焼岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 857m
- 下り
- 843m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
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感想
10月の3連休、土曜日は地区の防災訓練に駆り出されていたのですが、そのほかは特に予定が無かったので山に行くことにしました。
次男坊に山に行こうというと「穂高なら行きたい」とのこと。
さすがにこの3連休の穂高は激混み間違いなし、それ以前に体力的に無理…
他の山を候補に挙げても行きたくないとのことなので、仕方なく1人で行くことにしました。
紅葉の時期なので妙高や戸隠、雨飾も考えていたのですが、コースタイムと標高差で一番楽そうでいて、眺めのいいといわれる百名山の焼岳を目指すことにしました。
10月13日、5時登山口出発を目論んでいました。
夜中に起きだして、準備を整えて外に出ると満天の星空!
山行きを止めて星を見に行こうかと思ったぐらいのいい星空です。
でも、これから星見の用意をするわけにもいかないので、3シーズン用のジャケット着こんで、CBRにすべてを託して出発します。
国道の温度表示は8度、ほんの数日前に真夏日を記録したとは思えないほどの冷え込みです。
国道を松本に向かって南下するほど気温の表示は下がり、松本では6度になりました。
ここで汗ふきタオルを忘れてきたことを思い出し、ローソン松本新村店で購入&トイレ休憩、ここから国道158号線を西進するとさらに気温は下がって、上高地近くではとうとう3度まで下がりました。3シーズンのバイクウエアの下には1枚しか着こんでいないのでかなり寒ーい!
焼岳登山口までは結構距離があったので、結局、登山口に到着したのは、5時40分頃でした。
20台ほどある駐車スペースは完全に埋まっていて、路上駐車も数えきれないほど車が並んでいます。
ざっと100台近くはありそう…
何とか車の間のスペースを見つけ、駐車完了。
05:44 何とも簡素な看板の登山口から登り始めます。
05:44 東の空は白んでいて、日の出は見られそうにありませんが、
見える範囲に雲は全く見当たらないので、景色は期待できそうです。
06:15 登山道は木道など整備されて登りやすいですが、思ったより急坂です。
06:30 林間を抜ける前に日が差し込んできました。
日頃の運動不足で、既にゼイゼイ言いながら登っています。
自分の体のことながら、果たして頂上までいけるのか心配です。
06:53 足元には霜柱、見上げると山頂、
バテ気味なのは相変わらずですが、山頂が見えると元気が出てきます。
07:01 ようやく広場到着、信じれないくらいの青空と焼岳
白い噴煙もわずかに見えます。
わずかに硫黄系の匂いも漂い始めます。
紅葉は時期が過ぎているのと、登山道沿いは針葉樹が多いので、
目を見張るものはありませんでした。
この広場を過ぎると、針葉樹から広葉樹、そして森林限界へ
07:31 朝食抜きでここまで来ましたが、とうとう限界、
カントリ−マアム 焼いもを1枚
安納芋の甘みが口に広がり思ったよりおいしいくて、ちょっと復活!
07:35 わずかに残る赤いダケカンバ
07:36 振り返ると南アルプス
この辺になると登山道は北アルプスらしく、岩が多くなります。
07:44 乗鞍岳も見えます!
07:45 足元には昨日降ったと思われる雪が残っていました。
07:55 シラタマノキ
07:55 噴気孔も近くなってきました。
08:04 氷
08:17 やっと稜線というか火口の淵へ到着しました。
この近くには噴気孔があり、火山ガスが勢いよく噴出しています。
08:21 噴気孔を撮影後に登って来た女性に撮影してもらいました。
この女性(名前は聞かなかったので静岡さんとします)とは、
これが縁であとで一緒に下山することになりました。
08:16 この鞍部から南には南アルプスが見え、
北には火口湖と
飛騨の名峰、笠ヶ岳が見えました。
今度は私がその静岡さん(仮名)のカメラで噴気孔をバックに写真を撮影して、山頂を目指します。
08:27 ここを左に行くと山頂です。右に下っていくと焼岳小屋行く道でしょう。
08:27 振り返るとこんな感じ、
一見すると高度感がありますが大したことはありません。
ここで左の岩を過ぎると目の前には、
ドーン! 穂高連峰から槍ヶ岳まで一望できます。ヽ( ´¬`)ノ ワ〜イ !!
ここからは、ちょっとだけスリリング
ロープがありますが、捉まる必要はないですね。
噴気孔の脇を通って、三点支持で岩をよじ登ると、
08:41 山頂(北峰2,444.3m)に到着です!
焼岳の最高地点は噴煙の向こう側、南峰の2,455.4mですが、登頂禁止です。
08:48 ここでほぼ同時に登頂した、静岡さんに写真を撮ってもらいました。
この後、静岡さんの写真撮影を頼まれたのですが、カメラを向けると白い布の付いたトレッキングポールを掲げました。
そこには「日本百名山 登頂成功!」と書かれていました。
なんと、この焼岳で百名山登頂成功した記念撮影を任されてしまいました。
いやあ、びっくりです。
続々と下から登ってくる登山客がいて恥ずかしいと言って2カットだけ撮影をしてすぐにポールを仕舞ってしまいましたが、突然のことでちゃんと写真撮影できたか確認するのを忘れてしまいました。(後で静岡さんが画像チェックしていたので大丈夫だとは思いますが…)
そのあとも次々と山頂写真を撮影する人に交じって、こっそりとケータイでの撮影も1カットお願いされました。
目の前で百名山登頂を遂げる人に巡り合えるなんてラッキーです。
山頂は風が強く、照りつける日差しは強力ですが、すぐに手がかじかみます。
「腹は減っては戦はできぬ」ではないですが、カントリーマアム1枚しか食べていないので、ここで遅い朝食です。
火口とさつまいもと紫いものバウム
バナナバウムと乗鞍岳
どちらもおいしい♪
山頂からの眺めは大パノラマぜひ拡大して見てね。
見える主な山は左から、笠ヶ岳、双六岳、水晶岳、鷲羽岳、野口五郎岳、
槍ヶ岳、西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、蝶ヶ岳、霞沢岳など
錚々たる山々が一望できます。
南側は、
遠く南アルプス、甲斐駒ケ岳とその横に富士山の頂上がわずかに見えます。
西穂高から奥穂高まで続く長い道のり
乗鞍岳と南峰
黄緑のジャケット着ているのが静岡さんです。
この通り山頂は非常に混雑し始めたので、
このままずっと景色を眺めていたい気持ちを押さえて下山します。
静岡さんもこれで下山すると言っていたので、ほぼ同時に下へと向かいました。
9:30後ろ髪をひかれながら、下山開始します。
一か所、高低差のある場所が山頂近くにあるのですが、そこは上り下りが交錯するので渋滞していましたが、登り優先でも適度に指示を出してくれる人が多いのですぐに通過できましたが、足を置いたところの小石が谷側に滑って、周りの人に「危ない!」と言われてしまいました。足を置く場所が谷側すぎました。ちょっと反省です。
09:35 その場所を振り返るとこんな感じ、ちょっと渋滞気味
09:37 大きな岩の横を通過
09:39 また、噴気孔の横を通過します。
09:41 笠ヶ岳、噴気孔よ、さようなら
静岡さんと一緒に降りはじめたはずですが、いつも間にかいなくなっていました。
10:01 どんどん下ります。
10:08 振り返ると噴煙は遥か彼方、
下りは膝に負担はありますが、筋力には楽ですね。
10:10 ダケカンバ
10:22 少しだけ黄葉
10:42 広場に到着しました。
焼岳方面を振り返りますが、空の青さは少し控えめになりました。
ここで休んでいる皆さんに残っているカントリーマアムを分けながら
少しだけ休憩します。
休憩を終えて、歩きはじめるといつの間にかいなくなっていた、
静岡さんが前を歩いていました。
お互いにどこですれ違ったか記憶に残っていませんが、
同じようなペースで歩いているようなのでご一緒することにしました。
10:57 針葉樹の中に1本だけダケカンバ
さっきまでは単独で静かに黙々と歩いていたのですが、
せっかくご一緒させていただいたので、山の話しなどしながら下ります。
静岡さんは前日は本白根山登頂したのですが、
天気が悪かったので山頂で写真撮影しなかったそうです。
でも焼岳山頂で写真撮影して、白根で撮影しなかったのか悔やまれてました。
静岡から車中泊しながら、この焼岳登って百名山登頂を果たしてこのまま静岡に帰るとのことでした。
帰りは中の湯温泉に寄って焼岳のバッジを買って、温泉に浸かって帰るとのこと
それなら私も坂巻温泉に入って帰ろうと思っていましたが、
中の湯温泉でバッジを買い、入湯して帰ることにしました。
11:30 目の前を2回ほどリスが通り過ぎました。
11:55 一緒に話しながらの下山は時間が短く感じましたが、
無事に登山口に戻ってきました。
朝は気が付きませんでしたが、駐車場から穂高の山並みが見えていました。
ここで静岡さんとお別れです。
ジャケットのインナーが邪魔なのでバイクに括り付けるだけで準備完了、
中の湯温泉へ向かいます。
12:11 道沿いの紅葉
中の湯温泉は登山口のすぐ近くです。
日帰り入浴を兼ねて、バッジを買いに向かいます。
残念ながらバッジは完売…
静岡さんには「最後の1個のバッジだったら私に譲って!」と言われてましたが、
1個も無ければどうしようもありません。
焼岳小屋まで足を延ばせばよかったかな。
今さら悔やんでも仕方ないので風呂だけ入ります。
穂高を眺めることのできる露天風呂は熱めですが、
涼しい空気と相まって気持ち良さは格別です。
さっぱりと登山の汗を流して帰路につきます。
12:53 疲れた体でバイクに乗るのはちょっと辛い…
途中、豊科のステーキ宮でランチをして、
店の駐車場からは初冠雪した鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬の山々が見えます。
登山帰りのお客も結構いるそうです。
雪を被った北アルプスを眺めながらの帰宅も考えましたが、
遠くなるのと交通量が多めなのであきらめて、
国道をひた走って、帰宅しました。
思ったより登山の疲労がバイクの運転に影響を与えましたが、
とりあえず、無事に戻ることができました。
朝は寒さ、帰りは疲労でちょっと大変でしたが、
快晴の中、山登ったり、バイクに乗るのは文句なしに楽しかったです♪
それにしても焼岳は往復で6時間程度であの絶景を見られるので
お勧め度は高いです。
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