尾瀬散策と木道歩行について考察



- GPS
- 04:00
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 189m
- 下り
- 185m
コースタイム
0:00 0:00 0934 鳩待峠(入山)
0:59 0:59 1033 山ノ鼻ビジターセンター(〜1049)
(研究見本園周回)
1:27 0:28 1117 山ノ鼻ビジターセンター(〜1122)
1:53 0:26 1148 牛首手前ベンチ(〜1215、昼食)
(Uターン)
2:16 0:23 1238 山ノ鼻ビジターセンター(〜1306)
3:10 0:54 1400 鳩待峠(下山)
天候 | 09時まで 大雨 11時まで 曇 11時から 曇時々晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
沼田IC ↓R120 片品村・鎌田交差点 ↓R401 戸倉駐車場 ↓バス 鳩待峠 ※戸倉駐車場からはマイカー規制中 戸倉〜鳩待峠バス時刻表 http://www.kan-etsu.net/r-bus/timetable/tokura-hatomachi.htm ※バスはかなり飛ばします。車酔いしやすい方は注意。 戸倉駐車場料金 1日1000円 運賃 片道900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
区間、すべて2枚平行敷き、複線の木道です。 木道は右側通行。 ルートそのものに危険個所はありませんが、 雨が降った直後だったので、結構滑りやすかったです。 また、研究見本園周回路には、至るところに熊の糞がありました。 朝夕は熊との遭遇率がかなり高いようです。 大変残念なことに、山ノ鼻ビジターセンター向かいの避難小屋内で、 火器を使用しているひと(中年男性、子連れ)がいました。 小屋内での火器使用は、当然ながら厳禁。貼り紙もしてあります。 ちょっと考えれば分かると思うのですが。 |
写真
感想
当初は、至仏山、武尊山と、尾瀬エリアの名山を連続して登ろう、という計画でしたが、
天気が極めて荒天であることが予想されたので、
メインを武尊にし、至仏はパスして尾瀬散策をしました。
朝、自宅を出た時には不気味な朝焼け空、
そして高速に乗った後はものすごい雨が続き、
尾瀬散策もおぼつかないかな、と思いきや、
入山口である鳩待峠の手前の戸倉でピタッと雨が止み、
結局そのあとは雨に降られることなく、
お盆とは思えないほど静かでガラガラな尾瀬を満喫しました。
荒天予報だったので、多くの観光客がパスしたのでしょうね。
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さて、今回は山に登ったわけでもないですが、
登山靴で平坦に近い木道を何時間も歩いてみたところ、
自分で予想したよりもずっと疲れたので、
それについて考察してみました。
木道というと、普通の登山道と違い、傾斜が緩いところに敷設されるし、
観光客が歩くためのもの、という印象もあるので、
楽だというイメージを持つひとも多いかと思いますし、
ぼくもそのように考えていました。
そもそも、尾瀬に木道が敷設されたのは、
当初は泥濘で観光客の靴が汚れるのを防止するためでしたが、
現在では湿原の植生保護のための意味合いに取って代わられました。
よって、他のところのように腐ったり、苔が生えたりなどということはなく、
この木道は定期的に張り替えられています。
ということは、比較的新し目(一番古い板でも平成17年でした)であり、
木材の水分含有率が低く、堅いということになります。
また、不整地であれば、歩くごとに負担のかかる箇所が変わってくるので、
負担が分散化されますが、木道は平らなので、
常に脚の裏全体に体重がかかりやすく、負担のコントロールは難しいでしょう。
それを何時間も続けていれば、
普通の登山道よりも足首や足の裏の疲労が大きいように思います。
尾瀬エリアは、東西に約6km、南北に約3kmあり、そのほとんどが木道、
鳩待峠、沼山峠、大清水からそこへのアクセスも多くが木道なので、
例えば燧から至仏への縦走時は、相対的に重荷を背負った状態で
尾瀬ヶ原の端から端まで、木道上を歩かなくてはならず、
上記の考察から脚へかなりの負担がかかることが考えられます。
尾瀬観光のHPなどに、靴は登山用のきちんとしたものを、とありますが、
ルートが木道であり、ハイカットな縦走用登山靴では、
足首が固定されてしまうために、木道の固さがダイレクトに跳ね返ると感じました。
アスファルトを登山靴で歩行したときの感覚に似ています。
見かけた観光客の多くがスニーカーか、それに準ずる靴でしたが、
これだと、滑る箇所においての制動力が不足するし、
足裏のソールが柔らかすぎて、これまた木道の固さを吸収しきれず、
下肢への負担が大きいので、縦走用登山靴同様、不向きと思われます。
となると、トレランシューズくらいのカット、ソールの柔らかさ、
そして制動力があることが最適でしょうか。
木道は、あくまで登山道ではないので、登山靴で歩くには適していないと感じた次第です。
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翌日は、田代湿原から武尊山へ登りました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-215879.html
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