鳳凰 〜まさかのラッセル〜


- GPS
- 30:40
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,635m
- 下り
- 1,635m
コースタイム
夜叉神駐車場7:40 ⇒ 夜叉神峠8:58 ⇒ 杖立峠11:01 ⇒ 12:50苺平手前ケルン(テント泊)
▼2日目
テント場6:35 ⇒ 苺平7:09 ⇒ 南御室小屋7:33 ⇒ 8:38砂払岳8:50 ⇒ 9:10薬師岳9:40 ⇒ 南御室小屋10:41 ⇒ 苺平11:19 ⇒ 11:43テント場(撤収)
テント場12:35 ⇒ 杖立峠13:03 ⇒ 夜叉神峠13:49 ⇒ 14:20夜叉神駐車場
天候 | 18日(土) 晴れ(未明吹雪) 19日(日) 無風快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は基本的に除雪してあります。 芦安温泉郷も除雪してあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼登山道状況 �駐車場〜夜叉神峠 登山口から積雪あり。積雪10〜20cm程度 特に危険箇所なし。 �夜叉神峠〜南御室小屋 積雪30〜80cm程度。トレースなし。要ルーファイ。 ※現在はトレースばっちり。特に危険箇所なし。 ※積雪直後は要注意。 �南御室小屋〜砂払岳 積雪50〜100cm程度。トレースなし。要ルーファイ。 ※現在はトレースばっちり。特に危険箇所なし。 ※積雪直後は要注意。 �砂払岳〜薬師岳 基本積雪なし。吹き溜まりは50〜100cm程度。 特に危険箇所なし。 ▼登山ポスト 登山口東屋に登山計画書、横にポストあり。 ▼温泉 夜叉神駐車場のところは冬季休業。 芦安温泉郷日帰り施設もすべて冬季休業。 |
写真
感想
雪山にテント泊をしたくて、しかもノーマルタイヤで行ける山を探していて、鳳凰に決定。
中央道を走っていると、甲府盆地に入っても雪の感じはしない。
と思っていたら、突然の吹雪。視界が悪くなってきた。
白根ICを降りた頃には、道路一面真っ白。一気に積もったようだ。
IC降りて最初のコンビニでチェーンを装着。
が、すぐに止み、駐車場に着いた頃には満天の星に変わっていた。
寝ずの運転で寝坊。
未明は自分以外いなかった駐車場には、他に2台。
もう出発している模様。
こちらはお気楽な感じでゆっくり準備、そして出発。
登山口から積雪あるので、アイゼンを装着。
夜叉神峠までは人も多く入っているようで、問題なく進む。
夜叉神峠の先は、細いトレースが付いていた。
しかし、蟹股の私にはトレースがないに等しく、ぷちラッセル。
すぐに先行のおじいさんを追い抜く。
すると、あとは風で飛ばされて薄くなったワカンのあとだけ。
気になるのは、下山の踏み跡が見当たらないこと。
と思っていたら、前からワカンの人が歩いてきた。
嫌な予感…
案の定、日帰り装備でタイムアウトで戻ってきたそう。
その先はトレースなしらしい。
そして、杖立峠でワカンの跡が止まった。
その先は…
ノートレース、ノートレイル。
うはっ!
いただきまーす♪
しかし、稜線や尾根に乗っていればよかったのだけれど、
樹林帯の斜面だと微妙…
赤いリボンはあるが、ルーファイの材料というよりは
リボン見て、「間違ってなかったんだ!」と確認するくらいの感じ。
そんなことはさておき、パウダースノーを堪能♪
いやぁ〜ん(はぁと
しかし、ラッセルはじわじわボディブローのように効いてくる。
積雪も段々と多くなってきた。
時間も…夏なら今頃オベリスク登ってるはずなのに…。
そして、白根三山の展望が開けたところに出た。
が、積雪量も増え、とうとう腰ラッセルに。
目の前のケルンになかなか届かない。
と、後方から6人の団体さんが。
ケルンで休んでいると、お疲れ様&ありがとうと言ってくれた。
すごくうれしかったが、それで緊張の糸が切れた。
もう動けません、無理。
この素晴らしい眺望の場所でビバークすることに決定。
ここまで一人でラッセルしたのだから、明日はよろしくね、みなさん。
テントを張ったとき、翌日のピークハントは諦めてしたのだが、
翌朝の白根三山の景色見て、薬師岳に向かうことに決定。
熱のこもる甲府盆地と、極寒な白根三山に挟まれた鳳凰は年間を通して無風はめったにない。
が、本日は完全無風。逃す手はなし。
ラッセルはしてくれているようで、助かる。
南御室小屋から先は、かなりきつかったのではないかと想像できる。
でも体重が重いせいか、踏み抜くことが多い…
稜線に出ると、素晴らしい眺望が!
風もなく、気温はかなり低いはずなのに寒くない。
ずっとこのままいたい気持ちが、同じような写真をいっぱい撮らせる。
しかし、重い荷物を持って下山しなければならない。
前日のことを考えると、ゆとりを持っておきたい。
テントを撤収して、前日に自分がつけたルートを下る。
あのルートが立派な登山道になっていて、なんだか感動♪
時間かかることなく駐車場に戻れました。
最後に、
自分のあとに苺平までラッセルしていただいた、山岳ガイドの山田さん御一行、
苺平から南御室小屋までラッセルしていただいた、冬季小屋泊の方々、
そして南御室小屋から薬師岳山頂までラッセルしていただいた、南御室テント泊のお二方、
本当にありがとうございました。
おかげさまで、前日には諦めていた薬師岳の山頂を踏むことができました。
見ているかわかりませんが、ここに御礼申し上げます。
こんばんは、先行敗退したワカンの者です。
お疲れ様でした。
杖立峠の先、苺平まではやはりすごかったのですね。
腰ラッセルとは・・・敬意を表しますです。
翌日の稜線は最高だったとのことでご褒美ですね。
anbyさんのレコ読んでいたら、また行きたくなってしまいました。
いや、こちらはワカンもスノーシューもないので、もぐりまくりでした。
でも、後続の方々はみな、ワカンやスノーシュー履いていたので、そんなに沈んでいなかったようです。
森林の間の開けているところは雪深かったです。
腰まで沈んだときは、かなりめげました
anby兄さん、こんばんは。
今回も最高の山行ですね。
兄さんの記録、良いです。私も冬山へ泊まりで行きたくなりました
モツもぷりぷりのようで、めちゃ美味そうです。写真を見てるだけで腹減ってきました。
兄さんの好みはキリン一番搾りだと思っておりますが、今回は大量に担ぎ上げているのでしょうね
anby兄さん、ラッセルお疲れ様でした
私がコタツで縮こまっている時に
果敢にノートレースに挑んでいたんですね。
モツ鍋の写真の左の写真、
テントが伊勢エビフライに見えます。
ラッセルがあると分かっていれば、
ビールはもっと担いでいったのに・・・
今回の反省点は、ビールが少なかったこと。
ラッセル後のビールは最高デスから
>テントが伊勢エビフライに見えます
朝食はしっかり摂った方がいいかと・・・
anbyさん、はじめまして。cirrusと申します。
実は、日曜日に夜叉神から鳳凰に行きました。
レコは後ほどアップしますが、もしかしたら、南御室小屋と砂払岳の間ですれ違っているかもしれません。
登山口からずっと雪があったので、結構降ったんだなと思ったのですが、土曜日ノートレースだとは思ってもみませんでした
anbyさんをはじめ、色々な方々が切り開いてくれたトレースのおかげで、日曜日は非常に歩きやすかったです
当日は、そのような状況も理解せず、すれ違う方々にお礼も言う事ができませんでした。
あたらめまして、ラッセル、本当にありがとうございましたm(_ _)m
今度は、どこかで、ラッセル頑張りますので、その際にはご用命下さい
それから、先週末の鳳凰は、信じられない位の良い天気でしたね
真っ青な青空と、真っ白な白峰三山の眺めがたまりませんでした!
cirrusさん、こんにちは。
私も行ってみるまで、まさかノートレースとは思いませんでした
車にスノーシュー2セット持っていたのに、持っていかなかったのが後悔です
途中で会ったガイドの山田さんによると、前の日曜日と週半ばに結構降ったとか。
ちなみにこの山田さん、岳人1月号で鳳凰の記事を寄稿しているらしいです。
ラッセルしたみなさん、きついとか言いながら、なんだかんだ誇らしげで満足げでしたよ
お互い楽しめましたね!
いまだ余韻が残っております。
静か過ぎず、多すぎずの岳人達と最高の天気に恵まれ。
再現するのが不可能なシチュエーションに思います。
山での再会、時々聞きますよね!。
偶然の偶然を楽しみましょう。
私もまだ余韻が残っています。
山に登っていれば、必ずどこかで会えるかと思います。
そのときは、宜しくお願いいたします。
anbyさんの写真と 文面
きれいで 楽しくて好きです。
仕事の合間の 癒しにさせていただいてまふ。
いつか
どっかでも すれちがえたりしたらいいな〜と
思っている 登山初心者です。
写真 楽しみにしていまーす!
おはようございます。
写真は、風景が素晴らしいので、結果的にいい写真になっています。
でも文章は。。。
山での一期一会はたまらない楽しみです。
どこか山であったら、よろしくお願いいたします
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する