鴨沢〜雲取山〜奥多摩駅(今年初テント)


- GPS
- 12:33
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 2,171m
- 下り
- 2,377m
コースタイム
0920鴨沢BS→0950小袖乗越→1118堂所→1236ブナ坂→1321奥多摩小屋→
1407雲取山頂→1434雲取山荘(テント泊)
【2日目】
0511雲取山荘→0536雲取山頂0551→0625奥多摩小屋→0649ブナ坂→0701七ツ石山→
0729千本ツツジ→0817鷹ノ巣山避難小屋0834→0856鷹ノ巣山0905→0918水根山→
1008六ツ石山分岐→1035三ツ木戸山分岐→1140石尾根登山口→1202羽黒三田神社
天候 | 【1日目】曇り時々雨・雷、山頂付近一時あられ、夕方晴れ 【2日目】快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】JR青梅線「奥多摩」駅乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【鴨沢〜雲取山頂】 特に危険箇所はありません。 七ツ石小屋を通らず真っ直ぐブナ坂へ出る道を使ったのですが、 途中で水場?のような場所があります。 雨で水量が増えて滝のようになっていました。若干濡れます。 【山頂〜雲取山荘間】 特に危険箇所はありません。凍結も全くしていません。 軽く岩が出ていますが、濡れるとちょっと滑るかも。 【山頂〜奥多摩駅】 特に危険箇所はありません。 高丸山・日陰名栗峰は巻き道を使用しましたが、一部道が狭くなっています。 (注意書きが出ています) 三ツ木戸山分岐から奥多摩駅方面のルート上で、登山道が泥化していて非常に歩きにくい場所があります。 新たに別のトレースが出来ている場所もありますが、そうでないところも一部あるので 滑らないように注意が必要かもしれません。 |
写真
感想
今年最初のテント泊です。場所はいつもの雲取山。
他にねーのかよという声も聞こえてきそうですが、他にないでーす(笑)。
でもまぁ「慣らし」には、行き慣れた場所の方がいいかなと思ったもので。
ルートは色々悩んだんですが、「半年ぶりだし天気も不安定だから」ということで
往路は手っ取り早く鴨沢、復路は晴天を期待して石尾根で降りる事にしました。
さすがはGW、青梅線は登山客でごった返しています。
奥多摩駅を降りてからはバスの座席の争奪戦(笑)、みんな一斉にバス停へ走ります。
この日はやっぱり臨時便が出ていて、私は運良く座ることができました。
そして、途中で下車する人はおらず鴨沢までノンストップでした。
4月の中旬に、実は日帰りのトレーニングでテントを一式担いだんですが、
(その時は中央本線沿線の扇山・百蔵山でした)
久しぶりに担いだテントは本当に重くて驚くほど胸が苦しかったのです。
「ああ、やっぱり半年やらないと体力落ちるなぁ…」と思ったので、
今回はあまり無理はせずゆっくり歩く事にしました。
なので、七ツ石小屋も七ツ石山も全部巻いちゃいました…。
途中ブナ坂の交差点で、無線を使って他のパーティーと話をしているどこかの学生山岳部の一団に出会いました。
どうやら下級生がバテて遅れているらしく、先行したパーティーにその旨を伝えていたようです。
まだ若い女の子が自分の体ぐらいあるザックを背負って顔を真っ赤にしていました。
絶対私の荷物より重いんだろうな…私はやれない…。
またしばらく行くと、その無線の音が後ろから追いかけてくるので、
「おいおい、遅れてるって言ってた割には速えーなー」と思ったんですよ。
そしたらね、元気よく「こんにちは!」ってリーダーに挨拶されて。
私も「こんにちは!」って言って顔を見たら、学生にしちゃヤケにフケてるんです(笑)。
ん??と思って、追い越していった彼らの後姿を見たら、ザックに「警視庁山岳救助隊」の文字。
どおりで足が速いワケだ…まるで空身のよう、いや、普通の人の空身よりむしろ速い。
ちなみに後で知ったのですが、「登山計画書を提出しよう」という啓蒙活動の為の登山だったようです。
(埼玉県警も行っていました)
奥多摩小屋付近まで来ると、いよいよ雷の音が近くなってきます。
右でしたかと思えばお次は左。
「雷って横にも走るんだぜ」って聞いたことがあるので、マジで怖かったです。
おまけにアラレまで降る始末…どちらも山では初めての経験でした。
でも、周りの登山者はドンドン登っていきます。だから付いていった(笑)。
ああいう時はやっぱり留まった方がいいのかな…でも警視庁の人にも何も言われなかった…。
山頂の滞在時間は一瞬で、すぐさま雲取山荘へ急ぎます。
もうこの時間だとテン場はヤバそうだなと…。
1年前、山頂の巻き道を使って注意されたことがあったので今回は使用しなかったんですが、
結構な数の人が山頂を巻いて行ったようでした。今はもう巻けるのかしら?
下っている途中で、青い大きなザックが登山道に置き去りになっているのを発見。
近くに人のいる様子はなし…一体どういうこと?と思って近づいてみると、
それは青いレインウェアに青いザックを背負った小さな男の子!!
男の子が一人で山道を歩いてるんですよ!!なぜ!?
声をかけてみると、テン場が埋まる事を心配したお父さんが、
弟を抱えて先に山荘に向かったとのこと。
「もう来るの3回目だから道は知ってるの」と男の子はいいますが、
それでも雨が降る中子ども一人置いて先に行くってどうなんでしょう…。
さて、案の定テン場はいっぱいです。
うまいこと小さな隙間を見つけてテントを張りました。
半年振りのテント設営だったので、組み立て方忘れてないかな…と思ったら、
意外と覚えてるモノで、スピードは遅いもののちゃんと組み立ちました。
…がっ、夜になって、フライの長辺(入り口の裏側)をペグダウンしてないことに気付く!
テントが結露するのを恐れて、慌ててペグダウンしました。ふぅ〜。
今回、初めてテントの中でバーナーを使用しました。
ちゃんと小窓を開けて使いましたが、火を使うとテントがすっごくあったまる!!
まさにこれは「ストーブ」だ!と(笑)。
結露とかも心配しましたが、意外と平気なモンですね。
◎幕営地での1日目の強風◎
http://youtu.be/89UdKRvhRM4
その後、夜にかけてどんどん風が強くなり、夜中に何度か目が覚めました。
しかも…寒い…。
最初は、雨で濡れたものを着替えなかったせいかな?とも思いました。
これにはちょっと理由があって、着替えは一式持っていたのですが、
今後2泊以上する事を想定して「そんなに着替えをたくさんは持っていけない」
と思ったので、今着ているもので何とかする術を見に付けたいという
若干のサバイバル根性?でもって、あえて着替えなかったのです。
フリースを着て、さらに薄手のダウンも羽織り、寝袋に収まってしまえば意外と乾きます。
が、乾くまでの間に体の芯が冷えたのでしょうか…夜明けの直前、2時半頃になって
急に寒気が襲ってきて眠れなくなってしまいました。
時間的にも最も寒い時間です。テント内は2度。
とりあえず魔法瓶のお湯を飲んでチョコとお煎餅を食べました。
体の内側から温めよう作戦です。ホッカイロもあったけどこれは最終手段。
でもまぁ確かにね、半袖のTシャツにハーフパンツとタイツじゃあそりゃ寒いよなと(笑)。
3時半には起きて朝ごはん作って食べたら、すっかり温まりました。
しかし実際のところ、どうしてあんなに寒かったのか…
薄着だったからなのか、濡れを放置したからなのか、そもそもあの日は寒い日だったのか…。
2日目は石尾根のルートを巻き道を使って下りました。
唯一ピークを踏んだのは、お気に入りのお山・鷹ノ巣山のみ。
昨日の悪天候が嘘のような快晴で、この日を選んで来て良かったと思える展望の良さでした。
途中、鷹ノ巣山の避難小屋前にテントを4〜5張見かけたのですが、
一応建前上、幕営指定地以外でのテントは禁止されていますが、
(しかもあの一体は国立公園ですしね)
実際のところはどうなのでしょうか?
もしあそこにテントを張っていいのなら、私もぜひ張ってみたいです。
なんせ、鷹ノ巣山から日の出が見られるんですから!!
前日の鴨沢ルートとは打って変わって、人の少ない山歩きが楽しめました。
石尾根は何度歩いても飽きません。
◎千本ツツジ付近からの展望◎
http://youtu.be/x5Grux0SIJE
一晩たって、今日は心配した筋肉痛は全くないのですが、
重い荷物のせいでしょうか、相変わらず腰が痛いです。
テント背負うといつもココが痛くなるんですよね…上半身鍛えないとなぁ。
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