536 ニペソツ山(幌加温泉コース)



- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,773m
- 下り
- 1,773m
コースタイム
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 2:43
- 合計
- 11:29
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 4:46
ニペソツ展望地から上は、勾配がきつくなり、稜線直下はお助けロープに頼らざるを得ない急勾配。
天候 | 8日、9日とも快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪はほとんどなし。アイゼン不要。(稜線上では水は取れません。) 道は刈り払いされ、迷うような所はない。 三条沼より下では、ドロドロ地獄あり。長靴が要るほどではなかった。 ゲート奥駐車場からしばらくの区間は、崩落しかかっている箇所有り。大雨の後は要注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
食器
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
携帯トイレ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ポール
テント
テントマット
調理用食材
調味料
|
感想
今年の夏のメイン山行。北海道、東大雪。
そわそわと毎日チェックする週間天気予報は、曇りの降水確率30%〜40%がずらり。
はっきり言って、週間予報の30%〜40%予報って、予報になっていない。
近づいてくると、突然雨になったり、降水確率0%になってみたり・・・
6日発表の予報では、8,9日は良い方に変わってきたので、今回最大の目標である「ニペ様」ことニペソツ山からトライすることで、メンバーと合意。
ちなみに、今回の第1メインはニペ様。第2メインは石狩岳・音更山・ユニ石狩岳の縦走。そしてデザートは北日高の剣山である。
7日の朝、羽田を飛び立ち帯広へ。
気流が悪く降下開始とともに、シートベルト着用サイン。
果たして天気は持つのか? 雲も多いし・・・。
曇り空の帯広空港でレンタカーを借り、まずは観光と買物をしながら、今日の宿へ。
飛行機に持ち込めないガスカートリッジは「ホーマック音更店」で調達。
「食材は上士幌でいいよね〜。」と余裕をかまして上士幌のAコープへ行くとあまり品揃えが・・・。
結局再び音更に戻って買物を済ませて、今日の宿。幌加温泉「鹿の湯(かのゆ)」へ。
ここは、3種類の源泉を持つ秘湯系の宿。
我々は、自炊寝具持込で1泊3000円也。
鍋・フライパン類、食器類、ガスレンジ(カートリッジ付き)、流し、包丁等完備。
冷凍冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースターもあった。
予め頼んでおいたので、4合炊きの炊飯器も貸してもらえた。(ただし、洗濯機はなかった。コインランドリーは音更町木野市街か鹿追町鹿追市街まで行かないとない。)
また、ごみは持ち帰りが原則で、十勝管内では道の駅などにゴミ箱の設置がほとんどなく、この処理にも困った。
ご飯を炊いて、夕食と明日の朝食。ニペソツ宿泊の夕朝食の準備を済ませて、今日はおやすみなさい。
8日。朝4時起床。5時に出発して、車をゲート手前駐車場に入れる。
ゲートにある入林届けを見ると既に夜中の1時に入山している人がいる。熊は怖くないのだろうか?
5時半頃ゲートから出発し、30分ほど林道を歩いて登山口へ。林道終点には5,6台駐車中。
登山道に入ると、早速、ドロドロ地獄が断続的に続く。そうかとおもえば、川沿いで足元が崩落しかかっていたりと、けっこう気が抜けない。
時折、急坂を交えつつ、全般的にゆるゆるとダケカンバやトドマツの森の中を進んでいく。
道はドロドロの所があるものの、広く刈り払いされていて、心配していた朝露に濡れることはほとんどなく、登山開始から着ていたkokudoの雨具ズボンは無駄になってしまった。
そして、標高1530m付近で
ニペどーん!
ようやくニペ様にお目にかかれる。入山時は曇りで上部は霧がかかって見えなかったのが、いつの間にか雲の上に出て快晴の空をバックに、ニペ様が・・・。
アドレナリン出まくり。大興奮!
クマネシリを眺めたりしながらさらに高度を稼いで標高点1662m付近のピークを経て、沢沿いの地形に入る。
ヤマレコの他の方の6月末の記録では結構雪が残っていたが、今はほとんどない。
この辺から、お花も登場しはじめた。
エゾコザクラ、キバナシャクナゲ、チングルマ、ハクサンイチゲ・・・
そして、稜線に向けていよいよ急坂になっていく。
設置してあるお助けロープを使い、ひいひい言いながら、幕営装備を担ぎ上げる。
稜線に登ると、大雪連峰まで見える!
ニペ様も大きく近づいてくる。イワウメ主体のお花畑も歓迎してくれている。
ほどなく、前天狗の携帯トイレブースそばの幕営地に到着。
ここで、4人用1張り丁度張れるスペースを確保。(我々が幕営した手前にあるケルン地点にも2,3張りいけそう)
ナッキーの声もしょっちゅう聞こえるが、姿は見せてkれない・・・
天気もいいので、寝袋をデポして、今日のうちにニペソツ山山頂へ向かう。
テント場から、大きく下ってそして登り返すその道は、遠い・・・。そして暑い。
あえぎ登ったニペソツ山。
360度の展望が広がる。そして空が青い・・・。
嬉しい。
しかし、テント場まで1時間半。帰りも遠い。天狗岳への登り返しがツライ・・・。
夕食は、熊対策も考えあまり匂いの出ないものということで、
湯煎ハンバーグ
じゃがりこポテトサラダ
ソーセージの湯煎
野菜炒め
下で炊いたご飯
の豪華メニュー。
SAPPORO CLASSICで登頂成功に乾杯!
昨晩凍らせたので、丁度解凍されていて、冷たい!
美味い!
おなかが満ち、うす暗くなったところで、トイレのために外に出ると、昼間は人工物が見えなかった山腹に黄色い光が・・・
さて、あれは何だろう?
と思いつつ就寝した。
夜半から風が強くなって、フライがバタバタと音を立てていた。
「もしかして、熊?」
などと不安な一夜を過ごしたメンバーもいたが、kokudoは、ド近眼でも天の川が見えてご機嫌であった。
9日。今朝もピーカン。
今朝もニペ様は大きく、気高く、素晴らしい姿を見せている。
今日は下山だけなので、ゆっくり支度をして6時過ぎスタート。
20分ほどで稜線から転げ落ちるような急坂地点に到着する。
設置されたお助けロープを使いながら、下山を続ける。
ニペ様が段々遠くなる・・・
標高1530mの展望地で別れを告げると、後はずっと森の中・・・。
徐々に暑くなってくるし、ドロドロ地獄もあるし、長い・・・ツライ。
ピストンのため、見覚えがあるはずだが、平凡な森の中を、いつ終わるのかわからない道が延々と続く。
展望台から3時間、ようやく車に戻れた。
鹿の湯でお湯に浸かるぞー。
明日は大雪でゼブラ残雪だ〜。
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