八ヶ岳西壁 中山尾根
長野県
masa1121
その他2人 
体力度について
- GPS
- 09:37
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 715m
- 下り
- 706m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:34
7:23 中山尾根展望台
8:15 下部岩壁
8:30 下部岩壁（開始）
10:40 下部岩壁（終了）
12:00 上部岩壁（開始）
14:00 上部岩壁（終了）
15:00 ピナクル
15:15 バンドから縦走路
15:34 地蔵の頭
16:08 行者小屋
16:31 赤岳鉱泉
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
拍手
装備
| 個人装備 |
アックス２本
ハーネス
ヘルメット
ギア類一式
|
|---|---|
| 共同装備 |
ダブルロープ（50m×2本）
ツェルト
|
感想
初の中山尾根へ。
赤岳鉱泉で6時から朝食をとり、それから準備して7時出発です。
気温は-13度くらいで天気は晴れ。まずは中山乗越を目指します。
地味にキツい上りを20分くらいてくてくと登っていくと、中山乗越に到着。
夏に登った大同心がくっきりと見えています。
そこから山側の踏み跡を辿ってしばらく尾根を歩くと樹林帯を抜け岩が見えてきました。
ネット上の写真で予習しておいた下部岩壁です。
声がしたのでよぉく見ると先行パーティが登っていました。
3人みたいです。
とりあえず取りつきに行くとちょうど2人目が登るところ。
初めてのルートなので、しっかりと見せて貰いました。
出だしで苦労しているようでしたがそこを抜けるとスムーズに登っています。
ここはおそらく右下に一旦降りて凹角を左上するのがトポの��+のルートのはず。
だけど、右下に降りた踏み跡はなく、下から次のパーティの声がしたのでとりあえず
正面壁をそのまま登ってみることに。。
悪かったです。。
1P目にヌンチャクを掛けて右側にトラバースするんですが、雪混じりの岩肌は滑ってなかなか掴めない。
先行の方もじわじわと体をずらしながら右上へ抜けていたので同じように抜けた方が良かったんでしょうけど、見た目簡単そうなので、あれこれとホールドを探していると段々と腕が…。
後ろも追いついてきたのであっさりとベテランに代わって貰いました。情けない…
フォローでもやっぱり出だしは難しかったです。
右側にトラバースした後は全然大したことなかったので、凹角から登れば簡単なのかなぁ？？と思いながら2P目へ。
2P目は岩の左側を巻いて上へあがり、灌木で支点を取ってフォローを上げます。
1P目にかなり時間がかかってしまったので、下部岩壁で2時間も使ってしまいました。。
そこからは雪稜登りですが、落ちたら命はないのでスタカットで登ります。
後ろからは2人組のパーティが迫っていて、こちらは3人で遅いので、上部岩壁の手前でピッチを切り、先に行って貰いました。
上部岩壁もしっかりと見せて貰えてラッキーです。
下部岩壁で苦労したので上部岩壁はドキドキでしたが、凹角を左上し上部岩壁の終了点へ抜ける箇所（ここが核心？）はハーケンが何か所も打たれているので安心でした。
それよりも1ピン目〜2ピン目の方がボルトの間隔が遠くて落ちれないので少しドキドキでした。
次のピッチは雪稜だけど岩混じりで傾斜が強いのでスタカットで。
その次のピッチはピナクル下の岩場から左を巻いてピナクルの裏へ出て終了。
この時点で15時なので、頂上は諦めてバンドをトラバースし稜線へ出て下山することに。
後ろにいた最後のパーティは頂上まで登るということで最後のピッチに取りついていました。
スゴいなぁ。。
地蔵尾根から下って、なんとか明るいうちに赤岳鉱泉に戻れました。
良かった良かった♪
ちなみに後ろのパーティは自分らの1時間後くらいに赤岳鉱泉に戻ってきたそうです。
良かった良かった♪
【感想】
冬山バリエーションの入門ということで中山尾根を選んだんですが、下部岩壁1P目が悪かった。。
去年登った阿弥陀北稜は岩場の1箇所だけロープを出したけど、このコースは完全にマルチのコースのような気がします。
途中雪稜滞がありますが、転倒＝死に繋がるのでコンテなりスタカットなりで常にロープを繋いだ方が安心ですね。
上部岩壁はそれほど難しくありませんでしたが、全体をロープで繋いで登るとなると時間がかかるし、ロープワークで腕は疲れるし、精神的にも疲れてきます。
でもだからこそ達成感があり、今の自分の実力からしたらちょうど良いコースだったように思いました。
天候にも恵まれて良い山行でした♪
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