ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 215775
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根

尾瀬散策と木道歩行について考察

2012年08月14日(火) [日帰り]
 - 拍手
もっち その他1人
GPS
04:00
距離
10.2km
登り
189m
下り
185m

コースタイム

累計時間 区間時間 時刻  場所
 0:00  0:00  0934  鳩待峠(入山)
 0:59  0:59  1033  山ノ鼻ビジターセンター(〜1049)
 (研究見本園周回)
 1:27  0:28  1117  山ノ鼻ビジターセンター(〜1122)
 1:53  0:26  1148  牛首手前ベンチ(〜1215、昼食)
 (Uターン)
 2:16  0:23  1238  山ノ鼻ビジターセンター(〜1306)
 3:10  0:54  1400  鳩待峠(下山)
天候 09時まで 大雨
11時まで 曇
11時から 曇時々晴
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
 ↓関越道
沼田IC
 ↓R120
片品村・鎌田交差点
 ↓R401
戸倉駐車場
 ↓バス
鳩待峠
※戸倉駐車場からはマイカー規制中

戸倉〜鳩待峠バス時刻表
http://www.kan-etsu.net/r-bus/timetable/tokura-hatomachi.htm
※バスはかなり飛ばします。車酔いしやすい方は注意。

戸倉駐車場料金
1日1000円

運賃
片道900円
コース状況/
危険箇所等
区間、すべて2枚平行敷き、複線の木道です。
木道は右側通行。

ルートそのものに危険個所はありませんが、
雨が降った直後だったので、結構滑りやすかったです。
また、研究見本園周回路には、至るところに熊の糞がありました。
朝夕は熊との遭遇率がかなり高いようです。

大変残念なことに、山ノ鼻ビジターセンター向かいの避難小屋内で、
火器を使用しているひと(中年男性、子連れ)がいました。
小屋内での火器使用は、当然ながら厳禁。貼り紙もしてあります。
ちょっと考えれば分かると思うのですが。
朝、自宅最寄駅にて。嵐の前の美景、というところでしょうか。この後、数時間にわたって大雨が降り続きました。
朝、自宅最寄駅にて。嵐の前の美景、というところでしょうか。この後、数時間にわたって大雨が降り続きました。
一部、崩落個所あり。
一部、崩落個所あり。
オニユリですな。いくら花の名前に疎くても、これは分かる。
オニユリですな。いくら花の名前に疎くても、これは分かる。
このエリアは熊がよく目撃されます。この日も、研究見本園の中で、熊の糞が多数落ちていました。
このエリアは熊がよく目撃されます。この日も、研究見本園の中で、熊の糞が多数落ちていました。
至仏山荘。いいところです。
至仏山荘。いいところです。
至仏山なんですが、雲に隠れて全く見えず・・・
至仏山なんですが、雲に隠れて全く見えず・・・
研究見本園全景
お盆のど真ん中だというのに、尾瀬とは思えないほどガラガラです。
お盆のど真ん中だというのに、尾瀬とは思えないほどガラガラです。
研究見本園の中の池糖
研究見本園の中の池糖
燧ヶ岳なんですが、雲に隠れて全く見えず。
燧ヶ岳なんですが、雲に隠れて全く見えず。
落雷で絶命したように見える木の幹から生えてきている松の枝。
落雷で絶命したように見える木の幹から生えてきている松の枝。
熊の糞。えんがちょ?
1
熊の糞。えんがちょ?
木道に脇におっきいのが。
木道に脇におっきいのが。
牛首方面へ。燧が少し見えてきましたが、結局最後まで全容は見えませんでした。
牛首方面へ。燧が少し見えてきましたが、結局最後まで全容は見えませんでした。
こっちは至仏。だいぶ見えてきました。
こっちは至仏。だいぶ見えてきました。
池塘の中の葉が結構色づいています。尾瀬は秋への準備中ですね。
池塘の中の葉が結構色づいています。尾瀬は秋への準備中ですね。
逆さ燧?
至仏は、見えたり見えなかったりしましたが、大雨の直後ということもあり、山ノ鼻からの登山者は皆無でした。
至仏は、見えたり見えなかったりしましたが、大雨の直後ということもあり、山ノ鼻からの登山者は皆無でした。
至仏山荘内の土産物コーナーにて・・・。自分と同じにほひを感じる(笑)
4
至仏山荘内の土産物コーナーにて・・・。自分と同じにほひを感じる(笑)
復路。いくらか陽が差して、結構暑くなりました。木漏れ日がキレイ。
2
復路。いくらか陽が差して、結構暑くなりました。木漏れ日がキレイ。
至仏。登って登れなくもなかったんでしょうが、蛇紋岩が普段にもまして滑るだろうということもあって、見送り。
至仏。登って登れなくもなかったんでしょうが、蛇紋岩が普段にもまして滑るだろうということもあって、見送り。
混雑加減はこんなもんでした。お盆の尾瀬でしたが、荒天が予報されていたこともあって、観光客が少なく、ラッキーでした。
混雑加減はこんなもんでした。お盆の尾瀬でしたが、荒天が予報されていたこともあって、観光客が少なく、ラッキーでした。
夕方に近づくと青空が顔をだし、翌日に登る武尊山がキレイに見えました。
夕方に近づくと青空が顔をだし、翌日に登る武尊山がキレイに見えました。
明日は晴れるかなー
明日は晴れるかなー

感想

当初は、至仏山、武尊山と、尾瀬エリアの名山を連続して登ろう、という計画でしたが、
天気が極めて荒天であることが予想されたので、
メインを武尊にし、至仏はパスして尾瀬散策をしました。

朝、自宅を出た時には不気味な朝焼け空、
そして高速に乗った後はものすごい雨が続き、
尾瀬散策もおぼつかないかな、と思いきや、
入山口である鳩待峠の手前の戸倉でピタッと雨が止み、
結局そのあとは雨に降られることなく、
お盆とは思えないほど静かでガラガラな尾瀬を満喫しました。

荒天予報だったので、多くの観光客がパスしたのでしょうね。

-----

さて、今回は山に登ったわけでもないですが、
登山靴で平坦に近い木道を何時間も歩いてみたところ、
自分で予想したよりもずっと疲れたので、
それについて考察してみました。

木道というと、普通の登山道と違い、傾斜が緩いところに敷設されるし、
観光客が歩くためのもの、という印象もあるので、
楽だというイメージを持つひとも多いかと思いますし、
ぼくもそのように考えていました。

そもそも、尾瀬に木道が敷設されたのは、
当初は泥濘で観光客の靴が汚れるのを防止するためでしたが、
現在では湿原の植生保護のための意味合いに取って代わられました。
よって、他のところのように腐ったり、苔が生えたりなどということはなく、
この木道は定期的に張り替えられています。

ということは、比較的新し目(一番古い板でも平成17年でした)であり、
木材の水分含有率が低く、堅いということになります。

また、不整地であれば、歩くごとに負担のかかる箇所が変わってくるので、
負担が分散化されますが、木道は平らなので、
常に脚の裏全体に体重がかかりやすく、負担のコントロールは難しいでしょう。

それを何時間も続けていれば、
普通の登山道よりも足首や足の裏の疲労が大きいように思います。
尾瀬エリアは、東西に約6km、南北に約3kmあり、そのほとんどが木道、
鳩待峠、沼山峠、大清水からそこへのアクセスも多くが木道なので、
例えば燧から至仏への縦走時は、相対的に重荷を背負った状態で
尾瀬ヶ原の端から端まで、木道上を歩かなくてはならず、
上記の考察から脚へかなりの負担がかかることが考えられます。

尾瀬観光のHPなどに、靴は登山用のきちんとしたものを、とありますが、
ルートが木道であり、ハイカットな縦走用登山靴では、
足首が固定されてしまうために、木道の固さがダイレクトに跳ね返ると感じました。
アスファルトを登山靴で歩行したときの感覚に似ています。

見かけた観光客の多くがスニーカーか、それに準ずる靴でしたが、
これだと、滑る箇所においての制動力が不足するし、
足裏のソールが柔らかすぎて、これまた木道の固さを吸収しきれず、
下肢への負担が大きいので、縦走用登山靴同様、不向きと思われます。

となると、トレランシューズくらいのカット、ソールの柔らかさ、
そして制動力があることが最適でしょうか。
木道は、あくまで登山道ではないので、登山靴で歩くには適していないと感じた次第です。

-----

翌日は、田代湿原から武尊山へ登りました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-215879.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3528人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 尾瀬・奥利根 [日帰り]
尾瀬
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら