二ツ森


- GPS
- --:--
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 343m
- 下り
- 340m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2009年4月5日、この日は一戸にある二ツ森という里山に登ってきました。
さてこの山ですが、山渓社から出ている「岩手県の山」の新版に掲載されているのですが、ネット上にもほとんど山行記録が無く、事前リサーチはあまりできませんでした。里山にありがちな「登るよりも登山口を見つけるのが大変」の類かな〜と思いながら現地へ。
国道4号を北へ向かって走り、一戸市街地への交差点を過ぎしばらく走り「子守」と書かれた跨道橋を過ぎたあたりに「御所野遺跡」の看板があります。ここを右折します。すぐにT字路に突き当たりますのでさらに右へ。さらにまたすぐにY字路となりますので、これも右へ。あとはしばらく道なりに進み、「北岩手線92−91」の標識がある未舗装の道に右折します。国の特別天然記念物に指定されている「根反の珪化木」の案内板が出てきたら行き過ぎです。私は林道への入口を見過ごし、珪化木まで行ってしまいました。ガイドブックには「下山後に見学すると良い」とあるのですが、登山前に見学してしまいました(^^;
未舗装林道に入るとすぐに古びたコンクリート橋があり、民家があります。そこから更に進むと道の右側に朽ちた木橋の残骸がありますので、これがあったら正しい道に来たことになります。
そこからは細い未舗装林道が続きます。道の状態はけっこういい部類に入りますが、なにせ狭く未舗装な道。運転に自身のない方、大きな車は入らない方が無難でしょう。
この先、まだ道はありますが手入れをされているのがここまでなのか道が荒れています。Uターンする場所にも乏しいのでここに車をデポするのが懸命かと思われます。周囲では現在進行形で山仕事がされていますので、くれぐれも邪魔にならないように駐車しましょう。
車を置いて歩き始めるとすぐに右手に廃屋が現れます。かろうじて車が通れるかな、という道はここまでで
一気に、このような笹藪が生い茂る狭い道になっていきます。あ〜あ、初っぱなからこれじゃぁ、今日は藪漕ぎ必至かな…。
道幅は人一人分になりましたが、昔は車も通っていたのか道床は硬く勾配も緩やかです。しばらく歩くと、今度は左手に廃屋が現れます。近くにはかなり昔の型のクラウンが放置されていました。こういった人の営みの跡が放置され、朽ちていくのにまかせている場所は嫌なものですね…。霊感とかそういうのではないのですが、なんとなく長居する気がせず写真も撮らずにそそくさと通過しました。
ここを通過すると道は再び広くなり、昔車道であったことが伺えます。もっとも今はあちこち路肩が欠損しているので車両の通行は不可能でしょう。
途中、一ヶ所分岐があります。小さく赤テープが付いているだけなので分かりづらいかも知れませんが、ここを過ぎると登り一辺倒だった道が下りに転じるので、分岐しないまま下りに入ってしまったら、分岐点を見逃したことになります。
分岐後は道なりに登っていきます。途中、国交省の「国土調査」と書かれた赤テープがうるさいくらい現れます。帰りはこの赤テープに導かれて尾根の反対側に下りないようにしないと…。
しばらく進むと鳥居のある広場に出ます。鳥居をくぐり進むと三角点のある二ツ森南峰へ、まっすぐ行くと北峰へと続きます。まずは南峰へ行ってみます。
南峰への道は、まだ残雪に埋もれていました。雪がない部分はびっしりと笹に覆われていたので、無雪期はすでに道が見えなくなっているかも…。訪れる人の少なさを物語っています。
腐れ雪に足を取られながらすすむと、五分程で南峰へ。ここには馬頭観音が祀られています。灌木に囲まれ、ほとんど眺望のない山頂ですが、図ったように麓の集落方面だけ視界が開けています。神様に村の様子を見守ってもらうため? それとも偶然でしょうか。
南峰から一度鳥居まで戻り、先に進みます。日当たりが良い部分はだいぶ藪化が進んでいます。いやぁ、これは残雪期以外は来たくないなぁ。藪大嫌いなツートンの表情が曇って…いや、険しくなってきています(^^;
あとちょっとだから…。
鳥居をくぐり、ちょっとだけ登山道らしい登山道を登ると小さな鳥居とお社があります。ここが北峰。こちらは安倍八幡様だということですが、安倍氏ゆかりの八幡様ってことでしょうか?
神様にはちょっと失礼してここで昼食を摂ります。今日は寝坊しておにぎりを作れなかったので福田パンです♪
左がコンビーフ、右が新発売のハムサンドです。福田パン、最近新発売が多いな〜。
北峰山頂直下が、今回のコース上で最高の、そしてほぼ唯一の展望地となります。一戸の町が見えていますね。条件が良ければ八甲田や岩手山まで見えるそうですが今日は霞がかかっていてあまり遠くの山は見ることができませんでした。
北に目を転じれば、あれは折爪岳でしょうかね?
山頂に多くの鉄塔を冠した山が見えます。
下山を開始した頃から、あたりをヘリコプターや飛行機の通過する音がたくさん聞こえ始めました。これはミサイルが発射されたかな?と思っていると、やはりそうでした。コースから察するに、頭の上を通過していったようですね(^^;
(下山後にラジオで確認)
落下物を確認するためなのか、えらく低空で飛んでいるヘリもいたりなんかして、思わず手を振りそうになりましたが、遭難か何かと間違われても嫌なのでやめておきました(笑
下山は往路を戻りました。
二ツ森の登山道は、大半が昔の作業道を利用しているので、人が歩くにしてはグネグネと遠回りしている感じで冗長な印象を受けました。もう少し勾配がきつくてもいいから、さっくりと登れる道があればなぁと。山仕事に入っている人は多そうですが、あまり登山者は入らないと見えて藪化が進んでいます。藪を掻き分ける不快な作業をしたくなければ、今の季節に登るしかないですね〜。
とりあえず無事に下山完了!
またひとつ、岩手の山を知ることができました♪
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