記録ID: 1553538
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍
奥穂高岳南稜(夏合宿)
2018年08月11日(土) 〜
2018年08月13日(月)


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 50:39
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,810m
- 下り
- 1,810m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:11
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 2:28
距離 4.4km
登り 690m
下り 7m
7:41
2日目
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:00
距離 5.3km
登り 1,106m
下り 1,098m
3日目
- 山行
- 1:58
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:01
距離 4.2km
登り 15m
下り 698m
7:51
天候 | 3日間とも稜線は雲がかかり、時折雨も降るはっきりしない天気 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
タクシー 沢渡〜上高地統一料金 4,200円/台 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南稜取付の雪渓は大幅に後退し、雪渓の左脇を歩ける状態であったため、アイゼンは不要でした。(前日の偵察で確認済) 南稜ルンゼの三ツ又分岐はクライミングピッチのある左ルンゼを選択。(中央ルンゼからも同じ凹角の壁には行けた模様) 1か所涸棚があり、直登は難しいため左のハイマツ帯から巻きましたが、ここが結構悪かったです。 凹角の壁の手前に微妙なスラブ帯がありますが、バンドの踏み跡などをたどれば、ロープ無しで凹角までたどり着けます。 凹角の壁は1ピッチ35m程度。登り出しのホールドが小さめで、クライミングシューズでない場合、ややいやらしさを感じますが、それ以外は適度なホールドがあり、残置の感覚も適当で、簡単すぎず難しすぎない、そこそこ楽しめるピッチです。終了点に明確なアンカーが無いため、草付きの踏み跡まで登って巨岩でアンカーを取りました。 壁の後はしばらくハイマツと草付きの境界を歩いた後、左手のオープンな谷地形から、多少の藪を漕いで南稜縦走路に合流しました。ちょうどモノリス岩直下の岩稜帯の入り口付近で合流しました。 トリコニーは1峰2峰と巻かずに稜線同士を歩き、2峰で1本。そこからはガスで見晴らしが利かない中、ほぼ忠実に稜線上を踏み跡をたどって進み、10m弱の短い懸垂を一度して南稜ノ頭に到着しました。 凹角の壁以外に登りでロープを出すところはありませんでしたが、取付の下の滝やトリコニー上のナイフリッジの稜線など、一般ルートと比較すると随所に難所が出てきますので、それなりに登攀的要素もあり、楽しめました。 |
写真
2日目。稜線はガスがかかり、予定のジャンダルム飛騨尾根は取りやめ。ガチャ類を大幅に減らして、まだ天候の影響がマシと思われる南稜に行くことに。
取付から。トリコニーがわずかに見えます。先行P有。
取付から。トリコニーがわずかに見えます。先行P有。
感想
今年の山岳会の夏合宿は岳沢ベースで3つのバリエーションルートに行く、欲張りな計画でしたが、今までの安定した夏空はどこへやら。全く不安定極まりない空模様の中、かろうじて1ルートのみ行くことが出来ました。でも1つ行けて良かった!天候がイマイチな中でもそれなりに楽しめた合宿になりました。
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