竜ヶ岳(金山尾根〜リニューアル・遠足尾根)


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 901m
- 下り
- 892m
コースタイム
露岩帯過ぎた平坦地(9:20/9:30)〜クラ(10:10)〜竜ヶ岳(10:40)〜ホタガ谷分岐のコル(11:05)〜遠足尾根・湿地帯(11:15/12:00)〜
新道分岐の岩場13:10(大日向往復)13:40〜木端谷左岸尾根石灰岩のコブ(13:55)〜林道に出る(14:20)〜駐車場(14:45)
天候 | 薄曇り・時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金山尾根は一部を除き踏み跡を辿る。 荒れたホタガ谷の迂回コースとして、遠足尾根がリニューアルされ 上部の濃いヤブは笹が刈られて以前の面影は無い。 (但し本来のコースと同じく左岸尾根の取付きは傾斜がきびしい) 宇賀渓駐車場にて、登山安全祈願としてイナベのもち米で作った餅をふるまっていただいた。 |
写真
感想
天気は期待できないが、目的をふたつ持って竜ヶ岳へ来た。
未踏の金山尾根を歩く事と、ホタガ谷の迂回路として新しく整備された
遠足尾根がどう変わったか確認する事だ。
駐車場で体をほぐして林道を鵜の巣休憩小屋へ向かうが、やはり竜ヶ岳は雲に隠れて見えない。
林道途中の水場で水を満たして行く。
木端谷まで来ると手前から新しい道が左岸尾根を登っている。ここへ下ってくる
予定だ。
白竜吊橋を越え、さらに本流左岸へ出て山沿い道から長尾滝へ向かう。
小岩場を越えると、尾根を乗越すように道は伸びるが、この尾根が金山尾根のようだ。
以前は気が付かなかったが見るとはっきりとした踏み跡がある。
急な尾根を小さくジグザグ登りで高度を稼ぐ。 やがて狭い尾根になるので忠実に
尾根筋を行くと最初のピーク587mに出る。
明確な尾根をしばらく行くとYの字分岐となるが、多分左のトラバース気味の道は蛇谷へ向かうと思われるので
右の尾根道を行く。
次第に尾根は痩せてくるが、下生えの無い疎林の尾根は歩きやすい。
しばらくすると尾根に丸みが出てルートが不明瞭になるが、樹林越しに
透かしてみると向かう尾根筋が見えてくる。とにかく尾根筋を辿る。
やがて苔むした石灰岩の露岩帯に出るが、ここで紛らわしい踏み跡がトラバース気味に伸びている。
捲くのかなと思い、しばらくこの踏み跡について行くが尾根へ上がる気配がないので引き返し、
岩を踏んで急登を越えると笹の下生えが現れ、穏やかな尾根に変わる。
やっと平坦地となり、展望も開けて竜ヶ岳や遠足尾根が望める。
風が強いが木陰で初めてゆっくりと小休止をとる。
遠足尾根と肩を並べるまで高度を上げてきたので、後わずかだろう。
ゆるやかになった尾根に馬酔木の群落が現れる。左から抜けて、小さなヌタ場?を見送ると笹とシダを分けて
踏み跡が伸びていく。
段々濃くなる笹の丈が腰を隠すようになる。やや右寄りに漕ぐように抜けると突然、ぬかるんだ裏道に飛び出る。
ホタガ谷分岐のコルとクラの中間当たりだ。
せっかくなので竜ヶ岳の頂上は踏んで来よう。
風は強く次々流れてくるガスの中、早々に山頂を後にする。
途中出会う人に聞くと、大半が遠足尾根を登ってきたと言う。
やはり、ホタガ谷は荒れているようだ。
クラから分岐のコルへ下ると、遠足尾根の笹が切り払われコースが明確になっている。
迂回コースとしてかなり整備されたようだ。
迷うことのない道を尾根のピークに出て、湿地帯で風を避け昼食タイムとする。
食事中に次々と人が通過して行く。
2ヶ月前には誰にも逢わなかったのに、お気に入りの静かなコースがまた一つ減ったと実感した。
笹の切り払われた伸びやかな尾根道をゆっくりと展望しながら下る。
笹が消え雑木林の尾根に変わると、樹々はこの秋最後の黄・紅葉で迎えてくれる。
何度も立ち止まり樹々を眺めながら行くが、
途中で北東に延びる尾根と別れ南(右)に延びる尾根を下るので要注意だ。
疎林の尾根にコブのような露岩帯が現れると、遠足尾根から木端谷左岸尾根に付けられた新道への分岐だ。
後はテープ目印に従って下るだけなので、先回見逃した大日向の三角点まで下ってみよう。
明確な尾根を5分ほど下り、見つけた三角点の脇で小休止。
この辺りは、尾根を境に左(南)は植林帯・右は雑木林に分かれていて面白い。
コブまで戻り分岐からは南へ一気の下りだ。
ぬかるみに足を取られないように注意して下る。石灰岩のコブで一旦緩んだ傾斜も再びきつくなる。
ジグザグで一気に下るが、登りは結構きつそうだ。
本来の末端取付きと傾斜は変わらないように思う。
長い下りだなと感じる頃、右から沢音が聞こえ林道に飛び出る。
11/21、竜ヶ岳に行ったのですが、天気不良で帰宅してきて、ブログを拝見しております。
金山尾根は私も2年前に挑戦しましたが、苔むした石灰岩の露岩帯でトラバースの紛らわしい道に惑わされ、迷いそうになったのでそこで断念しました。
掲載の記録を参考に次回挑戦してみます。
torakumaさん こんばんわ。
私はとにかく尾根筋を辿ろうと思ったので、深追いせずに戻りました。
天気が良ければ、樹林帯から解放された爽快な尾根歩きが味わえると思います。
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