視界ゼロから晴天の硫黄岳(本沢温泉登山口から)

trango
その他2人 - GPS
- --:--
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,395m
- 下り
- 1,376m
コースタイム
| 天候 | 曇り→晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
・特に危険を感じる個所もなく歩けました。 ・山頂手前は風を避ける場所がないため、もし今回のような強風に大雨が加わったたり、濃霧でケルンも見えないようは場合は中止しようと思います。(次回のための自分用メモ) |
写真
感想
今回の7月の連休は南アルプスを考えていたが、全国的に天候不順で変わりやすかったことと山小屋の予約の関係で、手軽に日帰りできる山に変更。硫黄岳をのんびりハイキングしてきた。
稲子湯入口から車で15分くらいのところの本沢温泉登山口から硫黄岳へピストン。本沢温泉まで2時間10分のこの道はよく整備されていて、温泉目当ての人がこの道を歩くようだ。
歩き出してすぐにマルバノイチヤクソウを見つけたり、朝の空気を吸いながら小川の水の音を聞き、なだらかな道をゆっくり上がる。朝6時からスタートして天気は曇っているものの森の中も明るいので、途中で回復することに期待した。
本沢温泉は山小屋のようでいて湯治場のような雰囲気にも見えた。ここで休憩してまた歩き出すとすぐに野天風呂の標札があり、登山道からも見えた。なるほど着替えるところも隠れるようなところもない。ちょっと登山客の多い時期は厳しいかな(笑)
夏沢峠に到着するころにはちょっと風が出てきて、見えるはずの硫黄岳は真っ白。幸い雨は降っていなかったがジャケットを着てザックカバーをしていざ出発。森林限界を超えるとなかなかの強風。霧の中でも点在するケルンが目印になってくれた。足元も土から石に変わり、山頂手前ではその石も赤石に変わったことに気が付いた。
強風で少々よろっとした瞬間もあり慎重にゆっくり上がったが、特に危険を感じるようなトラバースもないし細尾根を歩くわけでもなかった。それよりも登山道にある高山植物が気になって仕方がなく、強風の中も頑張って数枚撮り、いや頑張ってくれたのはこのカメラの手振れ防止機能だったと、後で思った(笑)
山頂は平らでスペースが広く、本来なら赤岳や横岳方面も見えて眺めが楽しめるのだが、今回は強風体験の一環としてとらえ下山。でも下山途中ではサッと雲が切れ晴れ間が出た。一瞬見えた辺りの景色が素晴らしかったので、計20分ほど晴れ間待ち。でもまた一瞬にし霧の中に覆われたので引き返さないで下山した。
眼下にやまびこ荘と夏沢荘が見えてくると、天狗だけもはっきり見えてきた。更に、夏沢峠に到着し後ろを振り返ると、さんさんの太陽に硫黄岳(笑)
ここで心行くまで硫黄岳を眺めることにした。持参した赤紫蘇ジュースを炭酸で割り乾杯。昼寝をするメンバーにつられて、私も仰向けになり青空の中を残りの雲が風で飛んでいく様子や、硫黄岳の山容を眺めながら次回は山友を連れてくることを考えてそのシュミレーションを楽しんだ。
帰りも本沢温泉でのんびりして帰路につく。駐車場では地元の方のご厚意で冷たいきゅうりと、自家製のような美味しいお味噌をご馳走になった。帰りは快晴で気持ちがよく暑さも今年一番だったが、体もシャキッとして疲れが一瞬で飛んでいった。本当にどうもありがとうございました。
やっぱり八ヶ岳はいいなあ。
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