憧れの下ノ廊下(欅平〜黒部ダム)小屋2泊



- GPS
- 56:00
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,610m
- 下り
- 1,731m
コースタイム
天候 | 10日:曇りのち小雨 11日:曇り一時小雨 12日:小雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
黒部ダム駅(トロリーバス)→扇沢 |
コース状況/ 危険箇所等 |
断崖絶壁の狭い歩道があるので、慎重に歩くことが大切です。 特に狭い歩道での擦れ違いは緊張します。 |
写真
感想
10日(水) 宇奈月温泉駅〜祖母谷温泉
宇奈月温泉駅でトロッコ電車に乗り欅平駅へ
展望車両は見晴らしが良く、移りゆく風景を楽しみながら進んだ
宇奈月湖が見えると、黒部川に向かう感慨が湧いてきた
1時間半ほどで欅平駅に到着し、祖母谷温泉を目指して林道を歩いた
小一時間ほどで旅館風の祖母谷温泉に到着
おやじさんがとてもやさしくて、親切に面倒を見てくれた
一休みして、早速露天風呂へ
女性用と男性用が別々にあるので、ゆっくりのんびり浸かった
夕食は品数が多く豪華で、山小屋ではないな、と思った
夕食後、もう一度露天に浸かって『お休みなさ〜い!』
11日(木) 欅平〜阿曽原温泉小屋
今日の行程は短いのでゆっくりめの出発
欅平駅まで戻って急登を水平歩道まで進んだ
ゆっくり歩いたつもりだけれど、後ろから「早過ぎるよ〜」と声が掛かった
嬉しくて、ついつい足早になったみたい
水平歩道始終点に着き、『いよいよだわ〜』とワクワク
ガスってて谷が見えないので、ほとんど高度を感じない
紅葉時期には少し早く、黄葉が点々とある程度だった
谷沿いを進むと、これから歩く向かい側の歩道が見えて『おー、すごいところを歩いているんだー』とウキウキする
だんだんガスが晴れて谷が見えるようになると、高度感が半端ない
岩に張った番線を掴みながら慎重に進む
断崖絶壁が多く、『黒部に怪我は無し』の意味を実感させられる
志合谷トンネルはヘッドランプを点けて、腰を屈めながらソロソロと入った
大太鼓、オリオ谷・・・と、地図で見た場所を順調に進んだ
脚が疲れた頃にきつい下りがあり、阿曽原温泉小屋に着いた
レインウェアを脱ぎ、ハンガーに掛けて竿に下げ、ザックを荷物部屋に入れ・・・
露天は男女1時間交代なので、30分ほど待った
サンダルを履き、傘を差し、5〜10分ほどかかるという急坂をゆっくり下った
画像で見たとおりの露天があり、その奥にトンネル
トンネルの中は蒸し風呂のように暑く、そこで着替えする
囲いが全くない展望露天風呂、本当に気持ちが良い
小屋に戻ると仲間は既に宴会を始めていたので、私もビールを買って「かんぱ〜い!」「お疲れ様〜!」
ここのお夕食は定番カレーということで、窓口でカレーを受け取って席に着く
満腹になったところで、ザックの中を片付けて「お休みなさ〜い!」
12日(金) 阿曽原温泉小屋〜黒部駅
今日の行程は長いので4時起床で5時出発予定
起こす係りを任され大丈夫かと心配だったけれど、周りの人の動きで目を覚ますと03:58
仲間の布団をゆすって起こし、朝食を取り身支度をし、予定通り5時に出発
真っ暗い中ヘッドランプを頼りに、初っ端の急登を歩き始める
上下カッパを着ているので、暑い暑い・・・
仙人ダムの管理棟の中を歩き、切れ落ちたスリリングなS字峡を進む
半月峡を過ぎると見ごたえのある十字峡、吊り橋からの眺めは見事!
この辺りまで来るとずいぶん紅葉が進み、赤や黄色の山肌が美しい
白竜峡の谷には雪渓が残っていた
冷や冷やするような急な階段の上り下りがあり、難所が続いた
すれ違いができない狭い歩道があり「下がってください」と言われてヒェー/(ェ0ェ)\
恐ろしいほどの崖っぷちを、譲り合いながら無事通過
後ろから「ダムが見えたよ〜」と言われて見上げ、ほっとしたけどそこからがまだまだ長くて、最後の急登は堪えた
休憩含めて11時間近く、時にはハラハラドキドキ、良く歩いたね〜
和気あいあいの仲間3人に恵まれ、お陰様で楽しく歩き切ることができた
誘ってくれた上にいろいろ世話をしてくれた友達に感謝の3日間だった('-'*)
※写真は順不同
※コースタイムは写真を元に時間を入れたもので、休憩を含みます
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