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記録ID: 2271408
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積雪期ピークハント/縦走
東北

ブナと雪原が広がる「舟鼻山」(奥会津)

2020年03月21日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.1km
登り
316m
下り
298m

コースタイム

日帰り
山行
3:40
休憩
2:50
合計
6:30
6:50
50
旧国道入口
7:40
7:50
20
大窪林道入口
8:10
8:30
40
第2ヘアピンカーブ
9:10
10
林道(P1204南)
9:20
40
左手樹林帯進入
10:00
11:20
10
雪原最高点(目視)
11:30
11:50
20
12:10
12:20
20
林道(1180m)
12:40
12:50
10
大窪林道入口
13:00
13:20
0
舟鼻トンネル(昭和側)
13:20
旧国道入口
天候
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(東北道)西那須野塩原IC → 塩原温泉 → 南会津町(旧田島町) → 昭和村(舟鼻トンネル出口)

  ✳舟鼻トンネル▪▪▪下郷町と昭和村の町村界尾根を貫通する新国道(400号)トンネル
  ✳舟鼻峠▪▪▪下郷町と昭和村の町村界尾根の昭和村側にある旧国道(400号)の峠。南会津町からの旧国道は峠手前で一旦下郷町に入った後昭和村に抜け峠を越えていた。
コース状況/
危険箇所等
(1)大窪林道は前日午後からの降雪により20〜30センチ程の新雪
(2)ブナ樹林帯と雪原は10センチ程の新雪
前泊の昭和村から入山口に向かう。前日午後からの降雪で山間部は銀世界。
前泊の昭和村から入山口に向かう。前日午後からの降雪で山間部は銀世界。
取り付き予定の舟鼻トンネル昭和村側出口。
取り付き予定の舟鼻トンネル昭和村側出口。
取り付き予定地点の藪は灌木と笹が着雪で真っ白。朝から濡れるのを避け旧国道入口迄戻った。
取り付き予定地点の藪は灌木と笹が着雪で真っ白。朝から濡れるのを避け旧国道入口迄戻った。
朝陽が出て来た。20センチ程の新雪。旧国道伝いに舟鼻峠を目指す。
1
朝陽が出て来た。20センチ程の新雪。旧国道伝いに舟鼻峠を目指す。
これから向かう西方の舟鼻東斜面にも陽が当たる。
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これから向かう西方の舟鼻東斜面にも陽が当たる。
旧国道の舟鼻峠から大窪林道に入る。僅かにスノーモビルの走行痕が残る。
旧国道の舟鼻峠から大窪林道に入る。僅かにスノーモビルの走行痕が残る。
間もなくスノーモビルの轍は消え、本格的な新雪ラッセル(雪漕ぎ)となる。泥濘は20センチ程。
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間もなくスノーモビルの轍は消え、本格的な新雪ラッセル(雪漕ぎ)となる。泥濘は20センチ程。
最初のヘアピンカーブをショートカットし上段に上がる。雪は更に深くなって来たが、まだ軽い。
最初のヘアピンカーブをショートカットし上段に上がる。雪は更に深くなって来たが、まだ軽い。
振り返ると白森山(1,152.0m)、その右肩後方に博士山(1,482.0m)が望まれる。
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振り返ると白森山(1,152.0m)、その右肩後方に博士山(1,482.0m)が望まれる。
前夜の降雪が止んだ後の足跡。少雪は彼らには恵みか?
前夜の降雪が止んだ後の足跡。少雪は彼らには恵みか?
二つ目のヘアピンカーブ(時計曲り)で最初の休憩。北西の会越国境(県境)稜線には本名御神楽岳(3つのピークの左端、1,266.0m)と笠倉山(同右端、1,139.7m)が輝く。
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二つ目のヘアピンカーブ(時計曲り)で最初の休憩。北西の会越国境(県境)稜線には本名御神楽岳(3つのピークの左端、1,266.0m)と笠倉山(同右端、1,139.7m)が輝く。
少しでも楽をしようとウサちゃんのトレースを借りるが、ワカンも埋まりラッセルがきつくなる。
少しでも楽をしようとウサちゃんのトレースを借りるが、ワカンも埋まりラッセルがきつくなる。
木影を映す美しいリッジ。風雪の芸術に辛さを紛らわす。
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木影を映す美しいリッジ。風雪の芸術に辛さを紛らわす。
青空と霧氷の梢枝。
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青空と霧氷の梢枝。
ここまで2時間半、深雪に疲労困憊。ようやく舟鼻の平頂部北端に辿り着いた。
ここまで2時間半、深雪に疲労困憊。ようやく舟鼻の平頂部北端に辿り着いた。
林道1,210m付近から左手のブナ樹林帯に入る。
林道1,210m付近から左手のブナ樹林帯に入る。
10時前、樹林帯は着雪なく泥濘も10センチ程度で意外と歩き易い。
10時前、樹林帯は着雪なく泥濘も10センチ程度で意外と歩き易い。
美しいブナの樹林帯を自由気ままに歩く。4年振りか。
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美しいブナの樹林帯を自由気ままに歩く。4年振りか。
ブナの2次林。降雪直後だからか、アニマルトレースが余り見当たらない。
ブナの2次林。降雪直後だからか、アニマルトレースが余り見当たらない。
大蛇のような太い蔓が上部迄巻き付いている。
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大蛇のような太い蔓が上部迄巻き付いている。
10時半、気温が上昇し雪が少し重くなって来た。
10時半、気温が上昇し雪が少し重くなって来た。
樹林帯を抜けると突然雪原が現れた。標高1,200mに広がる大平原だ。
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樹林帯を抜けると突然雪原が現れた。標高1,200mに広がる大平原だ。
笹や灌木が多数露出し、温暖少雪を物語る。
笹や灌木が多数露出し、温暖少雪を物語る。
折角の機会なので雪原西南端の僅かな高みを目指し雪原最高地点を確認しよう。
折角の機会なので雪原西南端の僅かな高みを目指し雪原最高地点を確認しよう。
1,230m台の最高地点で雪原と遠方山陵を眺めながらゆっくりと休憩。(近くの地形図等高線に10m単位ではない〈1225〉がある。)
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1,230m台の最高地点で雪原と遠方山陵を眺めながらゆっくりと休憩。(近くの地形図等高線に10m単位ではない〈1225〉がある。)
東方には双耳峰が特徴的な二岐山(1,544.3m)。
東方には双耳峰が特徴的な二岐山(1,544.3m)。
その南方には分かり難いが甲子旭岳(1,835.2m)や三倉山(1,888.0m)の展望が広がる。
その南方には分かり難いが甲子旭岳(1,835.2m)や三倉山(1,888.0m)の展望が広がる。
帰路は本命舟鼻山の三角点を確認すべく探索。目印無く確信はなし。
帰路は本命舟鼻山の三角点を確認すべく探索。目印無く確信はなし。
標点P1223.5m先の下降は前回の体験から少雪リスクも予想されるので、手前の林道を目指す。
標点P1223.5m先の下降は前回の体験から少雪リスクも予想されるので、手前の林道を目指す。
継ぎ木じゃ有りません。(笑)
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継ぎ木じゃ有りません。(笑)
林道1,180m付近に降りた。
林道1,180m付近に降りた。
その後更に林道を2度ショートカットし舟鼻峠に帰着。
その後更に林道を2度ショートカットし舟鼻峠に帰着。
そして峠からダイレクトに舟鼻トンネルを目指し最後のショートカット。
そして峠からダイレクトに舟鼻トンネルを目指し最後のショートカット。
無事トンネル付近に出ることが出来た。
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無事トンネル付近に出ることが出来た。
トンネルから国道を歩いてスタート地点へ。
トンネルから国道を歩いてスタート地点へ。
キレンジャクという野鳥に運ばれてこの木に棲みついた寄生種ヤドリギ。トンネル付近で間近に見られました。
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キレンジャクという野鳥に運ばれてこの木に棲みついた寄生種ヤドリギ。トンネル付近で間近に見られました。
奥会津の土産は定番その1「舘岩の赤カブ」。
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奥会津の土産は定番その1「舘岩の赤カブ」。
定番その2「たぐり飴」。  (スライドショウ終わり)
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定番その2「たぐり飴」。  (スライドショウ終わり)

装備

個人装備
長靴 ワカン ポール GPS

感想

1 暖冬少雪の今年、残雪登山に焦る気持ちで奥会津昭和村の「舟鼻山」(1,226.0m)へ出掛けました。
2 前日午後には予想外の暴風雪で、一時は残雪どころか当日のラッセルが心配となる状況でした。
3 幸い当日は晴天となり、10〜30センチ程の新雪をラッセルして頂稜部に上がると美しいブナ樹林帯と大雪原が拡がり、いつもの楽しい雪山漫歩となりました。
4 特に雪原を囲む男鹿・那須連峰や会越国境稜線の大展望はラッセルの疲れを忘れさせる素晴らしいものでした。
5 ギュ、ギュ、ギュっと、静寂な樹林帯や雪原に響くリズミカルな雪踏み音を聴きながら1人歩くのは、いつも本当に楽しく至福ものですね。
6 余韻を引きながら、3連休中日の高速道渋滞前にいつもの定番土産を買って家路に付きました。有り難う舟鼻山!

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