硫黄山 縦走のはずが… 北海道の山巡り3


- GPS
- 09:10
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,354m
- 下り
- 1,363m
コースタイム
06:15硫黄鉱山跡地
08:15新噴火口最上部08:25
11:20硫黄山山頂12:00
14:45登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
硫黄採掘跡地から新噴火口最上部の間は 踏み跡が入り乱れ、赤ペンキが薄くなっているので コースをはずさないように注意して歩いてください |
写真
感想
木下小屋で昨夜討議した結果、
羅臼から硫黄山への縦走を断念することにしました。
木下小屋とカムイワッカ湯の滝の間の移動手段が
歩き以外にない状態が判明したからです。
(シャトルバスはこの時点ではまだ運行していませんでした)
結果、羅臼岳登山と硫黄山登山の
それぞれ二人ずつのパーティに分かれる事に。
羅臼岳に行く方の一人は日本百名山達成最後の山で
昨年羅臼平で敗退していて、悔しい思いをしていますから
今回は是非とも達成をと強く思っていることでしょう。
一方、硫黄山は「日本一等三角点ベスト百」に入っているそうです。
それを目指している方には、はずせない山であることに変わりなく
やむを得ず、分かれて登山となりました。
廊下を挟んで向かい側に投宿されていた方にもご心配おかけしました。
無事に下山出来ましたことを、この場を借りまして
ご報告申し上げます。
カムイワッカ湯の滝には駐車場が整備されており
登山者用駐車場が、ゲートの手前に2台分あります。
ゲートを通り抜けて5分程で登山道です。
事前に届けが必要で、下山時に届けを提出しました。
硫黄採掘跡地までは里山の雰囲気の樹林帯の中ですが
跡地を過ぎると火山の様相を呈してきます。
昨年までは入山禁止だったそうです。
目印の赤ペンキが薄くなっており、うっかり見落として迷い込みました。
一時間以上のロスタイムの末、硫黄採掘跡地まで戻り
赤ペンキを逐一確認しながら新噴火口最上部にたどり着きました。
初めて硫黄山にカムイワッカから登られる方は
コースをはずさないよう、赤ペンキに注意してください。
噴火口最上部からは這松帯で、道ははっきりしています。
沢に一旦下り、涸れ沢を登るようになっていますが
涸れ沢どころか、上部の雪渓から勢い良く流れ出る水に
靴こそ濡らしませんでしたが、渡渉に時間を取られました。
そして、雪渓に到達したものの、どちらに行っていいものやら迷いましたが
木にさげられたピンクテープに助けられて稜線に到達しました。
さあこれで大丈夫と思ったのも束の間で、
最後の岩のテーブル状になった頂上に達する道が分からず
またもや、絶体絶命!
リーダーが危うい岸壁を登り、山頂に達した後
正規のルートを発見して、途中まで迎えに下ってくれ
私も硫黄山山頂に立つことができました。
本当にドキドキハラハラの登山でした!
一等三角点もですが、山頂の眺めがことの外素晴らしく
時が経つのを全く忘れて見入っておりました。
どうなることかと不安になればなるほど、
満足感は増幅されるものなのでしょうか?
下山はスムーズでしたが、気になるのは
羅臼岳に登った二人です。
多分お昼頃には下山して、すっかりお待たせしていることでしょう。
登山口では雨も降り始めました。
車で戻る途中、舗装道路をこちらに向かって歩いてくる二人に会い
本日の登山が無事終了しました。
テント泊のところを日帰りでしたので、一日分の余裕ができ
明日は天塩岳、明後日はニセイカウシュッペに登るべく、
天塩岳ヒュッテに向かいます。
(つづく)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する