木地山ダムから祝瓶山。この三角の姿を見て暮らしているので、いつかこの方向から登ってみたかった。
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6/14 6:17
木地山ダムから祝瓶山。この三角の姿を見て暮らしているので、いつかこの方向から登ってみたかった。
やがて舗装されてない砂利道に。ガタガタゴトゴトが激しいので徐行運転。
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6/14 6:30
やがて舗装されてない砂利道に。ガタガタゴトゴトが激しいので徐行運転。
車で渡渉するような箇所もある。こういう行程も祝瓶山の姿だと思うので紹介する。
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6/14 6:40
車で渡渉するような箇所もある。こういう行程も祝瓶山の姿だと思うので紹介する。
登山口に到着した。電話ボックスが登山届の提出場所になっている。
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6/14 6:46
登山口に到着した。電話ボックスが登山届の提出場所になっている。
有名な吊り橋。ゆっくり歩いて揺れをコントロールしながら渡った。
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6/14 7:15
有名な吊り橋。ゆっくり歩いて揺れをコントロールしながら渡った。
まず桑住平ってところを目指す。左手に祝瓶山が見える。でもなかなか高度を上げない。
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6/14 7:17
まず桑住平ってところを目指す。左手に祝瓶山が見える。でもなかなか高度を上げない。
大きな倒木が覆いかぶさった崩落箇所。砂が脆いので慎重に通過した。
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6/14 7:27
大きな倒木が覆いかぶさった崩落箇所。砂が脆いので慎重に通過した。
ヤブツバキがたくさんある樹林帯。朝の時点で蒸し暑かった。
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6/14 7:40
ヤブツバキがたくさんある樹林帯。朝の時点で蒸し暑かった。
この先で二頭のクマと至近距離で鉢合わせしてしまった。諦めて戻ったら地元の山岳会の方と合流した。ミズバショウの実を食べている最中だったとのこと。
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6/14 7:42
この先で二頭のクマと至近距離で鉢合わせしてしまった。諦めて戻ったら地元の山岳会の方と合流した。ミズバショウの実を食べている最中だったとのこと。
やがて桑住平(朝日連峰の方の道との分岐点)に着いた。時計回りで登るため左に進む。
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6/14 8:12
やがて桑住平(朝日連峰の方の道との分岐点)に着いた。時計回りで登るため左に進む。
このような大きめの川の渡渉を経て、奥にキャンプ場っぽい広場があった。ここが標高650mとかで、全然上に登っていない。ほとんど横移動に思えた。
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6/14 8:13
このような大きめの川の渡渉を経て、奥にキャンプ場っぽい広場があった。ここが標高650mとかで、全然上に登っていない。ほとんど横移動に思えた。
数回の渡渉を経て、急にブナの斜面を登っている状況に変わった。
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6/14 8:24
数回の渡渉を経て、急にブナの斜面を登っている状況に変わった。
斜面を登ったことで、向かいの山(1319m峰)が見えるようになった。
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6/14 8:31
斜面を登ったことで、向かいの山(1319m峰)が見えるようになった。
続いて祝瓶山本体も。(普段遠くから見てるものとして)「ち、近いって〜(゜Д゜)!?」と感じた。荒々しい斜面が迫力満点だったため。
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6/14 8:33
続いて祝瓶山本体も。(普段遠くから見てるものとして)「ち、近いって〜(゜Д゜)!?」と感じた。荒々しい斜面が迫力満点だったため。
滑落の危険がありそうな砂の斜面を何度も通過した。右手で枝をまとめて掴んで支えにした。
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6/14 8:41
滑落の危険がありそうな砂の斜面を何度も通過した。右手で枝をまとめて掴んで支えにした。
尾根を登っている状況に変わったことを示す。思いっきり陽が当たる部分であり、乾いた砂が脆かった。バランスの維持に苦労した。
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6/14 8:45
尾根を登っている状況に変わったことを示す。思いっきり陽が当たる部分であり、乾いた砂が脆かった。バランスの維持に苦労した。
時には灌木の中も通過してみたけど、枝の跳ね返りでやはりバランスを崩しそうだった。
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6/14 8:48
時には灌木の中も通過してみたけど、枝の跳ね返りでやはりバランスを崩しそうだった。
山頂まで一直線の尾根を往く。緊張した場面の連続と体力の消耗から、登山の目的地として遠く、不安に感じ始めた。
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6/14 9:04
山頂まで一直線の尾根を往く。緊張した場面の連続と体力の消耗から、登山の目的地として遠く、不安に感じ始めた。
尾根の左(南側)のコカクナラ沢源流の絶壁。これは標高1100mくらいの稜線で、まだ自分はそれより下にいる。
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6/14 9:16
尾根の左(南側)のコカクナラ沢源流の絶壁。これは標高1100mくらいの稜線で、まだ自分はそれより下にいる。
画像左半分の中央に祝瓶山荘。そこから右に延々と走ってきた未舗装の悪路が木地山ダムまで続いている。奥深いところに来たことを実感できる眺め。
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6/14 9:36
画像左半分の中央に祝瓶山荘。そこから右に延々と走ってきた未舗装の悪路が木地山ダムまで続いている。奥深いところに来たことを実感できる眺め。
1100mを超えたと思う。何度も撮った絶壁の向こうに飯豊連峰が見え始めた。
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6/14 9:48
1100mを超えたと思う。何度も撮った絶壁の向こうに飯豊連峰が見え始めた。
山頂を見上げる。山の形的に、上に行くほど角度が急になっていくと思われた。
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6/14 9:50
山頂を見上げる。山の形的に、上に行くほど角度が急になっていくと思われた。
祝瓶山の断崖絶壁(ヌルミ沢という)と奥に朝日連峰の一部。一度、この崖を大きめの岩が転がっていって、「ゴッ!ゴッ!」って音が雷のような迫力で谷中に響いた。
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6/14 9:56
祝瓶山の断崖絶壁(ヌルミ沢という)と奥に朝日連峰の一部。一度、この崖を大きめの岩が転がっていって、「ゴッ!ゴッ!」って音が雷のような迫力で谷中に響いた。
そんな険しい岩場を自分も登ることになった。帰りもこんな険しい道のりだったらと心配になった。緊張の連続で精神が押しつぶされそうだった。
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6/14 10:08
そんな険しい岩場を自分も登ることになった。帰りもこんな険しい道のりだったらと心配になった。緊張の連続で精神が押しつぶされそうだった。
1250m付近にいると思う。怖かった絶壁があんなに下に…。
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6/14 10:15
1250m付近にいると思う。怖かった絶壁があんなに下に…。
1200m級の置賜葉山の奥に、蔵王を始めとした奥羽山脈が見え始めたことからも高度が分かる。峠田岳がなんかユニークな形をしている。
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6/14 10:16
1200m級の置賜葉山の奥に、蔵王を始めとした奥羽山脈が見え始めたことからも高度が分かる。峠田岳がなんかユニークな形をしている。
最後は草付きの斜面になる。平たい岩場にこのようにペンキでいろいろ指示がある。見失わないようにしたい。
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6/14 10:33
最後は草付きの斜面になる。平たい岩場にこのようにペンキでいろいろ指示がある。見失わないようにしたい。
1300m付近に雪渓が残っていた。私はここでルートを見失い、急斜面を彷徨する羽目になった。短い枝や草をつかみながら、急斜面を上下左右に移動するのは極めつけに怖かった。
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6/14 10:40
1300m付近に雪渓が残っていた。私はここでルートを見失い、急斜面を彷徨する羽目になった。短い枝や草をつかみながら、急斜面を上下左右に移動するのは極めつけに怖かった。
バイケイソウのエレガントな葉脈に見入った。でも奥の枯れ草が頻繁に滑るし掴むともげるしで、命懸けに感じた。
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6/14 10:41
バイケイソウのエレガントな葉脈に見入った。でも奥の枯れ草が頻繁に滑るし掴むともげるしで、命懸けに感じた。
最後の急登部分の途上(この先にロープもある)。柴倉山への稜線が途切れずに見ることができるのはここが最後。この稜線を歩いた人っているんだろうか…。
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6/14 11:04
最後の急登部分の途上(この先にロープもある)。柴倉山への稜線が途切れずに見ることができるのはここが最後。この稜線を歩いた人っているんだろうか…。
私にはレベルの高すぎるルートだったけど、無事に登頂を果たした。山頂に立って初めて朝日連峰の全景が捉えられるのであった。
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6/14 11:18
私にはレベルの高すぎるルートだったけど、無事に登頂を果たした。山頂に立って初めて朝日連峰の全景が捉えられるのであった。
西側の小国町部分。右の突起物は鷲ヶ巣山。中央ちょい左が白太郎山。徳網山は分からなかったけど、この画像の中心部分だった。左端の雪が残っているのは足駄山(1051m)。
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6/14 11:18
西側の小国町部分。右の突起物は鷲ヶ巣山。中央ちょい左が白太郎山。徳網山は分からなかったけど、この画像の中心部分だった。左端の雪が残っているのは足駄山(1051m)。
右に移して北西部分。巣戸々山も北側に荒々しいスラブを持っていることが分かった。一番奥は村上市の日本海沿岸の山なのだろう。
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6/14 11:19
右に移して北西部分。巣戸々山も北側に荒々しいスラブを持っていることが分かった。一番奥は村上市の日本海沿岸の山なのだろう。
北北西の図。朝日連峰主稜線から南西に3〜4つの尾根が派生しているのが分かる。中央で最奥のは枡形山(1331m)か。化穴山は大上戸山と重なって上部が見えているのみだと思う。
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6/14 11:19
北北西の図。朝日連峰主稜線から南西に3〜4つの尾根が派生しているのが分かる。中央で最奥のは枡形山(1331m)か。化穴山は大上戸山と重なって上部が見えているのみだと思う。
もう一度、朝日連峰主稜線に戻る。
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6/14 11:19
もう一度、朝日連峰主稜線に戻る。
北東部分。中央に御影森山が尖がっている。小朝日岳は同じ高さの平岩山に隠れて見えないらしい。
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6/14 11:19
北東部分。中央に御影森山が尖がっている。小朝日岳は同じ高さの平岩山に隠れて見えないらしい。
スマホ用望遠レンズを買ったので大朝日岳をアップで撮ってみた。近すぎるかも。縦走路の登山道まで見えるとは…。
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6/14 11:28
スマホ用望遠レンズを買ったので大朝日岳をアップで撮ってみた。近すぎるかも。縦走路の登山道まで見えるとは…。
同じく以東岳。手前の相模山に大きく遮られているのが分かった。上部だけポッコリ見える状態。
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6/14 11:28
同じく以東岳。手前の相模山に大きく遮られているのが分かった。上部だけポッコリ見える状態。
最後に南西の飯豊連峰の図。虫がいっぱいの山頂だった。
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最後に南西の飯豊連峰の図。虫がいっぱいの山頂だった。
帰りの行程をチェックする。往きよりは落ち着いて歩けると思う。
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6/14 11:46
帰りの行程をチェックする。往きよりは落ち着いて歩けると思う。
下山を開始する。あっという間に標高を下げて、異なる角度からの祝瓶山を眺めることができる。
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6/14 11:58
下山を開始する。あっという間に標高を下げて、異なる角度からの祝瓶山を眺めることができる。
落ち着いて花を見る余裕が生まれた。これは遅めのカタクリが登山道上に逞しく生えていた。
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6/14 12:07
落ち着いて花を見る余裕が生まれた。これは遅めのカタクリが登山道上に逞しく生えていた。
祝瓶山の北東部分(カクナラ沢)はこのように落ち着いて眺められる斜面。絶壁じゃない。
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6/14 12:14
祝瓶山の北東部分(カクナラ沢)はこのように落ち着いて眺められる斜面。絶壁じゃない。
でも鈴振尾根の北東斜面はこのように荒々しい。雪蝕作用の有無ってことだと思う。
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6/14 12:23
でも鈴振尾根の北東斜面はこのように荒々しい。雪蝕作用の有無ってことだと思う。
山頂とヒメサユリの図。祝瓶はヒメサユリの山。これは今の時期にしか見れない組み合わせなので、無事に達成できてよかった。
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6/14 12:27
山頂とヒメサユリの図。祝瓶はヒメサユリの山。これは今の時期にしか見れない組み合わせなので、無事に達成できてよかった。
これは往きの行程で撮ったものだけど、アカモノも盛んに咲いていた。
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6/14 9:51
これは往きの行程で撮ったものだけど、アカモノも盛んに咲いていた。
その後、地味な樹林帯を延々と進み、鞍部からやや登り返して赤鼻の分岐点に到着した。
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6/14 13:10
その後、地味な樹林帯を延々と進み、鞍部からやや登り返して赤鼻の分岐点に到着した。
赤鼻からもこのように鎖やロープが必要な急な坂があった。
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6/14 13:26
赤鼻からもこのように鎖やロープが必要な急な坂があった。
こちらから登るのも、けっこう大変なのだろう。
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6/14 13:28
こちらから登るのも、けっこう大変なのだろう。
最後に登山の対象として見た祝瓶山の姿。左半分の空との境目を登ってきた。東北のマッターホルンと言われるけど、この角度だと部分的にそう見えるかもしれない。
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6/14 13:31
最後に登山の対象として見た祝瓶山の姿。左半分の空との境目を登ってきた。東北のマッターホルンと言われるけど、この角度だと部分的にそう見えるかもしれない。
縦に長く渡渉する箇所があった。真ん中にピンクのテープが見える。
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6/14 13:56
縦に長く渡渉する箇所があった。真ん中にピンクのテープが見える。
そういえば、岩が濡れて滑るときはこのようにタオルを靴に巻くと効果的だった。渡った後は洗って、身体を拭いたり後頭部に当てて暑さ対策に使った。
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6/14 14:15
そういえば、岩が濡れて滑るときはこのようにタオルを靴に巻くと効果的だった。渡った後は洗って、身体を拭いたり後頭部に当てて暑さ対策に使った。
帰路、ダム湖と午後になってすっかり印象の変わった祝瓶山を撮ってお別れした。遠くから見ればいつも通りの三角の山。でも今日はいろんな体験をさせてもらった。
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6/14 15:34
帰路、ダム湖と午後になってすっかり印象の変わった祝瓶山を撮ってお別れした。遠くから見ればいつも通りの三角の山。でも今日はいろんな体験をさせてもらった。
初コメントです。
ヒメサユリと祝瓶山いいですね。しかしスマホは万能ですね。
又7月から道路通行止めで希望していた中沢峰に入れず残念です。
柴倉山〜祝瓶山稜線を新潟の人が歩いています。すごい健脚で記録(本)は図書館に有りました。
朝飯山脈・・・良いネーミングですね。オラは飯豊・朝日分水嶺と呼んで二つの主な稜線を歩いています。
宜しくお願いします。
ちょうどブログを読みこんでいるところでした。コメントを頂けてたいへん光栄です。
蔵王から見ると、月山から三体山まで1500m級の稜線が続いていて、立派な大山脈に見えます。今回その一部を歩いてみて、車道が全くないのも納得がいきました。文明の利器とか通用しない世界なのを実感しました。
分水嶺としてはもうどちらの水がどちらに流れていても、どうでもいいというか、麓の人里にとって重要なことなんだと感じました。次は地蔵岳の穴堰を見に行くつもりです。
okusanさんの記事も踏まえながら、山と人の暮らしのことをいろいろ感じ取りたいと思います。
どうもありがとうございました。
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