549 平標山・仙ノ倉山 国境縦走敗退(浅貝〜三角山〜仙ノ倉山〜松手山〜元橋)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,517m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
- 山行
- 3:34
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:09
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:56
天候 | 20日:曇りのち晴れ、21日:ガス&強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
21日 元橋10:20(南越後観光バス)10:55越後湯沢駅12:13〜12:52水上13:14〜14:06新前橋14:10〜14:20高崎14:24発上野東京経由伊東行き ※南越後観光バスは越後交通の(紙の)回数券が使用可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
浅貝集落の登山口標識からの道はすぐにゲレンデに出るが、ゲレンデ内が分かりにくい。 ゲレンデの東側境界に沿って藪をこぎ、東側に向きを変えて、登って行くと標高1070m付近で明瞭な道に遭遇。右手の尾根に取り付いて、あとは快適な道が続く。 |
その他周辺情報 | 越後湯沢駅前の江神温泉公衆浴場は午後1時からだったので、駅構内(ぽんしゅ館)の奥の酒風呂(10:30から、ハンドタオル・バスタオルつき800円)に入浴。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
アマチュア無線機
古新聞
冷湿布
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感想
当初、19日西黒尾根〜肩の小屋泊、20日国境稜線縦走して平標山の家泊、21日に奉仕温泉に下山を目論んでいたが、19日〜20日午前中にかけての天気が悪いとのことで、20日スタートの逆ルートに変更することにした。
20日はお決まりの上野5:13発の始発電車で高崎、水上方面へと出発。東京は曇っていたが、関東平野を北上するにつれて天気は回復傾向。良い感じである。
しかし、国境のトンネルを超えると、そこは雪国ではなく、曇天が広がっていた。今日は、低気圧通過後の冬型簿気圧配置なので、ここまでは予想の範囲。このあと、冬型が緩んで、段々天気が良くなるはず。
越後湯沢駅の東口では、何かお祭りの準備中。このため、路線バスは、駅を背にして右手のタクシープールに発着していた。
バスは、観光客で満員であった。殆どの客は、西武プリンスホテルで下車。ドラゴンドラに乗って苗場山の紅葉を楽しむらしい。
普段バスに乗り慣れない人々が大量に下車するため、バスは大幅に遅れ、10:10に浅貝に到着。
バス停から左手の旧街道に入り、すぐにゲレンデ工事用の車道が分岐。今思い返せば、ここから入山するのが正解であった。
そのまま、1分ほど旧街道を直進すると、山の手にいろいろな石碑があるところに到着。丁度行き会った地元の人に聞くと、ここが登山口であるとのこと。
入ってみたが、石碑の奥には道らしきものは、見当たらず、旧街道をもう少し先に行くと、ありました、「三角山登山口」の看板。
山道に入ると、すぐにゲレンデに入り込んでしまった。
できる限り、ゲレンデの東の縁を進むが、どんどん藪っぽくなってくる。
ゲレンデ東縁G向きを北から東に変え、しばらく登ると、ひょっこりと良道に出た。どうも、あのゲレンデ工事用道路から登ってきているようだった。(確かめてはいない)
道はすぐに右手の尾根に取り付き、そのまま尾根通しに続いていた。尾根に乗ってしまえば、あとは刈り払いも良好で、勾配が急なことを除いては歩きやすい。
途中道を整備した団体の標識があちこちにあった。これほど明瞭なら、こんなに要らないと思う。むしろ入山口付近に分かりやすい看板を立てて欲しいものだ。
道は急勾配であるが、黄色を主体とした紅葉が始まった雑木林をずっと登っている。中腹以降は紅葉も盛りとなったが、天気のせいだろうか全体に色が悪い気がする。
毛無山を過ぎると、西群馬幹線の大きな送電鉄塔が立っており、ここから林道が元橋方面に下っていた。(途中ゲートがあったはずなので、一般車はここまで来れない。)
急勾配にあえいで、ようやく三角山に到着!
いつの間にか空は青く。ピークに雲がかかる程度になっていた。得に群馬側は、赤城山も見渡せ、山腹の紅葉も美しい。
大源太山(群馬県側の方・上越マッターホルンの方ではありません)に寄って、今日の宿の平標山の家を目指す。仙ノ倉や万太郎山などは時折顔を覗かせるが、雲の中。苗場山もずっと雲の中であった。今思えば、山頂部の雲がとれないのは、翌日の天気の予告だったんだな・・・
平標山の家の今日の宿泊客は6名。うち2名は、明日国境稜線を踏破して、天神平まで降りるという。(避難小屋1名、テントは6張りくらい。テント場は結構狭い)
野菜のてんぷらが主体の夕食は17:30。ランプの下で美味しく戴く。この日は、ラグビーワールドカップの南アフリカ戦だが、テレビの無い小屋では、関係も無く、19時過ぎには寝てしまった。
21日3時半。雨がしとしと降っていて、ガスで視界も全く無い。4時過ぎに、2人組の出発を見送ってから、昨夜握ってもらった梅干おにぎりと、マグカップラーメンで朝食を取る。(朝ごはんは6時。夏場は5時半頃とのこと)
5時20分。雨も小降りになってきたので、とりあえず仙ノ倉まではいって様子を見るつもりで出発。雨は強くないが、ガスで結構濡れる。
6時10分過ぎに、夜もすっかり明けた平標山頂に到着。風が冷たく、視界は20mくらい。
平仙鞍部で、西行き登山者とすれ違う。聞けば、昨夜、平標山の家にテント泊して縦走路に入ったが、寒くて行く気がなくなって引き返してきたとのこと。
とりあえず、仙ノ倉まではと、歩みを進めるも、天候の回復する兆しはなく、時折風に流されてくる雨粒にあられが混じる。
「こりゃ、やばいかも・・・」と思いつつ、3度目となる仙ノ倉山山頂。しかし、3回とも視界が利かない。なので、どんなところなのか、よく分かっていない。
携帯がつながるので、天気予報を確認すると、群馬側から午後から崩れてくるとのこと。昨日の予報よりも早く下り坂に向かっているようだ。
予定の縦走路を行くとすると、ここからまだコースタイムで7時間強。
さらに早く天気が崩れたら、本当にやばい! と判断し、残念ながら撤退を決意。
平標山への登り返しでは、一瞬陽がさすこともあったが、この日、太陽の顔を拝んだのはこのときだけ。
平標山から、松手山コースを駆け下っていると、大勢の人が登ってきていた。みな、天気予報を信じて、紅葉を見に来たんだろうなぁ、と思いつつ、こちらは10時20分のバスを目指して急ぐ。何しろ、そいつを逃すと2時間街で、おまけに、越後湯沢駅からの普通電車も1本遅くなる(3時間後・・・)。
松手山までのコースタイム下り45分はチトきつい。しかし、鉄塔までの40分は半分くらいなので、平標山頂からバス停までだと下り2時間15分は妥当な線かと思う。
駐車場のトイレを借りてから、越後湯沢よりの元橋バス停に下る。
距離では、旧三国小学校前の平標登山口バス停の方が近いが、若干の登り坂なのと、駅までのバス代が10円安い(セコイ!)ので、下り坂を行く。
バスは定刻よりも3分ほど遅れてきたが、駅前にはほぼ定時。
駅前の江神温泉に入ろうと思ったが、午後1時からの営業ということで、駅構内にある酒風呂に入る。場所は土産物屋の一番奥。10時半からやっていて、入浴料は800円。ハンドタオルとバスタオルが付いていた。もちろん、シャンプー・ボディソープに、無料ロッカー付き(100円をいれるけどかえしてくれるやつ)。
さっぱりしたところで、生ビールとラーメンで一人残念会を済ませて、普通列車で帰京したのであった。
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