記録ID: 1999167
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無雪期ピークハント/縦走
東海
山伏で修験者気分!(^^)!
2019年09月01日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 06:52
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,300m
- 下り
- 1,302m
コースタイム
天候 | 晴れ のち ガス のち 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅〜(西湘BP〜箱根新道〜伊豆縦貫道)〜長泉沼津IC〜(新東名道)〜新静岡IC〜(県道29梅ヶ島街道)〜オクシズの駅・真富士の里※1〜(県道29)〜西日影沢林道※2 【駐車場】 西日影沢林道・路肩広場。 (無料・詰めて5台停めれた) この場所のすぐ上流側に「通行止め」の路上札があるが、これはハイキング道についてのアテンションで車両は通行止めになっていない。 ただし、ここから先の林道は路面不良の情報があったのでココに停めた(8/25ヤマレコ記録に感謝)。 <参考> 先の路面状態は、皇海山の栗原川林道、丹沢の戸沢林道よりはマシなので、2WDの普通乗用車が何台か進み、途中の待避可能なスペースに駐車をしていた。 登山者用駐車場(地図にも記載あり・登山届ポストも併設)は沢側の待避スペースだが、路肩が崩れていて使用不可で入口にロープが張ってあった。 周回をするなら、私が停めた場所がベスト。 【復路】 西日影沢林道〜オクシズの駅・黄金の湯※3〜(県道24・R1・箱根新道・西湘BP)〜自宅 ※1:車中泊。下調べの甘い私は、「オクシズの駅」の存在は通過時に知り、トイレ等もキレイで静かなので急遽野営地に設定(登山口手前22km)。 ※2:大谷崩方面と分岐してすぐ。 ※3:日帰り温泉。登山口に近く駐車場が広くてトイレ等も充実おり前泊向け。次回は風呂の営業時間内に到着して野営したい。 ※1、3ともに、静かに過ごすことをおススメ! |
コース状況/ 危険箇所等 |
【西日影沢林道(a)〜山伏登山者用駐車場〜山伏登山口】 砂利の道。なにせ、砂利には事欠かない(^^; 何度も修繕したことが分かる林道は、途中から川原と道の区別がつきにくいくらい沢辺に下り、再びトラバースとなって駐車場(使用NG)に至る。ちなみに、登山届用のポストが所在なさげに突っ立っている。 過ぎたトラバース林道はすぐに沢の渡渉になるが、本流部分は足首以上の深さで飛び石も無いので、上流側の板橋を渡り、ドラム缶を半分にしてカバーした渡渉板を2つステップしたら、山火事注意の赤い横断幕の登山口がある。 林道もすぐにゲートになるが、さすがにこの渡渉点を突破したがるのはXトレイルやジープのオーナーくらいだろう。 【〜大岩/ワサビ小屋】 荷物モノレール・さっきの沢と並行する心地よい斜度の山道。途中でモノレール軌道が分岐(珍しい)となり、山手は倒木等で使われておらず、沢側は沢へ下りて鉄橋を渡り山葵田へ至る。 いくつかの渡渉は壊れた橋の下を簡単なステップでクリアし、廃山葵田(杉の幼木が生えている棚もある)の中央を登り、ザレ土砂で壊れたであろうザレ沢を渡って、壊れた橋を下流部の暫定ルートで渡れば大岩のV谷になる。 大岩の左上に廃された山葵小屋。ルートは右。 【〜蓬峠】 大岩のちょっと上で少し前に壊れたであろう木橋の下を渡渉し、最後の水場を過ぎると一気に急登になる。 崩落が2ヶ所あるので足元注意。 【〜白峰南嶺】 南アルプスコアの白峰三山から派生した南の尾根。 ジグザグの繰り返しの歩きやすい道。 勾配が緩くなってまっすぐな道になったら間もなく尾根(縦走路分岐)。 【〜△山伏ピーク】 ゆったりな林の道。 すぐにポッカリ空間のピークになる。 【〜大平沢ノ頭〜新窪乗越】 ゆったり下ってゆったり登るなだらかな林尾根の繰り返し。 乗越の手前で小ピークを2回越えて一気に下る。 【〜扇の要〜大谷嶺登山道入口〜大谷嶺文学公園】 大谷崩れザレザレ下り。どこからこれだけの砂利が湧き出たの?と言いたくなるくらいの広い急斜面。 ルートは少し靴が埋まるザレザレで、大谷嶺側のV字谷から向こうはバスケットボールサイズのゴーロだらけ。 足元が靴のソールが心配になるくらいの石クレになり、傾斜が緩くなるとともに草・木・森の順で崩落が森に回帰しつつの状態となり、大きな砂防ダムに至る。ココが大崩落の集約先「扇の要」 大谷川沿いに緩い道は2つの支沢(いずれもガレ沢で水流は見えない)を越えて作業道終点の登山道入り口に着く。 いかにも作業道のクネクネを下りゲート&駐車場の脇に幸田文先生の文学碑と地元小学校生徒(22年前の6年生)の手形碑がある。 【〜(a)】 車道の長い道。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 買い出しが出来る商店は近所には無い。 コンビニは登山口から35km程手前。新東名・新静岡ICのローソンか、そこから少し北上したファミマが最後。 【温泉】 梅ヶ島が温泉地なので幾つかあるが、ピークで行き会ったオッサンが話していた「黄金の湯」を利用。 (1日券700円 1時間半券400円) 1時間半ユーザが圧倒的に多く、広い休憩コーナー・食堂・大谷崩れや地元の解説施設もあるので客は多い。 お湯はヌルスベ系で満足。 |
写真
【〜大岩/ワサビ小屋】
途中で作業用モノレールが土石流で遮断されていたためか、ワサビ田は放置されて久しく、杉の幼木が生えている・・・
清流が豊富だから、きっと良い山葵が獲れたのだろうね。残念・・・
途中で作業用モノレールが土石流で遮断されていたためか、ワサビ田は放置されて久しく、杉の幼木が生えている・・・
清流が豊富だから、きっと良い山葵が獲れたのだろうね。残念・・・
【山伏ピーク】
残念〜 富士山の前だけもっくもく・・・
ドピーカンだったら富士山ファンたちが絶叫しそうだね
(^▽^;)
行き会った常連のオジサンも「今日は富士山がいいと思ったんだけどなー」と悔しそう
(^^;
残念〜 富士山の前だけもっくもく・・・
ドピーカンだったら富士山ファンたちが絶叫しそうだね
(^▽^;)
行き会った常連のオジサンも「今日は富士山がいいと思ったんだけどなー」と悔しそう
(^^;
【山伏ピーク】
オジサンはリモコンの画像を見ながら冷静に操縦〜
オッサンたちは「おおおおおー!」の連続
(^▽^;)
ちなみに、本体19万円・リモコン8万円也とのこと・・・
それを聴いたオッサン一人は「ドローン貯金」を始めるそうだ!
私もそうしようかな〜
(^O^)
オジサンはリモコンの画像を見ながら冷静に操縦〜
オッサンたちは「おおおおおー!」の連続
(^▽^;)
ちなみに、本体19万円・リモコン8万円也とのこと・・・
それを聴いたオッサン一人は「ドローン貯金」を始めるそうだ!
私もそうしようかな〜
(^O^)
【山伏ピーク】
ドローンはどこにいるか分かる?
オジサンは、先週は立山、来週は槍ヶ岳で撮影するそうだ。
ちなみに、法律により3週間・1度は総務省へ報告するそうで、本日の「オッサンたちが口を開けて空を見上げている動画」も報告対象になるそうな
(;^ω^)
ドローンはどこにいるか分かる?
オジサンは、先週は立山、来週は槍ヶ岳で撮影するそうだ。
ちなみに、法律により3週間・1度は総務省へ報告するそうで、本日の「オッサンたちが口を開けて空を見上げている動画」も報告対象になるそうな
(;^ω^)
【山伏ピーク】
荒川岳・赤石岳・聖岳・上河内岳・光岳・・・・南アルプス深南部の山々が奥に連なる!
いやはや、新たなお気に入りの場所には白く染まった時にも来てみたくなったな
(^^)
荒川岳・赤石岳・聖岳・上河内岳・光岳・・・・南アルプス深南部の山々が奥に連なる!
いやはや、新たなお気に入りの場所には白く染まった時にも来てみたくなったな
(^^)
【大谷崩】
草木の無い脆いジャラジャラ状態の急斜面が標高差350m以上続く・・・
日本三大崩れと呼ばれる中、擂鉢状の谷底から吹き上げるガスで永遠に続いているような錯覚になる・・・
草木の無い脆いジャラジャラ状態の急斜面が標高差350m以上続く・・・
日本三大崩れと呼ばれる中、擂鉢状の谷底から吹き上げるガスで永遠に続いているような錯覚になる・・・
【大谷嶺文学公園】
幸田 文 先生が「崩れ」を執筆するきっかけになったのがココだったそうです。
没後に出版されたが「地質的に弱い」の専門家の一言が先生にとって鎮静剤のように効き、「巨大なエネルギーは弱さから発している」との感動に至ったそうです。
この発想の転換に畏敬の念を抱きました
(^^)
幸田 文 先生が「崩れ」を執筆するきっかけになったのがココだったそうです。
没後に出版されたが「地質的に弱い」の専門家の一言が先生にとって鎮静剤のように効き、「巨大なエネルギーは弱さから発している」との感動に至ったそうです。
この発想の転換に畏敬の念を抱きました
(^^)
【大谷嶺文学公園】
地元の子供たちみんなの手形
(^^)
22年前の小学校6年生は、今や社会の中枢を担う33〜34歳。そして僕が連日徹夜&深夜帰宅&土日無しで働いていた31歳の頃・・・年月ってホントに早いよね。
地元の子供たちみんなの手形
(^^)
22年前の小学校6年生は、今や社会の中枢を担う33〜34歳。そして僕が連日徹夜&深夜帰宅&土日無しで働いていた31歳の頃・・・年月ってホントに早いよね。
装備
個人装備 |
ザック:ガレナ30
靴:ツォロミー3
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感想
『山伏で修験者気分!(^^)!』
9/1(日・防災の日)は、全国的に天候不良予報がクルクルと変わりましたが、ピンポイントで晴れたのは南アルプス最南端の安倍奥エリアでした(^o^)
山伏(やんぶし・日本300名山)は安倍川の最上流部に位置し、古来狩猟での山の神・里に水を運ぶ水分神への信仰が強く、近世の金山開発、大地震での大谷崩れ等、人と自然の歴史の跡が多く残る静かな深山を感じることができた(^^)
【山行記】
湧水の沢谷は山葵の道
森緑の急斜は深森の道
蒼天の空間は爽快の頂
濃苔の尾根は静寂の道
崩落の山肌は地球の道
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