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Yamareco

記録ID: 171873
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

北横岳(スノーシューハイク)

2012年02月25日(土) 〜 2012年02月26日(日)
 - 拍手
mizuho その他10人
GPS
32:00
距離
6.2km
登り
431m
下り
415m

コースタイム

2月25日 13:45ロープウェイ駅-15:30北横岳ヒュッテ(-北横岳山頂手前(ニセ山頂?)-北横岳ヒュッテ)
2月26日 7:30北横岳ヒュッテ-7:50北横岳-10:10大岳-北横岳-12:00北横岳ヒュッテ-七つ池-13:00北横岳ヒュッテ-14:00ロープウェイ乗り場
★2日目のタイムは、時計を見る余裕がなかったのでいい加減です。
 スタートとゴールの時間だけはだいたい合ってます。
天候 2日とも、曇り時々雪
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
高速バス:7:20新宿-9:55富士見
http://www.alpico.co.jp/access/express/suwa_shinjuku/
知り合いの車にて富士見→ピラタスロープウェイ乗り場
★今回、個人的事情にて上記バス停利用しましたが、通常は「中央道茅野バス停」で降り、そこからロープウェイ行き路線バスを利用。
 http://www.alpico.co.jp/access/route_k/suwabus/pilatus/
コース状況/
危険箇所等
【道の状況】
 ・ロープウェイ-北横岳ヒュッテ: よく踏まれていてアップダウンも少ないので問題なし
 ・北横岳-大岳: あまり多く人が行かないため、トレースなし。木に付けられたテープを頼りに歩く。急な下りもあり。
          我々は雪山に慣れた人が先頭で、全く迷うことなく高速ラッセルしてくれたため、
          後続の人間は、普通に歩け、急なところはお尻で滑ったりしながら行けちゃいましが、
          慣れない人同士で行くのは危険かもしれません。
木々がすっかり雪をかぶってます。
木々がすっかり雪をかぶってます。
雪山だ〜。
北横岳ヒュッテに到着しました。
北横岳ヒュッテに到着しました。
北横岳山頂手前から。
北横岳山頂手前から。

感想

念願のスノーシューハイキングに行って来ました。
リーダーの声かけの元に集まった、スノーシュー初めての人から本格雪山経験者まで総勢11人。
私も初めて会う方が数名。
入門編ということで、ピラタスロープウェイで上がり、北横岳ヒュッテに泊まりました。
天気は今ひとつで、ロープウェイ乗り場に着くと雪がちらちらと…。
1日目は、ヒュッテまでの約1時間のコース。
物足りなかった数人で北横岳山頂まで行きました。
結構な急坂に苦戦したり、下りはお尻やソリで滑って楽しんだり。
初めての本格スノーシューで大はしゃぎ。

ヒュッテは、寒いだろうと相当恐れていたのですが、予想外にとても暖かく快適。
一部屋につき一つ、ちゃんとストーブが備え付けられていました。
消灯時間には消されてしまいますが、充分に温められた部屋は夜中になってもとても暖かくて、寒くて目覚めることはありませんでした。(暑くて起きたくらい)
そして、夕ご飯は、鍋。締めはうどん。
とってもおいしかった〜。
ご飯の後は、持ち寄ったおつまみで宴会したりもして、久々に小屋泊の夜を楽しみました。

さて2日目。
この日も空はどんより。たまに雪。
格好のまちまちな我々を見てか、小屋のご主人が、我々の予定していた双子池までのコースは危険だとのこと。
北横岳山頂から北はあまり踏まれておらず、トレースがないので迷いやすい。
迷ったとしたら、テントなどの装備のない我々は確実に遭難。夜を越せるわけもなく最悪の結末に…。
止める権利があるなら止めますと。
ビビる初心者軍団(特に私含めた女子)。縞枯山の方へお気楽ハイクに変更しよう〜とリーダーに訴えるも、「せっかく泊まりで来たのだから、あのコースではつまらない。せっかくだから遠出しよう」とのこと。
地元在住の方も「縞枯山は日帰りできたとき連れてってあげるよ」と、揃ってそう言うのだから、そうかな…という気分になる私。(人一倍怖がりで体力がないくせに冒険好きという始末の悪さ…)
恐れ続けるほかの面々。
意見は分かれたまま、とりあえず大岳まで向かうことに。やばそうだったらピストンで戻ろうということで。
先頭になった雪山経験者の方が、すごい速さでラッセルしてくれます。
道も全く迷うことなく、雪にまぎれたテープを追ってぐんぐん進んでいきます。
が、途中から道は結構な急坂に。時々お尻で滑ったりしながら下っていきます。ドキドキ・ワクワク。でもちょっとドキドキが強いかな。
大岳山頂近くになると、かなり急な登りが現れました。固めても固めても足元の雪が崩れていく感じ。
一向に進めず体力消耗してしまうことを考えると、ちょっと恐ろしい気がしました。
大岳山頂まで来たところで、そのまま双子池まで下って林道を回って戻るか、今来た道を戻るかをディスカッション。
結局双子池まで行くと、最終のロープウェイに間に合わないかもしれないということで、元来た道を戻ることになりました。
あの急坂を上るのか〜と思うとちょっと憂鬱。(趣味は”登山”でなく”下山”、の私)
でも、意外とあっさりと登れてしまい、思ったよりも早く北横岳ヒュッテに戻ってきました。
といっても、急なところではステップ切ったりしながら登ったのでちょっと苦労しましたが。
小屋で、心配してくれたご主人に挨拶をして、七つ池まで。
ここで、みんなで雪原にボフっ!の写真を私が撮った(撮ろうとした)のですが、見事に失敗! で、みんなに迷惑をかけた挙句不機嫌になるというハプニングが…。
だって、私:「OKでーす!」 みんな:「えー!?」という声で、まだ準備できてないものと思ってシャッターから指離しちゃった途端に、ボフっとなっちゃったんだもん…。
2回目は、シャッターがなかなか下りず倒れてから撮れる、というこれまた失敗。
ちゃんと押したのにシャッタースピードが遅かったか、アウターグローブ外してたので指がかじかんでいたのか。
そして責められた(ような気がした)私は不機嫌に…。
何とかリーダーになだめられて機嫌を取り戻し、みんなで少し移動したところでお昼ご飯にしました。
雪がちらちら降る中、のんびり座ってラーメンなんて煮ていたら、ものすごく冷えてしまった! このときが一番寒かった!!

その後も何となくバタバタしながらロープウェイまでのコースを歩き、ロープウェイに乗って解散。

みなさん、お疲れ様でした〜。

広い雪原を楽々スノーハイクのつもりが、思わぬ大冒険になってしまった感じでしたが、私としては、天気もイマイチだったしこちらの方が楽しかったかも?
でも、今回はたまたま大丈夫でしたが、ちょっとでも迷って寒い思いをしたり、装備や衣類が濡れてしまったり、どこか痛めてしまったりしていたら辛かったかもしれません。
頼れる経験者の方が前と後ろでしっかり導いてくれたお陰で、ハードな道も楽しむことができました。

そして、大人数では、また、雪山という状況下では、なかなか意見が一つにまとまるのは難しいのだということもわかりました。
何となくリーダーの右腕となっていたつもりの私は、頭がいっぱいいっぱいになってしまい、ちょっと最後の方ピリピリしちゃってました。
(リーダーは最後までおおらかO型だった…)
自分のキャパの狭さを反省。これからはもっと力抜いていこう!

でもまた新たな仲間ができたことはうれしいこと。
みなさん、ありがとうございました!


★★自分のための防備録(装備)★★
<気温:-8℃〜12℃くらい(冬の八ヶ岳ではかなり暖かい方)>

(上)
・アンダー:モンベル メリノウール中厚手
・ベース:アーク Phase SV
・ミドル:パタ R3
(・休憩時は、さらに上にノースのライトヒートジャケット)
・アウター:パタのレインシャドージャケット
・ネックウォーマー:モンベルのフリースの薄いの
 ★ちょっと着すぎだった模様。行動中はフリースまで着てると汗をかいた。
  アンダーのメリノが不要だったかR3が厚すぎたか。

(下)
・インナー:ブレスサーモ中厚手
・ミドル:フェニックスの冬用パンツ
・アウター:ジャックのレインパンツ
 ★これで寒さは感じず

(グローブ)
・インナー:BDの厚手グローブ
・アウター:モンベルの三つ指
 ★止まっていると指先冷たいが、行動中は大丈夫
 
(靴下)
・ライケルのスキー用ウールソックス&スマートウール・マウンテニアリングの2枚履き
 ★グローブと同じく

(靴)
・スカルパ サミットライト
 ★100均の汗に反応して発熱するという(怪しい)インソールを入れてみた。

(ゲイター)
・BDのスノースパッツ

(帽子)
・耳あて付厚手ニット帽

(ザック)
・BDアストラル
 ★天蓋つけてちょうどいい感じ。やや余る。このとき史上最高にブサイクに!
  →帰ってから、銀マットを入れてみたらいい感じになった。

(その他)
・サングラス(ゴーグルは曇るので、吹雪きでもなければサングラスの方が良さそう)
・ゴーグル(一応持っていった)
・換えの手袋としてスキー用グローブ
・サーモス山専ボトル
・バーナー(普通のガスでもラーメンを煮るくらいなら大丈夫だった)
・蓋付500MLコッヘル
・プラティパス1L(調理中外に置いといたらシャリシャリになっていた)
 など。

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