下の廊下


- GPS
- 14:25
- 距離
- 41.2km
- 登り
- 8,278m
- 下り
- 9,385m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:21
天候 | 10/19 雨 10/20 曇り一時晴れ 10/21 曇りのち晴れ 10/22 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
黒部ダムまで電気バス、欅平からトロッコ電車、宇奈月温泉駅から富山地方鉄道、黒部駅からあいの風とやま鉄道、糸魚川駅からJR大糸線、北大町バス停からアルピコ交通扇沢線を利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ジャンルを「ハイキング」にしてますが、とても危険なハイキングです。この日程の中で遭難事故が4件起きてます。うち3件は死亡事故です。 断崖絶壁に作られた狭い道が延々と続くので、足を滑らせたら死ぬ確率が非常に高いルートです。 阿曽原温泉小屋のブログにもありますが、安易な気持ちで入山するのは控えてください。 *GPSデータがかなり乱れてますが、無修正で登録してます。 |
その他周辺情報 | 宇奈月温泉駅前「柏や」で白エビかき揚げ丼とそばをいただきました。 黒部駅前「長谷川旅館」に宿泊しました。とてもよい宿でした。 |
写真
感想
毎年計画して行けずにいた、下の廊下にやっと行けました。
あまりいい天気ではなかったので迷いましたが、直前になって予報が悪化したため、気持ちを切り替えられずに決行となりました。
1日目はロッジくろよんへの移動日。強い雨に降られながら辿り着くと、すでに天場は満杯状態。それでも続々とやってくる人たちに「これ全員下の廊下だったら大変だね」と冗談交じりに話してましたが、その通りなのでした。。
2日目は予定より30分早く撤収できて、まだ暗い中歩きはじめます。まだ紅葉には早いらしく、あまり色付いたところは見られませんでしたが、足元が気になるのできょろきょろしていられません。黒部川は雨のあとのわりにはきれいな水が流れていて、滝も豪快だったり繊細だったり、楽しませてくれました。
絶壁に作られた道は実に巧妙で、「必要最低限」を具現化しています。一人がやっと通れるくらいの細い道なので、すれ違いや追い越しにも気を遣います。一挙手一投足に集中しないと大事故につながる場所が連続しています。「黒部に怪我なし」と言われている通り、落ちたらまず助からない場所なのです。
かくゆう自分も足を滑らせ、道の一段下に落ちてしまいました。何に引っかかって止まったかわかりませんが、完全に登山道から消えて、横向きに倒れていました。どこも痛みはなく自力で道に這い上がれたので、まったく運がよかったとしか言いようがありません。
ほぼ予定の時間に阿曽原温泉小屋に到着でき、気持ちのいいお湯に浸かって、静かな夜を過ごしました。
3日目はいきなり登りから始まりです。昨日よりは歩きやすい道が多かったけど、慎重に歩くことは忘れませんでした。
黒部の怪人の迫力に圧倒され、堰堤の中がトンネルになっていたり、素掘りの長ーいトンネルがあったり、その努力に頭が下がる思いです。
長い道のりを歩き切って、欅平からは電車の旅。今日は黒部で一泊。こんな行程の登山は初めてです。
4日目は扇沢への移動日。電車とバスを乗り継いで、のんびり帰ってこれました。
というわけで、lunetteさん念願の下の廊下は、楽しくも恐ろしくもある、凄いところなのでした。もう一度来ることができるかどうか、今後の自分との戦いになると思います。
感想遅くなりすみません。
BBCさん今回もお世話になりました。1日目のロッジくろよんまで1時間とはいえ、ザーザーぶり、そして水溜りにテント張る。珍しく当方のテンション下がらず。
でも、周囲はテント一杯。全員下の廊下に行くと予測。人気っぷりにびっくり!。
2日目朝、ガスガスの中出発し、夜明けと共に渓谷のエメラルドグリーンと絶壁と少しずつ紅葉している山肌が見えてきて感動しました。
人の力で掘ってさらに重い荷物を背負って歩荷したと思うと信じられない。
よくもまあ、作ったものだと、驚愕し、また感謝しつつ歩かせてもらいました。
毎年整備してくれる電力会社の方、阿曽原小屋の方にも感謝。
それにしても、気が抜けない道です。番線がありがたい。
十字峡のかなり手前だったか、なんとなく後ろを歩くBBCさんの気配が無いと思い
振り向いたら、姿が消えていて、血の気が引きました。
急いで戻り谷底をみたら、2メートルぐらいか?BBCさんが横に寝た状態で落下していてなにかに引っかかって止まってました。声を掛けたら動いたのでホッとしました。自分も気が動転していてセルフビレイをしていないのに、手を差し伸べて捕まって!と言ってしまい(結局、BBCさんは自力で脱出)捕まってもらったらほんとやばかったですね。2人で谷底にGO。
冷静な判断が出来る様にしとかないとダメだと反省しました。
黒部よいとこ、でも怖い。でも、また行ってみたいですね。
45年前に宇奈月から登ったことを思い出します。
バラック小屋の祖母谷温泉で自炊して、とにかく緊張の連続でした。
今は後立山の稜線から下を眺めるのが精一杯ですが、行けるうちに思いきり楽しんでください。
Rommy98さん、はじめまして。
返信が遅くなり、申し訳ありません。
45年前というとまだ私は中学生です。そのころの登山は厳しいものだったと想像します。装備品も環境も変わりましたが、山を楽しむ気持ちは持ち続けたいですね。
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