御前山避難小屋泊で奥多摩三山から笹尾根下って浅間峠まで(日向和田駅〜日の出山〜大岳山〜御前山〜三頭山〜浅間峠〜上川乗バス停)


- GPS
- 34:10
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 3,528m
- 下り
- 3,332m
コースタイム
日向和田駅5:35-三室山6:50-7:55日の出山8:05-芥場峠9:25-9:55大岳山荘10:00-10:15大岳山10:25-鋸山11:25-大ダワ11:40-鞘口山12:05-13:10御前山13:30-惣岳山13:40-(途中で引き返す)-14:35惣岳山15:00-御前山15:30-15:35御前山避難小屋
(4月8日)
御前山避難小屋6:35-御前山6:45-惣岳山7:00-小河内峠7:50-月夜見山8:35-風張峠9:10-10:00鞘口峠10:10-11:00三頭山(東峰〜中央峰〜西峰)11:15-三頭山避難小屋11:25-12:15槇寄山12:20-13:15笛吹峠13:25-土俵岳14:15-14:25日原峠14:45-浅間峠15:20-15:45上川乗バス停
天候 | 4/7 晴れのち曇り時々晴れ、午後から雪 4/8 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程良く踏まれた登山道です。 7日午後から雪が降ったがすぐに融けて、この先泥濘になるでしょう。 冬からの降雪で現在凍結している箇所は、避難小屋から御前山への登りの僅かな間だけです。 なお笹尾根から笛吹バス停に下りる場合、平成24年1月〜平成27年7月15日(予定)の間は山林伐採のため、笛吹峠と丸山の巻き道からは下山できません。小棡峠からのみ下山可能。 水場… 長尾平分岐と芥場峠の間(ロックガーデンとの合流点)…登山道脇にあり水量豊富。 御前山避難小屋…小屋脇にあり水量まずまず。要煮沸とのこと。 日原峠の北側…峠から徒歩5分で水量豊富。 他は未確認。 トイレ… 日の出山の真下、御岳神社周辺、大岳山荘、大ダワ、御前山避難小屋、月夜見第2駐車場、三頭山避難小屋、上川乗バス停にあり。他は未確認。 |
写真
感想
かつて三頭山避難小屋に泊まり、奥多摩三山から陣馬山まで縦走したが、登りでケーブルカーを使いラクをしたのが後になって後悔していた。
今度は下から歩いて、なおかつもう少し歩いてみようと思っていたが、ようやく日も長くなり久々に土日とも天気も良さそうなので歩いてみることにした。
(4月7日)
今回は日向和田駅から三室山を起点に、延々と歩いていく計画。
これだと朝一で自宅を出たのでは間に合いそうになかったので、金曜夜は立川駅付近のネットカフェで仮眠。ナイトパック1500円でマットルームを使用でき、意外と静かなこともあり、しっかりと寝ることができた。
立川から始発の電車に乗り、日向和田駅から歩き出す。暫く車道を歩いて梅の公園の先から山道へ。
まずは植林帯の中の歩き。道自体は単調でつまらないが、なだらかな登りなのでウォーミングアップにはちょうど良さそう。琴平神社で計画通り歩き通せることを祈願。
三室山を過ぎ、左下に林道が見えてくると程なくして梅野木峠。ここから日の出山までも変化のない植林帯の道。途中の尾根道は登りを嫌い、左の巻き道を選択。
日の出山に着くと誰もいない。人気の山頂も、さすがに朝早いと静かです。
日の出山から先へ進むと、ちらほらと人とすれ違うようになってきた。今日は長丁場なので体力温存を優先し、御岳神社にも寄りません。
長尾平の先の水場で2.5Lを補給。自宅で汲んできた2Lと合わせるとかなり足にきますが、この先の水場の状況が不確かなので仕方がない。それでも、ここから足取りが極端に重くなった。
大岳山で軽くエネルギーを補給するも相変わらず足が重く、すぐに木の根につまずいたりしてしまう。大ダワからはダラダラと、時には少し急な感じで登って行く。
合間にある平坦なトラバース道を歩くのも苦労する中、最後にひと登りされられて御前山に着いた時にはもうグッタリ…
ここから三頭山避難小屋まではまだ4時間。それでも日も長くなったし、ユックリでも歩いて行けば真っ暗になる前には着くだろうと、重い足を引きずって更に進みます。
しかし惣岳山からぐっと下った先のガレ場の上から見た三頭山はあまりにも遠くに感じ、ふと心が折れてしまった。でもすぐに歩き出せばまだ間に合う。ただ足が踏み出せない。そして暫く逡巡したのち撤退…
敗北感一杯で惣岳山まで戻ってきて、ここでまた心が揺れる。「今下山すれば家に帰って温かいご飯にお風呂、それに布団でユックリできるぞ!」「いやいや、せっかくシュラフなんかも担いで来たんだし、今日は御前山の避難小屋に泊まってせめて明日は三頭山までは行こうや」
そんな気持ちがせめぎ合い、暫く雪が舞う中たたずんでいましたが、このたるんだ足に喝を入れるため明日も歩くことを決意し、避難小屋へと向かった。
この日の宿泊者は私一人。疲れていたので、まだほんのりと明るい19時前には寝てしまった。
(4月8日)
5時に起床。小屋内は-3℃。
今日は三頭山から先はどこまで歩くか流動的なので、ゆるゆるとしたなか小屋を出発。昨日の雪でうっすらと雪化粧した道を歩いて行く。
昨日心が折れてしまったガレ場上から再び、これから歩く道を見定め先へ向かう。
このガレ場にも薄く雪がついて危ないので戻って、昨日は疲弊して気付かなかった巻き道を行きます。その先はやせ尾根、広い尾根道を経て小河内峠へ。
この先の名もなき小ピークは直登せず、当然のように巻いてラクをしましたが、最後の月夜見第2駐車場へはしっかりと登らされました。しかしここまではコースタイムも詰めて順調順調。
でもここから風張峠までは、ほぼタイム通り。ついに鞘口峠までは15分のオーバー。疲れているのか?とりあえずエネルギー補給をしつつ一休み。
これが功を奏したのか、この先急登が多かったのに三頭山まで殆ど足が止まることなく行けた。やはり適宜休憩することが大事ですね。
さてこれで奥多摩三山は踏破したし、この先はどうしよう?
今度来た時には水に心配をしたくないので、日原峠の水場を確認のためそこまでは行きたいと思いつつ、数馬の湯でマッタリも悪くないなぁ。
とりあえずは笹尾根を下ることにする。避難小屋までひと下りの後、大沢山まで緩く登り返す。
大沢山からはぐんぐんと一気に下って行きます。また緩く登り返して、今度は槇寄山に到着。この先の西原峠と数馬峠で数馬の湯への誘惑を振り払って、笹尾根をひたすらつき進む。
この笹尾根、下りメインで登りが少ないので個人的には助かるのですが、とにかくダラダラと長〜い。おまけに山岳稜線のように素晴らしい展望がある訳でもないので、景色を観るため足と止めつつ休憩なんてこともできず、ただ黙々と歩いてしまう。
それでもなんとか日原峠までたどり着き、目的の水場も確認。帰りのバスのことも考え、1つ先の浅間峠から下山することに決めた。が最後に試練が待っていました。
日原峠から下ると目の前の樹間の先にひと際目を引くピークが聳えていて、さてどこから巻いて行くのかなっと近づいて行くと、あらら…ジグザグながらも登るではないですか!
喘ぎ喘ぎのろのろと登りつめてホッとしたのも束の間。少し先にまたしても急な登りが!左右を見ても巻き道などなく、またしても直登…
これを登り切ると眼下に東屋が見え、やっと浅間峠に到着。ここから上川乗バス停に下りる訳ですが、調べてないのでバスの時間が分からない。
幸いその場にいた、同じくここから下山されるという男性に尋ねて15:59発と17:10発があることが分かった。現在時刻は15時20分。コースタイムは50分だが下りなら10分は詰められるはずと確信し、急いでバス停へと向かう。
幸い変な登り返しもなく、ひたすら下るだけだったのでなんとかバスの時刻にも間に合いました。
しかし、いつもは帰りの電車やバスの車中ではヒマ潰しに携帯なんかをいじっているんですが、今回はかなり疲れていたようでそんな気力もなく、ただただ寝ながらの帰宅となりました。
最近は日帰りばかりだったので、久々の泊まり装備は重くてキツかった。
これで感覚が戻って、次回はもう少しラクに歩けると良いんですが…
doppo634です こんばんわ
重荷を背負っての奥多摩三山縦走 お疲れ様でした。
ナイスハイクです
って月並みなコメントでは終わらないんだなぁ〜今回は
同日に同じルートを私も歩いていましたよ
しかも奥多摩三山縦走ってとこまで同じ
気が合いますねぇ
kengamineさんは山の技量もさることながら、文章が秀逸です
道中の心の動きがとてもよく伝わり、読みながらニヤニヤしてしまいました
(あまりに自分の姿と重なっていたもので)
そのうちに山でお会いしましょう
晴れた週末、きっと山に出かけてると思ってましたが・・・
2日間ガッツリ歩きましたね〜さすがです!
奥多摩三山とか詳しく知らないのですが、ふつうに地図を見ても広域ですもん。
夏山に向けてトレーニングですね!
雪がけっこう残ってますね。例年より多いのかなぁ
先週末はお疲れ様でした!
最近は山から帰ってきても自分のレコ作成を優先させているんで他の方のレコを見てなかったのですが、記録一覧からタイトルだけは流して見てたのでdoppo634さんも奥多摩三山を歩かれていたのは知っていました。
ホントビックリでした
ていうか、他にも何人か奥多摩三山を歩いていたようで、何かイベントでもあったの?ってな感じですよね
拙い駄文を褒めていただき、ありがとうございます
感想というよりは行動記ですね。
子供の頃の読書感想文も感想を書くというよりあらすじを書いていただけなのを、ふと思い出しました
足がなまっていました〜(><)
でも確かに、夏山へ向けてのトレーニングにはなったでしょうか
それでも毎年シーズン前には、今年はもうテン泊縦走なんてできないんじゃないかと不安になってしまいます。
あっ!でもその前にGWですね
ただ今回のヘタレぶりに、予定変更しようかな〜と思案中
ちなみに写真の雪は、土曜の午後から降っただけなのでうっすらとです。
それでも今年は全国的に残雪が多そうですね
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