。
2020年03月28日 11:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 11:47
右側にはデブリ跡が見られる。
出来るだけデブリを避け、東側へとルートをとった。
四ツ谷川上流は雪ですっかり埋まっている。
沢通しでの滑走も可能に見えたが、ソロで沢滑走は怖い。
沢には降りず、無難に右岸を滑る。
2020年03月28日 11:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:49
四ツ谷川上流は雪ですっかり埋まっている。
沢通しでの滑走も可能に見えたが、ソロで沢滑走は怖い。
沢には降りず、無難に右岸を滑る。
大型の雪庇が見えてきた。
2020年03月28日 11:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:51
大型の雪庇が見えてきた。
なだらかな地形が多い月山域にしては珍しい位に巨大な雪庇。
あの雪庇の下を横断する事になるので、通過の際は十分に注意しよう。
2020年03月28日 11:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:51
なだらかな地形が多い月山域にしては珍しい位に巨大な雪庇。
あの雪庇の下を横断する事になるので、通過の際は十分に注意しよう。
大型雪庇下を通過すると、樹林帯。
木々の間隔は疎らで滑りやすい。
2020年03月28日 11:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:53
大型雪庇下を通過すると、樹林帯。
木々の間隔は疎らで滑りやすい。
ありゃ、調子に乗って下まで滑りすぎたか。
危うく姥沢を通り過ぎてしまう所だった。
対岸には姥沢のペンションが見えるが、滝と沢が出ているので、ここからは渡れず。
少し登り返して、上流から沢を渡り、姥沢へ戻る。
2020年03月28日 11:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 11:58
ありゃ、調子に乗って下まで滑りすぎたか。
危うく姥沢を通り過ぎてしまう所だった。
対岸には姥沢のペンションが見えるが、滝と沢が出ているので、ここからは渡れず。
少し登り返して、上流から沢を渡り、姥沢へ戻る。
姥沢へ戻ってきたが、まだ時間は早い。
もう一本行ける。
再び姥ヶ岳へ登る。
今度は姥ヶ岳南斜面から登る事にした。
2020年03月28日 12:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 12:31
姥沢へ戻ってきたが、まだ時間は早い。
もう一本行ける。
再び姥ヶ岳へ登る。
今度は姥ヶ岳南斜面から登る事にした。
南斜面からは湯殿山がよく見えた。
2020年03月28日 12:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 12:58
南斜面からは湯殿山がよく見えた。
南斜面は酷く凍結していたのでクトー使用。
前回の鳥海山に比べれば柔い氷だったけど、それなりに大変。
2020年03月28日 13:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 13:32
南斜面は酷く凍結していたのでクトー使用。
前回の鳥海山に比べれば柔い氷だったけど、それなりに大変。
再び、姥ヶ岳。
山頂周辺はブルーアイス多数。
ツルツル滑る。
2020年03月28日 13:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 13:35
再び、姥ヶ岳。
山頂周辺はブルーアイス多数。
ツルツル滑る。
山頂の木道はすっかり出ている。
風が弱ければ、ここでランチでもしたいところだが、この強風では・・・
2020年03月28日 13:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 13:36
山頂の木道はすっかり出ている。
風が弱ければ、ここでランチでもしたいところだが、この強風では・・・
風が相変わらず強いので、即下山。
2本目、滑走開始。
2020年03月28日 13:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 13:50
風が相変わらず強いので、即下山。
2本目、滑走開始。
光る斜面。
見栄えは良いが、ガリガリの雪なのでスキーヤーとしてはあまり嬉しくない。
2020年03月28日 13:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 13:52
光る斜面。
見栄えは良いが、ガリガリの雪なのでスキーヤーとしてはあまり嬉しくない。
1本目と同じく、四ツ谷川右岸へ向けて滑走する。
このルート、危ない雰囲気はあるけど、結構気に入った。
2020年03月28日 13:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 13:54
1本目と同じく、四ツ谷川右岸へ向けて滑走する。
このルート、危ない雰囲気はあるけど、結構気に入った。
縦溝が出ていて滑りにくい。
まだ三月なのに、この状況とは・・・
今年の残雪期は短そうだ。
2020年03月28日 13:55撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 13:55
縦溝が出ていて滑りにくい。
まだ三月なのに、この状況とは・・・
今年の残雪期は短そうだ。
山頂駅方面、リフトが通る尾根。
その東面にはびっしりと縦溝が出来ている。
2020年03月28日 13:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 13:57
山頂駅方面、リフトが通る尾根。
その東面にはびっしりと縦溝が出来ている。
雨でも降ったのだろうか?
この時期にしては、異常な程に縦溝が多い。
2020年03月28日 13:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 13:57
雨でも降ったのだろうか?
この時期にしては、異常な程に縦溝が多い。
再び、危険地帯。
なんか、新たに崩れてないか?
2020年03月28日 14:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 14:07
再び、危険地帯。
なんか、新たに崩れてないか?
大型雪庇直下の横断。
1本目は雪庇から距離を取って通過したが、2本目は効率優先でかなり接近した位置を通過した。
ちなみに、この雪庇通過は、あまり下方で横断すると、その先のトラバースで詰んで登り返しとなる。
なので、ある程度、高度を上げた場所で横断した方が効率は良い。
かと言って、あまり高度を上げ過ぎると雪庇に近づきすぎて危ないので、1本目ルートの位置での横断がオススメ。
2020年03月28日 14:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 14:13
大型雪庇直下の横断。
1本目は雪庇から距離を取って通過したが、2本目は効率優先でかなり接近した位置を通過した。
ちなみに、この雪庇通過は、あまり下方で横断すると、その先のトラバースで詰んで登り返しとなる。
なので、ある程度、高度を上げた場所で横断した方が効率は良い。
かと言って、あまり高度を上げ過ぎると雪庇に近づきすぎて危ないので、1本目ルートの位置での横断がオススメ。
雪庇帯通過後は、トラバースが続く。
スキーのシュプールは無かったが、ツボ足のトレースがあった。
よく、このルートを歩行で通過したものだと感心した。
2020年03月28日 14:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 14:16
雪庇帯通過後は、トラバースが続く。
スキーのシュプールは無かったが、ツボ足のトレースがあった。
よく、このルートを歩行で通過したものだと感心した。
トラバースを抜けて、姥沢の対岸へ出た。
1本目よりもルート長は短縮されたけど、トラバースが長いので片足だけ酷く疲れる。
やっぱ、1本目のルートの方が良かったかな。
2020年03月28日 14:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 14:24
トラバースを抜けて、姥沢の対岸へ出た。
1本目よりもルート長は短縮されたけど、トラバースが長いので片足だけ酷く疲れる。
やっぱ、1本目のルートの方が良かったかな。
最後、少しだけ登り返して姥沢駐車場へ帰還。
2020年03月28日 14:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/28 14:43
最後、少しだけ登り返して姥沢駐車場へ帰還。
駐車場から眺める湯殿山。
2020年03月28日 14:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 14:43
駐車場から眺める湯殿山。
姥ヶ岳も明瞭。
もう1本行きたくなるが、流石に時間が厳しい。
たぶん、明日も来るので今日はここまでにしよう。
2020年03月28日 14:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 14:46
姥ヶ岳も明瞭。
もう1本行きたくなるが、流石に時間が厳しい。
たぶん、明日も来るので今日はここまでにしよう。
名物の雪壁を通って帰宅する。
例年よりも高さは低いが、今年も立派な雪壁が出来ていた。
2020年03月28日 15:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/28 15:50
名物の雪壁を通って帰宅する。
例年よりも高さは低いが、今年も立派な雪壁が出来ていた。
撮影機器:

感想

今季、幾度も通った姥ヶ岳だが、今回はその中でも最も雪質が悪かった。
斜面の雪は固く、何処もかしこもガリガリ状態。
山は朝から強風だったので、その強風に晒された雪が凍ってしまったのだろう。
姥ヶ岳南斜面のような風が吹き抜ける斜面は特に状態が悪く、これでは滑走も楽しめ無さそうである。
で、あれば、風があまり入り込まない斜面を滑れば良いのでは?
と、思い、以前より滑りたいと思っていた四ツ谷川の右岸を滑ってみる事にした。
姥ヶ岳〜牛首に続く稜線の風下に位置するこの斜面であれば、風はあまり吹き込まない。
よって、斜面もあまり凍ってはいないだろう、という判断である。
このルートを滑走するのは今回が初となるが、スキーを始める前に、一度スノーシューで歩いた事があった。
確か、歩いたのはまだ雪付きが少ない初冬の時期だったが、雪崩の起きそうな危ない斜面だったような記憶がある。
その時の朧げな記憶を頼りに今回、踏み込んでみた訳だが、実際、斜面にはデブリや雪庇の崩落跡が多々見受けられ、南斜面に代表されるような比較的安全な滑走ルートが多い姥ヶ岳にしては異色とも言える斜面であった。
最大傾斜角度は南斜面よりやや急な程度で、それ程高いスキルを要求される訳では無い。
だが、その斜面を取り巻く環境は凄味があり、いつ落ちてくるか判らないような雪庇群、いつ崩れてくるか判らないような斜面の近傍を滑走するのはスリルを感じさせられた。
そのような危うい雰囲気の滑走ルートではあったが・・・
どうも、私はこの手のルートが好みらしい。
危険である事を意識せざるを得ないルートではあったが、目星通り、斜面の状態はそれ程悪くなく、アイスバーン等の悪路は少ない。
そんな理由もあり、私はこのルートをすっかり気に入ってしまい、もう1本。
同じルートを2回滑走し、その日の山行を終える。
そして、新たなルートを開拓した事に満足感を感じつつ、家路へとついた。

さて、今回滑走した四ツ谷川右岸のルート、上記のように、この日は単に思い付きで滑走してみただけだった。
だが、帰宅後、ルートログを見ながら考えていたら、結構、利用価値の高いルートである事に気が付いた。
このルートを利用した良いプランを思い付いたので、次回にでも試してみようと思う。
と、いう事で、次の記録も、また月山。

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