四賀虚空蔵山・立峠から唐烏屋城跡
長野県
kyom4
- GPS
- 03:40
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 683m
- 下り
- 669m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
11:10四賀虚空蔵山山頂11:25
12:00虚空蔵山登山口(林道分岐)12:05
12:10立峠登山口
12:30立峠
12:50唐烏屋(からとや)城跡13:05
13:35駐車場13:40
13:50岩井堂観音堂
14:00駐車場
歩行時間3時間
| 天候 | 上空は快晴、北アルプス稜線の北方付近、雲がたむろし動かず |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
県道302号線に入り、乱橋(みだればし)を経由し 会田(あいだ)宿を目指す 「善光寺街道会田宿」案内板を右折し 道なりに行くと左側に岩井堂登山口の標識、 反対側に5台ほど停められる駐車場あり この先も車で行けないことはありませんが 除雪されていないので通行困難個所あり |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【四賀虚空蔵山】 緩やかな松林の日陰を歩き始める(積雪は10�冂�) 祠を過ぎてから徐々に斜度が増す 北斜面で、雪の下が凍結している場所あり、この辺りでアイゼンを着けた方が安心 稜線に出てから、痩せ尾根上の岩場の通過は慎重に 【立峠から唐烏屋城跡】 立峠登山口からいきなり急坂、 ぬかるんで滑りやすい急坂一箇所あり 山腹をトラバース気味に歩く道で細くなっている場所あり、 凍結している場合は滑落注意 稜線に出てから、痩せ尾根上の岩場の通過は慎重に |
写真
拍手
格別大きく、圧倒されます
福寿草を見に来て以来、
ここからの常念の美しさを
忘れられません
松茸山ですから
入山禁止の張り紙が目立ちます
左奥に鉢盛山、
谷を挟んで右に金松寺山、天狗岩
通称「表銀座」!
早くシーズン来ないかな!
まあ、行けるところまで
行ってみましょう…
右隣の鹿島槍は終始御機嫌斜めで
山頂の双耳峰を雲に隠したまま
展望台の脇に三角点があり、
車で行けてしまいます
(この時期はどうかわかりません)
近づく超高齢化社会を思うと
伝説に複雑な思いがします…
感想
はからずも虚空蔵山シリーズ第二弾となってしまいました!四賀虚空蔵山。
駒ケ岳、烏帽子岳、経ヶ岳のように、あちこちに一体どれくらいあるのでしょうか?
そうとうありそうですね。
長野自動車道を長野方面に向かって走り
明科トンネルを抜け、やや急坂を登り終える頃、
真正面に端正な三角錐の山が見えます。
多少、山に興味のある方なら、おやっと思うかもしれません。
高速がこのようなルートを取っていなかったら
このような人目を引く形には見えず(四賀村から見るとどっしり台形です)
四賀虚空蔵山の存在はもっと知られなかったかと思います。
四賀村(今は松本市に合併)は、福寿草の咲く頃、とても賑わうのどかな村里。
こんな快晴の日でも、まだ日陰に雪の残る山里はひっそりとして静かです。
こんな静かな里山歩きができる今日の幸せに感謝しながら歩きました。
虚空蔵山へのルートは三本あります。
台形の山腹を急登する「岩谷神社」からのコース、
風越峠からの岩尾根を登るコース、そしてこれから登る立峠側からのコースです。
「岩谷神社」から二回登っていますが、他のルートは登ったことがなく
また懲りずに、夏道未経験ルートを登るという無謀なことをやってしまいました。
祠の付近までは意外に登山道が良く整備されていましたが
北斜面で雪が多く残っているのと、斜度が次第にきつくなるのは予想通り。
降雪はもう峠を越えたのではないかと思われますが、凍結には注意が必要。
尾根に出る直前の北側斜面を巻く急坂は滑落要注意かと思います。
当分アイゼンは携行した方が良さそうです。
虚空堂山頂からの眺望は松の大木に遮られて、
北アルプス一望とはいかず、ちょっぴり残念です。
それに比べ、唐烏屋城跡は草地なので、隠れたアルプス眺望の山かと思います。
二回目ですが、北アルプスを見たくなったらここへ来るという、定番の山になりました。
それに、誰にも会わないというのも気に入っています。
二つの山に登りながら、登山者の靴跡に会っただけ。
よほど知られていない山なのかとも思いますが。
前回そういえば、駐車場から舗装道路を歩きだしたところで、
地元の方らしい三人の男性と行き会い
どこの山に登るのかと聞かれ、立峠から唐烏屋城山と答えましたら、
地元よりよそから来る人の方がよほど山の名前を知っているねと笑っていましたっけ。
立峠は、善光寺街道を通る旅人が聖山を見て
あの山の向こうが善光寺平、と一服した場所なのだそう。
茶屋の跡地が平担で広く、賑やかだったであろう往時を偲ばせますが、
案内板がなければ通り過ぎてしまうかもしれません。
会田宿から姨捨駅まで善光寺街道を歩くと言っていた人に
前回会っていたことを不意に思い出しました。
いつか、私も歩いてみたいものです。
とても幸運だったことに、虚空堂山の登山道入り口から、
ついさっき往復したらしい単独の男性と思われる靴跡に助けられました。
そして、分岐でわかったことですが、他の二つのルートは全く踏み跡がありませんでした。
他のルートを選択していたら…と思うとほっとします。
また、立峠からは雪も増え、全く踏み跡がなかったのですが
送電線を過ぎて数メートルの辺りで新しい靴跡に遭遇。
しかもその靴跡は唐烏屋城跡まで引き返していました。
一体、この靴跡の主はどこに下山したのでしょうか?
ともかく、痩せ尾根、岩場も二か所ほどあり、
左に巻く場所が雪の吹き溜まりになっており、
つけられたばかりのラッセルの跡は本当に心強く感じました。
お二人の先行者に心底感謝です。
今日は、山の神様に終始見守っていただいていたような気がします。
予定より早く下山できたので
大岡温泉(露天風呂からの北アルプスの眺望が素晴らしい)に寄ろうかと思いましたが
夕方から天気が下り坂になる予報ですし
某テレビローカル番組(非民放)で取り上げられていたので
しばらくは近づかない方が無難かと、行く先を変更。
通り道に西条温泉「とくらの湯」があることを思い出しました。
やや混み合っていたとはいえ、ゆったりできました。
この温泉は日によって色が変わるのだとか、それも楽しみなものです。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
虚空蔵山の最新記録
唐鳥屋山の最新記録
はじめまして！
１９日は朝６時過ぎ、松本駅からピンクに染まる常念岳をみていました。鹿島槍の方は多少雲がありましたが、常念周辺は全く雲が無くきれいでした。
この日は法事で旧四賀村まで行きましたが、四賀虚空蔵山は存在感がありますネ。また、久々に風越峠まで車で上がり、北アルプスを眺めていました。
昨日はカメラを持って行かなかったので、まさか昨日の風景をもう一度見られるとは思いませんでした。
大天井から燕岳への稜線 、すんばらしく綺麗ですね。
この夏のイベントは、奥穂にしようか表銀座の縦走にしようか迷っています。
常念もいいですね。やはり、信州の山は奥が深い。
早くも夏が楽しみです。
3月になったら伊吹に行ってきます。
コメント有難うございます。
昨日は、北アルプス北部は残念でしたが
常念岳の展望は朝からずっと素晴らしく、春の近さを感じ、心がときめいておりました
ｈottenさんのご覧になったモルゲンロートもなかなか遭遇できないので、きっと感動されたことでしょうね
乱橋から風越峠に向かうトンネル手前の展望台は、私も大好きなフォトストップです。
ｈottenさんも立ち寄っていらしたのですね
四賀村（今はありませんが）が福寿草に彩られる日も間近
その頃の常念岳の姿は又格別、花もですが、山も美しく輝く季節かと思います
コメントいつも有難うございます。
燕岳から大天井岳につながる稜線を眺めていると、早くも自分が大天井岳を目指して歩いている気分になってしまいます。
なぜか裏銀座を二回歩いているのに、表銀座をきちんと歩いていないのです
今年こそはと思っていますが、山にかなり遅くまで雪が残りそう
でも、計画を早めに立てて、機会を待つしかないですよね
sugi-chanさんの伊吹山山行の記録を楽しみにしています
kyom4さん今日は、初めまして
虚空蔵山の記事有難うございます
いずれ歩きたいと思って居たら本日、遭遇です
行くときは参考にさせて頂きます
綺麗な冬山見てみたいです
コメント有難うございます
超マイナーな山かと思っていましたが
そのかわり、静かな山歩きが楽しめること請け合いです。
虚空蔵山の山頂より、唐烏屋城跡の方が、松ノ木に邪魔されず展望が良いですが、やはり木が伸びてきており、少しずつ邪魔になってきております
春に向かって、霞がちになりますので、空気の澄む気温の下がった日の早朝などが写真撮影にも宜しいかと思います。
お早めにお出かけください
kyom4さん、こんばんは
写真で拝見しても見える山のでかいこと
こればかりは関西では望めないものです
雪道で踏み跡がないとその先は躊躇しますよね
私もこの冬雪山デビューして、迷うのが怖くて毎回地形図の等高線とにらめっこしながら歩いてます。
地形の予想ができるとトレースのない白一色の世界でも何とか先に進めます。
（間違えて引き返すなんて日常茶飯事ですが
長野の山は雪で埋まっているようなイメージでしたが写真ではそう多くなさそうですね。
比良の山の写真は白白写真です
少しずつ春が近づいているようで、季節を感じながら歩きたいものです。
コメント有難うございます
返事がおそくなってすみません。
山に登り始めてから、信州に生まれたことを幸せに思っています（それまでは、そう思えないないことも多々ありましたが
冬山に一人で行くようになったのもこの冬からです。
山の会に入っていた時は、誘われて渋々だったのですが…
不思議なんですが、やはり雪山の素晴らしさにやっと目覚めたからでしょうか
とても標高の高い山は無理なので、主に里山歩きですが、おっしゃるように雄大な景色と静けさを独り占めです
この辺の里山の雪はそう多くなく、比良の山々の方がむしろ多いかもしれませんね
武奈ケ岳では雪の多さにびっくりでした
懐かしいです
今、高見山、三峰山、倶留尊山を二泊三日で登り、帰宅したところです。
これから記録をひとつずつアップしていきますのでご覧になってください。
例によって、迷いだらけ、ドタバタ登山です
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する