記録ID: 2274012
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ハイキング
金剛山・岩湧山
葛城修験の道・番外：金剛山 (吉祥草寺⇒朝原寺跡道⇒橋本院道)
2020年03月22日(日) [日帰り]
奈良県
dxf
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 07:09
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,184m
- 下り
- 843m
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日帰り
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:09
距離 16.5km
登り 1,184m
下り 859m
中野榮治(著)『葛城の峰と修験の道』の記述を参考にして歩きました。
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
復路：高天寺橋本院...徒歩(約12分)...高天彦神社駐車場 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・朝原寺跡道の蛇谷のトラバース上に倒木あります。 ・朝原寺跡からダイトレまでの中間地点に急さかのザレ場があります(ロープ有り)。 ・橋本院道は落枝が多く荒れています。 |
| その他周辺情報 | ・吉祥草寺の隣にコンビニあります。 ・御所市増にある「さんろくカフェ」水曜・土曜のみ営業・営業時間10時〜17時。 ・下山後はいつもの御所市"かもきみの湯"へ直行しました。 |
写真
あいにくの天気ですが、役行者の生家、茅原山吉祥草寺に参拝して金剛山山頂を目指します。
この道場内に役行者の若かりし姿の像が安置されています。(堂内写真撮影禁止)
御所の四地蔵(結界を張るように、町の四隅に安置されている)のうちの一つ、馬橋地蔵です。左の石柱に『左 役行者御誕生所茅原山』の文字が刻まれています。
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3/22 9:26
御所の四地蔵(結界を張るように、町の四隅に安置されている)のうちの一つ、馬橋地蔵です。左の石柱に『左 役行者御誕生所茅原山』の文字が刻まれています。
蛇穴(さらぎ、と読みます)の集落へ入りました。ここは古くて立派な家が立ち並んでいます。
野田神社。役行者にまつわる、安珍・清姫伝説のような話が残されている神社です。
一言さんへの道を歩いているので、道路の両脇に石灯篭があります。
さすがコンカツから流れ出る川だけあって、水が澄んでいて綺麗です。
一言主神社の一の鳥居です。鳥居から一言さんを遥拝して左へ折れます。
まだ葛城山もよく見えます。県道30号を横断して増の集落に入ります。
私は地形図記載の朝原寺の旧道を登ろうとしていましたが、今はその道倒木が多く危険だから別の道から登った方がよい、とさんろくカフェのご主人から教えていただきました。
4
3/22 11:21
私は地形図記載の朝原寺の旧道を登ろうとしていましたが、今はその道倒木が多く危険だから別の道から登った方がよい、とさんろくカフェのご主人から教えていただきました。
コーヒーをご馳走になったうえに、丁寧に登山道の状況を話して下さいました。さんろくカフェは薪ストーブがある素敵なお店でした。さんろくのおうち、という民泊もされています。
3
3/22 11:17
コーヒーをご馳走になったうえに、丁寧に登山道の状況を話して下さいました。さんろくカフェは薪ストーブがある素敵なお店でした。さんろくのおうち、という民泊もされています。
地元の方しか知らないであろうお地蔵様の所へも案内していただけることに。ありがとうございますっ!
延命地蔵菩薩様が鎮座されていました。言い伝えによると、今は無き朝原寺から流れてきたお地蔵様とのことです。
山と高原地図の朝原寺跡道の本来の入口はこの先から登ってくるようです。ご主人はこの辺りの農園も管理されているとのこと。詳しくは
http://36umeda.com/
http://36umeda.com/
大和三山が見えますね。登山口まで案内していただき、集落内の登山口は分かりにくいのでとても助かりました。感謝申し上げます！
そして"階段"とはこの左にある白い柵がついた階段のことです。
蛇谷のトラバース道は倒木が有りますが、くぐったり跨いだり出来る程度の倒木帯なので、慎重にあるけば問題なしです。
蛇谷に出て、対面の尾根から長い登りに突入します。この時×印方向へ行くと蛇谷に入り込んでしまうので、尾根へは右の道を上がります。
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3/22 11:54
蛇谷に出て、対面の尾根から長い登りに突入します。この時×印方向へ行くと蛇谷に入り込んでしまうので、尾根へは右の道を上がります。
あーしんど。登り一辺倒なので休み休みのぼります。ここは右方向からの
左からの道があることがわかります。私は右側の踏み跡がしっかりある道から来ています。
石がたくさん転がっているのが見え始めたら、朝原寺跡は近いです。
朝原寺跡が正面に見えるところにでました。この辺りは平らになっているので休憩ポイントです。右前方の足元におたわ地蔵方面への道標がありますが、金剛山山頂へは左方向を進みます。
2
3/22 12:37
朝原寺跡が正面に見えるところにでました。この辺りは平らになっているので休憩ポイントです。右前方の足元におたわ地蔵方面への道標がありますが、金剛山山頂へは左方向を進みます。
植林の森なので鬱蒼として昼間でも暗いですが、この広い台地が朝原寺跡です。
道なりに進むと石垣が右手に出現。その奥に近年置かれたと思われるお地蔵さんと、行者さんが奉納した碑伝とよばれる板が立てかけられています。
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3/22 12:43
道なりに進むと石垣が右手に出現。その奥に近年置かれたと思われるお地蔵さんと、行者さんが奉納した碑伝とよばれる板が立てかけられています。
倒木帯にでます。どこを歩けば分からなくなりますが、写真左端に進み、
間違ってつき進まないようにして下さい。(実はこの日少し谷に入り込んでしまい、間違いに気づいて戻ったのでした^^;)
♯の写真を撮影した場所からちょっと進み、直進が×の谷筋。左方向に進み尾根を登るのが正解です。
日当たりの良い所は笹が茂っています。が、そんなに長い距離に茂ってはいません。
分岐が現われますが、左手に進みます。右手の道は荒れているので間違えないと思います。
この大きな石が現われたら、ダイヤモンドトレールとの合流ポイントは近いです。
合流ポイントに到着しました。左の「金剛山頂」方面へ道なりに進むと、葛木神社の一の鳥居へ辿り着けます。
一の鳥居を通り越して、葛木神社の裏参道付近です。葛城山がよく見えます。
葛木神社です。神社の前に『金剛山頂/日付』の立て札があるので、ここでの撮影も登頂記念になります。
神社社務所の横を通り、コンクリートの道を道なりに真っ直ぐ進み、右手の丸太階段を下ると転法輪寺に到着します。吉祥草寺からここまで12km弱の距離。往復すると23km程。毎日歩いて修行しに来られた役行者様はやっぱりタダ者ではないですね^^;
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3/22 14:24
神社社務所の横を通り、コンクリートの道を道なりに真っ直ぐ進み、右手の丸太階段を下ると転法輪寺に到着します。吉祥草寺からここまで12km弱の距離。往復すると23km程。毎日歩いて修行しに来られた役行者様はやっぱりタダ者ではないですね^^;
アップ。ここも経塚推定地です。この日はここから下山路に向かいました。
登ってきた道を戻って、ダイヤモンドトレール上の橋本院への分岐に到着。分岐に道標はありません。
分岐から橋本院への道に進みましたが...歩きにくいったらありゃしないっ！ここを抜けると、
右手に笹原の拡がる道に変わります。(道は分岐からずっと直進です)
装備
| 個人装備 |
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
|
|---|
感想
役行者は13歳の時から毎夜葛城に登って修行を行い、夜明けに家へ帰ってきた、とされています(ただの不良少年じゃあ...)。草鞋なら毎日一足履きつぶしてしまう距離だと思うのですが。それとも下駄で登ったのかな？そんなことを考えていたらその"行者道"を歩きたくなり、生家と伝えられる御所茅原の吉祥草寺から金剛山の転法輪寺への道を、葛城修験の道の番外編として歩いてきました。実際の古道は殆ど残っていないようなので、登山道までは古い住宅が立ち並ぶ道を出来るだけ選び歩きました。金剛山への登山道は、関屋から朝原寺経由の道を使っていたそうですが、『葛城修験の道��』で通ったので、増から朝原寺跡道を登ることにしました。行所の一つ高天寺橋本院への道もまだ歩いてはいなかったので、橋本院道(という名の道?)を下山路にしました。
役行者が大峯奥駈道を本当に開いたというなら、私は小角少年に聞いてみたい『ねえねえあの大きな山、登ってみたい？』と。きっとキラキラした目で、うんっ！と返してくれるに違いない。金剛山地のどの山からでも大峰はよくみえる。あのひと際大きな山塊を毎日のように眺めていたら、山を登る人ならば憧れるんじゃないか、挑戦してみたくなったのではあるまいか。そしてそれがきっかけで大峰に修験の道を開いたのではないか...と。いえ、私の勝手な妄想です...。
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役行者さんの足跡👣を辿るなんて、素敵プランですね〜！
コレまた、厳しめのバリルートを、お疲れ様でした(≧∀≦)
ほんま、役行者さんって、今で言うところのトランスジャパンアルプスレースに出場されるようなアスリートやんって、思いますよ〜( ^ω^ )
TJAR！確かにっ スーパーアスリートだわっ
役行者さんの後世に作られた伝説だってわかっていても、確認したくて行っちゃいましたわ〜
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