鼻曲山・浅間隠山 レンゲショウマと夏の花たち


- GPS
- 06:33
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 998m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:33
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・レンゲショウマ三分咲き。今年は7月の日照不足で二週間ほど遅い。観賞時は未開花の枝を踏まないように。登山道若しくは踏み跡が有る所を歩くこと。 ・両山ともに、膝から胸まで高さの笹が多く、藪漕ぎがある。早朝は朝露でかなり濡れる。午前中はレインパンツが好ましい。 ・メマトイ、アブ、ブヨが多く、防虫対策必須。私は森林香をダブルで炊いた。 |
写真
感想
テント泊した北アルプスから帰宅し、予定通り鼻曲山へレンゲショウマを観賞に行く。予報で14日から降雨なのを承知していたからだ。
前橋を5時30分に出発。早朝でもお盆休みなので国道17号は混雑していた。倉渕を抜けて7時に二度上峠駐車場に到着。一台先行者が停まっていた。
駐車場から見る浅間山は、ガスに覆われ麓しか見えない。レインパンツを履き出発。胸まである笹を藪漕ぎするので、早朝や午前中は朝露で濡れるのだ。青空が見え気温23℃でやや蒸し暑い。メマトイ、アブ、ブヨが多いので森林香をダブルで炊いて出発。
立ち枯れした笹やカヤトが立ち並ぶ中を歩んでいく。東側から薄日が差し、幾つも張り巡らされたクモの巣が幻想的な雰囲気を醸し出す。胸まである笹をかき分けて行く。目印が無いので笹で隠れている踏み跡を確認しながら歩む。
展望のない氷妻山を過ぎると急坂。泥濘で滑りやすい。下りきると鞍部となりしばらく歩く。倒木やツタが道を塞いでいる箇所がある。また木の根が笹で隠れているので引っ掛けての転倒注意。唯一の先行者とすれ違い、私一人だけとなった。
鼻曲山北斜面を登り返していくと、中腹辺りでレンゲショウマが現れる。ちなみに北斜面も泥濘の急坂で滑りやすい。歩むに連れて開花しているレンゲショウマが増えてくる。7月の日照不足で二週間遅い、三分咲き程度。
可愛らしいランプのような花。森の妖精が宙を舞う様に花開いている。誰もおらず私一人だけ。クマやカモシカが遠くから見ているかもしれないが・・・
登るにつれて蕾の茎や枝を踏んだ跡が多く、マナーの悪さを痛感する。以前は、このような無神経な行動があまりなかったのだが、残念で仕方ない。登山道か獣道のような踏み跡を歩く。決してレンゲショウマを踏んではならない。
木漏れ日に輝くレンゲショウマの花を観賞し小天狗へ。ガスガスで軽井沢の街並みも見えない。ただ薄日が差して晴れている。ウスユキソウとアズマギクに迎えられ山頂へ。記念撮影して小休止。
踵を返して下りこんで行く。復路もレンゲショウマを観賞。すれ違う登山者も増え始めた。撮影時にアブ、ブヨにかまれることが多いのでご注進申し上げた。
氷妻山先で、遠くからも見間違えることはないtomoさんを発見。後ろにはJimny-Hikerさんもいらっしゃった。尾瀬以来のうれしいバッタリ。登山道でしばらく立ち話。ご迷惑をおかけしたが、また掲示板にコメント書かせてもらいます。
お二人とお別れして駐車場へ。移動して浅間隠山へ。11時になり、朝露も無いと思われるので、レインパンツを脱ぎゲーターを装着。シモツケソウ、ソバナ、ヤマジノホトトギスが咲いている登山道を歩んでいく。
九十九折れの道から少し入った所にレンゲショウマが咲いているのだが、見つからない。場所を間違えたかと、復路でも記憶を頼りに周辺を探したが咲いていなかった。
荒れた急坂を登り笹をかき分け、山頂直下のお花畑へ。シモツケソウのピンクの群生とタムラソウ、マツムシソウなどが咲いている。チョウが高速で飛んで縄張り争いをしていた。
誰も居ない山頂に登頂。ガスガスでゴルフ場すら見えない。日陰で休んで昼食に。山行連戦で手抜きのとろろそば、助六寿司。ちなみに私は、刺身など生魚を食べる習慣が全くない。よって寿司は稲荷やサラダ巻き、カルフォルニアロールなどが好み。
ガスの山頂を後にして下山。登山口まで下りると晴れていた。蒸し暑い。着替えて帰路へ。tomoさんにお礼のSMSを送る。
下りながら道端のタマアジサイを観賞。路肩スペースに停めて少し散策。猛スピードで下ってくるバイクは恐ろしい。ヘアピンでは右側通行できない。倉渕から榛名を抜けて前橋へ。
週半ば14日からは台風の影響で断続的に雨模様。今年のお盆休みは後立山と鼻曲山で終わりそうだ。夏の花々と素晴らしい景色が良い想い出。土曜から始まる仕事への活力となり、また新たな山へと気持ちを高めていきたい。
鼻曲山のレンゲショウマは、ヤマレコ効果でしょうか。
訪れる人が年ごとに増えています。
荒れた花園は、心傷みますね。
こんにちは、tomoさん。
久々にお会いできましたね。tomoさんが着ていたベスト欲しくなりました。
最近のSNSの発達で、情報が広く伝わるのは、こちらも恩恵がありとても良いですが、道徳やポリシーが欠如した人間が一人でもいると荒廃して行きます。日本人特有の「誰も見てないから」「みんなやってるから」ですかね。
希少種がある所はどこでもそうだと思いますが、最終的には場所を載せない、写真は掲載しても背景をぼかす、EXIFを削除するなど対策が必要ですね。花園は秘密ではなく皆さんで共有して楽しみたいものです。
growmonoさん
こんにちは
昨日はそこそこの天気で良かったですね。
鼻曲山のレンゲショウ見事です。
まさに咲き始めの美しさがあります。
此のくらいが一番美しいようですね。
お見事でした。
こんにちは、iiyuさん。
コメント連投ありがとうございます。
前橋はお昼前後に、雷を伴った猛烈な土砂降りでして、道路が冠水し大騒ぎです。
午後は止んだので墓参して帰ってまいりました。
予想通り前日に鼻曲山へ行っておいて良かったです。おっしゃる通り咲き始めで、茶色くなったものがほとんどなかったです。朝露に濡れてきれいなレンゲショウマでした。
浅間隠山で見るレンゲショウマが咲いておらず、場所を間違えたかと思い、帰宅後昨年のログと撮影時間から場所を割り出しましたが、やはり咲いていなかったようです。iiyuさんは私とは別な場所で見られたのですね。
この説に大賛成です。全くその通り。そのためには踏み荒らしは絶対にダメ。遠くを撮りたいなら望遠を携帯。そう言う方針で撮影に臨んでいます。
17日に浅間隠山・鼻曲山を目当てに出かけました。最近きちんと山歩きをしてないので、浅間隠山山頂まで1時間半もかかってしまい、これだと鼻曲山まで2時間近くかかるだろうと、諦めてしまいました。浅間隠山の登山口に見られたレンゲショウマは、どれも蕾ばかりでした。途中のジグザグ道にあったはずのレンゲショウマの株がほとんど消えましたね。盗掘か食害か?
山頂に飛んでいたトンボを、東京大空襲のB29に例えていた登山者がいましたが、いやあものすごい大群でした。growさんならもっと面白い例えで報告してくれるだろうなと、ふと思ったのでした。
レンゲショウマ、うらやましいほどきれいに撮れてます。斜め横からの角度がよかったです。中央の紫色が強調されますね。私のカメラで横から撮るとぼけるので、つい下から接写することが多いです。
山歩きの注意点(虫・朝露対策)なども、とても参考になりました。こういう視点もきちんと持って、山歩きの準備をしなくてはと思いました。最近、使うことは少ないけど、蚊取り線香は用意するようになりました。
こんばんは、suro-ninさん。
17日にお出かけになられたのですね。私もいつも見ている浅間隠山のレンゲショウマは見当たりませんでした。茎や葉すら見えませんでしたから、持ち去られたのでしょう。前日iiyuさんがご覧になっていたところはおおよそ推測できますが、盗掘の対象になりそうなので、明らかにしない方が良いですね。無神経な踏み跡や盗掘は断じて許しがたい行為です。
浅間隠山は私も1時間半かかりますよ。鼻曲山も同じくらいですね。レンゲショウマ見ますから2時間ですね。今年は遅いので、8月下旬でも見られると思います。赤城のアケボノソウが蕾が出てきたそうです。
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