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Yamareco

記録ID: 217856
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

黒部の秘境・憧憬の雲ノ平@折立・西銀座ダイヤモンドコース

2012年08月18日(土) 〜 2012年08月21日(火)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
78:30
距離
50.9km
登り
4,073m
下り
4,064m

コースタイム

−前泊移動日−
(17:30)松本−(19:30)飛騨市神岡−(20:30)飛越トンネル入口・車中泊

−1日目(折立〜薬師峠CS)−
(7:10)折立−(8:50)三角点(9:00)−(10:10)五光岩ベンチ(10:20)−
(11:00)太郎平小屋(11:25)−(11:40)薬師峠CS(テント泊)
歩行時間:3時間45分

−2日目(薬師峠CS〜雲ノ平〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳CS)−
(5:20)薬師峠CS−(5:35)太郎平小屋−(6:20)左俣出合(6:30)−
(7:45)薬師沢小屋(8:00)−(9:45)アラスカ庭園(9:50)−(10:35)祖母岳−
(10:45)雲ノ平山荘(11:20)−(12:40)祖父岳(12:50)−(14:25)鷲羽岳(14:35)−
(15:40)三俣蓮華岳CS(テント泊)
歩行時間:8時間55分

−3日目(三俣蓮華岳CS〜黒部五郎岳〜北ノ俣岳〜薬師峠CS)−
(5:00)三俣蓮華岳CS−(6:15)三俣蓮華岳分岐(6:30)−(7:30)黒部五郎小舎(8:30)−
(10:30)黒部五郎の肩−(10:35)黒部五郎岳(10:40)−(12:15)中俣乗越(12:25)−
(13:00)赤木岳(13:05)−(13:40)北ノ俣岳(13:50)−(15:05)太郎平小屋−
(15:20)薬師峠CS(テント泊)
歩行時間:8時間20分

−4日目(薬師峠CS〜薬師岳〜折立)−
(5:10)薬師峠CS−(5:35)薬師平(5:40)−(6:05)薬師岳山荘(6:15)−
(6:55)薬師岳(7:20)−(7:45)薬師岳山荘(7:55)−(8:20)薬師平−
(8:45)薬師峠CS−(10:00)−(10:20)太郎平小屋−(10:55)五光岩(11:05)−
(12:00)三角点(12:10)−(13:30)折立
歩行時間:6時間45分

累積歩行距離:51km
累積標高差(登り):3,879m
累積標高差(下り):3,879m
天候 8/17 (夕)雷大雨 (夜)曇
8/18 (朝)晴 (昼)雷雨 (夕)晴
8/19 (朝)晴 (昼)曇 (夕)晴
8/20 (朝)晴 (昼)晴 (夕)晴
8/21 (朝)晴 (昼)晴
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
■自家用車
有峰林道(20:00〜6:00はゲート閉鎖)
通行料1,800円
無料駐車場:50台(その他、片側車線のみ路上駐車可)
■バス
富山地方鉄道・直通バス(要予約)
片道運賃3,400円
http://www.chitetsu.co.jp/bus_a/summer_busH24.html
コース状況/
危険箇所等
【トピック・登山道状況・要注意箇所】
−1日目(折立〜薬師峠CS)−
・雄大な薬師岳を望む
・太郎兵衛平の木道散策
・危険箇所はありません

−2日目(薬師峠CS〜雲ノ平〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳CS)−
・日本最後の秘境、雲ノ平
・薬師沢の清流、岩魚釣り、沢登り
・恐怖の薬師沢吊橋
・鷲羽岳からの大展望
・北アルプス裏銀座
・薬師沢までの急下り、雲ノ平への急登が苦しい
・増水時は渡渉に注意

−3日目(三俣蓮華岳CS〜黒部五郎岳〜北ノ俣岳〜薬師峠CS)−
・静穏な黒部五郎小舎
・黒部五郎岳カールのお花畑
・黒部五郎岳からの大展望
・危険箇所はありません

−4日目(薬師峠CS〜薬師岳〜折立)−
・北アルプスの女王、薬師岳
・特別天然記念物、薬師岳圏谷群
・薬師岳からの大展望
・薬師如来像
・危険箇所はありません
有峰林道・東谷ゲート
ゲート開門待ち中
有峰林道・東谷ゲート
ゲート開門待ち中
折立到着…さすが土曜日です(^^ゞ
奥の駐車場には停められませんでした
折立到着…さすが土曜日です(^^ゞ
奥の駐車場には停められませんでした
樹林帯の太郎坂の急坂を登ります
樹林帯の太郎坂の急坂を登ります
三角点に到着(標高1,871m)
彼方に薬師岳を遠望します
三角点に到着(標高1,871m)
彼方に薬師岳を遠望します
五光岩ベンチ(標高2,196m)
このあたりはベンチが並んでいるので、
のんびり休憩しました
五光岩ベンチ(標高2,196m)
このあたりはベンチが並んでいるので、
のんびり休憩しました
太郎平小屋(標高2,325m)
ここまで標高差975mを一気に登ります
登山計画書はここで提出できます
太郎平小屋(標高2,325m)
ここまで標高差975mを一気に登ります
登山計画書はここで提出できます
太郎兵衛平は木道整備されています
太郎兵衛平は木道整備されています
本日の宿泊地・薬師峠キャンプ場
雷が近付いてきたので、本日は停滞です
(※)槍ヶ岳で落雷遭難がありました
本日の宿泊地・薬師峠キャンプ場
雷が近付いてきたので、本日は停滞です
(※)槍ヶ岳で落雷遭難がありました
コンニチワ!

地上にいるドバトと違い、
首の縞模様、翼のうろこ模様が特徴的なキジバトです
コンニチワ!

地上にいるドバトと違い、
首の縞模様、翼のうろこ模様が特徴的なキジバトです
最終的には約50張のテントがありました
土曜日にしては少ないと思います
最終的には約50張のテントがありました
土曜日にしては少ないと思います
2日目の出発、本日は快晴予報
太郎兵衛平の木道を歩きます
分岐点を左へ行くと、薬師沢方面です
2日目の出発、本日は快晴予報
太郎兵衛平の木道を歩きます
分岐点を左へ行くと、薬師沢方面です
薬師沢まで標高差400mを下ります
薬師沢まで標高差400mを下ります
左俣出合
1つめの渡渉点
左俣出合
1つめの渡渉点
カベッケヶ原手前の木道
カベッケヶ原手前の木道
2つめの渡渉点
急階段を下ります
急階段を下ります
最後の渡渉点
コンニチワー!!
1
コンニチワー!!
薬師沢小屋(標高1,920m)
薬師沢を下ったパーティーが早く到着していました
薬師沢小屋(標高1,920m)
薬師沢を下ったパーティーが早く到着していました
水が豊富な場所
飲み物がキンキンに冷やされていました
水が豊富な場所
飲み物がキンキンに冷やされていました
薬師沢吊橋を渡ります
薬師沢吊橋を渡ります
高所の岩場には慣れましたが、
単純に高い所は未だに怖いです(^^ゞ
1
高所の岩場には慣れましたが、
単純に高い所は未だに怖いです(^^ゞ
薬師沢出合まで鉄梯子を下ります
薬師沢出合まで鉄梯子を下ります
薬師沢は岩魚釣りや赤木沢遡行に人気があります
薬師沢は岩魚釣りや赤木沢遡行に人気があります
薬師沢出合
雲ノ平まで標高差540mの急登が始まります
薬師沢出合
雲ノ平まで標高差540mの急登が始まります
まずは鉄梯子を登り、尾根に取り付きます
まずは鉄梯子を登り、尾根に取り付きます
ゴロゴロ岩の苔むした樹林帯が
ひたすら続きます
ゴロゴロ岩の苔むした樹林帯が
ひたすら続きます
木道末端
ようやく着いた!と胸をなでおろす
木道末端
ようやく着いた!と胸をなでおろす
コンニチワー!
ビックリさせてしまってゴメンなさい
コンニチワー!
ビックリさせてしまってゴメンなさい
アラスカ庭園(標高2,464m)
正面に水晶岳を遠望します
アラスカ庭園(標高2,464m)
正面に水晶岳を遠望します
翌日目指す黒部五郎岳
1
翌日目指す黒部五郎岳
三俣蓮華岳
チングルマの群生が見事です
チングルマの群生が見事です
槍ヶ岳の穂先が現れました
槍ヶ岳の穂先が現れました
思い描いていた秘境そのものです
喧騒から離れ、静かな雲ノ平
思い描いていた秘境そのものです
喧騒から離れ、静かな雲ノ平
奥日本庭園
赤牛岳と読売新道を望みます
奥日本庭園
赤牛岳と読売新道を望みます
遠くに祖父岳(じいだけ)と
右側のなだらかな祖母岳(ばあだけ)を望みます
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遠くに祖父岳(じいだけ)と
右側のなだらかな祖母岳(ばあだけ)を望みます
アルプス庭園から雲ノ平山荘を望みます
アルプス庭園から雲ノ平山荘を望みます
祖母岳(標高2,560m)
祖母岳(標高2,560m)
雲ノ平山荘
2011年に基礎から新築されたばかりです
雲ノ平山荘
2011年に基礎から新築されたばかりです
山荘デッキからギリシャ庭園
山荘デッキからギリシャ庭園
木の温もりと香りに包まれた山小屋です
主人である伊藤さんこだわりの
手作りスピーカーもありました

是非とも泊まってみたくなります
木の温もりと香りに包まれた山小屋です
主人である伊藤さんこだわりの
手作りスピーカーもありました

是非とも泊まってみたくなります
昼食にカレーライスを頂きました
秘境で食べる手作りカレーは絶品です
昼食にカレーライスを頂きました
秘境で食べる手作りカレーは絶品です
後ろ髪を引かれる思いで出発します
1泊してゆっくり過ごすべき場所と思いました
後ろ髪を引かれる思いで出発します
1泊してゆっくり過ごすべき場所と思いました
祖父岳へ続く登山道
テント場・水場は丘を越えた所にあります
祖父岳へ続く登山道
テント場・水場は丘を越えた所にあります
キャンプ指定地
雲ノ平山荘に宿泊する場合、
水はここまで来ないと汲めません
キャンプ指定地
雲ノ平山荘に宿泊する場合、
水はここまで来ないと汲めません
スイス庭園より水晶岳が大きくなります
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スイス庭園より水晶岳が大きくなります
ハイマツ帯を抜けて行きます
ハイマツ帯を抜けて行きます
テン場からは直登出来ません
迂回路を進む必要があります
テン場からは直登出来ません
迂回路を進む必要があります
祖父岳・黒部源流ルートの分岐
祖父岳・黒部源流ルートの分岐
祖父岳へ続くガレの登り
祖父岳へ続くガレの登り
祖父岳(標高2,825m)
祖父岳(標高2,825m)
頂上のケルン群に導かれるように進みます
頂上のケルン群に導かれるように進みます
鷲羽岳へ続く稜線
鷲羽岳へ続く稜線
最低鞍部よりワリモ岳を望む
最低鞍部よりワリモ岳を望む
岩苔乗越
高天原や黒部川源流への分岐です
岩苔乗越
高天原や黒部川源流への分岐です
ワリモ北分岐
ここから水晶、鷲羽と回る方が多いです
ワリモ北分岐
ここから水晶、鷲羽と回る方が多いです
北アルプス裏銀座を往く
稜線漫歩です
1
北アルプス裏銀座を往く
稜線漫歩です
ワリモ岳(標高2,888m)
ワリモ岳(標高2,888m)
鷲羽岳へ続く稜線
東側からガスが巻き起こってきました
1
鷲羽岳へ続く稜線
東側からガスが巻き起こってきました
鷲羽岳(標高2,924m)
晴れていれば、槍ヶ岳の眺望が最高です
鷲羽岳(標高2,924m)
晴れていれば、槍ヶ岳の眺望が最高です
鷲羽池
あちら側は長野県大町市になります
鷲羽池
あちら側は長野県大町市になります
眼下に三俣山荘を望みます
標高差370mを一気に下ります
眼下に三俣山荘を望みます
標高差370mを一気に下ります
ザレと岩場が混じった急坂です
早朝など暗い時間帯は通行注意です
ザレと岩場が混じった急坂です
早朝など暗い時間帯は通行注意です
黒部川源流地点が見えてきました
黒部川源流地点が見えてきました
三俣山荘が大きく見えるようになりました

旧・伊藤新道から2名の登山者が登ってきました
植生踏み荒らしで、先行パーティから非難轟々(^^ゞ
三俣山荘が大きく見えるようになりました

旧・伊藤新道から2名の登山者が登ってきました
植生踏み荒らしで、先行パーティから非難轟々(^^ゞ
北アルプスの赤岳、硫黄岳
あんな山でも登山記録があるのだから凄い!
1
北アルプスの赤岳、硫黄岳
あんな山でも登山記録があるのだから凄い!
三俣山荘(標高2,550m)
部屋は大部屋、蚕部屋の2種類
本日は1人1枚の布団だったようです
三俣山荘(標高2,550m)
部屋は大部屋、蚕部屋の2種類
本日は1人1枚の布団だったようです
テン場から望む鷲羽岳
悔しい事にガスが晴れてきましたが、
17時からあれを登る気にはなれず…
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テン場から望む鷲羽岳
悔しい事にガスが晴れてきましたが、
17時からあれを登る気にはなれず…
3日目の出発、本日も快晴予報
太郎平まで帰る計画です

三俣蓮華の巻き道ルートは雪田を渡ります
早朝はやや硬く凍っていました
3日目の出発、本日も快晴予報
太郎平まで帰る計画です

三俣蓮華の巻き道ルートは雪田を渡ります
早朝はやや硬く凍っていました
鷲羽岳から朝陽のパワーをもらいます
3
鷲羽岳から朝陽のパワーをもらいます
北鎌尾根をしたがえた槍ヶ岳
1
北鎌尾根をしたがえた槍ヶ岳
ハイマツ帯を抜けて行きます
ハイマツ帯を抜けて行きます
三俣蓮華岳分岐
笠ヶ岳と雲海
黒部五郎岳へ続く稜線
黒部五郎岳へ続く稜線
樹林帯の急坂を下っていきます
樹林帯の急坂を下っていきます
黒部五郎小舎(標高2,350m)
黒部五郎小舎(標高2,350m)
カールコースから黒部五郎を目指します
カールコースから黒部五郎を目指します
最初は緩やかに登って行きます
最初は緩やかに登って行きます
雲ノ平山荘があんな遠くに…
辿り着くのに最低1泊は必要だし、
正に陸の孤島というイメージです
1
雲ノ平山荘があんな遠くに…
辿り着くのに最低1泊は必要だし、
正に陸の孤島というイメージです
黒部五郎岳カール

千畳敷カールに似ていますね
黒部五郎岳カール

千畳敷カールに似ていますね
巨石が立ち並びます
清流が流れており、休憩適地です
巨石が立ち並びます
清流が流れており、休憩適地です
カールコース終盤は急登が待っています
カールコース終盤は急登が待っています
黒部五郎岳の肩
ここにザックをデポして山頂を目指します
空荷だと往復10分程度です
黒部五郎岳の肩
ここにザックをデポして山頂を目指します
空荷だと往復10分程度です
黒部五郎岳へ続く登山道
黒部五郎岳へ続く登山道
黒部五郎岳(標高2,840m)
地図に記された通りの大展望です
1
黒部五郎岳(標高2,840m)
地図に記された通りの大展望です
ザレた急坂を下ります
ザレた急坂を下ります
赤木岳へ続く稜線
鞍部が中俣乗越です
赤木岳へ続く稜線
鞍部が中俣乗越です
一帯は池糖が多く存在します
一帯は池糖が多く存在します
赤木岳へ続くガレの登り
ピークは辿らず右側に巻きます
赤木岳へ続くガレの登り
ピークは辿らず右側に巻きます
赤木岳(標高2,622m)
天気が良すぎる為か、雷鳥の姿はありません
赤木岳(標高2,622m)
天気が良すぎる為か、雷鳥の姿はありません
北ノ俣岳へ続く稜線
北ノ俣岳へ続く稜線
北ノ俣岳(標高2,661m)
ガスがなければ大展望です
北ノ俣岳(標高2,661m)
ガスがなければ大展望です
木道末端
神岡新道(飛越新道)分岐
神岡新道(飛越新道)分岐
太郎平小屋が見えてきました
ここから1時間少々です
太郎平小屋が見えてきました
ここから1時間少々です
2日目で分かれた分岐点に戻って来ました
太郎山へ行ったり、散策したり…
皆さん有意義な時間を過ごされています
2日目で分かれた分岐点に戻って来ました
太郎山へ行ったり、散策したり…
皆さん有意義な時間を過ごされています
薬師峠のテン場
画像上部の登山道脇に
平坦なサイトが2張分あります
薬師峠のテン場
画像上部の登山道脇に
平坦なサイトが2張分あります
少し離れているので、とても静かです
少し離れているので、とても静かです
雲ノ平に…乾杯!
雲ノ平に…乾杯!
4日目の出発、いよいよ最終日です
本日も快晴予報…しかもドピーカン
薬師岳をピストンし、折立下山の計画です
4日目の出発、いよいよ最終日です
本日も快晴予報…しかもドピーカン
薬師岳をピストンし、折立下山の計画です
沢道の急坂を登ります
沢道の急坂を登ります
やがて視界が広がってきます
やがて視界が広がってきます
白山連峰を遠望
薬師平のケルン
チングルマの群生地から槍ヶ岳を望みます
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チングルマの群生地から槍ヶ岳を望みます
同じく黒部五郎岳
同じく黒部五郎岳
薬師岳へ続く稜線
ここからピークは見えません
薬師岳へ続く稜線
ここからピークは見えません
朝陽まぶしい薬師岳山荘
朝陽まぶしい薬師岳山荘
まずはケルンのあるピークを目指します
まずはケルンのあるピークを目指します
ガレとザレのジグザグです
1
ガレとザレのジグザグです
輝くケルンと眺望に酔いしれる登山者たち
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輝くケルンと眺望に酔いしれる登山者たち
薬師岳へ続く稜線
薬師岳へ続く稜線
薬師岳(標高2,926m)

最終日にふさわしく、
当山行の最高地点になります
薬師岳(標高2,926m)

最終日にふさわしく、
当山行の最高地点になります
剱岳と立山連峰
その奥に白馬三山、唐松、五竜、鹿島槍
剱岳と立山連峰
その奥に白馬三山、唐松、五竜、鹿島槍
富士山・槍・穂高のビッグスリー

とにかく大展望です
地図を片手に山座同定を楽しみましょう
富士山・槍・穂高のビッグスリー

とにかく大展望です
地図を片手に山座同定を楽しみましょう
北薬師岳とスゴ乗越へ続く稜線

最終目標に剱岳を設定する山行計画も
面白いなぁと思いました
1
北薬師岳とスゴ乗越へ続く稜線

最終目標に剱岳を設定する山行計画も
面白いなぁと思いました
薬師岳山荘と太郎平小屋を望みながら下る
薬師岳山荘と太郎平小屋を望みながら下る
眼下に富山平野と日本海
2
眼下に富山平野と日本海
2日間お世話になったテン場
また来ます…心からありがとう!
2日間お世話になったテン場
また来ます…心からありがとう!
これまでの軌跡を振り返る
すばらしい山々と、
天候にも恵まれた最高の4日間でした
一生の想い出になりました
これまでの軌跡を振り返る
すばらしい山々と、
天候にも恵まれた最高の4日間でした
一生の想い出になりました
薬師岳に見送られながら下ります
1
薬師岳に見送られながら下ります
富山県警ヘリ「つるぎ」
山小屋を旋回し、偵察飛行に来ていました
富山県警ヘリ「つるぎ」
山小屋を旋回し、偵察飛行に来ていました
折立までケガなく無事下山
折立までケガなく無事下山
折立はトイレと自販機しかありません
携帯も繋がりません(^^ゞ
バス到着を待つ方は要注意です
折立はトイレと自販機しかありません
携帯も繋がりません(^^ゞ
バス到着を待つ方は要注意です
有峰ダム
高さ140m(国内第10位)
有峰ダム
高さ140m(国内第10位)
有峰林道の南岸線
すれ違える道路幅はあります
有峰林道の南岸線
すれ違える道路幅はあります
飛越トンネル前の飛越新道入口
飛越トンネル前の飛越新道入口
駐車スペースは30台ほどあります
駐車スペースは30台ほどあります
国道471号線を新穂高側から走ってくると
見座発電所近くに交差点があり、
近くにコンビニがあります

神岡側から走ってくると、
有峰林道入口とちゃんと書いてあります
国道471号線を新穂高側から走ってくると
見座発電所近くに交差点があり、
近くにコンビニがあります

神岡側から走ってくると、
有峰林道入口とちゃんと書いてあります
福地温泉・石動の湯
秘湯と呼ばれています
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福地温泉・石動の湯
秘湯と呼ばれています
建家は昔ながらの日本家屋です

写真を撮っていたら、店じまいを始めました(^^ゞ
4日ぶりの風呂だから…
と話すと、快く入れてくれました
建家は昔ながらの日本家屋です

写真を撮っていたら、店じまいを始めました(^^ゞ
4日ぶりの風呂だから…
と話すと、快く入れてくれました
露天風呂
源泉かけ流しです
1
露天風呂
源泉かけ流しです
内湯
ケロリン洗面器が懐かしい
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内湯
ケロリン洗面器が懐かしい
福地温泉について

平湯や新穂高温泉に観光客が集中するので、
福地は比較的空いています
福地温泉について

平湯や新穂高温泉に観光客が集中するので、
福地は比較的空いています
囲炉裏で五平餅のサービス

最後の客人だったためか、
五目ごはんやきゅうりの漬け物を頂きました♪
囲炉裏を囲んで談笑させて頂き、
楽しい時間を過ごさせて頂きました
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囲炉裏で五平餅のサービス

最後の客人だったためか、
五目ごはんやきゅうりの漬け物を頂きました♪
囲炉裏を囲んで談笑させて頂き、
楽しい時間を過ごさせて頂きました
福地山登山道入口
秋は紅葉が素晴らしく、
穂高連峰の絶景が望める里山です

お女将さんにまた来てネ♪と言われたので、
秋に訪れてみようと思います
福地山登山道入口
秋は紅葉が素晴らしく、
穂高連峰の絶景が望める里山です

お女将さんにまた来てネ♪と言われたので、
秋に訪れてみようと思います

感想

<まえがき>
雲ノ平踏破は長年の夢であり、
いつか自分の足で辿り着きたい…という強い思いがありました。
今年ついに機会に恵まれました。
長期連休を取って、今年こそ行ってやる!と決心したのです。
松本から折立まで130km…近いようで遠い。
近くに登っていない山が沢山あるじゃないか!
それがこれまで敬遠してきた理由の1つです。
(他府県からはるばる来られている方、すみません…)


登行日前日は大雨警報が出ているので、移動日に充てました。
ものすごい雷雨が轟いています…上信越道は閉鎖しました(^^ゞ
20:00までに東谷ゲートを通過するはずが、神岡市街地まで行ってしまって
時間オーバーとなってしまいました。
神岡からは県道484号・打保神岡停車場線を通過しますが、
すれ違い困難な峠道のため、この道路はオススメ出来ません。
双六川と平行している片側一車線の高山大山林道通過が安全です。
富山側から入る場合は、何ら問題ありません。
岐阜側から入る場合は、60kmほどが山道になります。
(出来る限り富山側から入った方が、運転が格段楽だと思います)

1日目は薬師峠のテン場で一泊する計画を立てていたので、
時間はたっぷりとあります。
初日なので身体を慣らす事だけに充当させ、ゆっくり歩きました。
重量は15kgほどに収まりました。軽いザックとテントのお陰です。
テントを張って直に雷雨となりました。
雷は遠くで咆哮していましたので気になりませんでしたが、
このとき、槍ヶ岳で落雷の被害があったと訊かされました。
愛知から来られたという単独行の方と熱く語らい、20時就寝。

2日目は三俣山荘までと長いので、やや早発。
計画より遅れれば雲ノ平に宿泊する予定だったので、あまり急ぎません。
「薬師沢まで500m下り、次は雲ノ平まで600m近くの急登り」
…これが本日の壁でした。そこからも先があるので、体力温存作戦です。
そういった苦労があったためか、
雲ノ平に到達した時は胸いっぱいになりました。
思い描いていた通りの台地が目の前に広がっていました。
雲ノ平に到達するためには、最低一泊が必要…。
そんな所以から、秘境と呼ばれるようになったのだろうと思います。

雲ノ平山荘スタッフの方々は、遠路歩いてきた登山者たちを労うかのように
とても暖かく出迎えてくれました。
スタッフ男性衆は木道整備に精を出されていました。
2011年に基礎工事から新装したばかりの山荘は木々の香りが心地よく、
主人・伊藤さん手作りのスピーカーからは、
心地よいサウンドを愉しませて貰えます。
ここで一泊してゆっくり過ごしたい心境でしたが、
また来る…という動機が出来たと思い、後ろ髪引かれる思いで発ちました。

祖父岳から裏銀座までのアップダウンを経て、鷲羽岳へ辿り着きます。
大展望と言われていますが、ガスのため眺望は利かず。
烏帽子小屋からやってきた学生パーティーと合流し、
最後の急坂を下り、三俣蓮華岳キャンプ場に到着。
三俣山荘からは鷲ヶ岳ドカーンの眺望が圧巻です。
鷲羽のスケールに圧倒されながら、20時就寝。

3日目は太郎平まで戻ります。長い行程ですが、頑張ります。
三俣蓮華岳は巻いての体力温存です。
今回の計画には水晶岳が入っていないので、
三俣蓮華岳はいずれ立ち寄る事になるでしょう…。
巻き道には雪田があるので、ストックを出して通過します。
早朝はやや硬くなっており、転倒に注意です。
後ろを振り返ると、北鎌尾根を従えた槍ヶ岳の眺望が良いです。
三俣蓮華岳への分岐を見送り、黒部五郎岳へと向かいます。
ここで初日のテン場でお話し相手になって頂いた方と合流し、
握手を交わしながらお互いの無事を祈りました。
黒部五郎平までの急坂を下り、静穏な黒部五郎小舎で早い昼食を摂ります。
ここからは稜線ルート、カールルートの選択が出来ますが、
小屋番の話だと、
カールルートが一般的、眺望が良いしお花畑もある…との事でした。
右に雲ノ平の台地を見送りながら、カール内を歩いていきます。
千畳敷カールと様相がとても良く似ています。
残雪時はルート間違いに注意したいと思いました。
黒部五郎岳の肩までの急登を登り終え、ザックをデポします。
テン泊装備から開放され、天使の羽根が生えました。
黒部五郎どころか、雲上まで飛んでいきそうな気分です。
スイスイ登り、黒部五郎岳からの大展望を満喫します。
一旦急坂を下りますが、そこから先は緩やかなアップダウンが続きます。
赤木岳、北ノ俣岳を通り過ぎ、のんびり木道を歩きます。

最終日は薬師岳を目指します。
当山行の最高地点から、これまでを振り返ろう…という趣です。
薬師峠キャンプ場から空荷ピストンです。
昭文社地図に記された通り、
日本海からの風が強いので防寒対策はしっかりと。

薬師岳山頂からは一望千里の大展望が広がります。
地図を片手に山座同定を楽しんでください。
剱、立山、白馬、火打、浅間、槍穂高、乗鞍、中ア、南ア、八ヶ岳、富士山
反対側は有峰湖と富山平野、日本海・富山湾まで一望出来ます。
太郎平から薬師岳まで標高差は約630m、折立までだと1600m近くあります。
標高差を念頭に置きながら、
途中、石川から来られた方と一緒に歩きながら下りました。
何でも15時到着のバスまで時間が余りすぎているとか(^^ゞ
折立では時間を潰しようがないので、ゆっくり歩くしかありませんね。

当ルートは3泊だと少し頑張る必要があるので、
4泊でゆっくり過ごせれば、さらに充実した山行になると思います。
4泊あれば水晶岳ピストンが可能になります。
高天原温泉に立ち寄るという秘湯巡りもオススメです。

帰路は上宝を抜け、福地の温泉街に立ち寄ります。
アクセスの良い新穂高や平湯に観光客が殺到しますので、
福地は比較的ひっそりとした温泉街です。
源泉かけ流しの秘湯・石動の湯でこれまでの汗を流しました。
かけ流しのため、湯温は少し熱いです。
ここは五平餅のサービスがあります。
囲炉裏を囲み談笑を交えながら湯上がりを過ごします。

私は本日最後の客人だったためか、
五目ごはんやきゅうりの漬け物を出して頂けました。
女将さん、スタッフのお姉さんと囲炉裏で談笑させてもらいました。
遅くに到着してしまい申し訳ありません。
次回は早い時間に到着して、温泉でまったり過ごしたいと思います。
石川から来られた方からは、福地山いいよー!穂高の景色が最高だよ!
と教えて頂いたので、紅葉の時節に訪れてみようと思います。


<謝辞>
たくさんの山々、たくさんの登山者、山小屋のスタッフさんに出逢え、
さらに天候にも恵まれた最高の山行となりました。
山の神様に感謝します。薬師観音菩薩様もありがとう。
愛知と石川から来られた単独行の方、
遠路和歌山から来られたパーティーの方々、
一緒の時間を過ごせてとても楽しかったです。
ありがとうございました!

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
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体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
高天原と雲ノ平
利用交通機関: 電車・バス
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3/5
体力レベル
4/5

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