ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1928471
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

536 ニペソツ山(幌加温泉コース)

2019年07月08日(月) 〜 2019年07月09日(火)
 - 拍手
kokudo その他2人
GPS
32:00
距離
22.7km
登り
1,773m
下り
1,773m

コースタイム

1日目
山行
8:46
休憩
2:43
合計
11:29
5:26
40
幌加温泉コースゲート前駐車場
6:25
6:27
8
渡渉点
6:35
0:00
16
枝沢を渡る
6:51
0:00
17
標高940m付近屈曲点
7:08
0:00
20
沢を渡る(標高1010m付近)
7:28
7:37
13
標高1113m付近
7:50
7:51
35
8:26
8:34
54
標高1315m付近
9:28
9:54
22
標高1530m付近ニペドン展望地
10:16
10:20
17
10:37
10:44
26
沢状地形の下
11:10
11:14
17
標高1748m付近
11:31
11:34
13
稜線に乗る
11:47
11:57
4
(途中写真取りながら休む)
12:01
0:00
7
テント設営可能場所
12:08
12:58
32
前天狗
13:30
0:00
27
13:57
14:03
43
コル
14:46
15:05
40
15:45
0:00
20
コル
16:05
16:12
43
16:55
2日目
山行
4:08
休憩
0:38
合計
4:46
6:12
22
6:34
6:35
15
稜線から下る
6:50
0:00
18
標高1748m付近
7:08
7:14
18
沢状地形の下
7:32
0:00
15
7:47
8:00
23
標高1530m付近ニペドン展望地
8:23
0:00
42
標高1300m付近急坂上
9:05
9:13
4
三条沼上
9:17
0:00
17
9:34
0:00
13
沢を渡る(標高1010m付近)
9:47
9:55
12
標高940m付近屈曲点
10:07
0:00
10
枝沢を渡る
10:17
10:19
5
渡渉点
10:58
幌加温泉コースゲート前駐車場
下部の勾配は全般に緩いが、所々に急登有り。むしろ、ドロドロ地獄の方が厄介。
ニペソツ展望地から上は、勾配がきつくなり、稜線直下はお助けロープに頼らざるを得ない急勾配。
天候 8日、9日とも快晴。
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
前日羽田から飛行機で帯広空港へ。レンタカーで7泊8日の北海道登山旅行の始まり。
コース状況/
危険箇所等
残雪はほとんどなし。アイゼン不要。(稜線上では水は取れません。)
道は刈り払いされ、迷うような所はない。
三条沼より下では、ドロドロ地獄あり。長靴が要るほどではなかった。
ゲート奥駐車場からしばらくの区間は、崩落しかかっている箇所有り。大雨の後は要注意。
ゲート手前駐車場。10台くらいはくらいは行けそう。
2019年07月08日 05:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 5:20
ゲート手前駐車場。10台くらいはくらいは行けそう。
ゲート奥登山道そばの駐車場。こちらも10台くらいかな。
2019年07月08日 06:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 6:15
ゲート奥登山道そばの駐車場。こちらも10台くらいかな。
登山道入口。ゲートから2km。
2019年07月08日 06:19撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 6:19
登山道入口。ゲートから2km。
三条沼。
2019年07月08日 07:54撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 7:54
三条沼。
標高1530m付近の展望地。
二ぺドーン!
2019年07月08日 09:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 9:34
標高1530m付近の展望地。
二ぺドーン!
ウペペサンケ山。
2019年07月08日 09:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 9:58
ウペペサンケ山。
西クマネシリと南クマネシリ山かな?通称、おっぱい山。
2019年07月08日 10:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 10:05
西クマネシリと南クマネシリ山かな?通称、おっぱい山。
1662mピークを過ぎ、いったん沢状地形に下りました。この辺りからお花が咲き始めています。エゾコザクラ、キバナシャクナゲ、ハクサンイチゲなどなど・・・
2019年07月08日 10:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 10:47
1662mピークを過ぎ、いったん沢状地形に下りました。この辺りからお花が咲き始めています。エゾコザクラ、キバナシャクナゲ、ハクサンイチゲなどなど・・・
2019年07月08日 10:52撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 10:52
キバナシャクナゲ。
2019年07月08日 11:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 11:24
キバナシャクナゲ。
稜線に登り詰めると大雪山からトムラウシ、十勝連峰が広がる。
2019年07月08日 11:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
7/8 11:35
稜線に登り詰めると大雪山からトムラウシ、十勝連峰が広がる。
稜線上の砂礫地帯にはコマクサちゃん。
2019年07月08日 11:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 11:51
稜線上の砂礫地帯にはコマクサちゃん。
張らなかった方のテント場、3つくらい張れるかな?
2019年07月08日 12:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 12:05
張らなかった方のテント場、3つくらい張れるかな?
テント場からの二ぺ様。
2019年07月08日 12:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
7/8 12:15
テント場からの二ぺ様。
天狗平のチングルマ。
2019年07月08日 13:19撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 13:19
天狗平のチングルマ。
天狗平からの二ぺ様。大きい〜。そして遠い・・・。
2019年07月08日 13:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
7/8 13:36
天狗平からの二ぺ様。大きい〜。そして遠い・・・。
やっと頂上に着きました!
2019年07月08日 14:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 14:55
やっと頂上に着きました!
頂上から来し方を・・・あっちへ帰るんだ・・・遠い・・・
2019年07月08日 15:21撮影 by  DSC-WX350, SONY
7/8 15:21
頂上から来し方を・・・あっちへ帰るんだ・・・遠い・・・
夕食。SAPPORO CLASSICが北海道らしいネ。
2019年07月08日 17:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
7/8 17:55
夕食。SAPPORO CLASSICが北海道らしいネ。
沢状地形を上から。登山口は見えない・・・下山も遠かった。
2019年07月09日 07:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
7/9 7:03
沢状地形を上から。登山口は見えない・・・下山も遠かった。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 食器 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ シェラフ 携帯トイレ
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル ポール テント テントマット 調理用食材 調味料

感想

今年の夏のメイン山行。北海道、東大雪。

そわそわと毎日チェックする週間天気予報は、曇りの降水確率30%〜40%がずらり。
はっきり言って、週間予報の30%〜40%予報って、予報になっていない。
近づいてくると、突然雨になったり、降水確率0%になってみたり・・・

6日発表の予報では、8,9日は良い方に変わってきたので、今回最大の目標である「ニペ様」ことニペソツ山からトライすることで、メンバーと合意。

ちなみに、今回の第1メインはニペ様。第2メインは石狩岳・音更山・ユニ石狩岳の縦走。そしてデザートは北日高の剣山である。

7日の朝、羽田を飛び立ち帯広へ。
気流が悪く降下開始とともに、シートベルト着用サイン。
果たして天気は持つのか? 雲も多いし・・・。

曇り空の帯広空港でレンタカーを借り、まずは観光と買物をしながら、今日の宿へ。

飛行機に持ち込めないガスカートリッジは「ホーマック音更店」で調達。
「食材は上士幌でいいよね〜。」と余裕をかまして上士幌のAコープへ行くとあまり品揃えが・・・。

結局再び音更に戻って買物を済ませて、今日の宿。幌加温泉「鹿の湯(かのゆ)」へ。
ここは、3種類の源泉を持つ秘湯系の宿。
我々は、自炊寝具持込で1泊3000円也。
鍋・フライパン類、食器類、ガスレンジ(カートリッジ付き)、流し、包丁等完備。
冷凍冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースターもあった。

予め頼んでおいたので、4合炊きの炊飯器も貸してもらえた。(ただし、洗濯機はなかった。コインランドリーは音更町木野市街か鹿追町鹿追市街まで行かないとない。)
また、ごみは持ち帰りが原則で、十勝管内では道の駅などにゴミ箱の設置がほとんどなく、この処理にも困った。

ご飯を炊いて、夕食と明日の朝食。ニペソツ宿泊の夕朝食の準備を済ませて、今日はおやすみなさい。

8日。朝4時起床。5時に出発して、車をゲート手前駐車場に入れる。
ゲートにある入林届けを見ると既に夜中の1時に入山している人がいる。熊は怖くないのだろうか?

5時半頃ゲートから出発し、30分ほど林道を歩いて登山口へ。林道終点には5,6台駐車中。
登山道に入ると、早速、ドロドロ地獄が断続的に続く。そうかとおもえば、川沿いで足元が崩落しかかっていたりと、けっこう気が抜けない。
時折、急坂を交えつつ、全般的にゆるゆるとダケカンバやトドマツの森の中を進んでいく。

道はドロドロの所があるものの、広く刈り払いされていて、心配していた朝露に濡れることはほとんどなく、登山開始から着ていたkokudoの雨具ズボンは無駄になってしまった。

そして、標高1530m付近で
ニペどーん!
ようやくニペ様にお目にかかれる。入山時は曇りで上部は霧がかかって見えなかったのが、いつの間にか雲の上に出て快晴の空をバックに、ニペ様が・・・。

アドレナリン出まくり。大興奮!

クマネシリを眺めたりしながらさらに高度を稼いで標高点1662m付近のピークを経て、沢沿いの地形に入る。
ヤマレコの他の方の6月末の記録では結構雪が残っていたが、今はほとんどない。
この辺から、お花も登場しはじめた。
エゾコザクラ、キバナシャクナゲ、チングルマ、ハクサンイチゲ・・・
そして、稜線に向けていよいよ急坂になっていく。
設置してあるお助けロープを使い、ひいひい言いながら、幕営装備を担ぎ上げる。

稜線に登ると、大雪連峰まで見える!
ニペ様も大きく近づいてくる。イワウメ主体のお花畑も歓迎してくれている。
ほどなく、前天狗の携帯トイレブースそばの幕営地に到着。

ここで、4人用1張り丁度張れるスペースを確保。(我々が幕営した手前にあるケルン地点にも2,3張りいけそう)
ナッキーの声もしょっちゅう聞こえるが、姿は見せてkれない・・・

天気もいいので、寝袋をデポして、今日のうちにニペソツ山山頂へ向かう。
テント場から、大きく下ってそして登り返すその道は、遠い・・・。そして暑い。

あえぎ登ったニペソツ山。
360度の展望が広がる。そして空が青い・・・。
嬉しい。
しかし、テント場まで1時間半。帰りも遠い。天狗岳への登り返しがツライ・・・。

夕食は、熊対策も考えあまり匂いの出ないものということで、
湯煎ハンバーグ
じゃがりこポテトサラダ
ソーセージの湯煎
野菜炒め
下で炊いたご飯
の豪華メニュー。

SAPPORO CLASSICで登頂成功に乾杯!
昨晩凍らせたので、丁度解凍されていて、冷たい!
美味い!

おなかが満ち、うす暗くなったところで、トイレのために外に出ると、昼間は人工物が見えなかった山腹に黄色い光が・・・
さて、あれは何だろう?
と思いつつ就寝した。

夜半から風が強くなって、フライがバタバタと音を立てていた。
「もしかして、熊?」
などと不安な一夜を過ごしたメンバーもいたが、kokudoは、ド近眼でも天の川が見えてご機嫌であった。

9日。今朝もピーカン。
今朝もニペ様は大きく、気高く、素晴らしい姿を見せている。
今日は下山だけなので、ゆっくり支度をして6時過ぎスタート。

20分ほどで稜線から転げ落ちるような急坂地点に到着する。
設置されたお助けロープを使いながら、下山を続ける。
ニペ様が段々遠くなる・・・
標高1530mの展望地で別れを告げると、後はずっと森の中・・・。

徐々に暑くなってくるし、ドロドロ地獄もあるし、長い・・・ツライ。

ピストンのため、見覚えがあるはずだが、平凡な森の中を、いつ終わるのかわからない道が延々と続く。

展望台から3時間、ようやく車に戻れた。
鹿の湯でお湯に浸かるぞー。

明日は大雪でゼブラ残雪だ〜。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:824人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら