沢尻岳〜麗しの和賀山塊への第一歩〜
岩手県
秋田県
meiken
その他1人 - GPS
- 06:15
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 791m
- 下り
- 774m
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8：45 登山口
10：20 前山分岐〜雪面歩き〜
12：00 沢尻岳（県境）
お昼休憩〜
12：50 下山開始
15：00 登山口
| 天候 | 晴れ！ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
道なりにY字分岐を右に進んでいくと林道になり沢越えする前の広場に駐車。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストわかりません。 トイレは全くないです。 駐車場、登山口：沢内銀河高原ホテルから入って行くと全く違う道に出てしまうので、 県道をずっと北上して貝沢バス停から左折する方がわかりやすい。 登山道：牧草地の広がる大木ヶ原のカツラの古木が目印 牧草地の縁を歩き、林に入る。杉やヒノキ、クロベの林からブナ、ナラの樹の林に変わる。 郡界分岐〜明るいブナの林になるがかなり急登。 汗だくになりながらつきまとう虫も増えてくる。虫よけネット必要。 前山分岐〜雪面歩きになる。シャーベット状でずるずる滑ったりときどき踏み抜いたりするが十分登山靴で歩けた。 展望開けて背丈の低いブナ林を抜けると草原が広がる。 途中、崩落個所はあるが安全に歩けます。 山頂は素晴らしい展望の地。 暑くて急登が多い道のりだったが眺望の良さは抜群！ 下山はかなり雪も緩んで踏み抜いたりするが快適に下山。 急登のブナ林はゆっくり下りた方が良い。落ち葉で滑りやすくなっている。 温泉は盛岡方面に北上し繋温泉「愛真館」￥800（温泉タオル付き）を利用。 露天風呂がとても良かった。 |
写真
拍手4WDではないのでここから先は進めない。
バイクの持ち主は
私たちが登り始めた頃
もう下山してきました。
感想
和賀山塊…かつて秋田に住んでいた時（10年以上も前に転勤で4年ほど住んでいた）
和賀山塊は巨木の多い深淵の奥山というイメージがあった。もちろん訪れた事もない。
最近のkiyoshi＆tooleさん、kamadamさん、nomoshinさんのレコを読んでどうしても行ってみたくなった。
秋田駒ケ岳〜岩手山の稜線と東西南北の岩手の山オールスターズを一望してみたかった。
検索かけて昨年のsirotenguさんの記録をもとに沢尻だけでも登ってみようと
一人では不安なので、長女を連れて晴れの日を選んで決行。
最初からつまずいた。
花巻鉛温泉〜豊沢湖を抜ける県道12号線を行けば近いとおもったのに何と通行止め。
開通は翌日の5月21日！？
そんな馬鹿な〜と思いつつ下調べしなかった私も悪い(>_<)
仕方なく北上に南下して107号線を西に向かい西和賀町に入って県道1号線を北上。
（途中どこのトンネルだったか、灯が少なく非常に暗くて薄気味悪いトンネル通過）
間違って銀河高原ホテルから牧場に入ってしまったため行きつ戻りつ、
山菜採りの御夫婦に道を尋ねてやっと入口の貝沢バス停を見つけた。
登山口に遅くとも7時半の予定がもう8時半過ぎていてさらに沢越えできない車なので
歩いて大木ヶ原の登山口へ。
当初の予定より時間のロスが1時間以上。おまけに朝から快晴だったのでかなり気温も上昇。
牧草地を歩いているだけでも汗ダラダラ…。
林に入りそれなりに容赦ない急登が続き、虫は顔の周りを付きまとって離れないし
完全に夏山の登山状況でした。
杉、ヒノキ、クロベ、ブナ、ナラの樹などの巨木と新緑に包まれてぜぇぜぇ歩きで前山分岐に到着。
幹の間に間に見える岩手山、そして高下岳、モッコ岳はいつの間にか視距離を縮め
青空と雪歩きになると一気に開放されて大自然の中に鳥のように放たれた気分になった。
岩手山、早池峰山、焼石連峰…名だたる名山が一度に見渡せるだけでも贅沢！
雪面にブナの新緑、そして青空が広がり
足元はカタクリ、ショウジョウバカマ、ヒメイチゲ、シラネアオイ、ツバメオモトが同時に見られる花々の春時間が面白い。
地図にない山…沢尻岳に着いた時、秋田と岩手の県境に立っている。
東西南北の峰々が座を守り、個々の山々の稜線のつながりが見渡せる様は何と言っていいのか、山を歩く者ならではの醍醐味だろうか…表現できない…！
沢尻岳から見える和賀岳は南に鎮座してその「存在感」はとても大きい。
秋田駒ケ岳〜岩手山への稜線は本当に遥か彼方の物語が目の前に広がっている感覚。
そして大荒沢岳〜羽後朝日岳はヤマレコさん達の辿った道だと思うと感慨深い。
沢尻の県境に立ってこそのこの眺め。
ヤマレコクライマーさんたちの足跡を感じ取ることができてもうここで充分だと満足しました。
時間があれば大荒沢岳まで歩いてみたかったけれど12時をタイムリミットに休憩して下山することに。
（翌日はお互い仕事があるので早めに帰ることにしました）
山頂で記念写真を撮りまくり。（かなり馬鹿なことをしていたが写りが悪くて殆ど没）
空は快晴、直射日光はかなりきつい。
こんな暑い日にカップ麺なんて…。でも他に食べるものがないのでお湯を沸かして
それぞれの山々に乾杯しつつ食べました。(*^_^*)
ウグイスが4羽ほど競って鳴いていたのでこちらは口笛で応戦。負けた…(~_~;)
実際は喉がものすごく乾いていた。
スポーツ飲料は飲み干し、湯沸かし用の水も残り少ない。
持ってきた熱いしょうが紅茶のポットに雪を溶かして入れては飲んだりしていたがこれもなくなってしまった。
車を止めた近くの沢水で塩分噴いた顔を洗ってさっぱりし、県道に出て自動販売機で炭酸飲料を一気飲み〜！
温泉でも水をどんどん補給してやっと落ち着いて帰路に就く。
仙台に戻る途中、長者原のS.Aでゴマソフトを食す。美味しかった！
今でもくっきりと鮮やかに思い出せる。
目に焼き付けた峰々の山容。谷筋に残る残雪模様の美しさ。花々の鮮やかな色。
和賀山塊への道はまだ始まったばかりです。
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沢尻岳の最新記録
mammupon さん
快晴の和賀山塊でしたね〜
沢尻岳の山頂は、東北の山の大展望台ですから、眺望満足されたのではありませんか。
きつい登りでしかも真夏日のような暑さの中、おつかれさまでした。でも展望もですが、この花の多様さは
ツバメオモトのふっくしらしたノーブルホワイト、まだ今年は見ていないので、羨ましいです
写真ありがとうございます。一か月前とはうって変わった和賀の姿、堪能しました
あと山頂ダンスも堪能しました
これからのお嬢さんとのコラボ、楽しみ楽しみ
コメントありがとうございます。
写真ですがどうしても目で見た感動は表せないものですね。
写真で見るよりもっと素晴らしいはずなのにサイズの問題でしょうねぇ。
また一週間過ぎると景色が変わるんでしょうね。
遮るものの無い大展望台からの眺望は満足以上の満足です。
冬道を歩かれたkiyoshiさん達には脱帽です。
kamadamさんのレコと共に感動していましたよ
これからも和賀山塊歩く予定ですが、うちの娘はどこまで連れ添ってくれるかなぁ〜
素晴らしいですね〜！！
meikenさんの感動、伝わってきます
「個々の山々の稜線のつながりが見渡せる・・」場所に立つことができて、本当に良かったですね
私も先日の感動を思い出しました。
きれいな花の写真と女性らしい細やかな文章にも拍手を贈らせてください
これからの和賀山塊レコも楽しみにしていま〜す
すご〜く楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
新緑・花・巨木・残雪・大展望…。山のグランドスラム達成ですね
私もmeikenさんとお嬢さんとのコラボを楽しみにしてます
…そろそろ養蜂家ルックの季節になりましたね
コメントありがとうございます。
先月の感動的なkamadamさんのレコは素人同然の私の気をそそりました。
和賀山塊ってどんなとこ？
あの尾根ルートをずっと辿って歩く…テントを担いで！！
私には到底そんな山行はできませんがちょっとだけでも踏み入れてみたい気持ちでした。
後から読んでみると文章が何だか拙く変でお恥ずかしい限りですが
語彙力・表現力不足はこれからの和賀山塊のレコを通じて補っていきたいものです
あんなに素晴らしい大展望は隠れ山的なアピールポイントですね
kamadamさんのルート開拓的なレコは素晴らしいです。
私こそkamadamさんの記録を楽しみにしております
最近の自撮りは遊びの部分が多くなってきました。
山頂での喜びをいろんなポーズで撮っていますが実はもうヘトヘトで
没写真の撮り直しする気力もありませんでした
今回の沢尻岳の展望を通して東北の山の素晴らしさを再確認できました。
またまた夢は広がって行きますね〜
養蜂家ルックの復活=夏山シーズン始まりですね
もっといろんな色の虫除けネット出てこないかな〜
すばらしい和賀山塊へのデビューですね！
大展望の連続、足元の可憐な花々と周りを囲む新緑。
そしてなによりmeikenさんの感想にうっとりしてしまいました。
秋田駒ヶ岳から岩手山につづく稜線、いつかここをずーっと歩いてゆけたらなんて思っていましたが…
本当に山々はつながっているのですね。写真を見ただけでなんだか胸があつくなります。
kamadamさんの記録を拝見してからずっと気になっていた和賀山塊、毎回心躍る山行記録で、今年の夏は和賀山塊！と主人と意気込んでいたところmeikenさん、やりましたね〜
meikenさんの記録を読んで、ますます未踏の山域への憧れが強くなりました。
知らなかった世界に憧れを抱かせ、それをひっぱってくれるヤマレコの魅力を実感しました。
そして実際に訪れた山はそれまでよりさらに自分の中で存在感をまして輝いて見えますね。
皆さんの記録の世界に入っていきたい思いがつのります。
娘さんと一緒のmeikenさん本当に楽しそうです
すごーい！ この時期これだけ沢山のお花が咲くんですね！ meikenさんのレポを見て私も登りたくなりました！
素晴らしい景色に真っ青な空！
とても楽しげな山行記録を拝見して私もなんだか楽しい気持ちになれました！
ありがとう♪
meikenさん、こんばんは
あの地味な和賀の山域でスキップしてワルツを踊られたのはたぶんお二人が初めてではないでしょうか
とても楽しまれた様子が伝わってきました
あの景色の感動は見た人にしかわかりませんよね
夏の和賀山塊も魅力に溢れていますね
僕もまた歩きたくなりました
meikenさんとお嬢さんとのコラボ に今後注目しますね！
和賀山塊は、そこだけ全く世界が違うかのような峰々が広がっていました。
秋田駒ヶ岳から見える岩手山、岩手山から見える秋田駒ケ岳を見てきましたが、
二つ同時に見える峰に立つのは夢のまた夢のようです。
写真では感動的な展望が伝わりにくいので是非、実際に立って眺めてください。百聞は一見に如かず。
青空の晴れの日に是非！すべての思いが一瞬に凝縮されます。
ご主人とテント泊、縦走もできますね〜
一人ではとても行けなかったので半ば強引に娘を連れてきてよかったと思います。
西和賀町のHPでは登山情報が6月〜になっていたので
道の状況とかわからず行ってみて途中下山でもいい！という強引さも良かったのかな〜
ヤマレコさん達の世界に入って行ける、このブログに感謝です
仙台神室、面白山と二日続いて山行お疲れ様でした。元気ですね〜
未踏の面白山、ずっと気にかかっていたので近いうちに行きます
コメントありがとうございます。
誰もいない大展望の地でスキップして踊って、人間て馬鹿で単純ですよね〜
沢尻岳、大荒沢岳はセットで分県ガイドに載っていましたが
地図にはその名称がない！単なる分岐で記されているだけなのが気の毒です。
歌って踊ってスキップしてこの名スポットを現したいですね
ところで飯豊山の大変な山行、無事に生還されて何よりでした。本当にご無事で…
Luskeさんとお会いしたのですね。お互い意識して気遣っていたようですね
tooleさんのマニアックなレコこれからも楽しみにしております
コメントありがとうございます。
確かスキーでこのコースを行かれていましたね。
驚きと尊敬のまなざしです
お花たちですが
春の花が徐々に咲いていく…という時間の秩序を忘れて一斉に花開いていました。
特にカタクリの紫の美しさ、シラネアオイとツバメオモトは可憐で純真で美しいです。
XNRさんならもっと美しく撮れるのでは？
まだ和賀山塊のさわりのレコなのでこれから少しずつ懐に入って行こうと思います。
なかなか興味深い場所ですね！
ちらっと岩手山って、そそられます〜
快晴の日で良かったですね
私、毎年ＧＷ前後に西和賀のカタクリ群生地に行くんです。
今年も２回行きましたが、時期とお天気がうまく合わず惨敗でした
雫石方面に行く時にもよく通る道路なので、電灯が少なくて薄気味悪いトンネルも分かります〜！
ここから見える岩手山。
単独ではなく秋田駒ケ岳からの繋がりが見渡せます
素晴らしい絶景ポイントですよ。お薦めです
西和賀のカタクリ群生は見た事はないんですが
この山のカタクリはどれもが濃い紫色。恋しそうなほど鮮やかでした
あのトンネルは不気味ですね。あんまり通りたくないかも
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