北アルプスへ


- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,627m
- 下り
- 2,410m
コースタイム
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 11:55
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:中房温泉12:35→南安タクシー乗合バス→13:30穂高 |
その他周辺情報 | 下山した中房温泉の登山口に便利な立ち寄り湯が有り、疲れをほぐしました。名湯です。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
装備
個人装備 |
スマホ
登山靴
リュックサック
登山用雨具上下
カーディガン
アクエリアス
五色羊羹
携帯用トイレ
トイレットペーパー
カウベル
デジカメ
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感想
2019年の夏山は常念岳へ向かいました。8月2日(金)、竹橋のパレスサイドビルから毎日アルペン号の夜行バスに乗車。よく眠れなかった。
8月3日(土)、一の沢の標高1320mの登山口より登り始めました。体調不調だったけど、一の沢沿いのこの道はとても素晴らしく、最終水場の水もおいしかった。最終水場からの急登でようやく私の体のスイッチが入ったよう。ここは距離が短く高低差もそれ程でなく、一気に尾根へ上がれました。
標高2466mの常念乗越(じょうねんのっこし)は賑わっていました。常念小屋の宿泊手続をしました。常念小屋は1泊夕朝食で丁度1万円でした。常念小屋は100周年だそうです。荷物のほとんどここに置き、常念岳頂上へ向かいました。身軽になったのですが、この頂上への道が登り応えが有りました。
柔和な山容の常念岳ですが、頂上部は意外と岩場で、岩が積み重なっており、両手も使い、登りました。標高2857mの頂上は狭く、祠が有ります。長野県の松本市と安曇野市に跨る山です。常念岳が有る尾根が常念山脈と呼ばれており、南側に蝶ヶ岳が、北側に横通岳(よことおしだけ)が見えました。ハイライトは槍穂高連峰で、槍ヶ岳、大キレット、奥穂高岳等がよく見えました。
常念小屋の夕食はハンバーグのおかずで、ご飯、味噌汁のいずれもおいしかった。土曜日で、混雑しており、食堂での飲酒が不可で、ちょっと急かされました。トイレは風通しが良く、ボットンだけど、清潔で、洋式の便座が有り、快適でした。100円の有料でスマホの充電ができました。私の寝床は3階で、3階は屋根裏で、高さが無く、立つことができませんでした。幅は布団1枚分有り、幅は十分でした。大部屋の高い部分の寝床であり、暖かかった。朝食のおかずは魚の甘露煮で、朝食もおいしかった。
8月4日(日)は常念山脈を北へ歩きました。早朝の横通岳への登りが苦しかった。横通岳の横を通り、東天井岳(ひがしてんしょだけ)の横を通りました。登りが多かったけど、素晴らしく快適な道で、少しずつ変わる景色を楽しみました。大天荘(だいてんそう)は標高2875m。ここでバッジを買いました。荷物を置いて、大天井岳(おてんしょうだけ)へ向かいました。常念岳とは違い、ここは容易に頂上へ登れました。大天井岳は標高2922.1mで、常念山脈の最高峰。松本市、安曇野市、大町市に跨っています。目の前が槍ヶ岳。霧(ガス)が動いており、槍ヶ岳が隠れたり、現れたりしていました。槍ヶ岳へ行きたかったけど、ここから槍ヶ岳への喜作新道、東鎌尾根はずいぶんと下って、ずいぶんと登るんですね。今回は、槍ヶ岳へ行かず、見るだけにしました。槍ヶ岳は「待っているぞ」と言ったかな。
山ガールに人気の燕山荘(えんざんそう)に向かうことにしました。しばらく下りが続きました。登って来る人が多かったけど、この道を登って来るのはタイヘンだと思いました。切通岩というハシゴと岩場が有り、スリルが有りました。砂漠のような斜面でコマクサが可憐にたくさん咲いていました。葉が青緑色でした。
花崗岩の岩がイルカに見えました。それが1か所だけじゃありませんでした。地図に蛙岩(げえろいわ)が有りましたが、いくら見ても、カエルには見えませんでした。この尾根の道も変化する景色が素晴らしかった。「大下り」という所が有ります。「天下り」じゃありません。白い地肌が眩しかった。歩いていて、燕山荘は突然見えてきました。
燕山荘の宿泊の手続をしました。1泊夕朝食付きで10,300円でした。寝床へ案内されました。長い階段を上がり、新館へ上がりました。新館に寝床が3段有り、私の寝床はその1段めでした。生ビールを飲んだり、持ってきたウイスキー飲んで、しばしくつろぎました。夕食はチーズインハンバーグと野菜の煮物のおかずで、ここも味噌汁、ご飯のいずれもおいしかった。寝床ではおじさん3人と同室で、少々おしゃべりしました。スペースは布団0.7枚分くらいで、ちょっと窮屈でした。
「燕山荘」は「えんざんそう」と呼ばれていますが、「つばくろさんそう」と呼んだ方が良いな。収容人数600人の巨大山小屋です。標高は2712m。日曜日の夜でしたが、混雑していました。
8月5日(月)、未明は曇っていましたが、日の出とともに、霧が晴れました。朝食は脂の乗った鮭のおかずで、朝食もおいしかった。
燕岳の頂上へ向かいました。最初しばらく下りました。雲上ですが、花崗岩の白い砂利の地面と植物が奇岩の中の道で日本庭園のような感じでした。植物はハイマツ、コマクサ、キイロシャクナゲ等、いろいろと有りました。燕山荘から燕岳頂上まで約1km、わりと楽な道でした。頂上部は岩場で、ここだけ手を使いました。燕岳頂上は2763m。大町市と安曇野市に跨っています。
名残惜しかったけど、下山を始めました。途中で槍ヶ岳に「さよなら」言いました。合戦尾根の合戦小屋で名物のスイカを食べました。おいしかった。合戦尾根、高低差の大きい道でした。
下山した中房(なかぶさ)温泉の登山口にはなんと、「湯原の湯」という立ち寄り温泉が有ります。抜群の立地だ。しかも、名湯。日焼けした皮膚がヒリヒリしたけど、良い湯でした。湯上り後のビールが旨かった。
南安タクシーの乗合バスで穂高駅へ下りました。親切なドライバーでした。穂高、松本を経て、JRで帰りました。
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