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ハイキング
関東

菜畑山からの南アルプス遠望 1999年

1999年02月23日(火) [日帰り]
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GPS
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距離
11.6km
登り
1,192m
下り
1,174m

コースタイム

写真は後でアップします。
アクセス

感想

1998年3月の記録

今年のことでなくて恐縮ですが、ちょうど1年ほど前の98年3月15、16日、山梨県の道志山塊の菜畑山へ、南アルプスを撮影しに登ってきました。
 私の山仲間のなかで、ここから南アルプスが遠望できるという話になって、以
前にいい展望の場所と聞いていたので、「それなら、私が撮って確かめてこよ
う」と出かけたのです。

 15日(日曜日)は、あいにくの天気で、展望はどうかなという曇り空でし
た。とりあえず、偵察でもと、妻と二人で車を走らせました。
 というのは、雪が多い年だったので、林道をどこまで上がれるか、心配だったからです。

 山中湖へ行く国道を離れて、林道にさしかかると、山仲間から聞いていた畜産農家
があり、すぐその上で車は雪の上を走らされました。20センチほどだった積
雪は300メートルも進むと40センチほどになり、やがて前方を倒木に通せ
んぼされました。

 木をずらせて、あいた間隔のところを抜けようとしたら、左
の路肩が崩れて、脱輪。山友からは、林道終点から30分も歩けば、すばらしい展望の場所に出るなどと言われてきたのですが、家へ無事かえれるかどうかという窮地に
立ってしまいました。

 幸い、畜産農家の方々がとても親切な方で、ブルドーザーで雪道を登り、ワイヤーで我が愛車を引き上げてくれたのです。ありがとうございます! (帰ってから羊羹をお礼に送りました)

 そこに車をデポして、雪の林道を上がり、2時間ほどかけて頂上に到達しま
した。展望はえられなかったけれど、途中、フキノトウがあったりして、結構
楽しめたし、雪をまとった大室山は立派でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 翌日は、冷え込んで、今度は展望が期待できました。
 真っ暗なうちに、あきる野市を発ち、また畜産農家の上で車をデポして、雪道を登りました。
 この日は一人で、残雪が5,60センチもある道を登り、林道終点から、菜畑山をす
ぎて、教えられていた展望ポイントへ。そこは、今倉山側へ稜線を15分ほど
いったところで、北西側の斜面が1メートルほどの積雪におおわれて、大きく
開けていました。


 山頂から私は今倉山側へ15分ほど稜線を南下気味にすすんだのですが、逆
に北へ下っても、いい場所があったのですね。菜畑山は樹林も美しく、葉が落
ちれば展望もよくて、私も山仲間と今度は縦走で行ってみたいと、話していた
ところです。
 望遠の効くレンズを持って、「穂高」と「赤岳」を確かめにいき
たいと思います。南アルプスの南部に、北アルプスと、あの稜線へ行く楽しみ
が重なりました。
 
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 ここへ来る途中で、すでにブナ混じりの梢越しに北岳を双眼鏡で確認できて
いたのですが、展望ポイントに三脚をすえて、望遠レンズを覗くと、すごい、
すごい。

三ツ峠の右に北岳と間ノ岳が雄大な姿を見せています。
その右手に鳳凰三山があり、オベリスクも確認できました。鳳凰の上に白い稜線をのぞかせているのは、たぶん仙丈岳でしょう。

そして、甲斐駒も堂々と立ち上がっていました。農鳥は山影でしたが、左には塩見岳、そして、真っ白な大きな山体の荒川岳、千枚岳あたりの山が見えているようでした。

私は、南アルプスは夏の北岳と春に仙丈ガ岳しか登ったことがないので、南部の山は確実には確定できません。でも、ほんとうに、すばらしい展望ポイントで、ここを紹介してくれた山仲間や田代さんの本に感謝の気持ちでいっぱいでした。

 展望の確認が目的だったので、フィルムは白黒で赤のフィルターで撮影し、
帰ってから硬い(F4)印画紙で焼いたら、この目的にはしっかり応えてくれるパ
ノラマ写真が出来上がりました。こんどは、いつか、もっと今倉山に回りこん
だ場所から,赤石や聖も写してみたいと思っています。南アがみんな見える場
所があるといいのですが。

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