カタクリに会いに 井上山から大洞山
長野県
kyom4
- GPS
- 03:00
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 570m
- 下り
- 570m
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標高グラフを拡大コースタイム
11:40大城小城跡
12:40井上山山頂
13:05大洞山山頂13:15
14:25駐車場所
歩行時間2時間50分
| 天候 | 高曇りで強風が吹き荒れていましたが、午後になって雨が降り出しました |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
左側に大きなパチンコ店の駐車場が見えたら直前を左折 高速道の下をくぐり、直進すると 右側に「枕状溶岩露出地」があり 縁石の内側に、数台縦列駐車できる駐車スペースがあります コンビニはパチンコ店の向かい側にあります トイレなし、登山ポストなし |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山口は白い手摺りのついた階段です いきなり露岩交じりの急坂を僅かに登ると尾根に出ます その後、平坦な道が続き 木段の付けられた急坂を登り終えると城跡です 大城、小城を過ぎ、 「浄運寺」への分岐を過ぎると再び急坂が繰り返し現れます 井上山頂直下の登りは直登でかなりきついです 木の根や枝に捉まって登りますが、頼り過ぎないようにしてください 井上山から大洞山へは緩やかな尾根道です 送電線の巡視路になっていますが 杉林の中で踏み跡のはっきりしない箇所があります 下山時に方向を間違えないよう注意が必要です 危険箇所は特にありませんが、下山時に 尾根の分かれる地点での方向に注意してください 目印になるテープなどをお持ち頂いた方が良いかもしれません 駐車場所から上信越道に向かって走り、 高速をくぐる手前の道を左折、1kmほど走ると「湯〜ぱれあ」があります 入浴料400円(60歳以上250円)シャンプーつきです リーズナブルで毎回お世話になっています 今日は日曜日のせいか滅茶苦茶混んでいました |
写真
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手前が三登山
千曲川、長野東IC
現代人にとっては歩きにくいだけですが…
この直登!なんとかしてと叫びたくなりますが
三角点の上に松ぼっくりを置いてみました
一等三角点松ぼっくり添え
感想
四月から町内会役員の順番が回ってきて、今朝は6時から公園の草取りでした。
家を出ようとしたら、物凄い風です。
山ではこんな風に吹かれてもどうということもない装備をしているのに
薄着で出かけてしまって、寒いのなんの、一時間じっと我慢して草取りをし
帰宅したら身体の芯まで冷え切ってなかなか温まらない始末、
こんな時の防寒対策に全く頭の廻らない要領の悪さに呆れます。
風は一向に収まる気配なく、折角咲いた庭の花々を吹き散らしています。
花に嵐、非情なものです。杏の花はすべて散ってしまいました。
止むのを待つこと二時間あまり、それでも静まりそうにありません。
時間が惜しいので風の中、井上山登山口に向かいました。
こんな天候ですから、道路脇の駐車スペースに車は一台も停められていません。
普段でも登る人はそう多くなく、車が二台も停まっていれば
大盛況という感じの超マイナーな山。
でも、一等三角点のある山なのです。
僅かですが急坂を登り終えると平坦な尾根道にさしかかります。
イブキジャコウソウや、カワラナデシコなどが
道の脇に咲くのですが、まだまだ先のことでしょう。
カタクリの花に果たして会えるかどうかも微妙なところです。
会えなくても今日、会いに行こうとした自分がここに居る、
それだけで満足できそうです。
若穂太郎山と同じく、柏の木の多い山です。
柏の葉は春先まで枯れたまま枝に附いて居るのが独特です。
もうすぐ、枯れた葉が落ちてしまった枝先に緑の葉が出てくるのでしょう。
枝の先が大きく膨らんでいました。
井上山は「井上氏」の城のあった山。
常時城に居たわけではなく、麓の井上集落に屋敷の跡があり、
普段は麓で生活していたようです。地名にも名前をとどめています。
低いですが確かに、城を構えるのに良い、千曲川の見通しのきく山です。
残された沢山の空堀は、登り降りで快適な尾根歩きを時々中断させます。
その時代には有効であったものなのでしょうが…
案内板を過ぎてすぐに「浄運寺」へ下る道の分岐があります。
急斜面なので、登りに使ったことはなく、専ら下りに使っています。
浄運寺には、「中野孝次氏」の御墓があり、傍らに「愛犬ハラス」も眠っています。
ハラスの墓石はクラシックな飾り文字で彫られています。
「ハラスのいた日々」で志賀高原を探し回る場面は切なく、感動的でした。
浄運寺に下る時には、このお墓にお参りをしないと落ち着きません。
話がそれてしまいました。お許しください。
最後の空堀を過ぎると再び急坂が始まります。
ノーアイゼンで初冬の頃、凍りついた尾根道を登ろうとして
怖かったことを思い出しました。
いくらなんでももうその心配がないので気分は楽々。
虫倉山の楽しかった会話を思い出しながら、一人の黙々山行。
登れば登るほどきつくなっていきます。
全国急坂を愛する会の設立を考えます。
きっとこんな道を愛してやまない方々が大勢いらっしゃるのではないかと…
城跡以外では、林に遮られ殆ど眺望のない道が続き
二つの山頂も見晴らしはありません。
ただ一等三角点の存在が、
それを目当てに来る人には輝いて見えるでしょう。
井上山山頂からは再び平坦な尾根歩きになります。
鉄塔が見えてきました。
この辺りからカタクリの花が見られた気がしますが見当たりません。
やっぱりまだ早すぎなのかと半分諦めながら
杉林の緩やかな登りにさしかかりました。
ありました。カタクリの葉です。
少しずつそれが増え、ついに花を付けたカタクリを発見!
まだ咲き始めたばかりですが、カタクリに会うことができました。
カタクリからのお願いです。
人があまり通らない道に咲いています。
ですので、道の上にも葉を広げています。
踏まないように注意してください。
一枚の葉が出てから花が咲くまで7,8年かかります。
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abareneco さん
kyom4さんコンバンワです。
本日は冷たい風がかなり強かったですね、私も午前中は用事が有り、車であんずの里まで行って来ました。
所で井上山でカタクリが咲くのですね、知りませんでした。河東地区は風光明美で里山の宝庫、今後も楽しんで行きたいと思います。
数年前のちょうど今頃たまたま井上山から更に大洞山に足を伸ばした折に見つけました
その時は満開でしたが、今年は他の花同様開花が遅れている様です。
こんな近所の里山にもカタクリがあるなんて嬉しいですね
来週あたりは満開になるかと思います。
お出かけくださいませ
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