残雪の中央アルプスを貸し切り縦走♪ 千畳敷〜空木岳
長野県
yokowv
pinemoist
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 925m
- 下り
- 2,702m
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5/27 木曽殿山荘9:02 → 10:10第一ピーク → 11:27空木岳12:35 → 15:28水場15:43 → 17:05菅ノ台駐車場
| 天候 | 26日 晴れのち曇り 27日 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・菅ノ台〜しらび平〜千畳敷 バス＋ロープウェイ 片道1980円 バス始発7:12 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【千畳敷〜極楽平】 まだまだ雪がたっぷり。ハイマツのそばでたまに踏み抜く程度の腐り具合。急斜面なのでアイゼン着用。 【極楽平〜檜尾岳〜熊沢岳〜東川岳〜木曽殿山荘】 ・ほとんど夏道が露出しておりアイゼンOFFにて。夏道上はペンキ印が豊富。 所々雪に覆われている箇所があり、そこはトラバースあるいは雪庇（の名残）となっているので慎重に。 ・檜尾への登り返しがどえらい雪庇に覆われているように見えるが、木曽側に夏道がしっかり出ているので問題無し。 ・檜尾手前からそれ以降全体を通じて、岩岩の痩せ気味の箇所が増える。日陰で雪が凍っている部分もあり。アップダウンも多く熊沢岳までが割と核心。 ・熊沢岳〜東川岳 ハイマツ帯をゆるやかに下っていき最後登り返す感じ。 ・東川岳〜木曽殿 雪は無し。傾斜のきつい下りで、左手（伊那側）は崖。 【木曽殿〜空木岳】 ・残雪率10％？？といった印象。ほぼ夏道たまに雪。 ・第1ピーク手前にある岩のトンネルの直後が日陰で雪が硬く、蹴っても掘れずちょっと不安だったのでここだけアイゼン着用。 ・第1ピークのちょい下〜空木岳山頂はアスレチックな岩場。 【空木岳〜駒石〜迷い尾根】 ・駒石までは踏み抜き街道。 ・樹林帯に入っても残雪が続く。 ・日帰りピストンの先行者のトレースおよびたまにあるテープを確認しながら下山。 ・北側への厄介な巻きが2回。トレースがなかったらどこで尾根に復帰すべきか迷ったに違いない・・・。2回目のトラバースを終えたところからは尾根の南側を進む。雰囲気としては仙丈3合目から駒仙小屋までの道に似ている。 【迷い尾根〜菅ノ台】 ・看板でも注意喚起がある通り、崩落箇所があったり痩せ尾根だったりと気の休まらない道。 ・しばらく下って同じ看板がある。そこから先は平和。平和だがとにかく長い。 |
写真
昨年末に購入したBora80、いよいよデビュー。この時点で19.8kg、コンビニで飲料や行動食を買い足したので約21kgでの出発です。
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千畳敷ホテルの外へ。南ア全見えです、全見え。甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥岳、富士山、塩見岳、悪沢岳、中岳、（荒川岳は隠れているらしい？）、小赤石岳、赤石岳、聖岳。
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甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥岳、富士山、塩見岳、悪沢岳、中岳、（荒川岳は隠れているらしい？）、小赤石岳、赤石岳、聖岳。
ビール片手におかず作成。yoko1品目： ベーコンを炒め、キノコは少量のワインで蒸し煮に、ピーマンは自宅で細切りに。チーズ＆ナッツ入りの粉末ドレッシングの素で和えて完成。
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Junさん2品目：じゃがりこに浸るくらいのお湯を注いでしばらく待ち、潰してポテトサラダの完成！これって超山向きのメニュー！！乾物だし、味はすでに完成されてるし。目からウロコ。「え、知らなかったの！？」とJunさん。
yoko3品目：白菜と豚バラの蒸し煮。おうちでカット済みの白菜、塩麹と一緒にもみもみして冷凍しておいた豚バラ肉、塩昆布ふたつまみを鍋にAll in One。呼び水のつもりでビールをちょっと振りかけて、火に掛けるだけ〜。簡単で美味しい。
yoko2品目：車麩の卵とじ、的な・・・。タマネギ半玉を現地で刻み、もどしたお麩と共にめんつゆ等で煮て、卵でとじてみつばを飾って完成。食べ応えあってお腹いっぱい。おやすみ〜。
・・・。とにかく、黙々と、ひたすらに、下る。正直しんどい。そんな折にお花は救いだ。さて図鑑で照らし合わせるに・・・「バイカオウレン」かしら？？
駒峰ヒュッテのちょっと下で今回唯一すれ違ったトレランの男性。どっかで抜かれるだろうとは思ってましたが・・・は、速〜〜！あっというまに見えなくなった。
感想
Junさんがずっと行きたがっていた空木岳を縦走で攻めてみました。
私自身も2008年の秋連休に行って以来4年ぶり。
覚えていることといえば、「空木からの下山がひたすら長くて辛かった、ぜったい登りでは使うまい」ということだけ（笑）
残雪期にどんな表情を見せてくれるか期待を胸に臨みました。
【5月26日】
千畳敷ではまだスキー場が営業しており、スキーヤー・ボーダーでにぎわっていました。
登山客のほとんどは木曽駒へ向かい、極楽平へ進むのは少数派。
雪はまだたっぷり。
急勾配なのでアイゼン着用、ピッケルを杖代わりに、
今回めでたくデビューを迎えたBora80を背負って、のっそのっそと斜面を直登
・・・極楽とは対極の状況ですが何か（笑）
でもいい天気で、南アがずら〜り勢ぞろい！！気持ちいい〜。
稜線へ上がりきると御嶽山がドーン。いつ見てもいい形でうっとり。
そして進行方向へ目をやると・・・
これぞ THE・縦・走・路！！！
ハイマツと残雪と山肌とのコントラストが最っ高に綺麗です！たまりませんな〜。
この風景を見られただけでも来た甲斐があったってもんです。
見た感じほぼ夏道が出ていたのでアイゼンピッケルはOFFにて稜線歩き開始。
暑くなく寒くなく風が心地よい・・・気持ちよすぎる・・・。
こんなにいい縦走路なのに、だれ〜も居ません。それがまた素晴らしい。
あ〜、気持ちいい〜。
ただ荷重の2人には小ピークのアップダウンがなかなかこたえます。
檜尾岳への登り返しは気合いで。きつかった。
ここでようやく半分、木曽殿までまだまだ長い。V字の底見えてないしね。
檜尾〜熊沢が個人的には一日目の核心部。
これまでの道に比べると痩せていて岩岩してくる。
相変わらず小ピークのアップダウンがこたえるし、残雪のトラバース箇所、残雪が凍結気味の岩場の通過で、ドキドキ・ヒヤヒヤする場面が多かった。
アップダウンしながら緩やかに下り、最後ちょいと登り返すと東川岳。
ここまでくればも〜〜〜下るだけ！！
深いV字の下りです。体はくたくただし、「あと少し」と気も緩みがちですが油断せぬよう。
長い道のりを終え、やっとやっとこの日のゴール、木曽殿山荘。つ、か、れ、た。
【5月27日】
4時15分起床。ちょうど空がうっすら赤くなってきたところだ。
尾根に隠れて見えないかなと心配でしたが、バッチリ御来光を拝むことが出来ました。
雲海が広がっている。昼にはガスが上がってきそうだ。
二度寝してゆっくりご飯して、いざ出陣。
V字の今度は登り返し。
右手の南駒がとてもカッコイイ。
ハイマツの緑が清々しい。
乾いた岩場をよじ登り、第1ピークからもうひと登りで・・・
空木岳山頂なり！
振り返ると千畳敷が遙か彼方。よく歩いた。
この先の稜線歩きも気持ちよさそうだ。必ずや歩きたい。
の〜んびり休んで、下山開始。
こちらは雪がたっぷり残っており踏み抜き地帯。体力奪われるなぁ・・・。
樹林帯に入っても雪が続く。
日帰り客のトレースと赤符を確認しながら進む。
迷尾根からはハシゴや鎖ありの急峻な痩せ尾根。
脚が限界ですよう。
やがて笹が広がる平和な道へと変わり、水場を経て、さらにひたすらに歩き歩き歩き・・・
林道終点からもまだまだ歩き・・・
スキー場に着いたらあとちょっと、道路を歩いて菅ノ台に無事帰還。
疲労困憊。まいった。
さて。
4年ぶりの中央アルプス。残雪の風景はとても美しく、身近にこんな素敵な山があることを誇らしく思います。
記憶もうっすらだったために、新鮮な気持ちで歩くことができました。
ただやっぱし、空木からの下山のしんどさはハンパ無かった。
雪山としての空木をピストンで行ってみようかと話が出たこともありましたが、安易な考えだったと思い知らされた・・・。
何もかもが長かった今回の山行。
空木までの道のりも、空木からの下山も、下山後のレコ編集も・・・。
下山後2週間かかってようやく編集終了です。
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さん
YOKOさん・・・小屋泊1泊で21ｋって
有り得ん・・・
半分は酒か？
ビールは３５０mlと５００ml1本ずつと控えめ。
水場をあてにしなかったので、飲料水３リットル強を真面目に担いだのと、食事を豪華にしたのとで重くなっちゃいました。
でもさすがアーク、だんだん身体になじんできて重さが気にならなくなってきましたよ。
見た目が「デカっ」と感じるのが玉に瑕ですけど、やっぱBora買ってよかったです♪
ようやく1日目の写真編集は終了、2日目も盛りだくさんです。
ryoumaさんのお眼鏡に適う写真があるといいな〜。
夕食の写真が美味しそうで、お眼鏡に適いました
さすが20ｋ！！
豪華な食事だ
じゃがりこは知ってましたよ
来週は鳳凰3山逝きますよ
すてきな写真たくさんですね。
山の稜線の写真ってたまらないものがあります
以前、木曽駒にいったときは、ガスでなんにも見えなくてどこに登ったのかもよくわからなかったのですが、この写真達をみて「こんなにきれいな景色がひろがっているんだ
料理も手が込んでますね〜すごーい
20kgは重い
枚数がとんでもない上に、帰宅後すぐ眠くなってしまって遅々として編集が終わりません〜〜。あと少し！
ガスってしまった山ってリベンジしたいですよね！
私の場合は西穂がそう。
もう一回といわず、何度でも来てください♪
ザックの容量としてはもっと入るんですけどね、ビールとかビールとかビールとか笑。
今更ですが・・・、ちょっとだけ。
このザックでしたか、年末にポチリとやってしまった奴って。
でも、インプレッションからすると良さ気なザックですね、かなり高いけど。
研いであった米をひっくり返した？
WVの時にやったら皆から殴り倒されそうですね。
で、結局はご飯抜きでしたか、それとも拾い集めて水を少なめにして焚きました？
その辺り、微妙に知りたいですねぇ。
ところで30日は自炊ですか、それとも小屋食？
あっちの登山口に車1台デポしてこっちの登山口から登りますか？
尾瀬、楽しさが十分に伝わってきて、微笑ましくもあるし、悔しくもある（笑）
「今更」なんてことないです。レコの完成を待ってコメント下さったようで、嬉しいですー。
Bora８０は年末にさかいやでちゃんと試着してから買いましたよ。肉厚の腰ベルがよいですね。
グレゴリーのバルトロ75とよくよく比べてから買うつもりでしたが、アークというブランドに目が眩んで即決でした笑
しかしいざ荷物を入れて背負ってみると、バシっと決まらない・・・。背面長をショートにすべきだったのか！？と行動中疑問を抱いたりもしましたが、だんだんなじんできて気にならなくなりました。
なにせ容量はまだ余裕がありましたので、重さの許す限りビールを詰め込めそうですｗ
お米は鍋に残ったものを炊き直しましたが惨敗でした。食べられないことはない状態にもってくのが精一杯。朝にまわして、目玉焼き丼にして頂きました。
やっぱり米を炊くときは米だけに集中すべし。他の調理と並行してやったから米が怒ったに違いない。
30日は小屋食でいかがでしょう？あそこの小屋食はまだ頂いたことがないので食べてみたいです♪
車もデポ作戦がいいと思います！
詳しいことはメールで相談しましょう〜。
よろしくお願いします！
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