【寒風の御在所岳】ロープウェイ駅〜中道〜山頂〜裏道〜ロープウェイ駅


- GPS
- 04:53
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,126m
- 下り
- 1,109m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 4:52
天候 | 晴れ&やや強風(寒かったです) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
・ 湯の山温泉駅前8:08発のバスで三交湯ノ山(ロープウェイ駅前)下車。バス料金は360円。Suica利用可能です。 ・ 帰路は三交湯ノ山13:45発のバスに乗車し,湯の山温泉駅前13:55着。湯の山温泉駅14:00発の近鉄線で四日市駅〜名古屋駅と移動し,名古屋駅15:44発の新幹線「のぞみ」で帰京。東京駅には17:23着。湯の山温泉駅からわずか3時間半弱で東京に戻れました。便利な時代になりましたね。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ 指導標は良く整備されていますが,ロープウェイ駅から中道登山口までのルートがちょっとわかりにくい感じでした。国道477号に出れば良いだろうと,適当に車道を歩き,大石橋を渡ってすぐの階段を登って国道に出て,登山口に到着しましたが,多くのハイカーは,舗装路を歩いているようでした。ちなみに,私の場合はロープウェイ駅から中道登山口までは30分ほどでした。 ・ 登山道はよく踏まれていて,歩きやすいです。白っぽい花崗岩の中を登りますが,手がかりとなる木の枝がたくさんあって,登るが楽でした。キレットの通過など山頂まで鎖場や岩場のアップダウンが随所にあるので,ストックは使用しない方が歩きやすいと思います。また,山頂手前の岩場の登りでは,水が凍り付いていて滑りやすいところがあります。登りは問題ないでしょうが,下りでは転倒・転落に注意が必要です。 ・ 山頂直下の富士見岩展望台を過ぎると,景観は一変します。なんとアスファルトの車道を歩くようになり,目の前には穏やかな起伏のスキー場が広がっていました。山頂まではリフトもあり,多くのハイカーがリフトを乗り継いで山頂を目指していました。ロープウェイとリフトを使えば,まったく山登りをすることなく,山頂に立つことができてしまいます。でもさすがにリフトは使わずに御在所岳三角点のある山頂へと斜面を登ります。山頂は,コート姿の観光客で賑わっていて,不思議な光景でした。周囲の景観をカメラに収めたのち,三角点の先の標高1,212m地点にある望湖台へ。ここからの展望は見事でした。ひとしきり展望を楽しんだあとは,三角点に戻りベンチでランチ休憩。風が強くて寒かったです。 ・ 山頂から国見峠へは,指導標がなく,分かりづらいですが,方角ははっきりしていますので,ガレた屑岩の下りを峠へと下ります。国見峠には,「御在所岳裏登山道8合目」の標識があり,ここから裏道ルートの下りが続いています。 ・ 裏道の下りからは,「日本三大岩場」の一つに数えられている「藤内壁」の迫力ある姿が望めます。ここの下りは,標高千メートルに満たない低山とは思えない,本格的なものでした。沢沿いの岩場の下りが連続し,南アルプスの大門沢を彷彿とさせるような雰囲気でした。そして,標高665mに建つ,味わい深い藤内小屋の雰囲気も素晴らしい。いかにも山奥の登山基地といった感じでした。 ・ 藤内小屋からは道も歩きやすくなり,順調に登山口へと下りますが,そこでルートミスをしました。国道に出たところで,そのまま国道を下ってしまいました。400mほど下ったところで,ルートミスに気づき,登山口に戻りましたが,約15分ほどのロス。ロープウェイ駅へは,国道の下をくぐって行くのが正しいルートでした。正規の登山道に戻り,蒼滝不動の前を通過して,ロープウェイ駅には13:18に戻りました。 |
写真
感想
・ 鈴鹿山脈に位置する日本二百名山である,御在所岳に登ってきました。「日本三大岩場」の一つに数えられている「藤内壁」を有する,花崗岩の岩山として以前からその名は知っていましたが,自宅から遠く,なかなか訪れる機会に恵まれずにいました。
・ ところが,今回,岐阜市内で開かれる会議に仕事で出張することとなり,翌日は休日のため自由に行動できることから,鉄道を利用し,足を伸ばしてこの御在所岳を登ることにしました。
・ 宿泊するホテルに,事前に登山靴やリュックなどのハイキング装備を宅配便で送っておいて,宿泊の翌日早朝に宿を出ましたが,幸いなことに好天に恵まれ,紅葉の名残を楽しみながら,変化に富んだ御在所岳の登山を楽しむことが出来ました。
・ 御在所岳の登りには,「おばれ石」やキレットなど,岩場のアップダウンが連続する中道ルートを選んでみましたが,山頂方面の展望を楽しみながら,わずか標高1,200mの山とは思えないアルペンムード漂う登りを楽しむことが出来ました。
・ 山頂付近は,登りのときの厳しい表情とは一変し,穏やかな斜面に広がるスキー場のゲレンデとリフトの眺めに驚きました。ロープウェイとリフトを使えば,まったく山登りをすることなく,山頂に立つことができてしまいます。でも,三角点の先の標高1,212m地点にある望湖台からの展望は見事でした。ひとしきり展望を楽しんだあとは,三角点に戻りベンチでランチ休憩。ただし,風が強くて寒かったです。
・ 国見峠から裏道ルートの下りは,「日本三大岩場」の一つに数えられている「藤内壁」の迫力ある姿が望めました。ここの下りは,標高千メートルに満たない低山とは思えない,本格的なものでした。沢沿いの岩場の下りが連続し,南アルプスの大門沢を彷彿とさせるような雰囲気でした。そして,標高665mに建つ,味わい深い藤内小屋の雰囲気も素晴らしい。いかにも山奥の登山基地といった感じでした。
・ 下りの最後に道迷いをしてしまいましたが,さすがに日本二百名山に選ばれた山ならではの,大変充実した山歩きを楽しむことが出来ました。
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