半四郎・広見山から恐羅漢山へ。


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,365m
- 下り
- 1,345m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:44
https://www.youtube.com/watch?v=DGUnmb7pTLc
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全コース概して明確な登山道があり。但し、ミチガ谷からジョシのキビレの間と、カマノキビレから三本栃の間は一部不明瞭。 |
写真
感想
広見川支谷のシロワラビ谷に付けられた登山道から半四郎山・広見山を経て恐羅漢山に登る。麓ではまだまだの紅葉も、山上では所どころ落葉が見られ最盛期を過ぎた感があった。
1,118m峰へは、暗い植林地の小径から一転して明るくのびやかな尾根道に変わる。この情景転換は山歩きの楽しさがあり好感が持てる。笹原の山頂はまさに三百六十度の展望で、山座同定にいとまがない。
最初にこの山を広見山側から訪れたときは笹漕ぎをして登ったが、今では東北面の笹原山腹が稲妻形に切り開かれているのも面白い。
半四郎山には、大正三年三月に戸河内町横川の木地師であった半四郎・虎若父子が、雪山遭難した悲哀史があるという。それまで無名だった山名がその事件により、1,126m峰が半四郎山として通じるようになったという。
広見山からは東面に恐羅漢山や旧羅漢山の悠揚迫らざる姿が圧巻である。以前は、旧羅漢山山頂付近には露出した岩塊群が白く輝いて見えていたものだが、樹木が伸びて見えなくなっている。この岩塊群は氷河期に形成されたゴーロと云われている。古くには岩塊が羅漢仏に見立てられたことから、羅漢山と呼ばれるようになったらしい。
ジョシのキビレからカマのキビレの尾根は笹が刈られていて、藪漕ぎすることなく歩かれた。こんな山奥に刈払機を持ち込まれ、笹を刈られた方の労力に感謝の至りである。なお、カマのキビレには中の道という木札が掛かっているが、亀井谷道とハゲノ谷・ミチガ谷道に対して中の道ということなのだろうか?
旧羅漢山から恐羅漢山を往復し、ハゲノ谷左谷の三本栃に寄る。カマのキビレから最初は小径があるものの、途中から土石流のためか消滅している。それらしきところを探りながら下っていると、転石がゴロゴロして荒れている沢筋の左側に「広見の三本栃」が現れてきた。おそらく三十年振りぐらいの再会である。今や老木のためか一番大きな幹が折れており、幹の根本を覗き込むと野生動物が棲めそうな虚となっていた。
ハゲノ谷川の左岸から右岸へ渡渉すると林道の終点であった。やがてミチガ谷林道との分岐に出会い、半四郎山登山口まで清冽な流れの広見川を見ながらの長い林道歩きとなる。
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