剱岳 北方稜線 (黒部ダム〜池ノ平〜剱岳〜立山〜黒部平)


- GPS
- 25:01
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 3,930m
- 下り
- 3,587m
コースタイム
9/16 池ノ平4:36-小窓雪渓5:25-小窓6:14-三ノ窓8:15-池ノ谷乗越8:52-長次郎のコル10:07-10:30剱岳11:06
-平蔵谷12:16-平蔵谷出合13:37-剣沢キャンプ場15:24
9/17 剣沢3:40-別山4:36-真砂岳5:25-大汝山6:42-雄山7:00-一ノ越7:38-東一ノ越8:35-黒部平9:43
天候 | 9/15 晴れ〜曇り〜雨 9/16 晴れ 9/17 晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
長次郎ノ頭を巻く所は、ルートファインディングが重要。 ペンキマーク等無いので、慎重に。 |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
感想
扇沢に5時半に着くと市営駐車場は、すでに満車。さすが三連休!
仕方なくゲート下の駐車場を彷徨うと、一番奥にラスト5台停められる場所があり、なんとか駐車出来た。
そんな事で時間が掛かり、扇沢の切符売り場は、長蛇の列。
6時半の始発には、間に合わないと諦めていたら、なんとか間に合い7時に黒部ダムに着く。
人の流れに身を任せていたら黒部ダムまで出でしまい、また改札まで戻り黒部川河口を下る。
対岸に去年の地震の崩落跡を見ながら、内蔵助谷出合を過ぎハシゴ谷乗越を下り、剣沢に橋の上に何か小さい生き物が!
見つけたとたん走り出し消えた。多分オコジョ。お初で感激だけど、もっと近くで見たかった。
南股を下っていくと、雨が降り始めたきた。日が出ていたので、雨具を着けずにやり過ごす。
二股から登り返し。ベンチ過ぎから雨脚が強くなり仕方なく、雨具をフル装着。
黒部ダムから8時間の15時に池ノ平小屋到着。今回は、軽量化のためテントは、ツェルト。
しかしまだ小雨が降っていて、素泊まりに変更するか悩んでいたが、リーダー判断で幕営決定。
夕方には、雨も上がり満天の星空の中7時過ぎに就寝。
2日目
3時起床の4時半出発。テン場の半分以上がすでに出発済み。
日の出前なので暗い中、ヘッデン頼りに歩き、45分で小窓雪渓着く。
登りなので、アイゼン着けずに慎重に登って行くと後方の鹿島槍から日が昇ってきた。
30分ほど登れば雪渓終了。踏み跡がない中、強引に登っていくと小窓からの登山道に合流。
そのまま小窓の王の基部までトラバース気味に登っていくと、途中草イチゴが沢山茂っていた。
日向の日が良く当たっている物の方が甘くてうまい。10個くらい食べちゃった。
小窓の王の基部に着くと対面に池ノ谷ガリーが見える。ここから見る限りえらい急勾配に見える。
ガレ場を慎重に下ると三ノ窓。ここから池ノ谷ガリーを登ると意外と勾配は、きつくないけど落石を気を付けないと怖い。
30分ぐらいで池ノ谷乗越に到着。見た目1時間くらい掛かると思っていたので、意外と早く着いた。
次の長次郎谷源頭部の岩稜帯から下ってくる人がいるので、順番待ち。
結構年配のおばちゃん達が下ってきて、落石ばんばん落として怖かった。やっと通り過ぎ、ルンゼを登っていく。ガバガバなので登り易い。
登りきると剱岳本峰が見えたが、大勢の人がいらっしゃる。ここからルートファインディングを見極めないと怖い。
ヤマケイで載っていた岩場のトラバースを強引に渡り、長次郎ノ頭を長次郎谷側を下りながら巻き、登り返すと長次郎のコルに着く。
ここまで来れば核心部終了。あとは、ガバガバの岩登り。30分ほどで剱岳登頂。
昨日と打って変わって、まだ晴れているので、いい景色。槍は、雲に隠れているけど、後立山、薬師、赤谷、富山湾が綺麗に見える。
周りの人が、祠が無いとか言っていたので、見てみると本当に無い。聞いてみると落雷で壊れて、修理中らしい。
後は、下るだけなので、気楽に下山し始めると、直に渋滞に嵌ってしまう。
1時間くらい待ち、やっとカニのヨコバイを通過し、そのまま別山尾根を下ると思いきや、リーダー判断で平蔵谷を下ることに。
嫌〜なガレ場で慎重に下るが、落石しまくり。なんとか雪渓までたどり着きアイゼン付けて下るが、これまた勾配が急で足に来る。
ジグザクに勾配を緩くしながら約900m下り、剣沢雪渓に到着。ここから400m程の上り返し。
ここまでの行動時間は、約9時間。2日目の疲れが一気に出てきてバテながら必死に2時間弱登り、やっと剣沢のキャンプ場に着いた。
結構テン場は、混んでいるように見えたけど、連休2日目なので、所々いい場所が残っていて、水場の近くに幕営。
早めに夕飯食べて、7時には、就寝。
3日目
夜半から風が強く、ツェルトがバタバタと靡いていた。2時過ぎ起床の3時半出発。
暗い中、稜線まで上がると猛烈な強風。別山の祠で一休憩。よろよろしながら下っていき稜線を上り返すと、真砂岳。ここで日の出。
稜線を気持ちよく歩き、さらに登ると富士の折立。休憩所付近でガスって来てブロッケン現象となり一人で騒いで写真撮りまくる。
3分ほどでガスが晴れて、終了。大汝山通過し、直に雄山到着。神社に参拝してすぐに下山。
一ノ越山荘から黒部平に向かうが、標高が下がってもまだ強風。東一ノ越に着くと風は、無くなり日がカンカン照りで暑い。
黒部平の駅が見えているけどここから700mの下り。ガンガン下り1時間で黒部平に到着。飛ばしすぎてヘロヘロですが、ここで歩きは、終了。
ケ−ブルカー乗って黒部ダムに着き、ソフトクリームを食べて時間調節。
トロリーバスで扇沢に着き、毎度の温泉、薬師の湯に寄って帰りました。
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