那須 朝日岳 東南稜ソロクライム


- GPS
- 03:31
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 703m
- 下り
- 692m
コースタイム
天候 | 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
9時自宅発。
高速を白河ICで降り、裏道を通って大丸温泉へ。
10:30登山開始。
既に登山者のトレースがあるが、しばらくすると次々に下山してくる。
峠の茶屋駐車場で、身支度を再度整える。
樹林帯を抜けると、風が強まった。
対岸の東南稜取り付きへは、一般登山道を離れ、深雪の中、沢に下降する。下りきった沢芯は全面結氷していた。
ストックを収納し、アイスバイルとピッケルを出す。
11:20登攀開始。
出だしはゆるいガレ場。
すぐに岩稜となる。残置ピトンがちらほらと見られれるから、結構登られているのだろう。
左右から巻くこともできるが、それでは登りに来た意味がないので、できるだけ傾斜の強いところを選んで直登する。
西から猛烈な風が吹き付けてくるので、バランスをとるのが難しい。
こんな強風は久しぶりだ。
今回は念のために高所用のフリースつなぎを着てきたが正解だった。
それでも動き続けていないと寒くて仕方ない。
第一の核心部は10mほどの岩峰。
岩峰基部でヘルメットにデジカメをセットして動画を取りながら登るがこれは失敗だった。
http://youtu.be/3SkVIO6HwlE
(酔いやすい人は視ないほうがいいですよ。)
岩峰からは、クライムダウンしたが、本来は懸垂下降したほうがいいだろう。(支点あり)
そこから、さらに4mほどの登り返しがある。これが第二の核心部。
ワンポイントだがパワーが必要。
ギャップを無事通過したのはいいが、ますます風が強まり、もはや直立していられない。
傾斜の緩いところでも四つん這い状態で上を目指す。
頂上は近づいているはずだが、その後の下降は一般ルートでは歩行不可能かもしれない。そうなった時のために谷ぞいに降りられそうか、谷を時々覗き込みながら進む。
強風と低温で頭が痛くなってくる。
眉毛も睫毛にも霧氷がついてきた。
頂上直下の最後の核心部はさほどの苦労もなく通過。
頂上の標識はエビの尻尾がビッシリ。1分で写真を撮り、すぐに下降にうつる。13:00
何とか、登山道は歩けそうだ。
剣ヶ峰の通過中、2度ほど突風で倒される。
尾根の東側に回り込んだところは、新雪が大量に積もった急斜面となっており、こんな天気では誰も登っておらず、トレースは無い。
腰までのラッセルをしながら急斜面を横切っていかねばならず、いつ雪崩るか気が気ではなかった。
ようやく避難小屋にたどり着き、補給食を口にできた。
クライミングギアをしまい、ストックを出して、登山道を駆け下る。
大丸温泉着14:10
動画は酔いやすい人は視ないほうがいいです。再度念のため。
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