四ツ又山から鹿(かな)岳へ


- GPS
- 24:00
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 2,628m
- 下り
- 2,611m
コースタイム
09:15四ツ又山登山口
09:50稜線分岐
10:15四ツ又山山頂10:25
11:10鞍部
12:00一ノ岳12:15
12:30二ノ岳(鹿岳山頂)12:35
13:30駐車場所
歩行時間4時間
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小沢橋を渡った左側に「黒滝山5km」の標識あり 標識に従って行くが、黒滝山登山口方面へ左折せずに直進 狭い道を道なりに行くと右側に鹿岳登山口の標識あり 左側に2,3台の駐車スペースあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
多分12月の降雪後、降っていないのでは? 例年ならもっと雪があり、凍結していると思います 急斜面、日影の凍結箇所に注意しただけで 問題なく歩けました(アイゼン未使用) 一ノ岳(鹿岳山頂)へは梯子、鎖あり要注意 二ノ岳脇からの下り斜面は急坂 |
写真
感想
物語山、その名前に際限なく想像力を掻き立てられます。
どんな山なの?思い出せないくらい前から行きたかった山でした。
danbeさんに色々教えていただきながらご一緒していただき、
楽しく歩けたことを感謝しています。有難うございました。
まさか、林道まで後数分という所で、バランスを崩されたというのか…
急斜面の下り道、本当に一瞬の出来事でした。
何のお役にも立てず申し訳ありませんでした。
danbeさんお大事に、一日も早い回復をお祈りしています。
朝から澄み渡る空です。
碓氷峠の西と東では全く天気が違うのは、いまだに不思議です。
軽井沢がどんなに霧に包まれてようが、吹雪いていようが
峠を下った横川で、青空の下に妙義の屹立する峰を眩しく望む時があります。
殊に冬は、そんな別世界の様相を幾度となく驚きの目で見てきました。
何の資料もなく四ツ又山と鹿岳を回るのはいくらなんでも無謀。
そう、danbeさんから頂いた「南牧村」の観光地図がありました。
広げてみました。ありました!十分過ぎる資料です。貴重な資料有り難かったです。
物語山、御堂山に雪は殆どありませんでしたからこの山も行けそう!と確信。
いつものように、迷いながら登山口探し。
一台やっとの細い道を恐る恐る登って行くと集落がありました。
この辺が「大久保」でしょうか。
駐車場所がわからず、道の脇に車を停めて支度をしていると
東京都内ナンバーの車が通りかかりました。
「鹿岳に行くのですか?」と声をかけてくださり
「そうです」と答えると、
「もう少し行った所に駐車場があるからそこへ停めるといいですよ」
と教えて下さり、駐車場の向かいの家の方にも挨拶してくださいました。
そこは鹿岳登山口向かい側、下山には一番良い場所です。
おかげさまで助かりました。有難うございました。
声をかけてくださった方は御夫婦で
車道を一緒に歩いて四ツ又山登山口に向かいました。
この辺の山を良く歩かれているとのこと、
鹿岳は二回目で、四ツ又山経由は初めてとのこと
御年配でしたが揃って健脚で頼もしい感じです。
暗い杉の造林帯からジグザグに付けられた道は急坂です。
明るく開けた雑木林に出ても、急坂が続き、
ざれている箇所もあり、下りが(この道は通りませんが)ちょっと不安。
稜線分岐から急坂を少し。
四ツ又山山頂は関東平野まで見渡せる素晴らしい展望台!
やや霞んではいますが、申し分のない眺望が楽しめました。
木々の間にこれから向かう鹿岳の異様な峰を見ながら下り始めます。
どんどん急坂を下ります。
せっかく大汗で稼いだ高度をいともたやすく損します。
ようやく鞍部に着きました。分岐があり、「高原」に下る道がありました。
正に仕切り直しです、再び杉林のきつい登りが待っていました。
幾つか小さな峰を越え、心地よい稜線歩きが続きます。
正面に、行く手を阻む鹿岳の岩峰が大きく立ちはだかりました!
さあこれから道はどう付けられているのでしょう?
恐さ半分、興味津々、山歩きの楽しさはこんなところにも!
手前にある大岩を乗り越えて道は続いていたのですが
それが見えず、わざわざ右側の急斜面に付けられた怪しい踏跡に迂回。
滑落の危険がありました。
立ち止まって注意深く踏み跡を探せば、しなくてすむ間違いでした。
道は岩峰をぐるりと右手(北側)に巻いています。
ロープが張られていますが、急斜面を横切る細い道
凍結していたら相当緊張感があるでしょう。
慎重にトラバースするとまもなく稜線分岐に飛び出しました。
左には既に五段くらいの梯子が見えている「一ノ岳」、
反対側の痩せ尾根を辿ると「二ノ岳」の岩峰(ロープ、鎖場あり)。
ここは巨大岩峰の間に挟まった分岐。
目指す「鹿岳」山頂はどちら?
鎖場に恐れをなして「一ノ岳」に行くことにしました。
最初の梯子の後は険しい岩場ですが(上部凍結箇所あり)長くは続かず、
南面の眺望ほしいままの山頂に到着。
陽だまりを独占、足元に見える集落、切り立った峰からの景色は最高です。
麓から正午を告げる音がのんびり上がってきます。
昼食を済ませ、どうしたものかと考えます。
とりあえず、分岐まで下ろうと歩き出すと
「二ノ岳」山頂から「おーい!」と声がしました。
途中までご一緒した健脚のご夫婦の姿がありました。
勇気百倍、鎖場もなんのその、慌てて「二ノ岳」に向かいます。
やはり、「二ノ岳」の方が標高も高く本当の山頂でした。
一人だったら「二ノ岳」に登らずに帰ってしまったかもしれません。
ご夫婦は私が山頂に居ないので、不審に思って呼んでくださったようです。
「徒然草」の岩清水八幡宮になるところでした。
御夫婦に道案内していただき、二回も助けていただきました。
さて下山ですが、「一ノ岳」に取り付く梯子の右下、
かなり急な斜面をロープ伝いに下ります。
途中からそれもなくなり、ふんばる足にかなり応えます。
疲れた足には、うっかり出来ない道です。
ようやく杉林まで到達、まだジグザグの急坂は続きます。
大分緩やかになると堰堤が見え、迂回するとすぐに車道でした。
内山峠を越えて帰途につくには
danbeさんの教えてくださった「荒船の湯」は通り道、好都合でした。
入浴料500円、風呂の種類も色々あります。もちろん山の見渡せる露天風呂も。
てんぷらを揚げる香ばしい匂いが漂ってきて
思わず、てんぷらうどんを注文してしまいました。
これでシュパッとくれば最高なのですが…残念です。帰宅まで我慢です。
「鹿岳」をどうして「かなだけ」と読むのでしょうか?
名前の読み方の不思議と、奇怪な山頂の写真が目に焼きついていました。
登山を始めてまもなくの頃から心にあった山です。
無事下山できたことに感謝です。
danbeさんの一日も早い回復をお祈りします。
過去の山行記録を拝見させていただきました。
いくつか、南牧村の記録がありましたので、お気に入り登録させていただきました。
この辺りは雪があまり降らないので良いです。雪山も怖いですが、路面凍結のほうがもっと怖い平野住人としては、愛すべき村です。
南牧村は、帰りに下仁田で買ったネギが旨すぎたので、近々、また行こうかと考えています。こんにゃくも買わなかったですし。
あと、温泉があるとさらに良いです。勧能鉱泉を村営の日帰り入浴施設として復活させてもらえるとよいですね。
kyom4の拙文をお読み下さり恐縮です。
ついでに、過去の記憶が曖昧になっていまして(加齢です
それにしても、moglessさんに私の南牧村に要望していることを先におっしゃっていただきまして敬服です。
(プロフを拝見して頭の良い方だとは思っておりましたが
「南牧村温泉復活推進委員会」作りたいですね
道の駅も拡張工事をしていましたから、鬼金になると思いますが…
なにはともあれ、西上州の山にはこれからもせっせと通う積りです。
ネギもこんにゃくもおいしいし、登り残した山(敗退した山も)がいっぱいあるので楽しみです
南牧村の山行記録は、去年の暮れとありましたので、探してみたのですが、どうにも見つからず、恐らくは勘違いだろうと思っていました。
南牧村温泉復活委員会・・・いいですね。恐らくは湧出量少なく、循環の沸かし湯になるかと思いますが、小規模でもよいので、復活させてもらいたいものです。
旅館跡の隣に、小さな湯船のような謎の石組みがあるという情報もあります。
源泉は枯れてはいないということでしょうか。
道の駅は、そういえば、確かに工事をしていました。駅自体は定休日でしたけど。
滝巡りガイドに掲載されていましたが、「腹黒代官」という食用の炭を練りこんだ黒いこんにゃくがあるとか。
ネギの他にも気になる村です。
それにしても、最初に登録されている記録が、三ノ沢岳とは。
どこかで聞いたことのある山だと思いましたら、空木岳に登った際に、よく見えていた存在感のある、あの山でしたか。
この山が最初に登録されているところを見ますと、相当に山に親しんだ方とお見受けします。
南牧村のHPだったか、パンフだったかに炭ラーメンが紹介されていて、これはぜひ一度食してみねばと思っていました。
旅館跡地の湯船も気になりますね
次回は、炭ラーメンと、旅館跡地の見学と黒滝山(無謀でしたが悔しいので
計画だけはすぐ出来てしまうインスタントな性格
三ノ沢岳は独立峰で一度あの付近を通りかかったら忘れられない存在になりますが、なかなか行く機会のない山でもあります。縦走もできませんし、何の名山にもランクされていませんから後回しになってしまうでしょうね(あえて言えば、日本百高山くらいでしょうか?)
でもそれがまた静かでいいんですよね。
最近は登山者増えて騒がしいようですが…
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