大菩薩で会った長靴おじさんは只者じゃなかった


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,069m
- 下り
- 1,052m
コースタイム
1127展望ポイント(神部岩?)1203→1223犀の河原1310→介山荘1330→
1406福ちゃん荘→上日川峠1422→1528駐車場
【行動時間6時間9分】+【休憩時間1時間34分】=【総合計7時間43分】
天候 | 快晴は快晴。またほぼ無風。 だが途中から富士山は見えなくなった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最後の駐車場に上がる坂もノーマルタイヤで走破可能。 帰路は国道411号を利用。こちらもノーマルで走破。 朝方の凍結は微妙だが多分ノーマルでも行けると思う。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
丸川峠を先に回る場合(=時計回り)登り難い箇所が2箇所ほどあり ロープがあると便利だな、と思った。無雪期なら問題ないが。 時計回りの場合は全体を通してアイゼン無しでほぼ問題ない。 反時計周りの場合は下り、特に丸川荘以降はアイゼン装着がお勧めだが 必要なゾーンが分断されており結構着脱のタイミングに悩みそう。 私はトレーニングのつもりで展望ポイント以降下山まで装着。 |
写真
感想
今回の候補地は大菩薩、奥多摩、雲竜渓谷の3つ。
直近のレコでは大菩薩は結構雪が減ってしまった様子でしたが
週の半ばで降った軽い雪で丁度よく補充したのではないかと想像し
行き先は大菩薩に決定しました。
アプローチは高速代をケチって16号&411号で奥多摩経由に
しようかとも思ったんですが、路面の凍結が心配だったので断念。
普通に中央道を使うことにして22時半くらいに成田の自宅を出発。
午前1時半くらいに登山口最寄のセブンに到着し車中泊。
朝起きるとフロントガラスの内側が凍っていたので車中も
氷点下だったようですが、シュラフの重ね着で熟睡できました。
少々寝坊気味でしたが丸川分岐の駐車場に7時半頃到着。
ノーマルタイヤで上がれないようなら少し下に駐車しようと
思っていましたが、何とかなる状況だったので上まで上がりました。
天気最高の日曜日でしたが駐車場には結構空きがあり、私の到着時点で
あと5台くらいは駐車できそうな状況でした。
とりあえずアイゼンは付けずに始動。道は踏み固められており
踏み抜きは全くありません。汗をかきすぎないようスローペースを
守ります。途中登り難い箇所が2箇所ほどありましたが
なんとかこなして丸川荘に到着。中には入らずトイレ休憩のみで
大菩薩嶺に向かいます。と、突然太腿よりクレームが…。
【太腿】 おー、ちょっとペース落とさねえ?
【私・脹脛】 えっ・・・・・・・・・・・・・
【私】 今日は汗をかかないように結構なスローペースじゃん?
【脹脛】 実際全然汗かいてないですし、きついんですか?
【太腿】 ・・・・・・・・・・・。
【私】 ・・・・・・・・・・情けない。
【太腿】 待て、コラ!!! 俺が悪いってのかよ。
【私】 だってお前、こんだけスローペースできついって言われても…
【脹脛】 ですね〜。今日は楽なペースで私も余裕ありますよ。
【太腿】 ふざけんなっ、最大積載量をオーバーしてるっつーんだよ !!!
【太腿】 体重減らすって話は一体どこ行ったんだっ !!!
【太腿】 バカスカとビールばっか飲みやがって
【太腿】 ジムだってサボってばっかりじゃねえか
【太腿】 大体てめえは自己管理ってモンがまるっきりなってねーんだよ
【脹脛】 まあまあ、落ち着きなさいよ。そう興奮しては話し合いになりません。
【私】 そうそう、冷静に冷静に。
【脹脛】 冷静に、じゃないですよ。体重の話は私だって文句言いたいんですよ。
【私】 ・・・・・すみません。以後気をつけます・・・・・。
と、言うことでペースをさらに落とし、ゆっくりと大菩薩嶺に向かいます。
大菩薩嶺は地味な山頂です。
山頂標識の写真を撮ったらさっさと先に進みます。
多分神部岩という場所は展望がよく、南アが一望できます。
南アの山座同定が最も容易なのはここ大菩薩ではないかと思います。
前回鳳凰辻山から見た時は南南アに雲がかかっていましたが
今日は甲斐駒から聖岳までほとんど雲はありませんでした。
風も弱く暖かいので結構な大休憩になってしまいました。
お腹も減ってきたので先へ進んで避難小屋で昼食にしましょう。
避難小屋には先客一人でしたが、程なく地元のグループの方が
いらして賑やかになりました。昼からホットワインなどで
楽しんでいらっしゃいました。
【長靴のおじさん】 ワイン飲むかい?
【私】 いえいえ、いいですよ (と、一応遠慮)
【おじさん】 この後どっち行くの?
【私】 介山荘の方に回って下山します。
【おじさん】 じゃあ大丈夫だよ。飲んだって。それとも嫌いなの?
【私】 いえ、大好きです (と、本音が)
【おじさん】 (笑いながら) じゃあ飲みなよ。コップ出したら?
【私】 頂きます。
その他にも身延まんじゅうなども振舞って頂きました。
ここでも大休憩になってしまいましたが後は下りるだけ。
下山ルートは傾斜もゆるやかで快適に歩くことが出来ます。
ダラダラと歩いていると長靴おじさんのグループが追いついてきました。
グループの最後尾についていくと、おじさんが色々と興味深いお話を
聞かせてくれます。ここ大菩薩の山名の由来だとか、三角点に使われる
石の種類だとか、岩の種類だとかやたら詳しい方です。
聞くとおじさんは国内やネパールのトレッキングでガイドをされていたそうで
引退後の今は地元の山梨に戻り山岳会の運営・指導に当たられているそうです。
BSフジで放映されている「絶景・百名山」の大菩薩の回では案内人として
出演したそうで、やはり只者ではありませんでした。
おかげさまで退屈することもなく、楽しく下山することが出来ました。
この場を借りてあらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。
下山後は道路状況の調査も兼ねて、国道411号(大菩薩ライン・青梅街道)で
奥多摩方面に向かいます。この日の時点ではノーマルタイヤで走破可能でした。
結構除雪が行き届いている感じなので降雪直後でなければなんとかなりそうです。
道の駅丹波山で軽食と入浴。なんでも富士山の日にちなんで223人目のお客に
入浴券をプレゼントしているそうで、何とそれに当選してしまいました。
2枚入っていたので使わせていただくためには、また奥多摩の方に来なくてはですね。
有効期限などは書かれていなかったので急ぐ必要はなさそうですが。
さて、大菩薩。それほどハードなコースでもなく富士山や南アなどの展望が
素晴らしいですね。近いわりには樹林が邪魔して奥秩父の山は見難いですが
いいところです。勝沼ICからのアクセスが楽なところもお勧めポイントです。
今回もゴーグル、バラクラバは出る幕なし。
オーバーミトンは最初寒かったので使ったところ格段に暖かくなりました。
ただ、行動しているとすぐに暑くなって中に汗をかきます。
インナーが濡れてしまうので本当はゴアなどの透湿素材のものがよさそうです。
muscat さん今晩は
雪の大菩薩いいですねー
本当のアルピニストさんに会えてよかったですね
ホットワインを飲みたいなー
それと強烈な会談が有りました
体重落とせ・・私の事みたい・・摂生してます
アルコールもやめます・・ビール
焼酎は少しなら大丈夫・・家内はヘーェ・・です
運動もしています・・お山歩きます、後は・・・
希望のお山に登れるよう心、入れ替えます
次回の会談楽しみにしています、お疲れ様でした
おそらく28の写真の中央が飛龍山で右奥が雲取山です。
29は左端が御前山、真ん中奥が大岳山、右側が三頭山です。
雪の大菩薩よかったですよ
勾配も距離も手頃で、初心者向きのハイキングコースと
よく紹介されているだけあって快適なコースでした。
富士山は午前中の早い時間しか楽しめませんでしたが
その他の山は天候にも恵まれ、たっぷり拝むことが出来ました
個人的には大菩薩は冬がよさそうだと思います。
他にも行きたい山がたくさんあるので、そう頻繁には
行けそうにありませんが、ひと冬に1回くらいは行きたい山です
はじめまして
奥多摩もたまに行くのですが、登ったことのある山でも
見る方角が違うと山座同定がなかなか難しいです
挙げて頂いた山の中では雲取山しか登ったことがないですし
そもそも奥多摩湖の南側は未踏の地なので残念ながらサッパリでした。
幸いにも「のめこいの湯」の入浴券が当たったので今度は南側も
行ってみようかと思います。
ところで私も山行計画は適当な日付で作っておいて
実行のタイミングで正確な日付に直してという方式を取っています
今回は大菩薩嶺だったのですね
とてもお天気が良くて南アルプスもクッキリ見えてますね!
長靴おじさんのお話、豆知識盛りだくさんな感じで楽しそうです
今回の会議も
私の太ももと脹脛は今のところクレームだしてないけど、心の中で同じことを考えてそうです
入浴ご優待券、おめでとうございます
奥多摩に出掛ける機会が出来ましたね。レコを楽しみにしております
コメントありがとうございます。
普段運に恵まれていると感じることはあまりなく
福引なんかでも何かが当たることなど絶えて久しい
のですが、今回は優待券が当たっちゃいました
これは「奥多摩に来なさい」というお告げで間違いないでしょう。
それにしてもどこに行くかですよね。
のめこい湯は山梨県内なので、そっちに近付いておくには
奥・奥多摩の方がベストな感じです。
となると天平尾根の方かなと言う話になってくるのですが
この時期あまり人が入っていないようなので難しそうです
やっぱりドラム缶橋渡って奥多摩湖の南側ですかね
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